孤島に現れたUMA～あたしとブロブ

ごきげんいかがでしょう。ローズダンテ・ローゼンクロイツです。ロージーって呼ばせてます。

大陸世間はいよいよ大航空時代へと突入し、多くの獰猛なハンターを乗せた飛空船は今だ未開拓の地に降り立ち、その天然の大地をフィールドという人型言語で呼称し、そこに居住するモンスターを絶滅寸前まで追い込んでいるそうです。ハンター帝国主義のはじまりか？などとは「週刊・大陸自身」の言葉。ギルドに対する大陸自然保護基金団体やネイチャーリストのデモも各ギルド本部が所在する土地で起きている現状。人の探究心とはどの世界、どの歴史においても同等のカルマを生み、時空を越えて尚、パラダイムシフトを起こしたいという一種の性的倒錯（パラフィリア）なのかなんのか・・。とはユクモのあほのＵＢＵちゃんが「あんまん」片手に述べていた言葉です。皆さんは自身のハンターライフの開拓をどのようにお過ごしでしょうか？あたし達、ユクモのハンターも今だ新たな発見を求めるべく、自己狩猟啓発運動に励んでいるのでありました。いるので・・ありました・・。今日はそんなある狩猟からの、あたしとＵＢＵちゃんが発見した孤島のグロブスターのお話をしていきたいと思います・・。うふふふ・・うふふふふふふふふ

孤島ハンティングエリア２（トゥーもしくはツーと発音）で発見された謎のブロブ。そのゴツゴツとした異形の姿は、自然界からの我々への警告なのか何なのか・・（ユクモ新聞専属怪奇ライター、片桐晋平）

前後双頭の形をした先端部。二本の角、あるいは爪ともとれる「謎の棘」が見る者の両目を抉る様な恐怖感さえ伺わせる。一体この肉片は生物なのか何なのか・・（月刊ミュー/編集長、猫鍋夢蔵（ねこなべむぞう）

って、この変な塊は最初にあたしが発見したんですぅ

その証拠写真がこれです↓

オルガンみたいな鍵盤楽器風な狩猟笛をしょってるのがあたしです

ほらね。あたしが見つけたんですよ。これ。って、何なんですかね？この変なの

孤島にＵＢＵちゃんと一緒に狩りに行った時、あたしが「例のごとく」サボっていたら見つけたんです。

ゴツゴツの塊からぽこん

と出ている赤いてんとう虫ヘルメット

は、一緒にオトモで来てくれた影丸さんの頭（ヤツホシSネコテスタ）です。忍び心からなのか、この塊を調査するって言って潜っていっちゃんですよ

変な病原菌や細菌に感染していなければいいんですが・・。でも結局、なんにも分からなかったみたいです

なぁんて、影丸さんと狩りはおろか、採取さえもするのを止めて自堕落一直線

でのんびりとしてたら、ＵＢＵちゃんと大きい雷狼竜が「エリアイン」してきました。

必死で雷狼竜からバカみたいな顔して逃げて来たあほのＵＢＵちゃん。ステミナギリギリダッシュで一生懸命走ってますね。あははは。頑張れ～

電撃ショルダーチャージを喰らってすっ飛ぶあほのＵＢＵちゃん。その後ろでＵＢＵちゃんのオトモの鉄平君がなんにもしないで見ています。この人達の関係性が顕著に現れてますね

それにしても、この目の前のへんてこりんな塊は何なんでしょうね？するとＵＢＵちゃんが横に座ってきました。どうやら雷狼竜はエリアアウトして行っちゃったみたいです

両肩から角が出てる「おっかない鎧」を着てるのがあほのＵＢＵちゃんです。その目の前で鉄平君が肉の塊を踏んづけてます。「なんだぁ？このゴツゴツしたへんちくりんなの」と鉄平君が言っているのを聞いてあほのＵＢＵちゃんはアホなりになんだかにやにやしています。「笑っちゃう

」。ＵＢＵちゃんはそう言うと、また肉の塊を見てにやにやしています。「ねぇこれなぁに？」とあたしが尋ねると「またできた。これで今度こそ一儲けよ

」とあほのＵＢＵちゃんの瞳がらんらんとしてます。何を言っているのかよくわからないので、ＵＢＵちゃんを笛でひっぱたいたら、叩かれたほっぺを押さえながら教えてくれました。「これは尻尾よ」と、ＵＢＵちゃんは「歯」が折れていないか、指を口に突っ込みながら教えてくれました。尻尾・・・？あ、そっか

今サボってるこのクエストは「雷狼竜×２」のやつでした。きっとＵＢＵちゃんが二匹の雷狼竜の尻尾をおんなじ場所で切ったのでしょう。あたしがぽけ～っとその「上手にくっついた尻尾」を見ていると、「歯」が折れていないことを確認したＵＢＵちゃんが、その腫れたほっぺを押さえながら喋りかけてきました。「あたちはね、ロージーや。前にもおんなじのをやったことあるのだよ