ショワワワワワワワ・・・・・・
(濃霧の様な蒸気に包まれる銀盤エリア)



カイルス「なんだ!?今度はサウナ地獄か!?」バッバッ(仰向けで上半身だけ起こし、左右を確認してる)


ソネル「カイルス!!」


ジョー「熱湯風呂のおかげで目が覚めたみたいだな」

あたちのモンハン日記
BBB「ったく。寝てばっかいやがるからだ」ふぉるるるるくるくる(猫特有の高速頭回転をする)


UBU「お礼を言わないとね、4号に」

BBB「4号?って、アサイラムで俺達が脱獄させた、あのへんてこりんな霞龍のことかぁ?」


げおげお。げばっちょ。


BBB「ほあ?」きょろきょろむぅ

オクサーヌ「これで貸し借りはなしだ。おしっこ臭い黒猫。ですって♪」ガション(その銃槍を立てる)

BBB「なっポポッ

UBU「ぷぷっぷぅっ

BBB「そのガンランスは4号の素材から作られてるってことかぁ!?ってことは、さっきの声はマジで4号の亡霊が・・・」きゃああああああああガクブル

UBU「噂は本当だったのね。生きてるモンスターを、そのまま狩猟武具に変形させることが出来るユニークスキルっていうのは。サムソンが前に永久凍土の調査をしにいった時、見たんだって」

BBB「なに・・・・じゃあ・・4号は生きてんのか?」ちら


ぬお~
(竜撃砲放射後の排熱中でちんちんに熱くなった槍先を向けられる黒猫)


BBB「うおっサーーッッ・・・ばか野郎!フライフェイスにしやがる気か!!」ぷんすかむかっ

オクサーヌ「おほほほほほほほほ(げおっ)」(二人揃って笑ったっぽい)

BBB「おいUBU。あのちび、やっぱりお前より加虐性に長けてるぞむぅ」すすすすはぁ(主人の腰に後ろに隠れる)

ジョー「おい。遊んでる場合じゃないぞ」ちら



モワモワモワモワモワモワ・・・・・
(湯けむりの中から尊大なシルエットを見せる煌黒龍)



ソネル「戦えるか?カイルス」ザッ煙

カイルス「ああ。転移を起こす電力は残っちゃいねぇが、あいつの顔面を殴るくらいの力は残ってるぜ」ズン煙(ナックルウォークの体勢で起き上がる)

UBU「なら好都合よ」

カイルス「ああ?」

ジョー「あの煌黒龍は属性エネルギーの元素を喰らい、己の生態エネルギーに変換しているというんだ」

カイルス「はぁ?」

BBB「現にお前がぶっ放した電力は、全部あいつに喰われちまったんだぞ?そのおかげでヒデェ目にあったんだふん

カイルス「なんだと・・・じゃあどうやって攻撃すりゃいいんだよ?」

UBU「強力な物理衝撃」バスン煙(広げていた青い番傘をたたむ)

BBB「そうか・・俺があの野郎に飛び蹴りを食らわした時、咄嗟に避けてみせたのは、そのせいだったのか」

UBU「あんたの気迫が煌黒龍を上回ったって証拠。あいつにダメージを与えるには、渾身の物理攻撃か・・或いは・・・」ちら(オクサーヌが手にしている重槍を眺める)


げお


オクサーヌ「あたしもね、それを確かめに来たって感じなのよねぇ~」ガションはぁ(ガンスの長い砲身を小さい肩に乗せる)

カイルス「なんだ?この生意気そうなちびは」ガーーンびっくり(食い気味で前脚をオクサーヌに蹴られる)

オクサーヌ「どっちにしてもよ!あなた達は大人しくしてなさぁ~いあぁっ?!」ボギャアアアアアアドンッ(怒号の咆哮を一同に浴びせる)



ゼブル「なかなか面白い曲芸だったぞ。龍使徒よ」ドスン・・ドスン・・(霧をかき分けながら近づいて来る)


ソネル「どうするつもりだ?オクサーヌ」

オクサーヌ「フッフッフッフッフッ」

BBB「な、カイルス。こいつは普段から血石ばっかり食ってるから頭が・・」バシャーンドンッ(顔面に閃光玉を投げられて光る黒猫)

オクサーヌ「ま、見てなさい。特にUBUちゃんは。しっかりと先生の動きを見ているように」えっへんはぁ

UBU「ほえ・・・」

BBB「あいつの言うことなんて聞くんじゃねぇぞ。だってあいつは血・・」ヒューーーーンsss(投げナイフがビーの頬をかすめる)


ゼブル「勝算があるとでもぬかすか?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

オクサーヌ「さぁどうかしら?」ガション(巨大な煌黒龍に銃槍を向ける)

ゼブル「その狩猟武器は見たところ、状態異常属性の付加があるようだが・・それが効くとでも思っているのか?」

オクサーヌ「普通の毒ならね♪」よよい(槍の向きを微妙に上下したりしてる)

UBU「そうか・・だからの4号なんだ・・」

ゼブル「いいだろう。その余裕がいつまで続くか・・・・試してやろう!!」カッキラキラ青(天角に青白い閃光が走る)



ヒョオオオオオオオオオ!!
(ゼブルの目の前に突如、巨大な旋風が起こる)



オクサーヌ「!!」

ソネル「また雹を落とすつもりか!?」

BBB「違う・・・孤島で経験したことああるぜ。この嫌な寒気をな」ヒョオオオオオsss



ビュオオオオオオオオオ!!
(天空に昇る龍の如く旋回しながら黒雲と繋がっていく旋風)



UBU「退避!!急いで!!」カカーーーン雷(稲光を背に、ビーの首根っこを掴み、颯爽とジョーの背中に飛び乗る)

カイルス「今度はなんだってんだよ!!」ガバッ煙(ソネルを掴みあげ、背中に乗せる)

ジョー「お前が気前よく、あいつに属性エネルギーを提供するからだ」ボフッはぁ

オクサーヌ「あ、待って。これを」


しゅこんしゅこんDASH!
(右腕に装着したバルブアトマイザー型のシールドに付着してる、まあるいバルブをしゅこんしゅこんする)


UBU「??」


しょわわわわわわわ・・・・
(盾の霧吹き口より、ミスト状のパフュームが吹き出され、ジョーとカイルスを包む)


UBU「ほえ・・甘い匂いだね」くんくん

オクサーヌ「劇薬だって素敵な香りのものもあるのよ?如何かしら♪」くす

BBB「おい、見ろ!」


テロテロ・・テロテロ・・でろんでろん
(全身が透明化する一同)


ジョー「・・・・なにをした?」

UBU「霞龍の・・4号の体液?」でろんでろん

オクサーヌ「そっ♪一時的に透過率を上げることが出来るわ。これで目眩ましをしている間に、あなた達は出来ることを考えて」ちら


・・・・・・・・・・・・・・・・
(永久氷壁と化しているジャバルサマーン山を見上げる)


UBU「・・・・・・・・・・」

カイルス「ぼやぼやしてっと雷に打たれるぞ」でろんでろん・・カッ雷(ステルス状態の向こう側を穿つ稲光)

UBU「ありがとう、オクサーヌ。必ず報いる」でろんでろん

オクサーヌ「期待してるわ♪」ゴオオオオオオオオ(その笑顔の背景では、黒雲の空と銀盤の大地を揺らぎ繋ぐ巨大ストームがみるみるうちに完成していく)

ジョー「いくぞ」


ズドドドドドドドDASH!(UBUとビーを背に乗せ、急発進でその場を後にするジョー。慌ててそれを4足走行で追いかける金獅子)


オクサーヌ「さて・・」くる



ゴオオオオオオオオオ!!
(荒廃した空を背景に、全てを喰らい尽くす様な漆黒の巨大竜巻が完成している)



オクサーヌ「まるで暴食の化身ね。属性値を溜め込んで、荒天さえも支配したつもり?神喰いさん」ビュオオオオオオオオ(旋風を全身で受けながらも、一歩も退かない白いドレスの少女)

ゼブル「貴様がいくら龍の力を操ろうとも、これは真似できんだろう」ドスン・・(竜巻の背後からゆっくりと姿を見せる)


シャホオオオオオ・・・(竜巻越しに全身が赤紫色に変色していく煌黒龍)


オクサーヌ「その器用なエレメントチェンジのこと?あんまり羨ましくないかも。二面性は自己の喪失に繋がるわよ」い~だあっかんべー(稲光を受けながら舌を出す)

ゼブル「ただの竜巻では物足りないだろう?」

オクサーヌ「え?」


ブオオオオオオオオオオ炎
(目の前の巨大竜巻に向かって火を吹くゼブル)


オクサーヌ「あら・・」



ゴオオオオオオオオオオ!!
(真紅の爆炎を纏ったフレイムストームが完成する)



ゼブル「逃げ惑いながら己の膂力を心底思い知り、朽ちて逝け。亡骸は俺が喰ってやる」



ブオオオオオオオオオオ!!
(小さな白い少女目掛けて襲いかかる巨大なフレイムストーム)



オクサーヌ「いやっほぉ~♪」ズギューーーーーンsss(潔く、消える様な脚力をもって逃走開始)


BBB「おい!あのちび、今度こそやられちまうぞ!?」カカーーーン雷(稲光を背景に爆走する大猪の背に跨がり、UBUの腰をしっかり掴みながら後ろを振り返っている)

UBU「そう簡単にはリタイヤしないわよ!それよりジョーさん、このまま真っ直ぐ、ジャバルサマーンの氷壁に向かって!!」ドシャーーーーン雷(遠くの背景に落ちる落雷。辺りはすっかり世紀末の様な天候になっている)




「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~





ゴオオオオオオオオオオ!!
(凍てつく銀盤上で、それとは全く対照的な炎を纏った竜巻に追われる白いドレスの少女)

オクサーヌ「まさしく絶望の銀盤ね。このフィールドに名前をつけるなら」シュタタタタタタタタsss(姿勢のいいスプリントをしながらも実に涼しい顔で言ってのける)

げおげお

オクサーヌ「変形を解いて、乗せてくれるっていうの?」シュタタタタタタsss

げばっちょ

オクサーヌ「ほんとに優しいのね、あなたって♪じゃあお言葉に甘えて・・」ガイン(槍を掲げる)


ブーーーーーーーーーーーンsss
(前方に向かって左手の槍と、右腕に装着している盾を大きく振りかぶってぶん投げる)



ショウーーーーーーーーン!!

ギョルルルルルルルルルルル!!

(直線に飛翔する銃槍と、旋回しながら飛んで行く盾が交差する)



げお




カッ





ズオーーーーーーーーン!!
(銀盤上に現れる霞龍)



ルー「げおげお」ぱたんぱたんDASH!(尻尾をぱたんぱたんしてる)

オクサーヌ「いくわよ、ルー♪」バッ煙(ダッシュの勢いのまま背中に跨る)

ルー「げばっ」カッキュピーん(目があやしげに光る)


どすんどすんどすんどすんDASH!
(ステルス化しながら、怒涛の四足歩行を見せる霞龍)


ゼブル「つくづく曲芸が好きな連中だ。ならばもっと盛大にしてやろう」


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
(ゼブルを震源地にエリア全体に激しい地震が起こる)


オクサーヌ「今まで溜めてきたエネルギー全てを吐き尽くそうっていうのかしら。だから長生きなんてするもんじゃないのよふん」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!

ルー「げお?」


バギャーーーーーーーンぎくっ
(地震により目の前の銀盤が真っ二つに割れ、巨大なクレバスとなる)


ルー「げばっあせる

オクサーヌ「どぉどぉどぉどぉ!!」(馬をいなすみたいな)


キキーーーーーーーーDASH!(間一髪、体を滑らしながら四足ブレーキで急停止に成功するステルス状態の霞龍)


ルー「げお汗」ふ~




ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
(次々と割れていく銀盤の大地を疾走する、同じくステルス状態の大猪と金獅子一行)


ジョー「とおおおおおおお!!」



バッ
(クレバス下からのアングル。稲光を背景に、大ジャンプで宙を舞う大猪の「内側」。お腹がぽっこりしてカッコ可愛い)



カイルス「鬱陶しいぜ!!クソが!!」バッDASH!ビョーーン煙(次々と粉々に崩落していく氷の上を飛び移りながら移動していく。その背中にしっかりしがみつきながら、前方を飛び散る邪魔な氷塊をドリルランスで突き壊しアシストするソネル)

ジョー「UBU!!氷壁に着いたぞ!!どうするつもりだ!?」キキーーーーーーーびっくり(大ジャンプの着地の勢いに任せ、全身を滑らせながら巨大な氷壁の前で停止する)

UBU「召喚するのだ」バッ煙

BBB「するのだって、なにをだよ?」バッ煙

UBU「相手が爆炎のストームを起こす者なら、こっちは火を司る王(キング)で対抗するのよ」ちら(氷壁の上を見上げる)

ジョー「ほぉ・・・」ちら


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!
(地震で揺れ動く絶対氷壁の中で、未だ埋もれる炎王龍)


To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

2/21(日)0時更新 「さぁ跪け」の巻

をお送りいたします♪そんだらば次回も読もうウサレンジャー見ようねこ読も見ようおー