キラキラキラキラキラキラ・・・・
(天空へと繋がる星々の軌跡が竜機兵の後方から確認できる)



ユーリィ「・・・・・・・・・・・」(それに見とれている)

あたちのモンハン日記
カーブー「この瞑想的な観念は・・・・アンジェリカ・・・土蔵さんか・・?いや・・二人とは少し違う・・・」(天を見上げて呟く)

ユーリィ「・・また・・誰か大切な・・隣人を失った・・・」ギュオオオオオオオ・・(依然として続く忌まわしいサイクロンの吸引風に髪を靡かせ呟く)

カーブー「・・・・・・・。急ごう、おねえちゃん」ザッ

ユーリィ「・・・・・・・」こくり


ダッダッダッダッダッダッ(サイクロンの側方で横たわる、頭部のない鎧竜の周りを囲う獣竜達が募る方向に向かって走りだす二人の狩人)






「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~







$あたちのモンハン日記
サムソン「ぬおりゃああああああああああ!!!!」グオオオオオン(煌黒堅鎚アルメタを豪快に振り上げ叩きつけモーションに入る)


彭関越「ラストずら!!気組を吐き出すずらぁああああああ!!」グオン(シャークキングをはめこんだ右腕を精一杯後ろに引く)

あたちのモンハン日記
一也「ほにゃらせぇ~~~~~の!!」ガシッ煙(右手を地面に突き、タックルの構え)

$あたちのモンハン日記
張虎「いくぜぇええええええええええ!!!!」



ガシーーーーーーーーーーンぎくっ
(スローモーションエフェクト。クレーンアームの様に飛び出た三本の大爪に対し、トライアングルの三点方向からそれぞれ、大振りのハンマーを叩きつけるサムソン、シャークキング渾身の一突きを喰らわす彭関越、重撃のタックルを穿つ一也)



サムソン「・・・・・・・・・・・」ちら(全身全霊の鉄槌を放ちきった体勢のまま、目前の大爪を細目で睨みつける)


ピシッ・・


彭関越「・・・・・・・・・」ハァ・・ハァ・・(吐く息に赤紫色の火粉が入り混じっている)



バギャーーーーーーーーーーン!!
(スロー解除。粉々に砕け散る三枚の大爪)



一也「ニャッホォ~~~!!」シュオンくるくる(タックルの反動を利用し、後方へバク転しながら着地する)



ガルグイユ「見ろ獣王!やったぞ!!」(その背中では、偉そうに腕を組んだまま一同を静観する金毛獣王が跨っている)



アオオオオオオオオ・・!!
(爪がすべて折れた左腕を高く上げ、悲痛のアポカリプティックサウンドをエリア中にこだまさせる巨大竜)



張虎「この野郎!!まだやる気か!?」

一也「待つニャ!!」



フラッ・・
(掲げた左腕が宙で揺らいでいる)



サムソン「いかんな。皆、散れ!!」ダッsss(慌てて三方に散る一同)



ガクン・・(項垂れる様に手首を下に向ける左腕)



ダシャーーーーーーーン!!
(意識を失ったかのように、豪快に大地を叩きつけながらノックダウンする左腕。それ背景に前方へダイブ回避するサムソン)



サムソン「我らの勝利だな」グルンくるくる(回転着地)

ガルグイユ「よくやったな、同志諸君」ザッザッザッザッ(王の様に跨る金毛獣王を背に乗せながら近づいてくる)

一也「まさか腕一本にこんな苦労するニャんてな。峯山龍も真っ青の体力数値ニャ」やれやれ

彭関越「前の様子はどうなってるずら?」ゴフッゴフッ(こみ上げる咳をおさえながら竜機兵の頭部の方を見る)


$あたちのモンハン日記
ミッチ「まだ大口開けて吸い込みを続けてるっす!!」(双眼鏡で前方を見張っている)


張虎「やいサムソン。一体どうやったらこのバケモンを仕留められるんだ?」

サムソン「そうさなぁ~・・」よっこら・・(その場に腰をおろし、あぐらをかきながら空を見上げる)


バッサバッサ・・バッサバッサ・・
(頭上から降下してくる金火竜の腹部)


サムソン「ちょうどいい。中尉に聞いてみよう」バッサバッサ・・バッサバッサ・・(風圧を顔面にあびながら着陸をその姿勢のまま待つ)



アルテミス「こっちは無事みたいだね」ドシーーーン煙(着地すると同時に、その神秘的な青い瞳をちらつかせながら仲間の安否を確認する)

サムソン「こっち・・・何かあったか?中尉」(金火竜の棘上で腰を下ろすエリーゼを見上げて言う)

エリーゼ「・・・・・・・・・・」(声が届いていない様子で呆然としている)

サムソン「ん・・・」(眉をひそめながら金火竜の上に乗る一同を目視する)

アルル「・・・・・・・・・」(俯きながら、自分の膝の上で寝ているゾフィの前髪を撫でている)

ゾフィ「・・・・・・・・・」すやすや・・(フルフルヘルムから飛び出た綺麗なブロンドヘアをアルルに撫でられながら眠っている)

ガルグイユ「その賞金稼ぎの娘・・・死んじまったのか?」

アルル「いえ。少し気力を・・感情を解き放ってしまい、眠っているだけです」

エリーゼ「・・・・・・・・」

サムソン「中尉」(小さくもよく通る声で聞く)

エリーゼ「は、はい!」

サムソン「報告を」

エリーゼ「は、はい!少尉の言うとおり、竜機兵は体力をほぼ使い果たしていたようです。その証拠に、現在身動きが出来ないことをはじめ、砲口を持つ尻尾から放たれた火力も微力なものでした・・・問題はその放射に含まれた大陸生物を汚染する有害物質だったのですが・・・」

アルル「・・・・・・・・・・」

サムソン「誰を失った」

エリーゼ「その砲弾から身を挺して私達を護ってくれた・・・反乱軍の軍師一名です」(目を伏せながら答える)

サムソン「・・・・・・・・」ちら

アルル「私達が今、こうして再会出来たのは、火の国のハンター・・ゼキ・アルスラーンのおかげです」(膝下のゾフィの髪を撫でながら答える)

ゾフィ「・・・・・・・・・・」すやすや

ガルグイユ「黙祷しよう。少しの間とはいえ、共に戦った同士の為に」

アルテミス「ああ・・立派な最期だったよ」(目を伏せながら言う)

サムソン「うむ」スッ(金火竜の顔を撫でてやる)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(目を瞑り黙祷を捧げる一同。同じく両目を閉じる金火竜、河狸獣、化け鮫、金毛獣王の姿が実に印象的である)



「下がって!!」


サムソン「む・・・」ちら(頭上を見る)


劉珍「司令官!!下がってぇえええええ!!」ビュオオオオオオオsss(頭上を旋回する銀火竜の背より顔を覗かせ、下に向かって叫んでいる)


彭関越「なんずらか・・?」

アルテミス「決まりだね。前方にいるボス達が何か仕掛けようとしてるのさ」



ギュオオオオオオオオオオオオ!!
(サイクロンの側方で円陣を組んで作戦会議をしているカーブー一行と獣竜隊)


カーブー「いいか、みんな。チャンスは一回っきりだ」ギュオオオオオオ(円陣の真ん中には頭部を損傷した鎧竜が仰向けに倒れている)


ヴォルガトロン「説明を頼む」

カーブー「ああ。ニャ太郎さん、お願いします」

$あたちのモンハン日記
ニャ太郎「分かった」ずい(一歩前に出る忍び猫)


バサ雄「なんだか勇者パーティーの作戦会議みたいでワクワクするね、姉ちゃん♪」どきどき(目がらんらんしてる)


バサリン「不謹慎よ。し~~~!!」

ニャ太郎「まず、この大量の火薬をコクピットに詰め込んだ鎧竜をサイクロンに飲み込ませる。この吸引力ならば簡単に吸い込むだろう」

$あたちのモンハン日記
ロージー「はいはい!質問です!!誰がこの重たい子を投げるんですか!?」(バカな顔して質問するロージーの背後から両肩を掴み、すんごい早さで同調の頷きを示すパノの姿も)

ニャ太郎「転がしてサイクロンに飲み込ませる。それをやるのは、まさひこ殿、溶岩竜殿にお願いしたい」

あたちのモンハン日記
まさひこ「オッケェ~」(実に軽い返事であのちっさい指を「輪の字」にして答える)

ユーリィ「・・ファイト・・店長・・」

バサ雄「は~い、質問。このグラビを飲み込ませてどうするつもりなんだい?ザーブーさん」

カーブー「カーブーだ」ぷい


メガゼノス「わかったぞ。火薬パンパンの鎧竜を飲み込ませ、ダディちゃん達が奴の口内に向けて一斉放火する「仕組み」だな?どうだ」

ニャ太郎「その通りだ。元々、膨大な熱量を体内に秘める鎧竜の体を火薬で発火すれば、体内で大爆発を起こせるに違いない」


タイタンラス「それだけじゃない。竜機兵の体内には化合属性エネルギーが蓄積されているからな・・鎧竜の爆破でそれに着火し、さらなる大爆発を引き起こせれば、機能停止出来るかもしれん」

バサリン「お腹の中で爆発をさせるのね」

ロージー「中からやっつければ、この子の体内にある、危ないフレアの火粉も閉じ込められるって寸法ね!!さっすがお兄ちゃん♪」ガバッ(抱きつくと同時に頭をグイッってやられる押しかけ妹)

ファイヤージンガー「でもよぉ~、タイミングよく鎧竜を爆破しねぇといけなくね?喉元で大爆破しても、その超エネルギーってやつに発火しなけりゃ意味ねんだろ?きっと」(的を得た発言にきょとんとするロージーの顔)


アングリーアッシュ「どうなんだ?ラス」

タイタンラス「うむ。竜機兵はおそらく内臓器官で化合属性エネルギーを作り上げている。奴の尻尾が砲口になっているのは、内臓器官から最も近い為だろう」

ユーリィ「・・ということは・・大爆発を狙うには・・」

パノ「決まりですね。ストマック破壊で」

ニャ太郎「そこでだ。口内に放り込まれた鎧竜を、タイミングを図って着火してもらいたいのだが・・黒鎧竜家族一行、パノ殿、ユーリィ殿を含むアラン小隊、そして溶岩竜殿にも手伝ってもらいたい」

バサ雄「っひょ~!やっと俺達親子の出番だね!!兄貴もメラ熱の溶岩玉をぶっ放してやりなよ!!」

ヴォルガトロン「少々むつかしい大仕事だが、やってやろう。なぁ、バサ雄よ」フォッフォッフォッフォッ(あの例のスパイホッピングをしながら笑う)

バサ雄「そうこなくっちゃ!!ね、父ちゃん!!」ブスッ(感極まり、翼爪で父の太ももを突く)

メガゼノス「上手に出来るか・・ダディちゃん心配」ぴゅう~~(腿より鮮血が噴き出る)

バサリン「平気よ、お父さん」スッ・・(翼で優しく血が出る腿を塞いでやる)

メガゼノス「ん・・?」

バサリン「初めての共同作業・・きっとお母さんも成功を祈ってるわ。一緒に、兵器にされてしまった鎧竜を浄化してあげましょう!」

メガゼノス「・・・・・・よし!」ぽむ(翼爪で我が娘の頭を撫でながら意気込む)

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純平「竜機兵を内から破壊か・・・やってみようか」スチャ(AK11型ボウガンを構える)

あたちのモンハン日記
アラン「すげぇ・・聞いただけでもゾクゾクするぜ・・!拡散祭りを遥かに超えた、体内爆破野外フェスじゃねぇか!!そんなの公式じゃ出来ねぇもんな!!」

ロージー「ねぇジンガー。体内爆破野外フェスって、なぁ~に?」

ファイヤージンガー「野外だけど、爆破は体内で行うってことだろう?きっと。ヒゲのおっさんにとって、一大イベントなのは間違いねぇな」

ロージー「そっか・・キャンプに来たけど、キャンプファイヤーはテントの中でやるって感じと同じか・・・なんだか面白そう♪」

アラン「火薬はまだあるか!?俺、なんだか心配になってきたぜ・・せっかくの大イベントが不発で終わっちゃ意味ないだろ?」

ニャ太郎「それなのだが、吸引直前に砕竜殿の粘菌爆弾と、爆鎚竜殿の岩爆弾も付着させたいのだが・・」ちら(大きな影を作る主を見上げる)

アングリーアッシュ「いいだろう。今度こそ、あの忌々しい虚竜の息の根を止めてやる」

ロージー「いいなぁ・・みんな・・」しょんげり

ファイヤージンガー「どうしたお嬢?」

ロージー「役割があるもの。ないのは私とお兄ちゃんだけ・・」しょんげりそのニ

バサ雄「そうなの?ザーブーさん」

カーブー「カーブーだ!!それに俺をこの押しかけ妹と一緒にするな!!」ぷんすか

バサ雄「押しかけ妹ってなに?姉ちゃん」

バサリン「さぁ・・人間界の言葉はむつかしいわね・・」

まさひこ「ロージーヤ。オチコムナ。オレモ、「オスダケ」ノ、ヤクシカナイ。ミンナ、ミタイニ「トビドウグ」ナイシ・・」(同情する様にアキレス腱を撫でるロージー)

ニャ太郎「ご安心を。お二方には私と一緒に、龍之総帥とフラワー殿がこの日の為に仕込んでくれた、特性猫爆弾を、サイクロンの中に放り込みましょう」スッ(両手にハートマーク型の肉球が記された猫爆弾を取り出す)

ロージー「鉄平君とフラワーの・・ラブラブボンバーとな・・!?だからニャ太郎さんって大好き~♪」ガバッ(抱きつくと同時にすんごい勢いで倒れる忍び猫。転がった猫爆弾を慎重に拾うアランと一連のコンボを見せるロージー狩猟団)

カーブー「相手が人工竜ならば、俺達は大陸が作った天然の生命。古代文明の超テクノロジーだかなんだか知らないが、三種共存の力を見せてやろうじゃないか」

パノ「なんて言ってますが?」ちら(一同から少し離れた所で両腕を組んで静観しているホワイトナイトに向かって話しかける)

王羽美「私に与えられたミッションは、この国で起きたことをそのまま伝えるだけのもの・・」

ロージー「ふぁ・・」(ニャ太郎を下敷きにしたままウーメイの顔を見上げる)

王羽美「見せてもらいましょうか。あなた方の結束力を」クイッ(ハットのつばを上げ、ロージーを見つめる)

ロージー「ウーメイさん♪」

カーブー「そうと決まったら・・」ずい(横から岩竜が台詞を遮るように前進してくる)

バサ雄「みんなで手を取り合って、クエストを成功させよぉ~!!」ガッ(ボロボロのアイアンソードを掲げる)


オオオオオオオオオオ!!


カーブー「ウッス・・・(号令の激は俺が飛ばしたかったなぁ・・)」(ドボルヘルムの表情がざんない顔になってる。それを察したかのように両肩を叩くパノとユーリィ)


To Be Continued






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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?

1/24(日)0時更新 なんも決まっとらんでしょうかaya


をお送りいたします♪ほにゃら次回も、一回でんぐり返ししてから読も見ようぽけ~