~ニャー神殿内、地下エリア....


ゴオオオオオオオオオ・・・・!!
(燃えたぎる廊下でバケツリレーをしながら消火につとめるザザミ警備猫達)


エビ吉「イーーー!!イーーーー!!」わっせわっせDASH!(もっとペースを上げろ、これでは火は消えないぞ、的な感じで仲間を鼓舞する)

エビ夫「イッイッイッ!!イーーー!!」はっせはっせDASH!(出火は地下だけだ、なんとしてもここで火を食い止めるぞ、的な感じでバケツリレーをしている)


ニャン=ジュスト「出火原因は?」(それを遠くで眺めている)

蒼のどんぐりネコ兵「ハンターの格好をした、人型女が放火をしながら逃走しているのを目撃した者がいます」

ニャン=ジュスト「ふむ・・・(逃走ルートを放火で封じただけだというのか・・・いや違うな・・)」

蒼のブレイブネコ兵「大変です!!」ダッダッダッダッ

ニャン=ジュスト「報告しろ」

蒼のブレイブネコ兵「はぁ・・はぁ・・立入禁止エリアからの出火も確認しました!!」

ニャン=ジュスト「・・・場所は?」

蒼のブレイブネコ兵「例の製造倉庫からです!」はぁ・・はぁ・・

ニャン=ジュスト「・・・・おのれ・・・クルセイダーズめ!!」

ダーーーーーーンぎくっ(壁を叩く)


・・・・・・・・・・・・・・・・・
(その怒れる宰相の姿を遠方より、壁にもたれかかりながら眺めている黒のタキシードを着用した白黒毛並みのデブ猫)


フレッカー「フッ・・・所詮は私の製品を真似したコピー品。お次はこの復興資金を私に求めるか?水没林の姦雄殿」ゴクゴク・・ぶはぁ~(ワインボトルをそのまま飲み干す)

有権者猫「フレッカーさん!ここにいましたか!さ、我々も裏口から逃げましょう!」

フレッカー「そうしよう。今日の式は「ひとまず」延期だな」ぽい(殻になったワインボトルを置き土産に投げ捨てる)

ごろん・・






「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~









モクモクモクモクモク・・・・・
(依然として至る隙間から煙が立ち上がっているニャー神殿の前では、特設花道ステージに頭から突っ込んだ轟竜が木屑に埋もれながら気絶している)

あたちのモンハン日記
鉄平「おい!バラン!!起きろって!!」


フラワー「ダメだわ・・口からなんだか紫色の煙を出しているもの・・」

鉄平「そういやこいつ、なんか皮膚の色もおかしいな。おい!起きろ!!」ガーンぎくっ(横顔蹴った)


バラン「はっびっくり

鉄平「やっと起きやがった。フラワーは正気に戻ってここにいるぞ」

フラワー「バランさん。私の為にありがとうございます」

バラン「フラワー・・・・そうか。無事に救出できたのか。そりゃ良かった」バラバラバラ・・(木屑の山から体を起こす)

鉄平「しっかしお前、また体になんか塗ったのか?真っ赤っ赤だぜ?気持ちわりぃ」しっしはぁ(猫手でしっしする)

バラン「ん・・・そうだ!!あの豚耳女はどこいきやがった!?あいつが俺を「こんな風」にしやがったんだ!!」ぷんすか

鉄平「なにされたんだ?」



ゾフィ「なぁ~に。ただの狂竜ウイルスだよ」パンパン(服を払いながら近づいてくる)


バラン「ああ~!?てめぇそんなもん飲ませやがったのかぁ~!!」ぷんすかむかっ

ゾフィ「そのおかげでさっきは突破出来たろ?それにアドレナリンを全開させたおかげで体力も回復してると思うが?」

バラン「ん・・・そういやそうだな。それになんだか頭も冴え渡ってる気がする・・」ぱちくり

ゾフィ「一か八かの賭けだったが、知的生命体種の大将なら、きっと自己制御出来ると俺は信じていたのさ」フフ・・キラーン(確信はもちろんない)

鉄平「バランにとっちゃ大陸を脅かすウイルスも、ドスコカも同じってわけかふん

フラワー「一時的な副作用なら、きっと甲殻の色も元通りになるわ。狂竜ウイルスに侵された普通種のモンスターだって元通りになるんだもの。だから安心して、バランさん」

バラン「ローゼンクロイツにいたお前さんがそういうなら安心だが・・こんなやべぇ格好、ボニーに見られたら・・」


$あたちのモンハン日記
ボニー「ぎゃあああああああ!!君、一体誰さ!?お化けぇええええええ!!」(その隣にはコニーをおぶったユーリィの姿も)


バラン「はぁ・・・」しょんげり(首を落とす)

鉄平「めんどくせぇ時に現れたな。安心しろよ、こいつはバランだよ」

ボニー「バラン・・なんだい!脅かして!!」ぷんすか

鉄平「それよかお前のサブクエ、うまくいったようだな」ちら(煙を上げる神殿を見上げる)

ボニー「まぁね。出火のほとんどはこのヒーラーのおねえちゃんだけどね」

ゾフィ「よぉ、ユーリィ」にや


ユーリィ「・・よぉ・・」

コニー「にゅにゅにゅにゅ・・・汗」ぶるぶるぶる(ユーリィの肩越しに少し怯えながら見ている)

ゾフィ「安心しろよ。噛みつきゃしねぇよ」

コニー「・・・・・??」

ゾフィ「ん・・・なんだ、この猫にゃん。耳がよくねぇのか?」

ユーリィ「・・成り行き上・・」

ゾフィ「ふぅん・・・・・」ちら

コニー「・・・・・・・・」ぶるぶるぶる

ゾフィ「どうだ?俺の姉ちゃんの背中、あったけぇだろ?」(少し大きい声で言ってやる)

コニー「・・・・・・・・・・・」(自然と震えが止まる)

鉄平「そっちも無事だったみたいだな」(フラワーと手をつないでいる。その背後ではボニーが訝しげにバランを上から下まで考察している)

コニー「王妃様・・・」

フラワー「??」

鉄平「ははははは。こいつはお前が暗示をかけられてる時に、世話をしていてくれたメイドの一人だよ」

フラワー「え!?ごめんなさい!!その際は大変ご迷惑をおかけしました」ぺこり

コニー「や、やめてくださいにゅあせるどうか頭を上げてくださいにゅ」

鉄平「よぉ、それより半田千恵子はどうしたんだ?」

コニー「・・・・・・・・・・」

ユーリィ「・・解答編は・・このエリアを脱出してから・・」キッ(空を見上げる)


ヒョウウウウウウ・・・・・・ン・・・・
(一直線に降下してくるネコ型のドクロマークがプリントされてるミサイル)


バラン「ゲッ!また大砲かよあせる

ゾフィ「ありゃ大砲なんて生易しいもんじゃねぇ!!みんな散開だ!!」


ヒョルルルルルルルルルルくるくる
(一同の頭上を旋回しながら通り越していくネコ手裏剣)


ユーリィ「・・おお・・」ぽかぁ~ん(それを見上げてる。周りではあっち行ったりこっち行ったりして慌ててるゾフィと鉄平)


ボガアアアアアアアアン爆発
(見事ネコ手裏剣がミサイルを追撃し空中爆破させる)


$あたちのモンハン日記
影丸「みんなご無事で!!」シュタッ煙(一同の目の前に着地したと同時にブーメラン方式で帰ってきたネコ手裏剣を難なく片手でキャッチする忍猫。頭に包帯を体に巻いた猟虫を乗せている)

ブッチャービートル「ゲェ~」

ボニー「ナイスタイミングだよ!影丸♪」

ユーリィ「・・怪我したの・・?」ちら

ブッチャービートル「カナカナカナカナカナ。ゲバゲバゲバゲバ。ケショーン」(早口で何かモノ申す)

ユーリィ「・・そ・・なら平気ね・・」

鉄平「おい!見ろ!!」


ガガガガガガガガガガガ・・
(ネコ式兵器の大軍勢が砂埃を立てながら接近してくる)


ゾフィ「うし!とりあえず脱出だ!!大将!!」

バラン「リチャージOKだぜ!!みんな背中に乗れ!!」

ユーリィ「・・みんなで乗ったら・・ぎゅうぎゅう・・」よいしょっとなはぁ(コニーをおぶったまま背中に乗る)

ボニー「ボクはいつものファーストクラスだぁ♪」シュトッ(いつもの様に頭の上に乗る)



ガガガガガガガガガガガ!!
(全速前進で進むネコ式兵器の一軍)

蒼のブレイブネコネコ兵「絶対に逃すな!!距離を詰めて一斉射撃でトドメを指すぞ!!」ガガガガガガ

ロイ「・・・・・・・・・・」(その隣で双眼鏡を覗いて前方を確認している)


・・・・・・・・・・・・・・・・
(双眼鏡視点。ヒーラー装備の狩人に抱え上げられながら、紅の轟竜の背中に乗せられるメイドアイルーの姿)


ロイ「あれは・・・コニー!!」

蒼のブレイブネコ兵「よし!!突進してくる前にぶちかましてやる!!」ザッ(狙いを定める)

ロイ「よせぇええええええ!!」ダンドキッ(タックルを食らわす)



ボニー「よし!なんだか知らないけど、撃ってこない内に逃げよう!!」

鉄平「いいぞ!バラン!!」(みんな背中に乗った)

バラン「今の俺をなめるんじゃねぇぜ」にや

ゾフィ「すっ飛ばし過ぎてすっ転ぶなよ」やれやれ

ユーリィ「・・南無阿弥陀仏アーメンインシャーラー・・」ぶつぶつ(手をこすりあわせてる)

バラン「おっしゃ!!ラストお騒がせ、いっちょかましてやるか!!」カッキュピーん(目があやしげに光る)


ワッシャッシャッシャッシャッシャッ!!
(豪快に爆走する紅の轟竜)


蒼のブレイブネコ兵「何をする!離せ!!」ググググ・・・(ロイと取っ組み合いをしている)

ロイ「いやだ!!コニーを無事に行かすまでは・・絶対にやらせるものかぁあああああ!!」ドーーーーンドキッ(ネコ式火竜車の上から突き飛ばした)

蒼のブレイブネコ兵「うわぁああああああ・・・・・・!!」ヒョウウウウウウ・・・・・・ン

ロイ「はぁ・・はぁ・・・・」ちら


ドドドドドドドドドドド!!
(遠方で逃遁する轟竜の姿)


ロイ「間違いない・・千恵子さんがコニーをクルセイダーズに引き渡したんだ・・・・はっびっくり」(周りを確認する)


ガガガガガガガガガガガ!!
(周囲で並走する火力兵器は皆、轟竜にロックオンしている)


ロイ「やめろぉおおおおおおお!!撃つなぁああああああ!!」ギュリンsss(操舵のハンドルを全快に回す)


ドオオオオオオオオオオンぎくっ
(ロイの搭乗する火竜車が隣のネコ式兵器に衝突する)


蒼のどんぐりネコ兵「にゃんだぁあああああああ!?」ギュリギュリギュリ!!(慌てて操舵をとる)


ドガアアアアアアアアアンドンッ

ドウーーーーーーーーーン煙

(次々と衝突事故のコンボが起きる。中には勢い余って空中を旋回するネコ式火竜車も)



ボニー「ご覧よ!!敵が衝突事故を起こしたみたいだよ!!」ズドドドドドドド(双眼鏡を覗いている)

鉄平「よし!今のうちだ!!バラン!!」

バラン「・・・・・・・・・・・・・・」(空を見上げながら走っている)

ボニー「どうしたんだい!?」

バラン「いや・・・大気の流れが・・・止まりやがった・・」

ボニー「え?」

バラン「やな予感しかしねぇ!!しっかり掴まってろよ!!」


ズドドドドドドドドドド!!
(更にブーストアップする轟竜)


ロイ「・・いいぞ・・・コニー・・・・今のうちに逃げろ・・・逃げるんだ・・」(転倒しているネコ式火竜車の脇で、俯せに倒れながら見届ける。メガネはひび割れ、頭から出血している)

蒼のどんぐりネコ兵「逃すか・・・」フラフラ・・(千鳥足で巨大なロケット砲を肩に乗せながら照準を定める)

ロイ「!!(あれは・・・対陸戦用の追撃砲!!)」

蒼のどんぐりネコ兵「落ちろぉおおおおおおお!!」

ロイ「よせぇえええええええええええ!!」



ドーーーーーーーーン!!
(突如、大地全体を突き上げる衝撃が起こる)



ロイ「!!」ボウンジャンプ(一瞬宙にバウンドされる)

蒼のどんぐりネコ兵「なっ・・・・」カチッ・・(衝撃の影響で砲身を上に向けたまま思わずトリガーを引いてしまう)


ドオオオオオオオオオオン!!
(空中に発砲される榴弾)



バラン「みんな落ちるなよぉおおおおおおおおお!!!!」ズドドドドドドドドsss



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(大地の爆音と共に巨大地震がエリア全体を揺さぶる)



ゾフィ「なんだなんだぁ~あせる」ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

ユーリィ「・・地震・・それもかなり強い・・!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!(コニーを庇う様にしっかりと背中にしがみつく)

コニー「ふにゅううううううう!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(次々と転倒していくネコ式兵器)


蒼のブレイブネコ兵士「わああああああああああ!!」ガイン(転倒の影響により、誤って何かしらのスイッチを叩いてしまう)


ドウウウウウウウウウウン!!
(一台のネコ式火竜車からどんぐりミサイルが発射される)


ドガアアアアアアアン爆発
(辺り一面を爆炎の渦に包む)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(地上の惨事などお構いなしに、地震は今だ収まる気配すら見せず、激しく大地を揺れ動かす)



蒼のどんぐりネコ兵「MOVEMOVE!!」ゴゴゴゴゴゴゴ!!(おぼつかない足取りで灼熱地獄の現場から退避する猫兵達)


ドガアアアアアアアアンバチッッ

ボガアアアアアアアアアン爆発

(転倒した兵器が火の影響で次々と暴発のコンボを起こす)


ロイ「クッ・・・!!」ゴゴゴゴゴゴゴ!!(俯せて大地をしっかり掴んでいる)

蒼のどんぐりネコ兵「なんてことだ・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ!!(ロケット砲を落とし、後方の火の海を呆然と眺めている)


ヒョウウウウウウ・・・・・・ン・・・・


ロイ「危ない!!」

蒼のどんぐりネコ兵「え・・・」


ドガーーーーーーーーーーーン爆発
(先ほど誤射した榴弾が頭の上に落下してきて爆発する)


ロイ「うっ・・!!」ボチャリ・・(頭の上に焼け焦げた肉片が飛び散ってくる)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(遠方で揺れるニャー神殿を背景に密林を爆走する紅の轟竜)


バラン「うるせえうるせえ!!うるせえぞ!!大陸!!!!」ズドドドドドドドsss

鉄平「フラワー!!」

フラワー「鉄平!!」

ぎゅっドキッ(バランの背中で激しく揺られながら手を取り合う)

コニー「・・・・・・・・・」(揺られながらその光景を眺める)


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!


バラン「はぁ・・はぁ・・!!」ズドドドドドドドsss


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・・!!


ボニー「弱まってきたよ!!」(片手でハットが飛ばないようにおさえながらも、しっかりとバランの頭を掴んで離さない)


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・・


バラン「ハッハッ~!!エリアアウトだ!!あばよ、フェイリンメイリン国!!」ズドドドドドドsss

コニー「・・・・・・・・・・」ちら



ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・・・・・
(静かになる地震と共に、遥か遠くに見えるニャー神殿)



コニー「さようなら・・・千恵子さん・・・・・・ロイ・・」ぎゅっ(婚約指輪を握りしめる)




ゴオオオオオオオオ・・・・・炎
(コニーがはめてる婚約指輪と同じ肉球の型をしたエメラルドグリーンの宝石に、一連の騒動で起きた火災現場が投影されている)

ロイ「さよなら・・・コニー・・・・」(全身ボロボロで毛はすす汚れ、ひび割れたメガネ越しに告別を決意するレモン猫)

蒼のどんぐりネコ兵「ロイ・ファウラー」ザッ・・(手錠を持って近づいてくる兵士。その後ろでは、ボウガンを向けながらにじり寄ってくる猫兵達の姿も)

ロイ「ああ・・・もう・・抵抗はしないよ」スッ(コニーの消えていった密林を見上げたまま、兵士に向かって両手を差し出す)




ズドドドドドドドドドド!!
(密林を抜け、湿地帯を疾走する轟竜。風を切りながら皮膚の色がだんだん元通りに変色していく)

バラン「ハッハッハッハッ!!やったぜ!!ぬけたぞ!!水没林、狩猟エリアだぜぇえええええ!!ひゃっほ~!!」ズドドドドドド

ボニー「バラン!皮膚の色も戻ってるよ!!やったね♪」パシーンびっくり(でこをおもいっきし叩く)

ユーリィ「・・ホッ・・・・・」ちら(安堵のため息と同時にコニーを見る)

コニー「・・・・・・・・・・」(女の子座りのまま俯いている)

ユーリィ「・・・・・・・・・」

ゾフィ「・・・・・・・・・」(その姉を見つめる)

鉄平「ふい~。ひとまず大丈夫そうだな」

影丸「追ってもすぐには来れますまい」(頭にブッチャーが乗ってる)

フラワー「そうね」ちら


・・・・・・・・・・・・・・・
(神殿の姿はもう見えなくなっている)


フラワー「・・・・・・・・・・・・・」

鉄平「安心しろ。もう・・終わったんだ」スッ(抱き寄せる)

フラワー「鉄平・・・・・」(肩を抱かれたまま両目を閉じる)


ドドドドドドドドド・・


ユーリィ「・・・・・・・・・」(コニーになんて言葉をかけていいか分からない様な印象を受ける)

ゾフィ「ユーリィ・・・・」ちら

コニー「・・・・・・・・・・」

ゾフィ「メイドねこにゃん!!」(いきなしコニーの目の前に現れる)

コニー「ひいいいいいい」びびくんガクブル

ゾフィ「さてクイズです」そっ(左耳の側で話してやる)

コニー「??」

ゾフィ「俺達はこれからどこに向かうのでしょう」

コニー「・・・・ユクモ・・にゅ?」

ゾフィ「ま、いいだろう。本当は最後に「でしょう」がついてないといけないんだけど、おまけの正解だ。ま、向こうに着いたら、まずは温泉にでも入れよ」

コニー「温泉・・・」

ゾフィ「ああ、そうだ。お前は生き延びたんだ。どんな理由や背景があろうとな」

コニー「・・・・・・・・」

ゾフィ「だから汗も涙も、みんな温泉で流しちまえ。むつかしいことは・・そっから考えればいいさ。だってお前はもう、自由なんだからな」ぽんはぁ(頭を撫でる)

ユーリィ「・・あの方の死を・・スケープゴートにしてはだめ・・・教示・・・そう思ってる・・」ぽんはぁ(同じく頭を撫でる)

コニー「・・・・千恵子さん・・・・」じわっ(二人の人型の温情が届いたのか、涙が一気に溢れてくる)

ユーリィ「・・・・・・・・・・」(空を眺めている)

コニー「千恵子さん・・・うううう・・・・千恵子さん・・!!」ぐすんぐすん

フラワー「いいのよ。思い切り泣いても・・」スッ・・(優しく抱き寄せる)

コニー「うわああああああああああん!!千恵子さぁああああああああん!!!!」



ドドドドドドドドド・・・・・
(やがて轟竜の向かう先に、同じくユクモを目指すカーブー一行の姿も見えてくる)





絶滅の聖域編/第ニ章「花嫁奪回」完








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7/9(木)0時更新 「なぜなに☆あたモンのコーナー」


をお送り致します♪次回も読んでにゅ(´v`)