~モンスターミリシア領内、火山麓エリア




ドシンドシンドシンドシン!!
(背中にUBUとニャークを乗せ走る)


アングリーアッシュ「このような時に限ってあの巨体の姿が見当たらないとはな・・!」ドシンドシンドシン

$あたちのモンハン日記
ニャーク「UBU。頑張れ」グッ(背の上で揺られながら手を握る)

$あたちのモンハン日記
UBU「ぐふっ・・・・!!」ぼちゃ(毒液が口から漏れる)

ニャーク「頑張れ・・・頑張るんだUBU!!」

アングリーアッシュ「ええい!!何処だぁ!!メガゼノスよ!!」ドスンドスンドスン


ピピピピピキラキラピンク(ニャークのおでこが赤く点滅する)


ニャーク「ニャークレーダーにモンスター生態反応有り・・・・アングリーアッシュ!!まずいぞ、さっきの炎戈竜だ!!」

アングリーアッシュ「!!」



ジョワァ~~~~~~ン
(アングリーアッシュが向かう先の岩盤がマグマ色に真っ赤に染まっていく)



アングリーアッシュ「ええい!!忌々しい!!」ドスンドスンドスンドスンDASH!

ニャーク「飛び出してくるぞ!!」

アングリーアッシュ「しっかり掴まっていろぉおおおおおおお!!」ドスンドスンドスンドスンDASH!

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」ガバッ煙(ニャークが小さい体を広げ覆いかぶさる)



ドシャーーーーーーーーーン!!

アグニ「ファーーーーック!!やっと追いついた・・・」

アングリーアッシュ「引っ込んでろぉおおおおおおおおお!!

アグニ「へ?」ちら

グワン
(大鎚の様な巨大な顎が頭上で大きく振りかぶっている)

アグニ「SH×Tびっくり


バシャアアアアアアン!!
(マグマで溶解された地面ごと叩き潰される)


アグニ「ぐぎゃああああああああああ血痕

バシャーーーーーーーーーーンDASH!
(激痛の衝撃の余り、勢い良く空中に飛び出してきた)

ニャーク「まるでもぐらたたきだな」

アングリーアッシュ「今だ、お前たちは降りろ」スッ(身をかがめる)

ニャーク「どうする気だ?」バッ煙(UBUを支えながら地面に降りる)

アングリーアッシュ「これはモンスターミリシアを統治する君王としての余の務め・・領内に侵入してきた、この拝金主義にモンスターの誇りと魂を売った愚か者を粉砕する!」ガッドキッ(あのちいちゃい両拳を突き合わせる)


アグニ「ファックファック!!おもしれぇじゃねぇか!!老いぼれの爆鎚竜がぁああ!!てめぇこそ俺様のレーザーで焼きつくしてやるよ!!カカカカカカカ!!」ズシャーン煙(着地する)




「あたちのモンハン日記」
パンドラウイルスPSV脅威






アングリーアッシュ「よりによって大陸の亡者である人型と手を組み、この上まだ我が領内に潜入し、愚行を重ねようというのか!!」


アグニ「それがファックだってんだ!!クソ頭の悪いオールドスタイルしか出来ねぇ「石頭」が偉そうに説教ってか!?何も分かっちゃいねぇのはてめぇらの方だぜ!?おっさんよ!!」スンスン(鼻をすすってる)


ニャーク「あの炎戈竜・・・多量のアルカロイド反応が見られるが・・いにしえ麻薬を吸引しているのか」(UBUを支えながら岩場の影で身を潜めてる)

UBU「はぁ・・・はぁ・・・・・ニャー・・・君・・・」ちら(後方に目配せする)

ニャーク「ん・・・・」ちら(その方向を見る)


アニシモフ「敵ではない。安心しろ」


ニャーク「いつの間に・・(モンスターに気を取られていたからか?ニャークレーダーに反応すらしなかった・・)」

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」

アニシモフ「私はロックラックから来たGDCA、ギルド疾病予防管理局の研究員だ」(纏っているロックラック装備の胸にはGDCAの綺羅びやかなバッジが付いている)

ニャーク「その研究員がこんな所に何の用だ?(ここは危険な狩猟エリア外・・ただ者ではないな・・)」

アニシモフ「緊急を要する。全てを話している時間はない。その感染者を至急、ロックラックに運ぶ」

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」じり(よろめきながら一歩後退する)

ニャーク「待て。その行為はありがたいが、それこそ時間が足りない。俺達は独自の解毒法を目指す」

アニシモフ「なに・・?」

ニャーク「さぁ、行くぞ。UBU」スッ

アニシモフ「待て。何か目的があるのなら私も手伝おう」ザッ

ニャーク「それは出来ない。なぜならばお前も感染してしまうからだ」

アニシモフ「それなら心配無用だ。私はPSVの免疫を打ってある」

ニャーク「・・・・・・・・・」ちら(UBUの顔を伺う)

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」こく(頷く)


ズガアアアアアアアアン!!
(UBU達が隠れてる大岩にアングリーアッシュがアグニに体当たりをされ、ふっ飛ばされてくる)


ニャーク「なんだ!?」


ドガアアアアアアアア!!

(岩の破片がニャーク達に吹き飛んでくる)


アニシモフ「くっ・・!!」ガバッ煙(UBUとニャークに覆いかぶさる)

ゴッぎくっ(アニシモフの背中に岩がぶつかり鈍い音がする)

ニャーク「!!」

アニシモフ「私よりも知的生命体種の爆鎚竜を気にかけろ」

ニャーク「・・・すまない。アングリーアッシュ!!大丈夫か!?」(アニシモフの体の隙間から声をかける)


アングリーアッシュ「案ずるな。不意をつかれたまで・・それこそ貴様らこそ早くメガゼノスを探しに行け!!この奥地にいるはずだ!!」ズン煙(UBU達を背に立ち上がる)


アグニ「カカカカカ!!どうした!?クソブタ顎野郎!!」ズザアアアアアアsss(全身を岩盤にスライドさせながらブレーキをかける)


ニャーク「あの炎戈竜、何か特殊な力を持っているな」(UBUを支えながらアグニを見る)

アニシモフ「おい」パラパラ・・(岩屑をはたき落としながら話しかける)

ニャーク「ん?」

アニシモフ「あんたはあの爆鎚竜を援護してやってくれ。あんたなら十分サポート出来るアビリティはあるはずだ。それに私がこのハンターをおぶった方が移動も早いだろう」

ニャーク「・・・・だが・・」ちら

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」こくり

ニャーク「UBU・・・・」

アニシモフ「このハンターを誰かの下に連れて行けばいいのか?」

ニャーク「ああ。この付近にいるという鎧竜の知的生命体種を探して欲しい」スッ(UBUをアニシモフに任せる)

アニシモフ「分かった。必ずその者を探してみせよう」ザッ(UBUをおぶる)


アグニ「クソ虫どもが!!なにこそこそやってやがる!!」


ニャーク「ニャーク光子力ビーム!!カッキュピーん(振り向きざまに両目からレーザーを放射する)


アグニ「いっびっくり

ズビーーーーーーーン爆発
(顔面にビームがヒットする)

アグニ「ぎゃあああああああああ!!」


ニャーク「怯んだぞ!さぁ今のうちに行け!!」

アニシモフ「分かった」スッ(UBUをおぶり立ち上がる)

タッタッタッタッタッタッタ・・・・


ニャーク「任せたぞ・・」

アングリーアッシュ「なぜ残った?」ズン煙(ニャークの横に巨体の爆鎚竜が並ぶ)

ニャーク「その答えは至ってシンプルだ」

アングリーアッシュ「??」

ニャーク「カーブーならば、まずは目先の利害を取り除く為、そして仲間の為に戦うことを選択するはずだからだ」ガッドキッ(構える)




タッタッタッタッタッタッタsss

アニシモフ「・・・・・・・・・・」ちら(背中のUBUの容態を見る)

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」

アニシモフ「・・・・・・(とうに限界は過ぎているはず・・・おそらく何としてでも生き抜こうとするハンターのサバイバル本能だけが、この女を支えているのだろう)」

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」



一時間前、カタコンベラボ・・


タイタンラス「お前を唯一救える可能性を秘めた者・・それが暗黒鎧竜、メガゼノスだ」

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」

ニャーク「暗黒鎧竜・・・知的生命体種の鎧竜か?」

タイタンラス「そうだ。暗黒鎧竜というのは俺が名づけた異名だ。俺が大陸の贖罪者の意味を持つ、ドラゴンプロメテウスの申し子であるならば、奴は宇宙の真理を知る唯一のダークドラゴンだからだ」

ニャーク「・・・・・どういう意味だ?」

タイタンラス「メガゼノスはかつてバサルモスの形態(グレビモスの幼体)であった頃、火山噴火口に落ちた巨大隕石の鉱石をかじってしまったのだ。それにより、メガゼノスはこの大陸科学論を覆す大いなる能力を授かったのだ」

ニャーク「・・・・・・・・・」

タイタンラス「隕石の暗黒物質(ダークマター)を飲み込んだことにより、メガゼノスの体内バクテリアである、グラビノス真正細菌の個体数が普通種に比べ膨大な生物量(バイオマス)に増加してしまった。このことでメガゼノスは、通常種が基本的には食さない硬度が極めて高い鉱物をも消化・分解出来る様になったのだ」

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」(虚ろながらも耳には情報が入っている)

タイタンラス「俺は奴のそのユニークスキルをメタルバイオと呼んでいる。そのスキルによる鉱石分解、溶解、時によっては他種生物をも飲み込むことで得られる、熱量膨張機構・・体内インフレーションというべきか、その運動がこの大陸世界では決して生み出すことの出来ない極めて特殊なダークエネルギーを生み出すのだ」

ニャーク「ダークエネルギー・・・宇宙全体に浸透し、宇宙の拡張を加速していると考えらている、仮説上のエネルギーのことか?」

タイタンラス「そうだ。ダークエネルギーとは、宇宙全体に止めどなく広がろうとする負の圧力を持ち、実質的に「反発する重力」としての効果を及ぼしているエネルギーだ。奴は高密度化したその「仮想反重力エネルギー」を体内で創ることが出来る」

ニャーク「それも隕石の星雲物質が原因なのか?」

タイタンラス「そうだ。通常の鎧竜が体内に宿す竜玉がメタルバイオによって変異を遂げてしまったからだ。メガゼノス曰く、やつの体内の竜玉は宇宙の様な闇黒色に染まってしまったと自分自身、はっきりと感じる・・いや、そう確信しているそうだ。さしずめメタルバイオという、奇跡の不可抗力が生んだ宇宙(そら)からの賜物というべきだろうか」

ニャーク「・・・・・そのメタルバイオという能力がUBUの感染症を治すのとどう関係性があるというのだ?」

UBU「・・・分かった・・・・・」

ニャーク「UBU・・どうすればいいのか理解したのか?」

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」こくり

タイタンラス「賢い女だ。ならばメガゼノスの下へ急げ。このカタコンベラボを敷き詰める屍の様になりたくなければな」

UBU「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」コク

タイタンラス「それとこれは今回の報酬というわけではないのだが・・無事にお前が生還出来たのならば、ひとつ俺の頼みも聞いて欲しい」

UBU「・・・・・・・・・・・・・」コク

タイタンラス「Pサックウイルスを作った女史・・・ダニエル・カペラを俺の下に連れてきて欲しい。期限はいつでも構わない。お前が彼女と接触する機会があった時、俺の願いを覚えていたら・・・頼む」

UBU「・・・・・・・・・・・・・」コクリ






タッタッタッタッタッタッタsss

UBU「・・・・・・・・・・・」

アニシモフ「しっかりしろ。意識を持て」タッタッタッタッ

UBU「・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・」

アニシモフ「たかだか人型が作った細菌兵器などで死ぬわけにはいかぬのだろう?」

UBU「・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

アニシモフ「ならばお前が生きなければならない理由を思い出せ」

UBU「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・!!」グッ(アニシモフの両肩を強く掴む)

アニシモフ「そうだ。こういう時は怒りこそが最大の動力となる。その調子で生きることだけを考えろ」

UBU「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」ググッ

アニシモフ「つくづくお前は運の良い女だ」

UBU「??」

アニシモフ「いたぞ」ぴた・・・

UBU「はぁ・・・はぁ・・・・・」ちら(肩越しに遠くを見る)






コオオオオオオオオ・・・・




アニシモフ「あれがお前を救うことの出来る可能性を秘めた、黒の救世主(メシア)か」

To Be Continued..






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次回「あたちのモンハン日記」ストーリーモードは・・

5/31(土)0時更新 パンドラウイルスPSV脅威~PART8


をお送りします♪次回も大きい声を出して読もう叫ぼう猛り狂おうぽけ~