~緑安、町外れ・・
$あたちのモンハン日記

カペラ「・・・・・・・・・・・」てくてくてく・・(着物姿で、あのヒバゴンの様なブランゴヘルム(メンズ用)を被り、更にその上からメガネをかけ、意気揚々と町外れを歩く外国のおねえさん)


こそこそ・・ひそひそ・・・aya
(何やらその姿を見てうわさ話をしてる町人達)


カペラ「・・・・・・・・・・・」ちら(それに気づく)

てくてくてく・・

カペラ「・・・・・・(参ったわね・・。なにがそんなに目立つのかしら・・。髪の色は目立たないように束ねているし・・格好も東方にありがちな着物を着てるわ・・・なのにどうして人目につくのかしら・・・だから田舎は嫌いなのよ。よそ者はみんなマレビト扱い、ゼノフォビア感丸出しなんだから)」クイッ(マスクの上からメガネをなおす)


「ハッハッハッハッハッハ!!」


カペラ「ん・・(この聞き覚えのある品性知性の欠片もない笑い声は・・)」ちら



あたちのモンハン日記
カーブー「ハッハッハッハッハ!!破った破った!!今日も道場、破った!!「上手に破りましたぁ~♪」なんてな!!グハハハハハハハ!!」かんらからから(腕を組みながら往来を練り歩くドボルマスク)


彭関越「今日の相手は大したことなかったんじゃないずらか?」どすんどすん(熊みたいに四足歩行で町を行く河狸獣。通り過ぎる人は皆見ている)

宗方「なんの。あの道場は緑安でも五本の指に入る有名な流派でござる。その師範代を簡単に倒してしまった川村殿を褒め称えるべきでござろう。それに昨日よりも龍意六合の気組が猛々しかったでござるよ」



カペラ「ゲッえ゛!(ドボルマスクに河狸獣じゃない!)」バッsss(人んちの脇に隠れる)



カーブー「いやぁ~♪それほどでもねぇっすよ。ブワッハッハッハッハ!!」(突然大声で笑う。びっくりして通りの赤ちゃんが全員泣きだす)

彭関越「ふん。おらだって街の中で木々拳を使っていいのなら、道場のひとつやふたつ、なんてことないずら」ぷん

宗方「スネルでないでござるよ。これも川村殿の修行の為。それにおぬしが暴れたら、町長殿との約束を破ることになるでござるよ?」

カーブー「そうそう。俺の類まれな才能にお前が嫉妬する気持ちも分からんでもない。なにせ目の前にこんなにも才気に満ち溢れた男気たっぷりのハンターが現れたんだからな。ブハッ!!」(また急にでかい声で笑う。また赤ちゃんが一斉に泣きだす)


カペラ「・・・・・(三人ともが頭悪そうだからこっちに気づいてないみたいだけど・・もしかしたらあのスクアギルと合流するかもしれないわ・・・一応、尾行してみる価値はあるか・・)」おぎゃ~おぎゃ~(後ろで母親に抱かれた赤ちゃんが泣いてる)


すたたたたたたたsss(あのヒバゴンマスクのまま、人んちの脇から人んちの脇へ移動して尾行する女史。それを見てまたひそひそ話しをする町人。赤ちゃんは泣いたままである)


彭関越「なんずら。お調子に乗って。一度はおらに負けたくせして」ぷん

宗方「まぁまぁ。そういえば彭関越殿の探し人というのは見つかったのでござるか?確か、金髪の女性でしたな」

彭関越「ずら。昨日ローズ小姐と一緒に尋ねた宿屋の女将さんが教えてくれたずら。その女なら数日前にその旅館を引き払っていったと・・」しょぼーん

カーブー「・・そうか。じゃあきっと緑安からも出発した可能性が高いな・・」

彭関越「無事だったということだけも分かったから良かったずらよ」どすんどすん(と言うものの下を向いて歩いている)

カーブー「そうさ。それに今生の別れじゃあるまいし、生きていればまた必ず何処かで会えるさ。生きていればこそ!なんてな」ぽんはぁ(頭を撫でてやる)

彭関越「川村大人・・・」

カーブー「よし、彭関越!今日は思いっきり食おう!こういう時は「ザ・早食い大食い」に限るってな!!」ぺ~んドキッ(横っ腹を叩いた)

彭関越「・・・ひょっとしておらを元気づけようとしてるずらか?」じー(あやしげな目で見る)

カーブー「ん・・そうはっきり言われるとなんだかはつかしいが・・・ああ、そうだよ。落ち込んでる仲間を元気づけるのも、ゴッドカーブー軍団では当たり前ってことさ」

彭関越「川村大人・・・」

宗方「そういうこと!そうと決まったら今日は拙者が昼食をごちそうするでござるよ!ささ、料亭へレッツラギョーでござる!!」タッタッタッタッタッタsss(一人先を行く)

カーブー「はっはっはっは。土蔵さんは今日も元気だなぁ」

彭関越「剣客殿は嬉しいんずらよ。川村大人という大器に自分の秘剣を伝授出来て」

カーブー「んん?」

彭関越「さっきの道場で川村大人がお手洗いに行ってる最中、剣客殿が言ってたずら。「種を問わず万民に、そして大陸からも愛される気質を持った出藍の誉れ如き剣豪に、太刀真山の奥義を伝承出来たことが拙者の唯一の自慢でござる。もう思い残すことはないくらいでござるよ」と・・」

カーブー「出藍の誉れか・・・まだまだ、俺は土蔵さんに学ばなければならないことばかりだよ。剣客としての生き方をね。俺は狩猟文化の強い大陸から来たから、この東方での剣豪のあり方というのは実にショッキングだったんだ。ハンターとはまた違った生き方の強者がたくさんいるんだってな」

彭関越「世界は広いってことずらか・・おらも早く行ってみたいずら。その狩猟文化に溢れた新大陸という所に・・」

カーブー「その為には早く俺が龍の型をもっと極めないとな!増長はしちゃ駄目だって、いっつもへんてこりんな蒼い髪をした先輩ハンターに言われてるんだ。その人ってよ、自分が一番お転婆なくせして、人には偉そうにものを言うんだから参っちゃうよ、ほんと・・・・」

彭関越「??」

カーブー「ほんと・・・でも今頃・・何してるかな・・・」

彭関越「・・・・・。ホームシックになったずらか?」にやにや

カーブー「フフ・・。少しだけな」

彭関越「羨ましいずら。おらにはそういう友達は渓流のファンゴしかいなかったずらからね」

カーブー「なんだよ。これからはゴッドカーブー軍団があるだろ!?種も差別や階級もない平等社会。それがゴッドカーブー軍団だ!!」パシ~ンびっくり(彭関越の横っ腹を叩く)

彭関越「・・・・(だから自分の名前を団名にもってきているあたり、もはや平等じゃないずら汗)」

カーブー「しっかし、土蔵さんも大袈裟だよな。思い残すことはないだなんて、それじゃまるで死んでもいいような言い方じゃないか」

彭関越「それほど剣客殿も今が充実してるって証拠なんずらよ、おらや刀工殿も一緒ずら」

カーブー「彭関越・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ
(しみじみと街を歩くハンターと河狸獣)


じーーーーーーーーーーーーー・・
(それを見つめるあやしげな視線)

カペラ「ちっ・・(なにトボトボ歩いてんのよ・・早くスクアギルと合流しなさいってのよ)」いらいら(人んちの脇に隠れながら覗いてる、メガネをかけたブランゴヘルムの女史)



彭関越「そういえば・・剣客殿がちいとも見えないずらね」きょろきょろ

カーブー「ん・・そうだな・・・・って、そうだ!!あの人、凄まじい方向音痴だったんだ!」ガーンびっくり(その背後ではメガネをなおしながら不思議そうにその様を見てるブランゴヘルムの女史の姿が)






「あたちのモンハン日記」
☆カーブーの東方見聞録編☆








~緑安、正門外



宗方「さぁ、川村殿、彭関越殿!拙者のおごりでたらふく食べて・・・」はっびっくり


しーーーーーーーーーーーーーん・・ハチ
(綺麗に都の正門を抜け、街外れの平野に来てしまっている)


宗方「またやってしまった!!」ガーンブロックびっくり


ひゅううううううう・・・・・風
(かろうじて都は見えているくらいの距離)


宗方「いかんでござる・・・「都が見えているうち」に戻らないと、永久に川村殿らと会えなくなってしまうでござる・・!!今はなんとしてもそれだけは避けないといかんでござる!!拙者の教えた龍の型を・・川村殿の英姿をもっと見るまでは!!」

タッタッタッタッタッタッタッタッタsss
(言ってる側から都とは逆方向に走っている宗方)

宗方「お、おかしい!!全然都が見えてこない!!」ガガーンびっくり


??「おい、あんた」


宗方「ん?」くる


??「そうだ。あんただ」(平野の一本道から声をかけてきたのは、灰色の着物をざっくりと胸を開けながらもしっかり着こなしている、ざんばらヘアーの侍。特徴的なのは左目に眼帯をしており、左腕が上腕あたりから欠損しているということが着物の上からでも見て取れるということ。更に印象的なのが天上天下無双刀(太刀)を背中ではなく、左脇に差しているということである)


宗方「・・・・(地元の剣豪でござるかな・・ずいぶん歴戦の強者の様だ・・・気配こそ見事に消し去っているが、その内なる冷徹な殺気がほのかに漂う・・)」

??「あんた、緑安の剣客か?」

宗方「ん・・まぁ、地元のものであることには違いないでござる」

??「ならば教えて欲しいことがある」

宗方「なんでござるかな」

??「緑安で外来の金髪の女を見なかったか?」






~東方、高級料亭「庵々」

わいわい・・がやがや・・DASH!
(ランチ時の料亭内は活気溢れている。そんなつるつるの木床店内のいちテーブルでは、海賊の格好をしたあやしげな娘っ子ハンターとその横には、はたから見れば美しい芸妓が正座をしている。その向かいには門兵の大男(もちろん上半身裸)が二人並んで豪快にあぐらをかき、その間には謎のサメ型生物がきちんとおすわりをしている)

あたちのモンハン日記
ロージー「ぎょえ~~!!じゃあ雪左さんって、羽美さんと同じ集落だったのぉ~!?」さぴーんジャンプ小(被ってる海賊ハットが真上にすっ飛ぶ)

雪左「いやぁ~、あちきなんかも、まさかあの有名な東方女傑が、近所に住んでた羽美ちゃんだとは思いもしまへんどした」

ライマ「なんだ。喬婉殿の知人であったか」すっ箸(箸で上手に刺し身を掴み、それをガルグイユに食わせている、鉄兜みたいの被った黒目タイプの大男)

フウマ「東方広しといえど、実は狭いものなのかもな」あ~ん(箸で上手に天ぷらを掴み、それをガルグイユに食わせている、同じく白目タイプの大男)

ガルグイユ「サメ君、驚きえしゅ」くっちゃくっちゃ

雪左「でも良かったどす・・。あの厄災で生き残ったのは、あちきなんかだけ思ってましたさかい、羽美ちゃんが東方女傑となって生きていたことが素直に嬉しいどす」

ライマ「いやいや。喬婉殿もまさかあの厄災の生き残りであったとは・・意外であった」

フウマ「喬婉殿がこの緑安に来たのは東方女傑が去った後であったからな。入れ違いというところか」

雪左「そうどすね。もう少しあちきなんかが早く来てれば、再会出来たのに・・」

ロージー「雪左さん・・・・」

ライマ「ん、雪左?」

ロージー「あ、いや、なんでもないのあせる(雪左さんが実は男だなんて真相を教えよったら驚愕するやろうな汗男子のほのかな夢は壊さんといておこ・・)」

雪左「羽美ちゃんは新大陸にいるんどすよね?」

ロージー「ええ、そうよ」

フウマ「彼女は新大陸で活躍しているのだろう?」

ロージー「そうよ。と言ってもあたしも一度しか会ったことないんだけどね(今は話しがややこしなるから、彼女がギルドナイトだって言わん方がええな。おじきもよぉ世の中、秘密主義で均衡が保たれてることもある言うてたし・・黙っとこふん)」

ガルグイユ「そんなにそのおねえちゃんは強いんえしゅか?」くっちゃくっちゃ

ライマ「ああ。なにせこの緑安にある道場の師範代も全て、彼女は倒してしまったくらいだからな」

フウマ「そればかりでなく、当時の寄り合いクエストもすべて消化していったのだ」

ガルグイユ「えしゅか。えしかにそれはすごいえしゅ。えしゅけど・・それくらいならカーブーお兄ちゃんだって出来るえしゅよ!」ぷい

ロージー「うん!むしろそうなってもらわないとせっかく東方まで来た意味ないしね♪」

ガルグイユ「えしゅ(それにカーブーお兄ちゃんにはもっともっと強くなってもらわなければならないのえす・・!そしていつか一緒にサメ君の故郷を滅ぼした軍人達を一緒にやっつけるのえしゅ!!)」ぎりぎり・・(歯を食いしばっている)

ライマ「ん?どうした。刺し身に骨でも入っていたか?」

ガルグイユ「え、そ、そうえしゅ。大食いマグロの骨付き中落ちだったみたいえしゅね」くっちゃくっちゃ

ロージー「ねぇ、ところでライマさんとフウマさんは門兵だから今まで何人もの通行者を見てきたわけでしょ?その中で羽美さん以外にすごい人とかいなかったの?」はむはむ(厳選キノコの天ぷらを食べてる)

フウマ「う~む。武芸者に狩猟者、それに剣豪は数多く見てきたからな・・」

ロージー「インパクトが強かった人っているぅ~?」くっちゃくっちゃ

ライマ「印象深い強者か・・・う~ん・・そうだなぁ・・」

フウマ「たくさん見てきたからなぁ・・・う~ん・・・・」

ガルグイユ「まったく頼りにならないえしゅね。それで門兵が務まるえしゅか?」くっちゃくっちゃ

ロージー「そうね。それに門兵がこんな容姿じゃ、余程の人が来ない限り、見た目のインパクトでは勝てそうもないしね」くっちゃくっちゃ

雪左「混隻魔王は見たことあります?」

ロージー「ふぁ・・・こんせき・・まお・・?」

ライマ「噂には聞いたことはあるがな・・緑安に来たという記録や噂はないな」

ガルグイユ「なんえしゅか?その「マオウ」って」

雪左「ふふふ。混隻魔王言うて、どえらい強い剣豪らしいお方どす。と言ってもあちきなんかも、都の噂で聞いただけどすけど」

ロージー「・・・・・(そっか。雪左さんはお兄ちゃんに出会う前までは、ここ(緑安)でお目当ての剣豪さんを探していたから、いろいろ強い人の噂を知ってるんだ)」

ガルグイユ「東方出身の剣豪なのえしゅか?」

雪左「異国の剣豪らしいどすわ」

ロージー「それにしても「マオウ」だなんて、なんだかこっわい名前ね。不良じゃないの?その人照れる」くっちゃくっちゃ

フウマ「混隻魔王というのは異名だ」

ガルグイユ「こんせき、ってなんえしゅか。訳がわからないから、サメ君、面白くないえしゅふん

ライマ「隻というのは2つあるものの片方という意を持つ」

フウマ「よく隻眼、隻手というだろう」

ロージー「じゃあ、その「マオウ」さんも?」

雪左「噂では隻眼、隻腕の両方らしいどす」

ライマ「その異形からついた通名が、混隻魔王というらしいが・・」






宗方「・・・金髪のおなご・・でござるか?」

??「そうだ。見覚えはないか?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・(左目の上につけた仰々しい眼帯が、ざんばらヘアーの隙間から覗き見えて不気味さを漂わせている)

To Be Continued..





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そんだこんだの「あたちのモンハン日記」次回、中継ぎ記事はぁ~

8/13(水)0時更新 なにをやるか全く未定どすむぅ


をまったりお送りします♪おたのちみに見てみておくれやすべあぼいぼいよ