$あたちのモンハン日記


メラメラメラメラ炎
(巨大なキャンプファイヤーを村人が囲い、弦楽器で民族音楽を奏でる者やそれに合わせ踊る者もいる)


$あたちのモンハン日記
ミッチ「うひょひょひょひょ!実に楽しいっすね!火がスゴクて・・こっからでもあっついっす!!こっからでもあっついっす!!うひょひょひょひょ!!」

劉珍「ほんとミッチ・・丞相さんに似てきたね汗そんなにテンション高いなら、君も踊ってきたらどうだい?「姉さん」と一緒に、ね♪」ちら

エリーゼ「絶対にいや」ぷい

$あたちのモンハン日記
ゲルハルト「ニャンニャ(しかしずいぶんよそ者を気軽にこうも歓迎してくれるもんだな)」

$あたちのモンハン日記
サムソン「ん、ああ、そうだな(相変わらず純粋な猫語はあまり理解できない主人)

ミッチ「そんな疑っちゃ駄目っすよ、先輩。さぁ、一緒に踊りに行こうっす」

ゲルハルト「ニャン(嫌だね)」ぷい




「あたちのモンハン日記」
辺境のVisitor編





メラメラ・・パチパチ炎
(天高く高々と神秘的な焔を上げるキャンプファイヤー)


ルボル「綺麗だねぇ・・・なんだか火の渦に吸い込まれていきそうだよぉ・・」うっとり(眉なし、白目タイプの大男がキャンプファイヤーを見てうっとりしてる。もちろん体育座り)

ベアータ「火なんて戦いの中でしか見ないからね・・・こうやって見ると、神秘的なもんなんだねぇ・・・」パチパチ(炎の「照明」で顔が橙色に見える)

ルボル「そうだね。こんな発見が出来たのも・・本当にグレイスターまで来て良かったね」にこ

ベアータ「ええ・・・」スッ(肩に顔を傾ける)


ミッチ「おや。あちらのお二人さん、ずいぶんアツアツの「ふんいき」じゃないっすか。ぶち壊してやりましょうかイヒヒ・・・ひょっ!!」

サムソン「こりゃミッチ!おぬし、性根まであのUBUみたいに成り下がったか!だからあやつらと一緒にいると毒されてしまうと常日頃から注意してるのだぞ」

ミッチ「ひょっひょっひょっひょっひょ。冗談っすよ、冗談。はぁ~、あんまんあんまんまろまゆ

サムソン「こりゃ!UBUの真似をするでない!脳みそまであんこになるぞ、まったく・・」

劉珍「それにしても現役ブラックガーディアンの大尉と、元アクアパラダイスモーテルの兵士が婚約者同士なんて、世も安泰って捉えていいんすかねぇ~」

エリーゼ「どうかしら。ベアータさんだって、本気でルボル大尉の事を想っているからこそ、自分の思想や信念を曲げてでもモーテルを脱退したわけでしょ?彼女のいた孤島の組織では恋愛なんて許されないものね」

劉珍「恋は国境なきパスチケットってことっすか。いいすねぇ~」

エリーゼ「へぇ~。あなたもそういうロマンチックな一面があるのね」

劉珍「そういう「姉さん」こそ、カーブーさんとはどうなんすか?姉さんが「うかうか」してる隙に、元上官の娘さんと東方に行っちゃったみたいじゃないすか?旅って、昔から男女の思わぬ進展があるって言うし・・」

エリーゼ「うるさい」ぎゅうううう(つねった)

劉珍「うぎゃあああああああああ」ゴロゴロくるくる(芝生の上で悶絶する)

ミッチ「隙ありっす!それ、川村流グレコローマンスタイルまろまゆ」ガシッびっくり(ミッチはかつてカーブーに本場の川村流グレコローマンスタイルを受けたことがある貴重な被験者なので、カーブー以外で唯一実践出来る獣人族なのだ)

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロくるくる
(獣人族に寝技をゴロゴロやられてる人型の成人男性)

劉珍「うげええええええええええ」ゴロゴロゴロゴロ

ミッチ「わははははははは(から笑い)それそれぇ~」ゴロゴロゴロゴロ

サムソン「これ、やめんか。みっともない」

ベアータ「そっちもずいぶん盛り上がってる様だね」ザッザッザッ(ルボルと共にサムソン達の方に歩いてきた)

サムソン「なぁに。お前さん達ほどじゃないよ。それよりどうしたのだ?」

ベアータ「いやね、何かあたし達もこの催しの手伝いが出来ないかと思ってね。ちょっと山の方に行ってケルビやファンゴの肉でも取ってきてやろうと思ったのさ」

ルボル「さっき村長さんも言ってたじゃないですか。この村にはハンターがいないから山に入ってお肉を取ってくることが出来ないって。だからほんの感謝のつもりです。子供達にもおいらの焼いたこんがり肉を食べて欲しいですし」(眉なし、白目タイプの優しい大男)

ミッチ「肉焼きセットがねぇですけど、「じょうず」に焼けるんすか?」

ベアータ「これでも昔はよくドンドルマで「女の肉焼きセット」を使って焼いたもんだよ。けど、今日は肉焼き器を使わなくてもキャンプの火があるから平気さ」

エリーゼ「ハンターならではのお返しというわけですねにこ

サムソン「しかし、このオラワンド山岳は未開拓地だぞ。未確認のモンスターもいるかもしれん」

ベアータ「ハハッ!巷で流行ってるアンノウンの巣でもあったりしてね。でも平気だよ。心配してくれてありがとう、サム五郎さん」

ルボル「おいらとベアータは狩猟の相性もバッチリなんです」ポリポリ(恥ずかしそうに頭を掻いてる)

サムソン「なるほど。こりゃ年寄りのいらぬお節介だったようだな。しかし何かあればすぐに我々に知らせるのだぞ」

ルボル「はい。では行ってきます。さぁ行こう、ベアータ」

ザッザッザッザッザ・・・・


劉珍「ほんと、仲がいいっすね」

サムソン「ほむ。ルボル大尉とはユクモに帰ってからも戦いたくはないほど、実に誠実な男だな」

エリーゼ「ええ。あのように立派な兵士がいるのも、砂漠の艦隊の結束力と軍事力を強めている要因なのでしょうね」

ゲルハルト「・・・・・・・・・・」

エリーゼ「どうしました?中尉」

ゲルハルト「ニャンニャラ・・(いや・・果たしてケルビやファンゴがいるのかと思ってな・・)」

エリーゼ「どういうことですか?」

ゲルハルト「ニャニャン(この付近にモンスターの気配をまったく感じないんだ。大型はおろか小型種すらな・・。通常見かけるはずの草花や木の実もない。村でも稲の畑はあるが野菜畑はひとつもねぇ)」

エリーゼ「と仰ると?」

ゲルハルト「ニャニャニャ(どこか不自然に人工的過ぎる・・普遍的な大陸の生活の匂いがしないんだよ。まるで・・そう、まるでこのグレイスターの村だけが大陸世界の外にある様な・・そんな感じがするんだ)」

エリーゼ「大げさですわ中尉。確かに私が読んだ報告書には「よほど普遍的な大陸生活とはかけ離れた食文化」と書いてありましたが、一般的な調合素材に使える採取品がないからこそ、水車の動力を使った製粉技術が特化したのではないでしょうか。それに加え、この区域にモンスターが生息しないとあれば、ハンターがいないこの村が長きに渡り暮らせてきた理由にも繋がります」

ゲルハルト「ニャンニャイ(長きにとは、さっき村長から具体的な数字を聞いたか?)」

エリーゼ「いいえ。それがなにか?」

ゲルハルト「ニャンニャ(竜人族ってのは長寿なんだ。それも桁違いのな。あの村長は立派な「爺さん」だ。おそらく100年や200年は少なくとも生きているだろう。そんな竜人族の村長が、この村の詳しい歴史が分からないと言ったんだぜ?おかしいとは思わないか?)」

エリーゼ「言われてみれば・・・・でも少し勘ぐり過ぎではなくって?」

ゲルハルト「ニャッニャッ(元アサシンのつまらない職業病というやつだ。気にするな・・)」


村長「皆様、楽しんでおられますかな」


ゲルハルト「ニャ~(噂をすればなんとやらだ。まぁ、俺は俺なりにこの感謝祭とやらを楽しむ事にするよ)」テテテテテ(キャンプファイヤーから離れて行く)

エリーゼ「・・・・・・・・」

サムソン「ほむ?ゲルハルトのやつ・・どうしたのだ?はて、う○ちかな・・」

村長「如何されましたか?」

サムソン「いやなんでもない。しかし、立派な焚き火だな、村長よ」


ゴオオオオオオオオ・・・・炎


村長「これは狩人の星火(ほしび)と申しましてな。偉大なる狩人を称える篝火ですじゃ。我が村にはハンターはおりませぬ故、来訪なさってくださったハンター様を歓迎し敬畏を表す為のものなのです」

サムソン「ほう・・・そんなに敬うものでもないがな・・」ゴオオオ・・(炎を眺める)

村長「いえいえ。我らにはハンター様の存在なくして、村の繁栄はないのですじゃ」

サムソン「ほむ・・・そんなものかのぉ・・・」ゴオオオ・・・・・

村長「それはそうと今しがた料理が出来ましたぞ。只今運ばせましょう。お~い。食事をここに」

若い女性「はい」(女性達がお盆に乗せたおにぎりを運んでくる)

サムソン「いやいや。これはかたじけない」

エリーゼ「ほら。あなた達も。お待ちかねのご馳走よ」

ミッチ「うほっポポッやったっす♪」ギュリギュリ(劉珍の右腕に腕ひしぎ十字固めをキメてる)

劉珍「イヤッホぉ~♪って、いててててててあせるギブだ!!ミッチ!!」パンパンびっくり

若い女性「うふふふふ」

劉珍「いやぁ~惚れた・・・。うちのオトモ猫ったら、それはやんちゃで困っちゃいますよぉ~」デレデレ

エリーゼ&ミッチ「しょうもない」

サムソン「ほれ、見よ!このほくほくなお米!!つやが違う!!」ガッおにぎり(ほくほくなおにぎりを天に掲げる)

劉珍「おにぎりだけだけど、これならいっくらでもいけそうっすねぇ~♪」

ミッチ「お肉とかがないから「具なし」でしょうけどねむぅ

エリーゼ「こら、ミッチ。失礼よ」

村長「いえいえ。仰るとおり肉料理はありませんが、炊きたての米で作った握り飯をどうぞお召し上がり下さい」

劉珍&ミッチ「いっただっきまぁ~す♪」

バクバクバクバクバクバクあせる(凄まじい速度でおにぎりを平らげていく)

エリーゼ「もう・・・さ、伯父様。私達も召し上がりましょう」

サムソン「ほむ・・・」ちら

若い女性「・・・・・・・」ザッザッザッザッザ(小屋に戻っていく女性達)

サムソン「・・・・・・・・・・」

エリーゼ「どうしましたか?」

サムソン「皆は食べんのか?」

村長「ホッホッホッホ。お構いなく。我々もちゃんと食べますのでまずは皆様からどうぞ。では失礼致します」ザッザッザッザッザ・・・・

サムソン「ほむ・・・」

エリーゼ「なにか?」

劉珍「司令・・いや伯父さん!美味いっすよ!!」ガツガツガツガツガツおにぎり

ミッチ「いらないなら自分らが全部食っちゃうっすよ」ハムハムハムハムおにぎり(うさぎみたいにおにぎりをかじっていく)

サムソン「いや。頂こう」




~オラワンド山

ザッザッザッザッザッザッザ・・・・

ベアータ「おかしいね・・・ケルビどころか薬草の葉すら見えないね・・」パチパチ・・(松明を片手に森林の中を歩いている)

ルボル「クンクン・・・確かに・・。大陸の山に必ずといっていいほど繁殖してるアオキノコすら生えていない。この山は大陸自然の香りがしないよ・・・まるで暗黒商会の細菌兵器を散布された戦地のようだ・・」ザシュッザシュッ(辺りを見回しながら枯れ草の上を歩いて行く)

ベアータ「軍人ならではの見解だろうけど、物騒なこと言うんじゃないよ。それだったらこの森林ごと丸坊主になってるだろ?現に普通の草や木は生えているじゃないか」

ルボル「うん・・。けど・・何かおかしい・・」きょろきょろ

ベアータ「そうだね。この森はまるで「普通の森」じゃないか。モンスターはおろか、食材や調合素材に使える草花も存在しない・・・こんな場所、はじめて見たよ。辺境ならではの光景なんだろうけど、なんか調子が狂っちゃうね」

ルボル「大陸自然界のいわゆる「素材」と呼べるものが、まるで・・まるで何かから逃げてしまっている様な印象だ」(辺りを見回す)

ベアータ「様々な土地の戦場を駆け回り、ゲリラ戦を得意としてきたサバイバル教官の野生の勘ってやつかい・・。場所を変えてみる?」

ルボル「そうだね。っと、その前に一応千里眼の薬を飲んでおこうかな」ガサガサ(軍服のポッケをあさる)

ベアータ「さすが現役。用意周到だね。でもさ、必要ないんじゃない?大型の気配はまるでしないし」

ルボル「念のためだよ。君にもしものことがあったら、おいらはその慟哭の苦しみだけのサバイバルからとても生き残る自身がないからね」にこ

ベアータ「フフ・・百戦錬磨の黒の守護兵も、あたしの美貌には敵わなかったってことかい」こちょこちょ(耳をこちょこちょする)

ルボル「か、からかわないでくれよぉ~」ガサガサ(まだポッケをあさってる)

ベアータ「それにしても・・・妙な場所だね。このオラワンドって所はさ・・」(森林を見上げる)


ひゅううううううううう・・・・


ベアータ「・・・・・・・・・・」(空を見上げたまま放心状態になっている)

ルボル「あったあった。千里眼の薬があったよ」シュポ~ン(小瓶の栓を開ける)

ベアータ「ん・・あ、ああ・・」

ルボル「ん?どうしたんだい?」

ベアータ「いや・・今この木々を見上げていたら・・なんだか急に頭がぼ~っとして・・なんていうか、まるで頭の中を蛇がのたうち回った様な感覚に・・・ああ、なんでもないよ」ブンブン(頭を振る)

ルボル「なんだい、千里眼の薬を飲んでもないのに、第六感が働いちゃったのかな?あはははは」

ベアータ「む・・からかってないで、さっさと飲みなさいよ」ぷんすか

ルボル「ほぉ~~~~~い!」ゴクゴク(身の丈とは比較にならならほど小さな小瓶に入った液体を一気に飲み干す)

ベアータ「ふう・・。どうだい?モンスターの気配を感じる?」

ルボル「・・・・・・・・・・・」

ベアータ「どうしたんだい?」

ルボル「は・・・・・は・・・・・・・・・・」ガクガクガクガク・・・・(立ったまま震えだす)

ベアータ「!?」

ルボル「な・・・なんだ・・・・この・・・・強大な・・・力は!?」ガクガクガクガク・・・

ベアータ「なんだい!?何を感じたんだ!?」

ルボル「こ・・こんな・・・驚異的なモンスター・・・・感知したことが・・・ない・・!!」ガクガクガクガク・・・・

ベアータ「なっ・・そんなにヤバイ奴が何処に!?」きょろきょろ

ルボル「に・・・・げ・・・ろ」

ベアータ「え・・!?」

ルボル「にげ・・・・ろ・・・!!」ギュリ~ン(目が真っ黒になる)

ベアータ「!!」

ルボル「逃げ・・ろ・・・ベアータァアアアアアアア!!」






~グレイスターの村

ゴオオオオオオオオオオ炎
(依然として篝火は高く燃え盛る)


踊り子「今宵は・・あなたの為に踊ります」

劉珍「むへぇ~~~惚れた・・・。」デレデレ

ドンドコドンドコ♪ドンドコドンドコ♪
(劉珍の前で燃え盛る炎を背景に、村独自の民族衣装を着て踊る女性達)

ミッチ「なっさけないっすね。あんなによだれ流して見てるっすよ。しょうもないえー

サムソン「ふぁ~あ・・まぁよいではないか。この歓迎もまた・・・遊興・・というもの・・・・・・」コクコク(あぐらをかいて座ったまま眠りに落ちる)

ミッチ「お腹がいっぱいになってもう眠くなったんすか?しょうもない。とは言うものの・・自分もなんだか眠くなってきた・・・・っすね・・」ころん(その場に寝っ転がる)

エリーゼ「・・・・・・・・・・」すやすや(既に地面の上に敷かれた絨毯の上で横になり眠ってしまっている)

劉珍「うへへへへへ・・・・うへ・・・へ・・・・」ごろん(同じく眠気に耐え切れず横になる)




ゴオオオオオオオオオオ炎



サムソン「くかぁ~・・くかぁ~・・」

村長「よく眠っておる」ザッ

サムソン「う~ん・・・むにゃむにゃ・・・」

村人「運びますか?それともここで切断しますか?」

村長「いや・・手際よく事を処さなければ起きるかもしれぬ。このハンターのみ連れて行け」

村人「ハッ。それと他のハンター二名と、獣人族一匹が見当たらないのですが」

村長「山に向かったハンター二名も時期に戻ってくるだろう。それまでにこの者達を先に片付けるのじゃ。猫は構わん。放っておけ。どうせ気が付かれたところで何も出来まいて」

村人「ハッ」


ぞろぞろ・・・・(静かに現れてくる村人たち。その様は精気が抜け、おそらく人の気配はしない。中には子供達も同様な姿で混ざっている)


村長「皆の者。安心せい。今宵、久しぶりに肉にありつけるぞ」

ぞろぞろ・・・・(まるでゾンビの様によたよたと歩きながらキャンプファイヤーの前に集う村人達)

村長「これからが本当の感謝祭・・もとい謝肉祭のはじまりじゃ」

To Be Continued炎





これ読み読みしたならポツっとな左クリックこれ
$あたちのモンハン日記
ランキング参加中です☆皆様のトロック乗りたい心溢れる一票で応援して下さいねクリック
さて、次回1/15(水)0時更新予定のストーリーモードは・・

辺境のVisitor編~4

をお送りします♪みんなでサムソン軍団を応援しよう~ぽけ~ひょっ!!