あたちのモンハン日記
BBB「デカダンスの守護女神・・・ってことはあのちびが!?」


UBU「そっ。新大陸一の犯罪シンジケート、通称、凍土のマフィアこと、エヴァーウィンターナイツの棟梁・・」


オクサーヌ「オクサーヌ・ヴァレノフよ♪」




「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~





ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・
(白銀の世界と化したジャバルサマーンの氷上で対峙する巨大な煌黒龍と白いドレスの少女。少女の背後では腰を抜かしたままのソネルの姿も)





ゼブル「オクサーヌ・ヴァレノフ・・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・


オクサーヌ「うふふふふふ♪」にこにこにこにこ

ソネル「・・・・・・・・・・」じー(少女の懐から顔を覗いている)


BBB「やい、ソネル。今のうちにこっちこい。そいつはとんでもねぇバケモンなんだぞ」ちょいちょい肉球 くろ猫(ちいちゃい声で来い来い促す)


オクサーヌ「あなた方も、はじめましてよね」(視線をゼブルから逸らさず背後のUBU達に向かって言う)


BBB「ひっ汗

UBU「・・・・どうぼ・・」(異常に声がちいちゃい)


オクサーヌ「ふふ・・」(流し目でUBUを捉える)



ジョー「おい、悪いが今取り込み中なんだ。凍土の頭取が何をしに現れ・・・」

もごっ(早口で物申したところ、UBUに両手で口を封じられる)

ジョー「もごもごもごもごもご」(そのままなんか続けて喋ってる)


オクサーヌ「うふふふふ♪あなた達よね?前に香木騒動を解決してくれたのは」


UBU「へいです・・」(声がちいちゃい)


オクサーヌ「よろしくね。UBUちゃん」ちら(少し振り向いたその右目は、凄惨さすら感じるほど深淵な紅紫色を施している)


UBU「ひいいいいいいいいえっ」すてぇ~んはぁ(尻もちついた。その下敷きになるビー)


オクサーヌ「あははははははは。聞いていたより最高ね。あなた達って」


ゼブル「オクサーヌ・ヴァレノフ。完全なる龍属性エネルギーとの整合性を保証された人型・・それが貴様ら龍使徒か」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・


UBU「龍使徒・・・・ドラゴン・ラスール・・・」(尻もちをついたまま呟く)

BBB「それってよ、前に霊峰で阮さんが言ってた龍族公認のパニッシャーだろ?」ぱんぱんはぁ(尻を叩きながら起き上がる)

ジョー「あの煌黒龍は、さっきお前を見ても同じことを聞いていたな」

UBU「わかんないよ。そんなの」


ゼブル「歓迎するぞ。オクサーヌ・ヴァレノフ」

オクサーヌ「それはどうも。ねぇ、それよりさっきの講釈って誰の言葉?分かった♪他のこそこそ隠れてる残りの怪魔二頭から、あたしのことを聞いたんでしょう?」にこにこ

ゼブル「・・・・・・・・・」

オクサーヌ「その沈黙はイエスと捉えていいようね。ということは、あなたと残りの怪魔が、離れ離れのフィールド同士でも何かしらの通信手段で連絡をとれるっていう証拠。如何かしら?」くすくす


BBB「すげぇな、あのちび。煌黒龍のバケモンを脅してやがる。ありゃ、お前をも凌ぐとんでもねぇサディストだぞ」

UBU「しーーーーーーっ」


ゼブル「死に土産に教えてやろう。我々は大陸を巨大なインターフェースとした、特殊なネットワークプロトコルによって通信を可能としている。貴様らの文明社会でいうところの超感覚的知覚、つまりテレパシーを可能とする器官を体内に搭載しているからだ」

オクサーヌ「なんだかむつかしいわねぶーでもそれを通じて、あなたが残りの怪魔・・邪龍と頭の中でお話をしているっていうのは理解したわ」くす

UBU「!!」


ゼブル「慎め、小娘」バリバリバリバリバリ(天角が一瞬にして青白く放電する)


バシューーーーーーーーーン!!
(オクサーヌ目掛けて発さられるエレクトロショット)


BBB「ほらみろ。いろいろ生意気言うからだむぅ

オクサーヌ「誰がですって?元チャンプの黒猫さん」(ソネルをお姫様抱っこしながらUBU達の背後に立っている)

BBB「げっ!いつの間にサーーッッ・・・」こそこそこそこそDASH!(素早く主人の背中に逃げる)

オクサーヌ「さ、降りて。お兄さん」シュッ(氷上に足をつけるソネル)

ソネル「礼を言う。オクサーヌ」ガイン(ドリルランスを立て、一礼する)

オクサーヌ「あらとんでもない。あたしも前から火の国のイニシエーションには疑問があったの」

ソネル「なに?」

オクサーヌ「二回、あなたの命を助けてみせたのは、そう思ったまま、何も行動しなかった自分自身の無関心に対する、あたしなりの誠意の証よ」(遠方の煌黒龍を見上げながら言う)


ドスンドスン・・(銀盤の上をゆっくりと尊大に振る舞いながら近づいてくる煌黒龍)


オクサーヌ「お兄さん」

ソネル「ん?」

オクサーヌ「あたしはもう少しあの龍とお話をしなきゃいけないから、その間にその金獅子の彼を復活させてあげて」すっ(掌サイズの小袋を差し出す)

ソネル「これは?」

オクサーヌ「凍土秘伝のパウダー♪」

BBB「どうせドスコカかいにしえ麻薬だろむぅやめとけ、ソネル。まだ人でいたければな」(UBUの背に隠れながら呟く)

オクサーヌ「安心なさい。その向精神薬から、有害を取り除いた魔法の粉よ♪黒猫さん」くす

BBB「ひぃ~~ガクブル俺に向かって笑うんじゃねぇ!」ササッDASH!(主人の背中に隠れる)

ソネル「有り難く使わせてもらう」たしっ

ジョー「信じるのか?この女を」

ソネル「命を救われた身だ。カイルスも同様、俺には恩を返す義理がある」

オクサーヌ「そうそう。それにあたしがお兄さんを助けるには他にも理由があるの」

ソネル「なんだ?」

オクサーヌ「この戦いに決着を付けるのは、長年あの龍の隷属にならざる得なかった、火の民であるお兄さんがやるべきだと、あたしはそう思ってるの」くす

ソネル「・・・・・分かった、オクサーヌ」

ザッ煙(仰向けで横たわるカイルスの下に近づくソネル)

UBU「ほえ・・・」(呆然と少女を眺める主人の背中越しに、怯えながらオクサーヌを睨む黒猫)

オクサーヌ「UBUちゃん」

UBU「はいあせる」びしっびっくり(無意識に姿勢を正す)

オクサーヌ「ふふふ。あなたはこれからあたしとあの龍がする会話を、しっかり聞いておくこと。いいわね?」(神秘的なオッドアイを細ませながら微笑む)

UBU「はいっ!!」(オクサーヌとは目を合わせず、背筋を伸ばしたまま、クソでかい声で返事をする)

BBB「いいのか?素直に言うこと聞いてよ。あのちび、巷の噂じゃ血石を食ってるとかいうぜ?」

オクサーヌ「食ってるかぁ~!!いいから大人しくしてなさぁ~いむかっ」(慌てて主人の背中に隠れるビー)


ゼブル「オクサーヌ・ヴァレノフ。答えろ。龍使徒である貴様が、何をしにここへ現れた」ドスン・・ドスン・・

オクサーヌ「その呼び名、否定も肯定もしないけど、あんまり好きじゃないのよね。ちゃんとした名前があるわけだし。あなたもそうよねぇ~♪」ザッ(槍に向かって話しかけてる)


UBU「あのナズチ武器・・・・・4号・・?」


オクサーヌ「それにここって思ってた感じの場所じゃないのねぇ~。あなたがこんな風に変えちゃったんでしょ?ま、あたしは寒いの平気だからいいけど・・神界とか神域とかギルドが仰々しい名前つけるから、あなたみたいなエルダードラゴンが図に乗るのよ・・って、ごめぇ~ん。あなたって黒龍の中でも邪龍指定されていないのよね。そりゃそうよねぇ~?こんな山奥の火口の中で、ひと目に触れず傷を直す為に、純真な火の国のハンターを誑かし、その生態エネルギーをこそこそと喰らって生き延びてきた臆病者なんだからぁ~」やぁ~ねぇ~もぉ~(おばさんみたいに白々しく手を振り下ろす)

ゼブル「痴れ者めがぁああああああああ!!!!朽ちよぉおおおおおおおおおおお!!!!」


ズオーーーーーーーーーン!!
(鋭い天角を白いドレスの少女目掛けて突き下ろす)


UBU&BBB「あひいいいいいいいいいえっガクブル」(抱き合って震える)



ガシーーーーーーーーンドンッ
(巨大な天角の両先端部を、右腕のバルブアトマイザー型のシールドと左腕に持つ槍先でガードする白いドレスの少女)



UBU&BBB「おおおおおおおおおおお!?」


オクサーヌ「おほほほほほほほほほほ!!!!おほほほほほほのほほほほほほ!!!!」ギリギリギリ・・(一歩も後退せず、実に強気な高笑いをあげるオッドアイの少女)

ゼブル「なんだと!?」ググググ・・・

オクサーヌ「相互作用の超運動エネルギー・・・返してあげるわ!!」


ブオン!!
(槍と盾を突き上げ、身の丈の数十倍はある巨体龍をひっくり返す白いドレスの少女)


ゼブル「なにぃいいいい!?」ビュオオオオオオオ煙


グルン
(空中で体勢を立て直す様にバク宙をし、下の位置に着地するゼブル)


ゼブル「聞きしに勝る龍使徒・・面白い」ドスン煙


BBB「おい。お前、あれを見て凍土と同盟を結ぶなんて言いやしねぇだろうな?」(まだ抱き合ったまま白いドレスの小さな背中を見ながら圧巻されている)

UBU「すげぇ・・・あれが・・・・モノホンの龍使徒・・」

ジョー「ボフッ」


オクサーヌ「さて、ここからは火の国に纏わる忌まわしきイニシエーションの真相。つまりあなたがなぜ、火の神と称し、何十年にも渡ってハンターを喰らう必要があったのか。知りたいでしょ?火の国のお兄さん♪」

ソネル「え・・・・」(オクサーヌに貰ったパウダーを両手に広げ、カイルスの鼻下で吸引させている)

オクサーヌ「そしてギルドがなぜ、煌黒龍を邪龍扱いしなかったのか。わかる?UBUちゃん」

UBU「ほえ・・・それは煌黒龍自体が、近年あたち達、ギルドのハンターによって発見された黒龍であって、過去に人類を襲撃したとする事件及び記述がないから、邪龍の類には換算しないわけで・・」

オクサーヌ「エクセレント!!!!」(すげぇでかい声で叫ぶ。それにびっくりしてまた尻もちをつくUBUとBBB)

ジョー「だが、それは普通種の煌黒龍の話しであろう?こいつは・・」

オクサーヌ「賢い大猪さん。じゃあ、その普通種の煌黒龍って、今現在、何処に棲息しているのかしら?」

ジョー「む・・・言われてみれば・・・」

オクサーヌ「ギルドの調査によれば、煌黒龍アルバトリオンと命名した古龍は、このジャバルサマーンの麓付近、つまり神域領域でしかその存在を確認されていない。ということは?」

ジョー「全てこのバアル・ゼブルだったと言いたいのか?」ちら

オクサーヌ「そう。このバアル・ゼブルという古龍は、煌黒龍の始祖であり、実体なのよ」

ジョー「なに・・・」


ゼブル「続けろ。どれほど貴様に我らの見識があるのかどうか聞いてやろう」


オクサーヌ「そうこなくっちゃ(ウィンクする)あなたを通して、他の怪魔も聞いてるから?」


ゼブル「口の減らない悪童め」ゴキゴキ・・(気だるそうに首を回す)


ジョー「教えろ。実体とはどういうことだ?」

UBU「バロンの仮説・・・」

オクサーヌ「エクセレントそのニ!!!!」(またすげぇでかい声で叫ぶ。またしても腰を抜かすUBUとBBB)

ソネル「バロンの仮説・・・?」


オクサーヌ「そう。でもその前に、このバアル・ゼブルという煌黒龍が、大陸の祖なるものより受けた、大いなる粛清(グレート・パニッシュメント)の話から始めないといけないわね♪」ふっふっふっふっふ(にやりと自慢気に遠くを指差す少女。その背後では訝しげな顔のUBUとビー)


To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?

2/11(木)0時更新 あんも決まってないだす見ざる


をお送りいたします♪そんなわけだかんだ次回も読もうダイスキッッ!!見よう愛ちてる読も見よう惚れた・・・。