~ユクモ村、カーブーんち(実家)....


ちゅんちゅん青い鳥
(相変わらずガーデニングの手入れが丁寧に施された「小さな裏庭エリア」のベンチに腰掛けているロックラック装備の男女。また二人の目の前には一輪のドスビスカスが植えてある)

$あたちのモンハン日記
ロージー「そっかぁ・・ポールさんの方も進展はなしかぁ~」ぱたぱた(足をそうしてる)

ポール「渓流の奥地も行ってみたが、これといった珍しいものは採取出来なかった・・。せめて俺にガイウスさんほどの知識があれば、また違うのだろうけどね・・。すまない」

ファイヤジンガー「旦那が謝ることねぇよ。こいつだって毎日、調合してるだけで何の成果も出てないんだからよ。なぁ」

ロージー「そうそう。毎日毎日、食っちゃ寝ぇ~、たまにバステトのお守りしてぇ~、漫画読んでぇ~♪って、本当に何もしてないやんけ!!」ガガーーーンえっ

ポール「ははははは。闇雲に調合の研究に明け暮れても意味はないさ。やっぱり新しい調合素材がないとな・・」う~ん・・

ファイヤジンガー「ヤマオモイの爺さんから貰った素材はどうしたんだよ?あれなら使えそうじゃねぇか」苔とかよ

ロージー「それこそ簡単に使えないわ。超ド級のレア素材なんだから。マカ壷に入れて、はい出来上がりぃ~♪ってなわけにはいかないのよ」やれやれドキドキ

ポール「ロックラックの調合屋か。最近、顔を出してないなぁ・・」

ロージー「ポールさん、今じゃすっかりユクモのハンターだもんね♪」(白い歯を見せながら微笑むポール)

ファイヤジンガー「地元だろ?たまには帰ってもいいんじゃねぇの」

ロージー「そうだよ。弟さんもいるんだし。お兄ちゃんと違って、ポールさんは信頼があるんだから、あまり村に気を遣わないで好きに行動してもいいと思うけど」


「誰が信頼ないって?」


ポール「ん・・この如何にもドボルヘルムをフィルターに通したような声の持ち主は・・」すっかりユクモに染まってきたな(と、突っ込みを入れるジンガー)


ドボルーーーーン!!
あたちのモンハン日記
カーブー「コラ!ポール・ベインズ!!誰の許可を得て人様の敷地に入っているのだ!?」(裏口で腕を組んで仁王立ちしているドボル)

ロージー「別にいいじゃない。ポールさんはお兄ちゃんなんかじゃなくて、あたしに会いに来てくれたんだから」ばぁ~か(両手を頭のサイドにもっていき、「ピロピロしながら」相手を挑発している)

カーブー「黙れ!押しかけ妹めが!!ここは俺の家だ!!」ばぁ~か(やり返す)

ロージー「玄竜おじさんの家だもん。なんなら土地ごと、ローゼンクロイツが買い取りましょうかぁ~?」おほほほほほほにこっ

カーブー「性根の腐ったハイソサエティの穀潰しが・・!そこへ直れ!!辺境で培った雑草魂で今一度、貴様に教育をしてくれるぞ!!」ザシュッ煙(ファイティングポーズをとる)

あたちのモンハン日記
鉄平「バカやってねぇで出かけるぞ」ゴスッsss(カーブーの脇腹をおもいっきり殴る。たまらず嗚咽するドボル)


フラワー「準備出来たわよぉ~♪」(なにやらお化粧をした顔(アイラッシュがばっちしキマっており、全体の毛もなんだか「サワサワ」している)で、すっかり眠りについている白いモフモフ赤ちゃんを抱いている)

ロージー「あれ?おでかけ?」香水のいい匂い・・

鉄平「ああ。ロックラックにな♪」

ポール「都市に?」

フラワー「カーブーさんがロックラックに行くそうなの。だから、あたし達も同行しようと思って」よしよし(ぐっすり眠っているバステトをあやす)

ファイヤジンガー「お嬢さんの許可は貰ったのかよ?クソ兄貴は戦力外だとしても、鉄平とフラワーが村からいなくなっちまうのはまずくね?」

鉄平「たまには渓流から出て、気分転換してこいだとよ」

ファイヤジンガー「なるほどね。お嬢さんなりの優しさってわけか」

カーブー「『こし餡の甘味のように優しい婦人』を演出したいだけさ」ふん

鉄平「それに村周辺の警備なら心配いらねぇ。如来衆の若い連中が、俺達の代わりに見回ってくれるとさ」

ポール「それは心強いな。一体誰が交渉を?」

カーブー「フフ・・俺の人望があればこそ。さぞ悔しいだろう、ポール・ベインズ。自分の地元に「俺のような」クソハンターが土足で踏み込むのだからな」どんな自慢だよ(と、鉄平)

ロージー「なんでロックラックに行くのよ」ぷんすかぷんぷん

カーブー「家(借家)が壊れてしまったからな。自分で建て直したいが、如何せん建築のノウハウがない。そこで賢い俺は、都市に「ゴロゴロ」いるという、今流行りのDIYハンターの教示を受けに行ってやろうと思いついたのさ」馬鹿だからな(と、ジンガー)

ポール「建築士ならユクモにもいるだろう?」林業が盛んだし

カーブー「如何にもの中年の発想だな。いいか?こんなクソど田舎の建築士に頼んでも、どうせ「古民家」しか建てられまいて。俺は、俺の力と持ち前のガッツで、あの家を前とそっくりそのまんま同じように建て直したいんだ。だからこそ、モダン建築の知識が必要というわけさ」屁理屈ばっかだな、こいつ(と、鉄平)

ロージー「前の家も別にモダンじゃないと思うけど・・。ロックラックかぁ・・」

ポール「・・・・・・・(どうする・・?彼らを都市まで護衛するという理由で、俺も戻るか・・?リックの見舞いついでに、本部から調査費用も貰いたいし・・・ウーメイのその後も気にはなるが・・・金欠ということがシリウスや黄(ウォン)にバレたら笑われるな・・)」う~ん

ロージー「ポールさん、ポールさん。あたしに考えがあるの」こしょり(耳打ちする)

ポール「??」

ロージー「ほら、前にポールさんが、弟さんの担当医に、龍結核の原因は邪龍にあるかもしれないって報告したって言ってたじゃない?その後の進展、気にならない?」

ポール「ああ・・確かに」

ロージー「それも含めて、病院に探りを入れてみるわ。あたしなら、弟さんのカルテも見ることが出来るしね。何か分かるかも。それとポールさんの弟さんにもご挨拶したいし」こそこそ

ポール「きっとリックも喜ぶよ(どうやら今回は彼女に先を越されたらしい。調査費用はまた今度にするか・・)」

ロージー「ということで・・。あたしもロックラックに行く行くぅ~♪」

カーブー「え~~~~~~~~~~」(心底嫌そうな表情を浮かべるドボルヘルム)







「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~








~ロックラックシティ....


ワイワイガヤガヤ
(街門付近は相変わらず多くの観光客や交易目的のキャラバンで賑わっている)


バステト「にょほぉ~~~~~( ゚Д゚)ぽかーん」きょろきょろ(母の胸より顔を出して初めての砂漠の都市を「赤ちゃん猫なりに」堪能している)

ロージー「バステト、嬉しそう♪」よしよしはぁ

鉄平「初めての遠出だからな。珍しいものだらけだ」よしよしはぁ

ファイヤジンガー「分かるぜ、その気持ち。俺も最初に外の世界を知った時は、カルチャーショックを受けたもんさ。同時に、風に舞う種の気持ちが遺伝子を通じで理解出来たのさ。なんて世界は広いんだ!って、冒険心と探究心に駆られて初めて、心は自由なんだって知ることが出来たんだ」よしよしはぁ(葉っぱの手を伸ばしてバステトの頭を撫でる)

フラワー「バステト!ほら、飛行船よ!!」


フホォオオオオオオオオオsss
(青空を見上げる赤ちゃん猫の頭上を勢い良く飛行船が通り過ぎていく)


バステト「はぁ~~~~ぱぁ~~~~~♪」キラキラキラキラキラ(青白い潤々の瞳に投影される飛行船の軌跡)

鉄平「飛行船マニアにはたまらねぇ観光スポットだな。迫力が違うぜ」ファオオオオオオオ(街の遠方に見えるカッパドキア風の石窟群から、様々な飛行船が飛び立っていくのが見える)

カーブー「しかし大した子だよ。空でも泣かなかった」よしよしはぁ

フラワー「念願だった飛竜の背中に乗れたのだから♪良かったわねぇ~♪」よしよしはぁ

バステト「むぅ~~むぅ」よしよしよしよしはぁ(大人五人の手(人間の手×2、猫の手×2、植物×1)に頭をぐりぐりされ、少し迷惑そう)

鉄平「それよりよ、アマテラスの奴、大人しくしてるかね?」

カーブー「平気さ。近くの避暑地(洞窟)で待機してるんだ。この前の件で反省もしてるし、今回ばかりはいい子にしてるさ」

ファイヤジンガー「しっかり休眠してもらって、帰りのエネルギーを充電しといてもらわねぇとな」しっしっしっし

ロージー「どうしようか。お兄ちゃんはもう行く?」ワイワイガヤガヤ(行き交う人々を見つめてる)

カーブー「ああ。ロックアラックに行くよ。みんなは?」

鉄平「お、情報屋の酒場か?俺も行ってみてぇ」

バステト「パァ~パ、パァ~パ」てんてん肉球 くろ(母の胸より半身を乗り出し、父が纏っているドボルネコメイルの「まあるい部分」を叩く)

鉄平「ん?バステトも一緒に来るか?」

バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~♪」ぱちぱちぱち

フラワー「くれぐれもお酒なんか飲ませないでね」はい(我が子を配偶者に託す)

鉄平「分かってるよ。ミルクでも作ってもらうさ」なぁ~

カーブー「ははははは。ファビオの奴、驚くだろうな」

ロージー「フラワーはどうするの?」

フラワー「私はお屋敷にご挨拶をしてくるわ。鉄平も後で来て。バステトと一緒に紹介するから」

鉄平「そういうの苦手だ」(後ろで笑ってるドボルとロージー)

フラワー「ロージーも一緒に行くでしょ?」

ロージー「え・・あたしはちょっと・・・うちの病院に寄って行くわ」

フラワー「病院に?」

ロージー「あ、ほら、しっかりやってるかどうか確認してくるのよぉ~。じゃあ、後であたしもうちに向かうから」


すてててててててててDASH!
(足早に人混みの中へ消えていくロージーの後ろ姿を見つめる一同)


フラワー「ロージーのあの顔・・」

鉄平「なんだ?」

フラワー「何か嘘をついてる時の顔。鼻の穴が膨らむの。付き合いが長いからすぐに分かるわ。一体何を企んでいるのやら・・」

鉄平「平気さ。調合に使える薬でも盗もうって魂胆だろ?自分の家も同然なんだし、好きにさせてやればいいさ」

フラワー「自分の・・・そうか・・医院長はあの子の・・・ならいいけど・・」

カーブー「鉄平、俺達も行こうか」

鉄平「じゃあ、後でな。フラワー」

フラワー「いい子にしてるのよ?バステト」

バステト「ほにゃらねぇ~♪」ふりふり肉球 くろ(父の胸より顔を出して手を振っている)

フラワー「さて・・久しぶりにお屋敷のみんなに会わなくっちゃ♪」


るんるんるんるん♪
(見事な「あんまんスキップ」で雑踏に紛れ込んでいくフラワー)





~マーケットエリア....


ガヤガヤガヤガヤ・・
(路上カフェと思われる小さい日除けテントがいくつも見える)


サフラ「お勤めご苦労様でしたニャ♪」(テント下の丸テーブル席に腰を下ろし、アイスコーヒーらしきものを飲んでいる)

シリウス「形式上の労いはよせ」フッ(薄手のベージュのターバンを身に着け、砂漠の民に扮したナンバー2が不敵に微笑む。ゆったりとしたエスニックな衣装の節々から垣間見える、バイタリティ溢れる筋肉質な黒い肌が、この男が持つインテンシティを象徴している)

サフラ「またまた♪お~い!こっちにもうひとつ同じものを!」(遠くのウエイトレスに声をかける)

シリウス「帰路で報告書を書いた。詳細はそれを読め」バサッ煙(大きめの封筒をテーブルに叩きつける)

サフラ「にゃんとも手際の良い・・アヤからは飛行船で?」ずずずず(アイスコーシーを飲む)

シリウス「いや。空路では出航時に撃ち落とされる可能性が高いからな。密航船の上で書いたものだ」

サフラ「帰りのルートもきちんと予約済とは、さすがですニャ。報告書を読むのが楽しみですニャ♪」

シリウス「血と涙の結晶までとは言わんが、どうやらタイミングは良かったらしい。こうして生きて帰れたのが、何よりの証拠だ」(無駄なジェスチャーは一切見せず、淡々と相手の目を見て話し続ける)

サフラ「いやはや、ご無事で何よりですニャ。人手不足はどの勢力とて同じですからニャ」ふぅ~~~~

シリウス「離脱者が出たのか?」

サフラ「ナンバー11,12が共に離脱。思文(シーウェン)殿が復帰したと思ったら、今度はハロルド殿が重症。回復は未定ですニャ。それに加え、羽美(ウーメイ)さんが行方不明・・・あまりのリタイア続出に頭を抱えているところですニャ」はぁ~~~

シリウス「新人はともかく・・ハロルドに何があった?」

サフラ「詳細はここでは・・・少なくとも今回のシリウス殿のミッションと何かしらの関係性はあるかと・・」こしょり

シリウス「・・・・・・・・。王から連絡は?」(顔色ひとつ変えず聞く)

サフラ「いえ。リフレッシュ休暇に出かけたまま、それっきり・・・真面目な羽美さんのこと。何かあれば必ず連絡があると思うのですが・・・」しくしく

シリウス「そう簡単には死なない娘だ。何かのイレギュラーに巻き込まれたか・・あるいは自分から首を突っ込んだのだろう」

サフラ「羽美殿は優秀な騎士故、我らとしても一刻も早い帰還を願っているのですが・・・何かしらのペナルティは・・免れないでしょうニャ」う~ん・・

シリウス「爵位の降格程度で・・・いや、待てよ・・。王はそれを承知で行動しているのかもな」

サフラ「にゃら余計に困ったものですニャふんところで、ご同行していたアントワーヌ殿は?」きょろきょろ

シリウス「安心しろ。病院だ」

サフラ「怪我でもしたですかニャ!?」ドキドキあせる

シリウス「よく考えろ。あいつに限って、怪我などするものか。見舞いに行ったのさ」

サフラ「ホッ・・。見舞いとは・・・リック殿ですニャ♪」コトン(ウエイトレスがシリウスの前にアイスコーヒーのグラスを置く)

シリウス「ポール・ベインズは引き続きユクモか?」(グラスには目も向けず話を続ける)

サフラ「ですニャ。すっかり信頼を得ているようですニャ♪」どうぞどうぞ(とアイスコーヒーを勧める)

シリウス「あの用心深いじゃじゃ馬を誑かすか・・・次の戦地は水没林で決定か?」

サフラ「そのようですニャ。クルセイダーズは自軍のモンスター部隊のほとんどを水没林に向けているようですニャ。北は帝国軍、南はクルセイダーズと、水没林の南北は戦いの真っ最中ですニャ」どうぞどうぞ

シリウス「ローゼンクロイツからも目が離せないか・・・・ん・・」ちら(視界に入った何かを捉える)


こぉ~んにちわぁ~~♪お~ひさしぶりぃ~~♪
(商店街で働く人達に挨拶をかましながら、ご陽気に通り過ぎていくロックラック装備のツインテール娘)


シリウス「あの娘は確かローゼンクロイツの・・・」

サフラ「ロージーちゃんニャ♪久しぶりに帰ってきたんだニャ」おい~~っすパー(と、果物売り場のおじさんの禿頭にチョップをかましているロージー。「いたっ」って顔してる、まあるい顔の店主)

ロージー「あ、サフラさんだ。ごきげんよう~~♪」よっパー

サフラ「久しぶりだニャ♪ユクモは盛況なようで♪」ふりふり(手を振って返す。正面の席にいるシリウスは、ロージーと目線を合わせないようにアイスコーヒーを「自然に」飲む)

ロージー「ポールさんのおかげ♪毎日賑やかよ♪」

サフラ「帰省ですニャ~!?」

ロージー「そうそう♪まずは病院にね~♪」じゃあねぇ~♪おい~~っすパー(サフラに別れを告げた途端、他の人に挨拶をかます)

サフラ「相変わらずの天衣無縫の笑顔だニャ」うんうん

シリウス「観光協会の猫は、警戒心を持たれなくて気が楽だな。彼女のその後は?」

サフラ「ポール殿によれば、ファイヤーウォーの後は、村で大人しくしている様子ですニャ」おい~~っすパーおい~~っすパー(と、ロージーは続けて他の人達に挨拶(=チョップパー)をかましている)

シリウス「ハロルドは彼女の家の病院に?」スッ(席を立つ)

サフラ「ですニャが・・?」

シリウス「見舞いついでに気晴らしでもしてこよう」おい~~っすパーおい~~っすパー

To Be Continuedパー





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

6/29(木)0時更新 「クエスト、受ける?」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!次回も隣人に挨拶(=チョップパー)かましながら読も見ようぽけ~