~渓流狩猟エリア旧居住区...カーブーんち(借家)
がさりごそりかしゃりこしょり
玄竜「なんだこの家は!!まるで食べ物の貯蓄がないではないか!!」ぷんすか
張虎「それがあんたの息子だよ」
玄竜「情けない・・父は情けないぞ・・カーブーよ・・てえい!!」ガシャーン(人んちの卓袱台をひっくり返す)
張虎「あっ、やめろ馬鹿野郎!!」
玄竜「食べ物も無ければ金目の物も何一つない!!何一つだぞ!?てえい!!」ガシャーン(同じ事を繰り返す)
張虎「おめぇのやってることはただの強盗じゃねぇかしかも実の息子の家に忍び込みやがって」
玄竜「黙れ張虎!!この姿もまた川村流!!サバイバルで生き抜く為には、正しい親子の関係などという世間体など気にしてはおれんの・・・だぁ~!!」ガシャーン(卓袱台をぶん投げて窓ガラスが割れる)
張虎「ああ!バカ!!」
ガシャーーーン(家の外に卓袱台が飛んでくる)
ダリア「・・・・やっぱりだ。中に人がいる」にや
玄竜「くそぉ~!!こんな予定じゃなかったのに・・・こんな予定じゃなかったのにぃ~!!」じだんだだんだ
張虎「狙った家が悪かったな・・・って、ん・・?」ピピピピ(張虎の鼻先が怪しく光る)
玄竜「む・・なんだ張虎。鼻先をあやしげに光らせおって」
張虎「静かにしろ・・誰か来るぞ・・」ピピピピ
玄竜「なんでそんなこと分かる?」ん~(鼻先に顔面を近づけ不思議そうに見てる)
張虎「ロレンチーニ器官だよ。俺たちゃこれで水中の生物を探知するんだ。それを麻生博士が改良して地上でも使える様にしたんだが・・・家の方に来る。やいおじき」
玄竜「ん~」じろじろ(尚も鼻を見てる。もちろんバカな顔しながら)
張虎「本物の物盗りかもしれねぇ。おじき。俺を持つんだ。持って構えろ!」
玄竜「やだ」
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
ダリア「・・・・・・・・・・・・」そろ~(玄関に入ってくる)
「てめぇ!!なんで嫌なんだよ!!」
ダリア「!?」ビクッ
「やだ」
「なんでだ!このわからず屋!!」
ダリア「・・・・・(二人いるのか・・・)」そろぉ~(声のする部屋を覗く)
張虎「いいから早く俺を持て!!」
玄竜「やだ」
ダリア「・・・・・(なんだ・・・あのサメ型ランスは・・・口を利くというのか!?ユクモ近郊は古くより三種共存の地であると聞いていたが、あそこまで連中は先進的な技術を持っていると・・!?)」
張虎「おじき!!そこにいるぞ!!」
玄竜「!?」バッ
ダリア「しまった!!(探知機能だと・・!?)」ザッ
玄竜「何者だ!!」
ダリア「うるさいよ!!」ガガガガガガガ(突撃銃をぶちかます)
玄竜「川村流太刀真山・大崖剛爪熊悶絶山!!」キュピーん
こそこそ(張虎の後ろに隠れる)
説明しよう川村流太刀真山・大崖剛爪熊悶絶山(だいがんごうそうくまもんぜつざん)とは、如何なる剛爪を持つ熊でさえも、崖の上の標的を目の前にしては、その鋭い爪を研ぐことしか出来ず、獲物を目の前に悶絶をあげるしかないという、切ない「熊心(くまごころ)」を表現した絶対防御の技なのである!
張虎「要するに俺が盾になってるだけだろうが」チンチンチン(弾が当たる)
ダリア「ちい!弾薬切れか・・出てきやがれ!!」ブン(アサルトボウガンを投げる)
玄竜「やだ!!」こそこそ
ダリア「はぁ!?てめぇハンターじゃないのかい!?」
玄竜「じゃない!!」こそこそ
ダリア「鬱陶しい男だね!!出てこいっての!!」ガン(張虎を蹴った)
張虎「いてえ!!このアマ!!何しやがる!!」
ダリア「なんなんだよ!?お前らは!!」ガン(張虎を蹴った)
張虎「うお(魚)」
ゴロン
玄竜「今だ隙あり川村流太刀真山・奥義「餓狼撃龍派」!!」バッ
説明しよう川村流太刀真山・奥義「餓狼撃龍派」(がろうげきりゅうは)とは、獰猛な狼も自分より上回る敵を倒すためには相手を油断させる様に、虎視眈々とじっくり様子を伺い、敵が隙を見せた瞬間に目潰しをするという卑怯極まりない技なのだ!
ダリア「あたしに接近戦を仕掛けようってかい!」ガシッ(目潰ししてきた指を掴む)
ボキィッ
玄竜「ぎゃああああああああああああ!!なんか折れたぁああああああああ!!」
ダリア「クソオヤジが!!堕ちな!!」ひょい(そのまま右腕に飛びついて腕挫十字固にもっていく)
ズダーーーーーン(床に倒される玄竜)
玄竜「ぎゃああああああああああああ!!なんか折れるぅうううううううう!!」
ダリア「折れろっての!!」グン
幻竜「ぎゃああああああああああああ」
ダリア「この・・(叫びながらもなんて馬鹿力なんだい、この男!!)」ググググ・・
玄竜「惑ったな!!」キュピーん
ダリア「なに!?」
玄竜「これぞ川村流太刀真山・鳳凰煌剛擬死なり!!」キュピーん
説明しよう鳳凰煌剛擬死とは毒怪鳥のあれ、そして我々の世界では有袋類オポッサム目オポッサム科オポッサムが行う擬死行動、つまり死んだふりである!!
玄流「そりゃ~~~~~~!!」グーーーン(ダリアごと右腕を持ち上げる)
ダリア「な、なんだぁ~!?」グワーーン
玄竜「ちょりゃ~~~~~~~!!」ブーーーーン(右腕にしがみついたダリアごと地面に叩きつける)
ズガアアアアアアアアアアアン
(カーブーんちの木床が豪快に砕け散る)
ダリア「ぐはっ・・・・」
玄竜「ぬ!?まだ離さぬというか!!しつっこい泥棒娘め!!(自分も)我が息子の神聖なる借家より退散しろぉおおおお!!ちょりゃ~~~~~!!」
ズガアアアアアアアアアアアン
ダリア「ぐはぁ・・・・・・」ポロ・・(右腕から手を離す)
玄竜「まだまだぁ~!!川村流猛虎回転術!!」ポイッ(パンツの中からバナナの皮を投げる)
ダリア「うおっ(魚)!!」つるん
玄竜「それぇ!!張虎!!餌だぞ!!」ケリ~ン(ダリアを蹴る)
ゴロゴロゴロゴロゴロ
張虎「クソアマがぁ!!今晩の飯はてめぇで勘弁してやるぜ!!」
ダリア「くそ・・・・・はっ」
張虎「ガアアアアアアアアアアアア!!」
ダリア「ぎゃああああああああああああああ」
グワシャガシャガシャ
玄竜「なんとも無残な・・・しかし、これもまた弱肉強食が常の大陸野生世界では当たり前の光景・・・許せ・・泥棒娘よ・・・」つぅ・・(一滴の涙をこぼす)
張虎「ガハハハハハハハ!!」グッチャグッチャ
ズルズル・・ズルズル・・(みるみるうちにホオジロの大口の中へと引きずり込まれていく女軍人)
玄竜「渓流のとんだ災難。お互いに・・なっ」カッ(自分でぶっ壊した窓から月夜を見上げる)
張虎「グッチャグッチャ・・ギョリギョリ・・ボリボリ」
ゴックン
張虎「げふぅ~」
玄竜「少しは満たされたか?」
張虎「まぁまぁだな」プッ(骨を吐く)
玄竜「あっそう」がさりごそり(何事もなかっかの様に引き続きカーブーの部屋を漁り始める)
張虎「おじき。物色は終了だ」
玄竜「なんで」がさりごそり
張虎「今の女が着ていた軍服・・砂漠の艦隊のものだぜ」
玄竜「あっそう」がさりごそり
張虎「渓流に戦争屋の軍人共が侵入した証拠だ」
玄竜「・・・・・・・・」ぴく
張虎「嫌な予感を俺のロレンチーニ器官がキャッチし始めてるぜ・・・おじき!!俺を持て!!渓流にいるモンスター軍と合流するぞ!!」
To Be Continued
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次回の「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはぁ~
11/12(水)0時更新 「はじめましょうか。かすかな抵抗」の巻
をお送りします♪次回も転がり込んで読もうスピーンしながら。すんごい疾さで。