あたちのモンハン日記
カーブー「どうした?それともこの人だかりで騒ぎを起こすか?」ザッ

黄「たいした自信家だな。ユクモの川村」

カーブー「なに・・?(こいつ、俺の事を・・)」

黄「残念だが、今は貴様とは遊んでられん」ちら


カペラ「・・・・・・・・」じー(人混みの隙間から見てるヒバゴンマスクの金髪女史)


黄「ターゲット・・発見」にや




「あたちのモンハン日記」
☆カーブーの東方見聞録編☆






~緑安、正門
$あたちのモンハン日記

門兵A「ふぁ~あ。今日も平和だな」ぽりぽり(頭をかいてる)

門兵B「怪しい通行者は今日もなし、と」

門兵A「そういえばさっき宗方さんと一緒に来た眼帯の剣豪いたろ?ありゃ相当、腕が立つな。たくさんの通行者を見てきたが、間違いない。あれは出来る男だな」う~む

門兵B「それに引き換えよ、昼前に都から出てった外人いんだろ?あのこきたねぇ奴。なんでも都の中じゃ同じ外人の、どえらいべっぴんさんと一緒だって聞くけどよ。あいつ、なんなんだ?」

門兵A「さぁね。けど分かるのは、あいつは大した男じゃねぇってことだな。目がやばい。いつも死んだ様な目をしてこの門を通って行きやがる」

門兵B「きっとべっぴんさんにこき使われてるんだろうよ」(大正解)

門兵A「尻に敷かれてんのか。そればっかりは異国の地でも変わらないってことか・・ん?」


ダッダッダッダッダッダッダ!!
(遠くから正門に向かって走ってくる子汚い男)


門兵A「噂をすればだな」

門兵B「なんだ?血相変えて走ってくるぞ」


ダッダッダッダッダッ・・・キキィ~DASH!(門兵の前で立ち止まる子汚い男)

ハッキネン「おい!!聞きてぇことがある!!」ぜえぜえDASH!

門兵A「なんだいやぶから棒に?」

ハッキネン「ここを隻眼、隻腕のハンターが通っていかなかったか!?」





~緑安、商店街通り

ざわざわざわざわ・・・・

ライマ「あの男の風貌はまるで・・」

フウマ「うむ・・まさか先ほどの話しがここで繋がるとはな・・」

あたちのモンハン日記
ロージー「え・・どゆこと?」ぱちくり

雪左「食事中、話題になってた剣客はんどす」


ガルグイユ「マオウえしゅね!?」

ロージー「ふぁ・・・・。マオウ・・来訪・・・」ちら


黄「・・・・・・・・・・」(その隻腕の後ろ姿からは不気味な威圧感を感じる)


ロージー「えしゅか?」

ガルグイユ「えしゅね」

宗方「あわわわわ・・えらいことになったでござる・・あせる」(口に両手をあて、あわわしてる)

ロージー「って、ちょっと!事情説明してよ!!この!!しっかりしろ!!」パシーンびっくり(大人の頭をひっぱたいた)


カペラ「・・・・(あの奥で見てるのは・・スクアギルだわ!)」キュピーンキュピーん(メガネをかけたヒバゴンマスク越しに両目があやしげに光る)


カーブー「おい、あんた。なぜ俺がユクモから来たと知っているんだ?」


彭関越「川村大人。やっぱりこいつ、怪しいずらよ」

黄「ふん。新大陸で知的生命体種のモンスターを引き連れた愚連隊の一将が。まさかこんな遠方の地で遭遇するとは思わなかったがな」ザッザッザ・・・(カーブーの横を素通りする)

カーブー「待て!話しはまだ・・」ガッドキッ(左肩を掴む)

黄「触るな」

ギュリッ・・ぎくっ(左肩を掴むカーブーの手を右手で握る)

カーブー「いてえ!!(なんてバカ力なんだ・・!そうか・・こいつ、この一本しかない右腕の筋肉を異常に鍛錬しているんだ・・!)」


カペラ「・・・・・(いいわよ。その調子で喧嘩しなさい。その騒動の隙に、あのスクアギルを誘拐すれば・・・って、まったく。こんなチャンス時にあのバカボディガードはなにやってんのかしらむかっ)」ぷんすか(自分が追い出したくせして)


黄「・・・・・・・・・」ザッザッザッザ・・(カペラに向かって一直線に歩いて来る隻眼の剣豪)


カペラ「え・・・・」ちら


黄「ドクターカペラだな。探したぞ」にや


カペラ「!?」


黄「髪の色といい、今の反応・・仮面越しだが、図星の様だな」にや


ハッキネン「ドクター!!逃げろぉおおおおおお!!」(人混みをかき分け走ってくる)


カペラ「!!」


黄「ちっ・・・」


カーブー「なんだ・・・?」

彭関越「あいつはこの前の密猟者ずら!!」


ロージー「あの人・・・!!」

宗方「なんでござるか?あの御仁は」

ガルグイユ「間違いないえしゅ!!サメ君の故郷を襲った軍人の一人えしゅ!!」

雪左「それとこの前、ガルグイユはんを誘拐しようとしはったお方どすね」

ライマ「なに・・!?」

フウマ「取り押さえろ!!」


ざわざわざわざわDASH!


カペラ「なんだか分からないけど今のうちに・・!」ザッsss(人混みに消えよとする)


黄「逃すか。狂科学者の雌狐が」ダッsss


ハッキネン「させるかよぉおおおおおお!!」ダンドキッ(人混みの肩を借りて大ジャンプする)


黄「ぬ・・!?」くる


ライマ「怪しい人物め!!」バッ

フウマ「そこへなおれ!!」バッ

ハッキネン「いっ!?」(空中を飛びながら目の前に突如現れた屈強な大男を確認する)

フウマ「うおおおおおおお!!」グワン煙(右腕を振りかぶる)

ライマ「ぬおおおおおおお!!」グワン煙(左腕を振りかぶる)


ズガアアアアアアアアアンぎくっ
(大男二人に両肩を押され、そのまま地面へと叩きつけられる)


ハッキネン「かはっ・・・・・・」


黄「・・・・・・・・」ちら(カペラがいた人混みの方を見る)


ざわざわざわざわ・・・
(カペラの姿がない)


黄「雌狐め・・!!」ダッsss(人混みに紛れ消える)


カーブー「一体なんなんだ?それにあいつは・・・確かジャック・ザ・アイランドと、東方への航海中で俺たちに襲いかかってきたハンターじゃないか・・目」ぱちくり


ハッキネン「ヘイ、ドボルマスク!!よく聞け!!」じたばたじたばたDASH!(うつ伏せで大男二人に取り押さえられてる)


カーブー「??」


ハッキネン「さっきの片腕の男は人殺しだ!!早く追っかけろ!!」じたばたじたばた


カーブー「なんだと・・?」


ハッキネン「嘘じゃねぇ!!早くしろ!!」じたばたじたばた

フウマ「ええい!静かにしろ!!」ぎゅう煙(顔を地面に押し付けられる)


カーブー「それは本当なのか?」


ハッキネン「信用しねぇってんなら、これでどうだ!?」じたばたじたばた


カーブー「??」


ハッキネン「てめぇにクエストを依頼してやる!!目標はあの人殺しをぶっ倒すこと!!報酬は俺の命!!それでどうだぁああああああ!!

ライマ「黙れ!!」グシャン煙(巨大な手のひらでハッキネンの顔を地面に押し潰す)

ハッキネン「ぶは・・・・・早く行けぇええええええ!!町で死人を出してぇのかぁあああああ!!」


カーブー「・・・・・・・・」

彭関越「あいつの今の目・・どうやら本当のようずらよ」

カーブー「そうみたいだな。それに、クエストとあらば断るわけにはいかないのが、モンスターハンターと剣客というもの。ましてや街の治安を乱す元凶を叩く依頼とあらば・・喜んで引き受けよう」ザッ

彭関越「準備はいいずらよ」スッ(身をかがめる)

カーブー「よし!彭関越、行くぞ!!」バッ煙(河狸獣の上に跨る)

彭関越「そうこなくっちゃずら!!みんなどいてくれずら!!」

どすんどすんどすんどすんsss(綺麗に人混みが左右に別れて出来た「モーセの道」を四足走行で駆け抜ける河狸獣)

カーブー「我は大陸より十戒を受けた預言狩猟者・・カーブーなりぃ~!!道を開けぇ~い!!」

どすんどすんどすんどすん・・・・



雪左「いや~、あれじゃまるで、クマに跨る山賊どすねぇ~」う~ん

ロージー「お兄ちゃん!!」

ファイヤージンガー「ふぁ~あ。なんだかうるっせぇ~なぁ。人が気持ちよく寝てりゃよ」ぬう(襟元から顔を出す)

ガルグイユ「ロージーおねえちゃん!サメ君達も追いかけるえしゅよ!!」スッ(身をかがめる)

ロージー「そうね!そうと決まれば・・うおりゃ~ぷんぷん」ぴよ~んはぁ(飛んだ)

ファイヤージンガー「なんだぁ~!?」たしっ(振り落とされないように葉っぱの両手でロージーの首をしっかり掴む)

しゅとっ煙(もはや土佐犬くらいのおっきさになったガルグイユの上にマウントするロージー)

宗方「雪左殿は拙者がおぶっていきましょう!さ、早く」スッ

雪左「なんだかおもろいことになってきたわぁ~♪」ぴょんはぁ

ロージー「出発~!!」びしっポイント。

一同「おお~!!」

ステテテテテテテテテsss(謎のサメ型生物に跨った海賊の格好した少女と、芸妓をおぶった剣客が人混みから離れていく)


町人「なんなんだ・・一体・・汗」ぽかぁ~ん


ライマ「ほら!じっとせんか!!」ぐいぐい(ハッキネンを地面に押しつけてる)

ハッキネン「だぁ~!離せぇ~!!俺をとっ捕まえる暇があったら、てめぇらもさっきの片腕を追っかけろ!!」ぷんすか

フウマ「どういうことだ?」

ハッキネン「女の命を狙ってんだよ!!」(地面に顔をつけながら叫ぶ)

ライマ「きちんと説明しろ」グイ(少し持ち上げてやる)

ハッキネン「ペッペッ・・馬鹿力の筋肉ブラザーズめ・・。いいか、よく聞けよ!あの片腕野郎はな、俺の連れの女の命を狙いに来た殺し屋だって言ってんだよ!!」すとん(地べたにあぐらをかいて座る)

フウマ「なんだと・・?」

ハッキネン「分かったら俺を離して、てめぇらも追っかけるこったな。事がでかくなる前にな」ぷんすか

ライマ「・・・・・。どうやら緊急事態の様だな」

フウマ「うむ。町長の所に人をよこそう。町に警戒令を出してもらう」

ハッキネン「それじゃおせえよ」

ライマ「なに・・?」

ハッキネン「すぐに町の出入口を封鎖しろ。それからブロック別に警備兵を立たせて、逃走範囲を狭めるんだ」

フウマ「・・・・・・・・」

ハッキネン「ボケっとしてねぇで早く町の警備兵に使いをよこせ!!時間が勝負だ!!」

ライマ「・・・・・・・・・」ちら(フウマを見る)

フウマ「・・・・・・・・・」こくり

ライマ「分かった。誰か!!」ザッ

フウマ「他には何かあるか?」ちら

ハッキネン「そうだな・・・町の剣客共を使うか。片腕を捕えた者には金一封ってな。「緊急寄り合いクエスト」を発令させるんだ」

フウマ「なるほど。だが、それならお前の連れのおなごの身柄を確保する方がいいのでは?」

ハッキネン「ああ、そりゃ無理無理」スッ(胸元からタバコを出して咥える)

フウマ「??」

ハッキネン「あの女はそう簡単には捕まらねぇからだ」




ダッダッダッダッダッダッダ!!
(町を猛ダッシュで駆け抜けるヒバゴンマスクの女史)

カペラ「なんなのよ!?あの目つきの悪い男は!!」くる(後ろを振り返る)


シュタタタタタタタタ・・・sss
(遠方より凄まじい脚力で追跡してくる隻腕の剣豪)

黄「見つけたぞ」にや


カペラ「しつこい男って・・実験台の代わりにもならないんだけど」ぴた(走るのをやめる)


黄「ん・・・(観念したのか・・)」シュタタタタタタ・・sss


カペラ「でも、この場合はあたしがモルモットってわけね。癪だけど」バサッ(ブランゴマスクを脱ぎ捨て、メガネをかけ直す)

ぽいぽいはぁ(履いていた下駄を脱ぎ捨てる)

カペラ「これも邪魔」

きゅっ煙(着物の裾をミニスカくらいに上げる)


黄「・・・・・・?」シュタタタタタタタタ


カペラ「準備OK」ザッ煙(クラウチングスタートの体勢)

パンパンドキッ(両手で顔を叩く)

カペラ「よし」


ズオオオオオオオオオオオオン!!
(ゼロ発進から急発射し、目にも止まらぬ神速でその区画から消えていく女史)


黄「・・・・・・・・・・・・・・」



フウマ「捕まらないとはどういう意味だ?」

ハッキネン「なぁ~に、簡単なことさ」ふかぁ~(タバコをふかす)

フウマ「??」

ハッキネン「ハンター顔負けの脚力と心臓の強さを持つ女なんだよ、俺の連れは」にや


ズオオオオオオオオオオオオン!!

カペラ「・・・・・・・・・」ズドドドドドドドドsss(実に姿勢のいいフォームで顔色ひとつ変えず疾走する女史)

To Be Continuedふん







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そんだこんだあんだで次回の「あたすのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はぁ~・・

8/19(火)0時更新 なにをやるかはわかりませんsei


さぁ~て、激アツだったお盆休みも、もうおしまい..泣皆様はご先祖様にホットなお線香を立てましたか?作者はお供え物のちんまりとした「おはぎ」を我慢出来ずに食べてしまいましたにま~あまぁ~い!ハンバ~~グ!!