パシュウウウウウウウウウ・・・・キラキラ
(カーブーを覆う練気が静かに音を立て弾け散る)


雪左「川村はんの練気が・・!!」

宗方「いかん・・萎縮した為に川村殿を覆う練気が消失してしまった・・!!」


あたちのモンハン日記
カーブー「・・・・・俺は・・・俺は何も出来やしないのか・・!?」

黄「哀れユクモの川村。得物を失い戦意喪失したか。お前は所詮、その程度の男だったというわけだ」

カーブー「・・・・・・・・・・・」ガクガクガクガク・・・・










「あたちのモンハン日記」
☆カーブーの東方見聞録編☆












~緑安、商店街通り

ざわざわがやがやDASH!(倒壊した主屋の上に河狸獣が腰を下ろしている。その騒動を嗅ぎつけた町民が辺りを囲んでいる)


彭関越「いちちち・・・とんでもない馬鹿力ずら」ぶんぶん(頭を左右に振る)


ガルグイユ「河狸さん!大丈夫えしゅか!?」とすとすとすとすsss(四本足で上手に歩いて近づいてきた)

彭関越「ああ・・。それよりあの二人を」ちら


ライマ「ううう・・・・・!!」ふらふら

フウマ「あああ・・・・・!!」ふらふら(まるで生気を失ったゾンビの様におぼつかない足取りで彭関越に接近して来る)


ガルグイユ「こうなったらサメ君も・・!!」

彭関越「巨大化しちゃ駄目ずら」ドシャーン煙(大破した木々を踏みつけ起き上がる)

ガルグイユ「でもこのままじゃ・・!」

彭関越「今ガルグイユ小人が大人に変身してしまったら、周りの町民をますますパニックにさせてしまうずら」ズン

ガルグイユ「そんな悠長なこと言ってる場合じゃないえしゅよ!?このままじゃ河狸さんだって・・」

彭関越「それにおらはさっき、ガルグイユ小人の仇討ちを断ってしまったずら・・・共に戦うと誓ったはずが、すぐにそれを破ることをしてしまった・・そのせめてもの罪滅ぼしずら。だからここはおら一人で片付けるずら」にこ

ガルグイユ「河狸さん・・・」


剣客A「おい!あれ河狸獣じゃねぇか!?」

剣客B「なんだぁ~!?ライマさんとフウマさんと揉めてるみたいだぜ!?」

剣客C「あの野郎!町では暴れないっていう血判書を書いたんじゃなかったのか!?」

剣客A「いくら喋れるとはいえ、所詮は凶暴なモンスターだったってことだろ。あのいつも一緒にいるちびすけもきっとそうさ」


ガルグイユ「な・・ひどいえしゅ!!サメ君達はみんなを守ろうとしてるだけなのに!」

彭関越「みんな!!違うんずら!!これには理由があるんずら!!」


剣客A「どうあれ、お前たちがライマさん、フウマさんと喧嘩をしてることには違いないだろう?」ザッザッザッザ・・

剣客B「そうだ。ライマさん、一体何があったんですか?」ザッザッザッザ・・(惚けた様子でただ背中を向けて立っている大男二人に近づく)

ライマ「ウガアアアアアアアアア!!」グオオオオオオオンドキッ(裏拳を喰らわせる)

剣客B「ぐはぁ血痕」ズデーーーーーン!!

剣客A「なっ・・!!」スチャ(すかさず刀の鞘を掴む)

剣客C「ライマさん!?」

フウマ「ウオオオオオオオオオオオオオ!!」ブーーーーーーングー(グウパンチ大振り)

剣客A「ぎゃあああああああああ」グシャーーーーーン血(顔面を拳で潰される)

剣客C「フウマさんまで!?」

スッ(剣客Cの全身が影で覆われる)

剣客C「え・・・・・・・」

ライマ「うううううう・・・・!!」ズン煙(目の前に立つ黒目タイプの大男)

剣客C「ひ・・ひええええええええ!!」

フウマ「うがああああああああ!!」ブーーーーーングー(背後から殴りかかってくる)

剣客C「ぎええええええええええ!!」

ライマ「おがああああああああ!!」ブーーーーーングー(正面から殴りかかってくる)

剣客C「お助けええええええええ!!」ガバッふん(その場にしゃがみ込む)

彭関越「やめるずらあああああああああ!!」


ガシーーーーーーーン!!
(大男二人の間に入り両手で双方の拳を抑える)


剣客C「・・・・・な・・!?お、お前・・!!」

彭関越「この二人は意識を暴走させられちまったんずら・・!!さぁ、今のうちに逃げるずら!!」グググググ・・・!!

剣客C「わ、分かった!!町民にも避難する様に言って来る!!」ザッsss(その場から立ち去る)

彭関越「た、頼むずら・・!!」グググググ・・・・!!

剣客C「あ、それから!!」ぴた

彭関越「なんずら・・早く怪我人を連れて逃げるずら・・!!」

剣客C「お前のこと、誤解してすまなかった!!そのこともちゃんとみんなに説明させてもらうぜ!!」ダッsss

彭関越「・・・フフ。人型も捨てたもんじゃないずら。そうずらね・・?ダニエラ!!」

グワーーーーーーーーン!!
(両腕を広げ大男二人を弾き飛ばす)

ライマ「ひげええええええええ!!」すて~んびっくり

フウマ「ほげええええええええ!!」ころり~んびっくり

ガルグイユ「やったえしゅ!!さぁ、今のうちに逃げるえしゅよ!!」グイ(顔面を殴られた剣客Aの襟首を甘咬みして安全な所まで運ぶ)

剣客C「みんな!逃げろ!!俺達がいちゃ河狸の邪魔になる!!早くするんだ!!」(気を失った剣客Bを担ぎながら町民を鼓舞する)

ワアアアアアアアアア・・!!
(散開していく町民たち)


彭関越「よし。それでいいずら。さて・・」ちら

ライマ「ううううう・・・・!!」むく

フウマ「おおおおお・・・・!!」むく

彭関越「気絶させちまわないと駄目なようずらね・・こうなったら木々拳を使うしかないずらか」

むんずはぁ(大破した主屋の残骸から木板を拾い上げる)

彭関越「これでいいずら」はむ(と、それを口に咥える)

ライマ「うがああああああああ!!」バッ

フウマ「おがああああああああ!!」ババッ(二人して両手を上げながら突進して来る)

彭関越「ふぬうううううううう!!」ブーーーーーーーンsss(口に咥えている木板で大男二人の横っ面をひっぱたく)

ライマ「ぎゃひ~~~~~~~~!!」すて~んびっくり

フウマ「ぎょへ~~~~~~~~!!」ころり~んびっくり

彭関越「ほががががが!!ぽぐぐぐぐぐぐ!!(何か決め台詞を喋っている様だが、木板を咥えている為、解読が不明)


ガルグイユ「その調子えすよ、河狸さん!!頑張って!!よし、町の人もいなくなったからサメ君も・・」


彭関越「ぽげげげげげ!!ほがほがよ!!


ガルグイユ「ほがほがよ・・・サメ君は大きくなっちゃダメだってまだ言うんえしゅか!?」


彭関越「ほげーほがががが!!ほんがほんが!!」


ガルグイユ「ほんがほんが・・・河狸さんとサメ君で相手をしたら、二人を殺してしまう可能性がある・・・だからダメだと言うんえしゅね!?」


彭関越「ほんげ、ほんがら、ほんがっちょ」キリッ(大木を咥えるその顔は実に清らかである)


ガルグイユ「分かったえしゅ・・。そこまでライマさんとフウマさんを助けたいという頑な意志があるのならば、ここは河狸さんに任せるえしゅ」


彭関越「はひがとう。はるふいゆしゃおれん(ありがとう。ガルグイユ小人)」


ライマ「うがああああああああああ!!」ダッsss

フウマ「うごおおおおおおおおおお!!」ダッsss


ガルグイユ「また起き上がってきたえしゅよ!!」


彭関越「ふがああああああああああ!!」ブーーーーーーン煙(咥える木片で薙ぎ払う)

ライマ「ふんが!!」ガシッドキッ(両手で掴む)

フウマ「ほんが!!」ガシッドキッ(同じく)

彭関越「ふぬぬぬぬぬぬぬぬ・・・!!」グググググ・・・!!

ライマ「はいやああああああああああ!!」

フウマ「ほいやああああああああああ!!」

グーーーーーーーン!!
(木片をめいいっぱいかちあげる)

彭関越「ずらああああああああああせる」ずでぇ~んドキッ(木片を口から離しひっくり返る)


ガルグイユ「河狸さん!!」


彭関越「いちちち・・こうなったら己の肉体で勝負ずら!!」ズワァーン(仰向けの状態から勢い良く起き上がりファイティングポーズをとる)

ライマ「うがあああああああ!!」ダッ

フウマ「うごおおおおおおお!!」ダッ

彭関越「これならどうずら!!」ぎゅりんくるくる(体を丸め、球体になる)

ゴロゴロゴロゴロゴロ!!


ガルグイユ「出た!ローリングビーバー!!(勝手に命名)」


彭関越「これを食らって早いとこ気絶しちまうずらよ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロくるくる

ライマ「はちゃああああああああ!!」

フウマ「ほちゃああああああああ!!」

ガシーーーーーーーンぎくっ
(大男二人が巨大な球体と化した河狸を全身で受け止める)

彭関越「なんて馬鹿力ずら・・!!」グググググ・・・

ライマ「はりゃああああああああ!!」

フウマ「へりゃああああああああ!!」

グワーーーーーーーーーン煙
(すくいあげ放り投げる)


ガルグイユ「河狸さん!!」


ズガアアアアアアアアアンぎくっ
(主屋に投下させられ、それを破壊してしまう。すかさず住居から避難する家の主達)


彭関越「まさかおらがぶん投げられるなんて想像もしてみなかったずら汗」ぶんぶんsss(木っ端微塵の主屋を下敷きに、頭を左右に振りながら牙獣モードにトランスフォームする)


ガルグイユ「あの重量の河狸さんを持ち上げるなんて・・門兵さん達はとんでもなく凶暴化してしまったんえしゅね・・!!」


ライマ「フンがぁ・・・・!!」ザッザッザ・・

フウマ「アンがぁ・・・・!!」ザッザッザ・・


彭関越「くそ・・このままじゃ・・・!」


プップクプップップ~~♪

ほにゃらプップクプップップ~~♪



ガルグイユ「この音は・・!?」

彭関越「なんずら!?」きょぴーーーーんキラキラ(全身が何やら神々しく光る)


あたちのモンハン日記
ロージー「おっホッホッホッホッホ♪ユクモノホルンによる攻撃力、防御力強化の旋律効果を与えたのよ!!さぁ!立つのよ、関君!!」


ガルグイユ「ロージーおねえちゃん!!」

彭関越「さすがはローズ小姐ずら!!これで負けないずらよ!!」ガッドキッ

ロージー「ガルグイユ君!さっきの「おっかなシャークモード」に変態して!!」

ガルグイユ「え・・(おっかなシャークモードって・・汗)」

ロージー「早く!さっきあたしを凍結させた氷やられ効果で、あの二人の動きを制御するのよ!!」

ガルグイユ「なるほろ!!あったまいいえしゅ!!」

ファイヤージンガー「俺の提案なんだけどな。きっと」(ロージーの左肩の上でアクション「やれやれ」をする)

ガルグイユ「そうと決まったらぁ・・・・シャシャシャシャシャ!!」




ジャキーーーーーーーーーン!!


ガルグイユ「シャークモード全開だぜぇええええ!!シャシャシャシャシャ!!」

ライマ「ほが!?」びくっびっくり(怯み)

フウマ「ふが!?」びくっびっくり(怯み)

ロージー「今よ!!二人が怯んだわ!!」

彭関越「おらが動きを止めるずら!!」ダンびっくり(大ジャンプ)

ライマ「!!」

フウマ「!!」

彭関越「ずらあああああああああああ!!」ビュオオオオオ!!(ヒップアタックで突っ込んでくる河狸獣)


ボヨォオオオオオオオオオオオンぎくっ
(お尻でおもいっきりふっとばされる大男二人)


ライマ「ほんがあああああああああせる」ずで~んびっくり

フウマ「あんがあああああああああせる」ころり~んびっくり


ファイヤージンガー「でかしたぞ!出っ歯!!」

ロージー「ガルグイユ君!!今よ!!」


ガルグイユ「いくぜ!!シャアアアアアアアアアアア!!」

ブシャアアアアアアアアアアアア
(水ブレスを大男二人に吐きかける)


ライマ&フウマ「ちべたいいいいいいいあせる


ロージー「やった♪」

ファイヤージンガー「見ろお嬢!二人の体が・・!!」


ピキピキピキピキ・・・!!
(瞬く間に体が凍結していく二人。頭だけは出てる氷ボール状態でうつ伏せになる)


ライマ「うがああああああああ!!」

フウマ「ほがああああああああ!!」


彭関越「やったずら!動きを封じたずら!!」

ロージー「ここからが本番よキラーン」シャキーーーーーん捕獲用麻酔玉(両手に捕獲玉を握っている)

ガルグイユ「??」

ロージー「ど~りゃ~~~~~えっへん」ダッダッダッダッダッダッダsss(捕獲玉を両手いっぱい振りかぶりながら、氷ボール状態の大男二人に接近していく)

ファイヤージンガー「顔面目掛けてぶん投げてやれ!!」

ロージー「おちろ!!おちろ!!おちろぉおおおおおおおおおお!!」ブンブンブンブンブンブンsss(投げては次々と新しい捕獲玉をポッケから出してはまた投げる)

ライマ&フウマ「ぎゃあああああああああ」ばすーんばすーんばすーんびっくり(顔面に捕獲玉が次々と当たる)

ロージー「はぁはぁ・・これが最後よ・・キラーン」にや

むんずはぁ(巨大な捕獲玉を頭の上に掲げてる)

彭関越「よくあんなおっきい玉を・・汗

ガルグイユ「ハンターって生き物にコモンルールは通用しないのさ」

ロージー「おちろぉおおおおおおおおおお!!」ブーーーーーーンsss

バシャアアアアアアアアアアン!!
(二人の顔面におもいっきり巨大捕獲玉が当って弾ける)


彭関越「どうずら!?」


ライマ&フウマ「・・・・・ハラホレ・・・ヒレハラァ~・・・・・」

ガクーーーーーーーンふん(おちた)

ライマ&フウマ「ZZZZZZZZ・・・・・」すやすやすやすや(実に気持ち悪い笑みを浮かべながら安眠している二人)


ガルグイユ「やったぜ!!大成功だ!!」

ロージー「まだよ!!」ゴインドキッ(ユクモノホルンを抜く)

プップクプップップ~♪

プップクプップップホ~♪


彭関越「今度はなんの旋律ずら?」


しょきーーーーーーーんキラキラ黄色
(ライマとフウマの全身が光る)


ロージー「体力増加よ♪ずいぶん暴れたみたいだからね。これでひと安心♪」パチりん(ウィンクする)

ガルグイユ「シャシャシャシャシャ!!さすがはローズ同志!!サメ様が見込んだカリピストだぜ!!」

彭関越「ふぅ・・なんとか一段落ずら。それもこれも、みんなの見事な連携があっての勝利ずら・・ね」ちら

ロージー「うわ~はっはっはっはっはっ歯(から笑い)見たかぁ~!ローゼンクロイツの頭の硬い親族共がぁ~!おんどれらが非常識と忌み嫌っておったハンターの医療術と、ローゼンクロイツの医学を見事クロスオーバーさせたったわぁ~!!おまけに狩猟笛の旋律効果がこの二人の命を救いよったんじゃぞぉ~!?どうじゃ~!!わしの言うとおり、ハンターに不可能はないんじゃ~!!ぶわっはっはっはっはっはっは・・・歯!!」いーえっへん(オリジナルハンターアクション「歯を見せる」をかます)

彭関越&ガルグイユ「・・・・・・・・汗

ライマ&フウマ「ごがぁ~・・ごがぁ~・・・・♪」(嬉しそうに夢見てる)

パリ~ンドキッ(ついでに氷ボール状態も解除)

To Be Continuedえっへん






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次回「あたちのモンハン日記」ストーリーモードは

9/21(日)0時更新 「我が剣翔ここに終焉を迎えん」の巻


をお送りします♪お楽しみに☆