ガルグイユ「あいつらえしゅ!!サメ君のかじょくを殺したのは!!」


彭関越「え・・・・・」


カペラ「・・・・・・・・」(不敵な笑みを浮かべながら一同を傍観している)


あたちのモンハン日記
ロージー「あの二人は暗黒商会っていう悪い組織の人間なの!!」

彭関越「そんな・・・・ダニエラ・・」





「あたちのモンハン日記」
☆カーブーの東方見聞録編☆






カペラ「あんたにしては上出来だったじゃない?時給アップしてもいいかも」

ハッキネン「だろ?形勢逆転ってわけだ。にしてもあのクソ坊主が、あの時のザボアザギルだっとはな・・知的生命体種ってのはまったく不可解な生き物だぜふん

カペラ「そういうこと。ってことでそっちのサメの坊や。おとなしくこっちに来なさい」


ガルグイユ「ぐぐぐぐ・・・・!!」じりじり・・

彭関越「待つずら!!」


カペラ「・・・なに?」


彭関越「ダニエラ!!お前、悪い組織の人間だって・・本当ずらか!?」


ハッキネン「ああ?あの出っ歯、今更何抜かしてやがる。それにダニエラって呼んでやがるが・・・ん・・?」

ザッsss(一歩前に出るカペラ)

カペラ「そうよ。文句ある?」


彭関越「ダニエラ・・・・・」

ファイヤージンガー「あの野郎共は俺の故郷も荒らしやがった悪党だ!!構うことはねぇぞ出っ歯!!ぶっ飛ばしちまえ!!」ビシッとドキッ(葉っぱの手で号令する)

ガルグイユ「こうなったらもう一度ザボアザギルに変身してやるえしゅ・・!!」


ハッキネン「いいのかぁ~?クソ坊主。これ以上、騒ぎを大きくしてよ?町には俺がこの筋肉ブラザーズに命じて派遣させた剣客がうようよしてるんだぜ?化け鮫にトランスフォームしたら、今度はてめぇに討伐依頼が出るぜ?」にや


ガルグイユ「この・・・!!」


カペラ「それよりサメのボク。さっきあんた達が話してた内容を聞く限りじゃ、氷海であたしが撃ったウイルス弾の病原体も体内適合させてしまったわけ?」

ハッキネン「ああ、あれか?感染者の臓器を毒袋化させちまう、開発者のあんたでも抗体が精製出来ないほど強力なウイルスってやつだろ?ほんとにあんたはマッドだよ汗

カペラ「残念・・結構強力なやつだったんだけど・・商標は頂けないみたいねふん


ロージー「やっぱり・・あなたが撃ったのね!!」


カペラ「そ。でもサメの坊やがいけないのよ?あたし達はあなたに会いにわざわざあんな氷海なんていう辛気臭い土地まで行ったっていうのに、黙って逃げようとするのだもの。あの時はあなたがお目当てのザボアザギルだって知らなかったわけだし?ウイルス弾の発砲具合を確かめる意味でも部下に命じて撃たせたってわけ。でもまさかあれを撃たれて生きてるとは夢にも思わなかったわ」


ロージー「あなた・・最低だわ!」


ハッキネン「俺もそう思う」

カペラ「でもちょうど良かったじゃない?だって撃たれた張本人が、強力なウイルスをも体内適合させてしまう能力を持った知的生命体種だったんだから。サメの坊やは見事、医療分野においても相対的に適応してみせた・・このバトルプルーフは確かなる収穫になったわけだし・・ね?」にや(不敵に微笑みながらメガネをクイッと直す)


ロージー「なんてインテリ性悪女のステレオタイプなのかしら・・!!生理的に嫌いぷんぷん」ぷん


カペラ「こっちもよ。天衣無縫な世間知らずのカリピストさん。まさかあんたがあのローゼンクロイツの愛娘だったとは思わなかったけど」

ハッキネン「ゲッ!マジかよびっくりあのちんちくりんが!?って、あいつも拉致るか?金持ち連中のドールしたらたんまりと稼げるぜ?」


ロージー「だぁほぉ~あぁっ?!誰が拝金主義のブタオヤジの奴隷になんかなるっちゅうんじゃ!!」ガッドキッ(勇ましく中指を立てる令嬢)

ガルグイユ「やめるえしゅあせるよくないえしゅよ、そのカっとなると出る「へんてこりんな」方言は汗

ファイヤージンガー「聞いたか?出っ歯。あれがあいつらのビジネスなんだ。性根が腐っちまってる人型をした悪魔なんだよ。あいつらは」

彭関越「・・・・・ダニエラ!!なんでそんな悪いことをしようとするずら!?」


ハッキネン「はっはっはっはっは!!バカじゃねぇのかあのクソ出っ歯!?ここでそんな机上の空論に答えを出せっていうのかよ。アホくせぇ。とっととサメの坊主をよこしな!!それから令嬢もこっち来い!!たっぷりと可愛がってやるぜ・・・うひょひょひょひょひょ」(実に品性下劣な笑い方をする)


ロージー「うひいいいいいいいいサー・・・・ッ」ゾクゾクゾク

ガルグイユ「誰が行くものえしゅか!!それにお前たちなんかこの姿でも十分やっつけれるえしゅよ!!」

ファイヤージンガー「そうだそうだ!こっちにはな、出っ歯っていう心強い味方もいるんだぜ!?なぁ、出っ歯!!」

彭関越「・・・・・・・・・・」

ガルグイユ「どうしたえしゅか?河狸さん」

彭関越「出来ないずら・・・」

ファイヤージンガー「ああん!?てめぇ、さっきガルグイユの為に共闘するって誓ったばかりだろうが!!ええ!?」ぷんすかDASH!(すげえ怒るドスビスカス)

彭関越「だって・・・だってダニエラは・・おらの最初に出来た人型の友達だから・・」

ロージー「え・・・それじゃ・・ずっとあなたが探してた人って・・」


ハッキネン「ギャハハハハハハハハ!!最高だぜ!?なんの心理戦だよ、それ!?俺もその手でこの冷血クソメガネを脅してやりゃよか・・」

カペラ「黙って」ガスーーーーーーーンぎくっ(すごくヘビーな肘鉄をハッキネンに食らわす。膝から崩れ落ちるハッキネン)


ガルグイユ「河狸さん・・・」

彭関越「すまないずら、ガルグイユ小人・・。でも・・でもおらには、ダニエラがそんな悪い人型だとは思えないずらよ!!」

ファイヤージンガー「なんだと出っ歯!!その前歯ぁ~食いしばれ!!おめぇみてぇな出来損ないの牙獣種は、俺が修正してやるぅ~~~~~!!」ブンブンくるくる(葉っぱの手をぶん回す)

ロージー「よしなさい、ジンガー」きゅむっはぁ(左肩に乗ってるジンガーを手で制御するように摘む)

ファイヤージンガー「なんでだよぉ~お嬢あせる」じたばた

ロージー「ダニエラさん」ザッ煙


カペラ「なにかしら?」


ロージー「あたし達は絶対にあなた達には屈しない。そしてあたしは自分のお友達の言うことも信頼するわ」

彭関越「ロージー小姐・・」


カペラ「それはどういう意味かしら?」


ロージー「はっきりとは言えない・・・けど、ここにいるあたしの大切なお友達、ガルグイユ君に関君の言うことは信じる。ただそれだけ」

ガルグイユ「ロージーおねえちゃん・・」


ハッキネン「ケッ。上流階級のクソガキが・・夢みてぇなことぬかしやがって」すくっ

カペラ「黙って」

ガスーーーーンぎくっ(やっと起き上がろうと地面についたその手の甲を、かかとで思いっきり叩き潰す。悶絶しながらのたうち回るハッキネン)

カペラ「それで?具体的に何が言いたいわけ?」


ロージー「だから今は退いて欲しいの」


カペラ「・・・・・・・。時間が解決するっていうのかしら?ご令嬢さん」


ロージー「それも分からない。けど・・けど今はそれがベストだと思う」


カペラ「簡単にあたし達が引き下がるとでも思って?」


ロージー「こうしてる間にもさっきの殺し屋さんが着ちゃうかもよ。それと言い忘れてたけど、あの人、ギルドナイトさんだったみたい」


ハッキネン「な!?ギルドナイトだぁ~!?おいマジで・・」

カペラ「五月蝿い」すこーーーんドキッ(後ろ蹴りで吹っ飛ばす)


ロージー「そっちにとっても今「リタイヤ」した方がいいはずじゃない?」ちら


カペラ「・・・・・・・・・・」


彭関越「ダニエラ・・・・」

ガルグイユ「ロージーおねえちゃん・・・」

ロージー「ごめんね、ガルグイユ君。でもあの人達の言うとおり、ここで戦闘はよくないと思う。それにこれ以上、緑安のみんなに迷惑はかけれない・・だから・・わかってくれる?」

ガルグイユ「・・・・・えしゅ・・」


カペラ「わかったわ。撤退しましょう」

ハッキネン「あきらめんのか?時間は・・もうそろそろだぜ?」こそり

カペラ「あのザボアザギル・・今はスクアギルがとても大人しくついてくるとは思えないわ。それにギルドナイトの追跡を振り払うほうが先よ。今回あたし達に与えられたクエストは残念だけど、あの令嬢の言うとおりリタイヤした方が良さそうね・・」

ハッキネン「いいのか?責任を負わされるのはあんたなんだぜ?」ぼそ

カペラ「あんたに心配されなくても。そんなことより、いよいよあたしもギルドの指名手配犯になったのよ?つまりギルドが本格的にあたし達(ブラックギルド)を壊滅しに動いてる証拠・・新大陸の状況の方が心配じゃなくって?」

ハッキネン「抗争が起きてる可能性大・・か」

カペラ「そういうこと。ローゼンクロイツのご令嬢!いいわ!あなたの申し出、受け入れてあげる!」


ロージー「よかった・・・」はぁ・・

ガルグイユ「ぐぬぬぬぬぬぬ・・・!!」

ファイヤージンガー「今は我慢だぜ。ガルグイユ」

ガルグイユ「えす・・!!」ギリギリ(ギザギザの歯を食いしばっている)


カペラ「じゃ、そういうことで」ザッ


彭関越「ダニエラ!!何処に行くんずら!?」


カペラ「図に乗らないでくれる?牙獣種の知的生命体種さん」クルッ


彭関越「なっ・・・」


カペラ「あんたも聞いたでしょ?その令嬢の言うとおり、あたしは人型の皮を被った背徳の悪魔なわけ。ちなみに仕事はこの大陸全土に破壊しかもたらさない殺戮兵器を作ること。だからあんたなんかの純真を打ち砕いても・・なんとも思わないんだから」スッ(目を伏せる)


彭関越「ダニエラ・・・・・」


カペラ「そういうことで。じゃあね、お人好しさん達」ザッザッザッザッ・・

ハッキネン「あばよ!!豚ども!!次こそチャーシューにしてやっからな!!」ガッドキッ(中指を立てながら腰巾着の様に女史に付いて行く、こ汚い男)

ザッザッザッザッッザッザ・・・・・


彭関越「ダニエラ・・・・・」

ファイヤージンガー「お嬢!あのまま行かせちまっていいのかよ!?すぐに警備兵に知らせようぜ!?」

ロージー「無駄よ。きっと怪我人が増えるだけ。あの人達の処遇はギルドナイトさんに任せましょ。それよりもまずはライマさんとフウマさんを看病しなきゃ!!」ダッsss

ガルグイユ「・・・・・・・・・」

彭関越「・・・・すまないずら・・。ガルグイユ小人・・・」

ガルグイユ「・・・いいんえしゅ・・・・今はまだ・・・」

彭関越「・・・・本当に・・・すまないずら・・・」ガクン


ファイヤージンガー「おい!二人共!ぼやっとしてねぇでこっちを手伝って・・・」


ズオオオオオオオオオオオン!!



ガルグイユ「!!」

彭関越「なんずら!?」

ロージー「なんの音!?まさか・・」

ファイヤージンガー「いや、爆破音じゃないことは確かだが・・・クソ兄貴の練気が弾けた音だぜ!!きっと!!」

ロージー「おにいちゃん・・・」(空を見上げる)


むくり・・・(ライマとフウマが静かに起き上がる)




ざわざわがやがやDASH!(一連の騒動に騒然とする町民をよそに、足早と通りを抜けていくカペラ&ハッキネン)

ハッキネン「連中のおかげで町は軽いパニック状態だな。この隙にとっとと脱出しちまおうぜ」ザッザッザッザッ

カペラ「そうね」ザッザッザッザッ(辺りに視線を走らせながら進む)

ハッキネン「しかしよ、本当にギルドナイトがあんたを狙ってるのか?」

カペラ「連れ去りたいみたい」

ハッキネン「デートの誘いにしちゃ、ちと強引な方法だな。それにしてもとんだ有名人になっちまったもんだな」

カペラ「羨ましい?あんたも早くそれくらいの大物になれば?無理だと思うけどあぁっ?!」はん(呆れ顔)

ハッキネン「ちっ・・ほんとに可愛くねぇ汗じゃあ、その白馬の騎士(ナイト)様に冷血姫が連れて行かれないよう、しっかり護衛しましょ」

カペラ「あんたより、あいつの方が頼りになるかも」ぼそ

ハッキネン「ああ?なんか言ったか?」

カペラ「虚言。それより、そろそろかしら・・あんたの掛けた保険が作動するのは」

ハッキネン「だな。直に「作動」する」

カペラ「あんたがあの門兵達に投与した、通称エンジェルダストと呼ばれる有機化合物PCP(フェンサイクリジン)・・・それを体内投与された者は、およそ三段階の痛覚減少と機能異常作用を経た後、虚脱、喪失、退廃、そして絶望感による脳内パンデミックに侵される・・そしてその深く不快な悪夢から覚醒した時・・」




ふら・・ふら・・・・

(まるでゾンビの様に遊歩するライマ&フウマ。その顔に生気は感じられない)


ファイヤージンガー「おい、お嬢!筋肉ブラザーズが起き上がったぜ!」

ロージー「え・・・」ちら

ライマ「うがああああああああああ!!」(もの凄いよだれを垂らしながらロージーに襲いかかってくる黒目の大男)

フウマ「んごおおおおおおおおおお!!」(同じく白目の大男)

ロージー「うひいいいいいいいいいいえっ


カペラ「死をも恐れぬフィアレスファイターが誕生する」にや

To Be Continued








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そんだこんだの次回「あたちのモンハン日記」は、ザ・中継ぎ記事だすあーん。

9/11(木)0時更新 「たぶん作者のぼやきのコーナー」でしょう


をお送りします♪夢色ハッピー、この指とぉ~まれにこっ(特に意味はなし)