フオオオオオオオオオオオ!!
(巨大な縦穴洞窟をスカイダイビングの要領で急降下していく、頭部以外はゴールドルナシリーズに身を包んだ「セミ装備」な頭の先っぽが尖った坊ちゃん刈りのハンター)


肉まん君「そろそろかな」びょん煙(下降しながら深淵の大穴の底へ向かって何かを投下する)




・・・・・・・・・・・・・・





・・・・・・・・





カッ
(穴の奥底に眩い閃光が走る。おそらく投げたのは閃光玉だったのであろう)




肉まん君「3・・2・・1・・・・」ビュオオオオオオオオ!!(降下しながら全身を丸めていく)




バウン!!
(穴底の四隅から中央に向けて張られた、伸縮性のあるゴム状のトランポリンの上にバウンドする肉まん君)



たんっドキッ
(その反動を利用して華麗な着地を決め込む肉まん君)


肉まん君「相変わらず、ゴム質の皮は使えるな」フッ


ジャキーーーーーーン!!ボッ炎
(再び岩壁に黒刀をかすめるように斬りつけ、灯りを刃に灯す)


肉まん君「まったく手間が掛かる」ンボボボボボボ炎(灯りを頼りに穴底の周囲を確認する)


??「ゼンブ・・キコエテルゼ・・」(岩壁に埋め込んである伝声管の「ラッパの口」から、どこか「虫っぽい」声が聞こえる)


肉まん君「これはルイド様。失言をお許し下さい」


ルイド「モットモ・・ノボリハ・・キチィ~ゼ・・。オレモ・・コノマエ・・チジョウニデルノニ・・クロウシタゼ・・」ボロロん♪(声と共にギターらしき絃楽器の音が聴こえる)


・・・・・・・・・・・・・・・・
(穴底から見上げる巨大な縦穴洞窟は、螺旋状に階段が彫られている)


肉まん君「気球をお使いにはなられなかったのですか?」ちら(背後には小型の気球と思われるゴンドラとそれに使う袋が置かれている)


ルイド「エエエエエエ・・!!ソンナノ・・ネエチャンタチ・・オシエテクレナカッタゼ・・!?オカゲデ・・イッカゲツカン・・「アシコシ」ガ・・キンニクツウニナッタゼ・・・」ジャガジャーーン♪(ショックを示すギター音(ディストーション)を奏でる)


肉まん君「それはそうと、地上での宴は大成功だったようですな」


ルイド「マジダゼ・・!?「ジミー」ノヤツガ・・ソウイッタノカダゼ・・!?」ジャラァ~~ン♪(歓喜のGコードを鳴らす)


肉まん君「ええ。歌と漫談も素晴らしかったと。ですが、地上人にはルイド様の芸術は刺激が強すぎる故、以後は控えられた方がよろしいかと。注目され過ぎてしまっては、いつ、ここが地上人に知れ渡るか分かりませんからな・・」


ルイド「ワカッタゼ・・!!「ツキイチ」ト・・カンガエテイタケド・・「シーズン」ゴトニ・・ヘンコウスルゼ・・!!」ズンズンズンズンズン♪(歓喜を示すパワーコード(六弦のみD音というこだわり)の重低音が鳴り響く)


ふぅ~~~~~~~~~~~~・・・
(ため息をつく肉まん君)


ルイド「オット・・・ワルカッタゼ・・・イマ・・アケルゼェ~~・・♪」ジャガジャン♪(と、ギター音で会話を締める)



ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・!!
(岩壁が左右にスライドして開かれる)



肉まん君「ようやくだ」やれやれ






「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~







カツカツカツカツ・・・・・(引き続き肉まん君が歩む少し狭い地下通路には、「ピカピカ輝くエリンギ」が所々に生えている為、灯りには困らないようである。この「明るくて電気ハツラツ」に発光するエリンギは、その輝きから「ピッカエリンギ」であることが窺える)


ヨォ~~~~~~(と、突き当りに見える通路の出口から手を振っているのは、見事に禿げた頭にショッキングピンクのヘアバンドをし、真っ黒なサングラス(トレじぃタイプの)をかけ、立派な白い髭(カイゼルタイプ)と顎鬚を生やしたちいちゃい竜人の翁であった。ちなみにその服装は「蛍光イエロー」の狩人Tシャツに、スカイブルーの短パンを着用し、足元はオシャレなワークブーツで固めている)


肉まん君「わざわざお出迎えとは。ご足労頂き、誠に感謝いたします」ザッザッザッザッ・・(会釈をしながら歩み寄る)

ルイド「カマワネェゼ・・タマニハ・・オデムカエ・・シテヤルゼェ~♪」(なんだか「虫っぽい風情ある」その声帯の原因は、喉元に「ムラサキシキブン」を当てている為であろうか。どうやら発声器官を持つ昆虫を喉元に当てることで、発声補助具の代用としているようだ)

肉まん君「ほぉ・・今日はいつもの「銀色コオロギ」ではないようで・・」ふむ・・

ルイド「オッ!サスガハ・・ニクマン!!コノ・・フゼイアル・・イニシエノ「カジン」タチモ・・ヨイシレタトカイウ・・コエニ・・ピントキタカゼェ~♪」

肉まん君「奈落の底にある伝声管は、いつも別の警備兵がついているはず。今日はどうしてまた?」

ルイド「ヤルコトガネェカラ・・ミハリヲ・・ミズカラ・・「シガン」シタンダゼェ~♪ビックリシタゼェ~?」

肉まん君「ええ。何分、エデンには入国出来ませんので、王国内の事情に乏しくご迷惑をおかけします」へこり

ルイド「ヨスゼ、ヨスゼ・・。ワルイノハ・・コッチダゼェ~。エデンハ・・ワイベリアンシカ・・ニュウコクヲ・・ユルシテナイカラナ・・。ホント・・モウシワケナイゼ・・」しょんげり

肉まん君「頭をお上げ下さい。私もいずれは、来るべき竜人の世作りに貢献したいと日々願っております。我々、畜族たる無能な人間でも、エデンへの入国が叶う日が来ることを・・・」

ルイド「ニクマン・・・オマエ・・・。ソウダ!オレノ「ケンゲン」デ・・ナカニ・・」


??「お喋りはそこまでだよ」


肉まん君「・・・・・・・・・・・」ちら


ゲゼーーーーーーーーーン!!
(薄暗い洞穴の奥に見える、広間の円卓に腰を下ろしている「ネコバァサイズ」のフードを被った老婆のシルエットが見える)


ギキョキョキョキョ・・(と、不気味な笑みを浮かべる老婆が被っている、邪悪な魔道士のような黒いフードからは、尖端の長い両耳が左右に突き出ている。また、こちらを捉えている老婆の真っ黒な両目は、その光具合いから義眼であることも見て取れる)


肉まん君「これはこれはキルウィッチ様。既にお出ででしたか」スッ・・(頭を垂れる)

キルウィッチ「姿が見えないと思ったら・・・こんな所で暇つぶしとはね・・。これをパパが知ったら、どう思うかねぇ・・・なぁ、ルイドや」ギキョキョキョキョ・・

ルイド「ス、スグニ・・シゴトニ・・モドルゼ・・あせるソ、ソレジャア・・ニクマン・・タンドクライブノ「ケン」ハ・・マタ・・ジカイニ・・!」


カタカタカタカタカタカタカタ・・・ぶるぶる
(と、膝を揺らしながら、実に「おっそい」スピードで、円卓の間の奥に見える回廊へと消えていく派手な格好をした竜人翁。それを立ったままちゃんと見送る肉まん君の背中)


キルウィッチ「さて・・。中にお入り」

肉まん君「失礼致します」ザッザッザッ・・(広々とした暗がりの円卓の間に入っていく)

キルウィッチ「どうじゃ?少しはこの仕事に慣れてきたかのぉ?」ゆらゆらゆら・・(円卓上の蝋燭がこの不気味な老婆の顔を仄かに照らす)

肉まん君「ええ。移動もそう苦には感じなくなってきました。ゲートキーパーとの関係も良好です」

キルウィッチ「ジミーは良いやつじゃよ。今も昔も俺等の為に働いてくれる。地上人もジミーのような献身的な心を見習うべきじゃ。それと・・・あまりうちの弟を誑かさないで欲しいもんだねぇ・・。あの子は小さい頃から純真なんだ。何を企んでいるやら分からない人間にも、つい心を開きがちになってしまう・・。例え、その相手があんたでもね・・・」ギキョキョキョキョ・・

肉まん君「ご理解しているつもりです。故に、ルイド様の好奇心旺盛な心を少しでも満たしてもらう為に、外界との交流を図る手助けをしているのですが・・やはり人目に付くのは危険かと思っていたところです」

キルウィッチ「それは構わない。あの子が趣味のギターを披露するのはね。外に・・サザンゴッドに出たところで、哀れな網膜の老人と思われるのがオチだからね。問題は、あんたの真意にある」

肉まん君「・・・と申されますと・・?」

キルウィッチ「あの子の良心を利用して、エデンに入ろうなんて、いい度胸じゃないか。ええ?」

肉まん君「・・・・・・・・・・・」

キルウィッチ「その沈黙は肯定を示すものか、または・・・服従の証なのか・・・。あんたを地上と繋ぐインターフェースとしては信頼している。けどね、エデンに入るとなったら、話はまた別だ。あの子・・ルイドがどうして声帯を失ったか、前に話したよね?」

肉まん君「はい。大戦時代、愚劣な人間達の苛烈な拷問を受け、声帯に損傷を負ってしまわれたと・・」

キルウィッチ「あんた達、人型はその数が多いっていうだけで、食物連鎖のトップに立っていると勘違いしている癖がある。今一度、言っておこう。ヒエラルキーの頂点に立つのは、俺等、竜人族じゃ」にやり

肉まん君「心得ております。もし、キルウィッチ様が、私とルイド様の会話をお聞きになり、余計な懸念を抱かれたのであれば、以後は距離を置き、より謹んだ行動をとるよう心がけます」ザシュッ・・(その場にひれ伏す、金色のゴールドルナシリーズに身を包んだ高貴なハンター)

キルウィッチ「ギキョキョキョキョ!!その姿、悪くないよ。一刻も早く、外にいる人間共が、あんたと同じ忠誠心を俺等に抱くことを願うばかりさ」

肉まん君「・・・・・・・・・・・・・」

キルウィッチ「さぁ、腰を下ろしな。坊や」

肉まん君「失礼します」カタン・・(老婆の対面に腰を下ろす)

キルウィッチ「悪いが今日の会合は、ババア一人だよ」ギキョキョキョキョ・・

肉まん君「構いませんが、ガルビア様は?」

キルウィッチ「ほんに、自然と相手から情報を聞き出すのが巧妙な男じゃな。流石は中央捜査局のエージェントじゃ」ギキョキョキョキョ・・

肉まん君「職業病というやつでしょうか。疑念渦巻くサザンゴッドで、素性を明かさないように生きるには、自分自身もまた猜疑心に苛まされる程の警戒心を持たなくてはなりません。どうかご理解の程を」

キルウィッチ「すべて詮索と捉えられてしまっては、会話が成り立たない・・そう言うんじゃな?坊や」にや

肉まん君「如何ようにも」

キルウィッチ「ならば楽しむとしよう。閑話休題といこう。それで、サフラからの言付けは?」フキフキ(義眼をはめたまま袖でそれを拭く)

肉まん君「ハンターズギルドの目標に狂いはなく、アサイラムの研究も問題なく進んでいます。アサイラム周辺で、暗黒団と砂漠の艦隊による襲撃を受けたそうですが、現地で警備についているギルドナイトがこれを鎮圧したそうです」

キルウィッチ「流石はレオゲルクだ。評判通りの熱い男で助かる。ガルビアもきっと喜ぶだろうよ」

肉まん君「はい。妙なのが、その時、偶然砂原地区に居合わせたクルセイダーズのハンターが加勢したということです」

キルウィッチ「またかい・・。本当に揉め事の発端はユクモじゃないのかと疑いたくなる。それで?またアサイラムの侵入を許したとか言うんじゃないだろうね?」やれやれ

肉まん君「今回はそのような失態は無かったようですが、アサイラム自体が損傷を受けたそうです。施設の一部が大破されたとか・・ですが、イコール・ドラゴン・ウェポンの製造には何の支障もなく、館長も無傷のようです」

キルウィッチ「現館長は・・・・」

肉まん君「セドリック・モンタギュー。アルコリス出身の元解体屋の臨床龍学技士です。外科技能では前館長、ツェーザル・アウラーをも上回るとか・・。今のところ、際立った問題行動もなく、順調に作業を指揮しているとのこと」

キルウィッチ「その報告もレオゲルクからかい?」

肉まん君「監査は義理の妹であるウル・シュナイダーがレポートを書いているそうです」

キルウィッチ「ウル・・まだ「チビ」だろう?」

肉まん君「字の練習、及び文章力を養うのに、ナイツの報告書が「ちょうどいい」とのことです」

キルウィッチ「ガキの宿題じゃないんだよ?いつからアサイラムはホグワーツになったんだか・・。ちゃんと伝わっているからいいが・・・それより問題はクルセイダーズじゃ。これで何度目だい?ナイツと接触があったのは。まぁ、関係性は心得ているみたいだから、泳がせておくがね・・。他勢力の動きはどうなった?」

肉まん君「孤島、アクアパラダイスモーテルはフェイリンメイリン国の援軍要請を受け、既に水没林へ。それを追う形でブラックガーディアンも水没林入りしたそうです」

キルウィッチ「予想通り、水没林、孤島、砂原が盟を組んだか・・。オクサーヌ・ヴァレノフは相変わらず無関心か?」

肉まん君「ハッ。それがオクサーヌ自身も精鋭部隊を率いて、永久凍土を発ったという目撃情報があったそうです。行き先は・・・」

キルウィッチ「水没林じゃろう。じゃが、オクサーヌにとって、この代理戦争は何の利益も得られないはずじゃが・・・」はて・・

肉まん君「これはあくまでも私の見解ですが、もしかしたら水没林に入国を許されたタラスク・ギルドが彼女を動かしたのかもしれません。私は現在、水没林の富豪から、とあるクエストを受注しているのですが、その内容というのが、フェイリンメイリン国に潜伏している、邪龍教宣教師の誘拐なのです」

キルウィッチ「興味深い話じゃな。タラスクギルドはなぜ、猫だけの国に布教を?」

肉まん君「同国が持つ技術を向精神薬と引き換えに得ているそうです」

キルウィッチ「交易目的・・・・違うな。何か他に目的があるはずじゃ」

肉まん君「はい。それを示唆するように、暗黒団もまた動き始めているとか・・。もしかしたら、こうしている今も、連中が水没林に上陸しているかもしれません」

キルウィッチ「また新型のモンスタースーツを引っさげてか?何度も言うが、今回は竜機兵の出動はなしじゃ。その理由は分かるな?坊や」

肉まん君「イエッサー。我らNWDAの次なる目的は、反体制派の目の届かない地に・・・水没林での監視は現地に戻り次第、厳重に行います」

キルウィッチ「頼むよ。そうそう、ガルビアからの言付けでね、現地に派遣したナイツ二名の指揮はあんたがとるようにとのことだ」

肉まん君「ナンバー2と6・・・確かミッション内容は、フェイリンメイリン国に捕われたDEAエージェントの救出だったか・・。先日、重要ミッションを終えたばかりの二人を・・・それは大任ですな。あまり兜を被るのは好まないのですが、彼らと接触する際には、致し方ないようですな」

キルウィッチ「ギキョキョキョキョ。あだ名故のその髪型が崩れるからか?」しゅっ(と、「スライム型」に伸びる毛先を摘んでみせる肉まん君)

肉まん君「験担ぎですよ。この装備を着ているのは。幸運が魔除けになればと思い・・。冗談はさておき、ポール・ベインズはどう致しますか?引き続き、ユクモの監視を?」

キルウィッチ「辺境の民から信頼は得ているのじゃろう?ならば問題ない。噂のじゃじゃ馬姫が水没林へ向かうも良し。そうなればポール・ベインズもまた、監視の為、同行するじゃろうて」

肉まん君「クルセイダーズが本格的な反撃に移れば、代理戦争は更に悪化するでしょう。私としましては、その方がいろいろと任務を遂行し易いですが・・」

キルウィッチ「賞金稼ぎのクエストに加え、ナイツのお守りも加わったとなれば、多少、憂鬱になるのは仕方ないのぉ~。安心せい。前にも言ったはずじゃが、ワシの目はお前さんやナイツだけにあらず。ましてや俺等の計画が、すべてお前さんの肩に掛かっているわけじゃあない。まずはプライオリティを定め、順にこなしていけばよかろう」

肉まん君「・・・・・・・。ああ、それとサフラからガルビア様宛に補足事項があります」

キルウィッチ「補足?」はて

肉まん君「ナンバー2、シリウス・ハントがローゼンクロイツについて興味を抱いているとか・・」

キルウィッチ「例のプロジェクトかい?とっくに終わったことじゃ。あの件に関しては、アウラーの死と共に、関係者はこの世に全ていなくなった。勿論、プロジェクトに関する書類もね。あんたが気にすることじゃあない。それともナイトの動向を疑っているのかい?」

肉まん君「いえ。シリウスはもしかしたら、同僚であるポール・ベインズの弟が患っている病気・・・龍結核に関することを調査する為に、ローゼンクロイツを調べているのかと」

キルウィッチ「俺等の知ったことじゃない。現時点の大陸医学で龍結核を完治出来る薬はないのじゃ。唯一あるとすれば、ジミーが調合出来る「トリップ」だけじゃな。もっとも、向精神薬の副作用が強過ぎて、人間としては「機能」しなくなるがね・・ギキョキョキョキョ!!」

肉まん君「・・・・・・・・・・・・・」

キルウィッチ「つまらん詮索はよせ。おぬしは与えられた任務にだけ集中するのじゃ。そうすれば、いずれ、この奥で行われている壮大な計画に参加出来るやもしれんぞ・・」ギキョキョキョキョ・・・・

肉まん君「是非とも。竜人族が支配する世作りに貢献致します」ザッ(立ち上がって胸に手をあてる)

キルウィッチ「うむ・・」

肉まん君「最後に質問ですが・・これは担当のルイド様にお聞きした方が早いかもしれませんが、もしも今回の水没林の騒動に、SBIが動き出したらどういたしますか?」

キルウィッチ「いつも通りじゃ。捨て置け。連中の仕事は、現大陸市民の治安を維持するということで、ギルドのイメージを上げることだけじゃ。好きにさせろ。それに、ルイドではちゃんとした指揮はだせんよ」ギキョキョキョキョ・・・・

肉まん君「・・・・・・。分かりました。では事が収まり次第、また事後報告に参ります」へこり

キルウィッチ「ああ、そうじゃ。次は土産も忘れんようにな。なにせ、俺等は外界の流行りには疎いものでな」ギキョキョキョキョ

肉まん君「分かりました。では」


ザッザッザッザッザッザッザッザッ・・・・
(円卓の間の出て、地下通路の奥へと消えていく肉まん君の後ろ姿)


キルウィッチ「・・・・・・・・・・・。あの小僧・・・どう思う?」


ス・・・・(広々とした円卓の間の巨大な石柱の影から、柱を背もたれに腕を組んで立っている巨人のシルエットが薄っすらと浮かび上がる)

ガルビア「慇懃無礼。心の底では何を考えているかは定かじゃないね。こっちの気配にも気づいていて、わざとあたしの事を聞きやがった。抜け目のない男だよ」(暗がりの中、左半身を向ける巨人の姿は、どこかセルレギオス(千刃竜)に似た刺々しい茶褐色をした飛竜種の甲殻で覆われている)

キルウィッチ「質問を変えよう。タラスクギルドは奴を降臨させると思うか?」

ガルビア「その質問は正しくないね。邪龍を崇拝するクソ共が奴を降臨させるんじゃなくて、クソ共の邪な強欲が奴を招き寄せるのさ。そしてそれを計画通り運ばせているのもまた、マモーナス自身さ」ボリボリボリ・・(竜族のような鱗と鋭い爪を持つ左手で、右頭部に生えているざんばら髪を掻きむしる)

キルウィッチ「水没林をシュレイドの二の舞いにし、幸福から堕ちた猫どもの絶望を喰らおうと・・・・いただけない嗜好じゃ」やれやれ

ガルビア「しょうがないだろ?昔から、それが奴の生態エネルギーだからさ。故の黒龍というわけさ」にや・・(と、正面を向く巨人の顔は、右半分が長い耳と黒髪を持つ竜人の女性であるのに対し、左半分はリザードマンのような竜族の頭部が縫い付けてある)

キルウィッチ「ククク・・坊主の魔除けが効くといいねぇ・・・」ギキョキョキョキョ・・

ガルビア「各フィールド勢力に、オクサーヌ・ヴァレノフ・・・そしてユクモのキャロル・ムーア・ロザリーもまた、祖父が齎した負のカルマに吸い寄せられ、水没林へ向かうだろうよ」

キルウィッチ「これで水没林の演者は揃った。さて・・・どうなることやら・・・今から心が躍る」ギキョキョキョキョ・・!!

To Be Continued




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10/11(水)0時更新 出た!なぁ~も決まっておらぬロシアン 得意げ

をお送りいたします♪ほいじゃらさ!!次回も空手チョップでエンターキー叩きながら読も見ようキラーンガチャ~~んドキッって