～ユクモ学校法人私立バベル中学校。略称バ中（「あたモン」オリジナル）～
ユクモ村出身の多極生命体共存共栄主義である名家、資産家達が出資する新大陸社会福祉法人が支援する教育施設。特に知的生命体種モンスターの子供も通学可能であるのが最大の特徴（教師にも卒業者の者が多くいる）。これにより人型（人類、竜人族の総称）、獣人族（獣人猫族、奇面族らの総称）、知的生命体モンスター種（広義には人型と同じ言語の発達使用と思考能力、理性、知性、共存共栄を持つモンスター種）からなる「三種共存」を大陸史上初めて可能とし、地元民（ユクモ村民）に対しても当たり前の通念として定着させた（多極生命体シェアシステムの確立）。生徒はユクモ村民をはじめ、通学可能であるのならば区域は問われないものの、生徒として認められる面接の審査（書類選考）は厳しく行われる。理事長は寄付者の大元であるベルフェーゼ家（ユクモ鉱山を所有する獣人猫族の名家）の現会長ゾンゴ・ドルッチェ・ベルフェーゼが務める。校長はユクモきっての快男児、バベル三郎が務めるも、その姿は生徒はおろか、理事会員も見たことがないという（学校行事などは基本的には教頭が務める）。学校名の由来は「大陸創世記」で有名なバベルの塔から引用。その概要は次の様である。「もともと三種族は同じ１つの言葉を話しており、その力を合わせ、来るべき大陸の終焉（これには諸説あり、最も有力視されているのが大洪水説である）に備えるため、天をも貫く塔を立てようとしていた。これを天空から眺めていた龍の祖は、地上にいる三種が自分に挑戦しにくるのではないかと思い込み、三種の言葉を異なる言語、発声に変える。すると彼らは混乱し、塔を創るのを止め、それぞれ大陸に散っていったという～（大陸創世記第７章「バベルの塔」より抜粋）このように大陸創世記のバベルの塔の物語は、三種が元は共存していたという理由を説明するための物語であると考えられている。また「大陸創世記」は、多極生命体共存共栄主義者の聖典であることも名前の由来に大きく関係していると考えられる。こんな謎と魅力に満ちたバベル中学。是非、君も通ってみてはいかがだろうか？
～バベル中学・二年Ｂ組、教室
ザンコ「なんなんですの！？もう一度仰ってみなさいですわ！！」き～っ
トンコ「何度でも言ってやるニャ！お前の主人は能無しのポンコツだってニャ！！」
メラルーのリカ「二人共、喧嘩はやめなよぉ～
」おろおろ（二人の間に入ってる）
ザンコ「確かにポンコツはポンコツですが他人に言われたくありませんですわ
」ぷんすか
トンコ「ポンコツニャ！ポンコツニャ！お前の主人はポンコツの極みニャ
」
ザンコ「もう許しませんですわよ！！その汚らわしい口をカッさばいてあげますわ！！」ジャキーン
（肉球から鋭い爪を出す）
トンコ「この猫の皮を被った悪魔め！前々から、お前の変な匂いのするネイルを切ってやりたかったニャ！！このあたちの愛用お料理包丁でニャ！！」シャキーン
（ベリオＳネコ包丁を出す）
リカ「きゃあああああああ
刃物は駄目だよ！トンコちゃん！！「ただの事件」になっちゃうよぉ～
」
ザンコ「リカさん！おどきなさってですわ！！」
トンコ「リカ！どくニャ！！あの陰険高飛車女を滅多刺しにしてやるニャ！！」
リカ「だからそれだとただの「刃物殺傷事件」になっちゃうよぉ～」
ザンコ「さぁ！おどきになってですわ！！」ズン
リカ「ひーーー
」
トンコ「どくニャ！リカ！！こりゃーーーーーーー！！」ブンブン
（ベリオＳネコ包丁をブン回す）
トンコ「もうやだぁ～うわぁ～～～～～～～ん」
「あたちのモンハン日記」
～3rd Stage
～放課後。バ中、職員室
熊田（二年Ｂ組担任）「それで・・お互いの主人の悪口が原因で喧嘩になったのか？」
ザンコ＆トンコ「・・・・・・・・・
」ちっ（シラを切ってる）
リカ「先生。でも二人共、手は出さなかったんです。そうよね？トンコちゃん、ザンコちゃん」
ザンコ「ですわ。もしも私が攻撃していたら、今頃「貧弱な」トンコさんなんて、ネコタク行きになってますものね。おっほっほっほっほっほっほ」
トンコ「お前こそ、あたちのお料理包丁（ベリオＳネコ包丁）で「三味線」にされなくて良かったニャ。もっとも、お前の鳴らす三味線の音なんて、臭くて聴けたもんじゃないけどニャ」
ザンコ「なんなんですの！？臭い臭いって！！
これは「アニャスイ」の香水の匂いですの」ぷんすか
トンコ「中学生のくせに「おませ」な真似にゃんかするニャ。こりゃーー！！」
リカ「ちょっと、二人共、ここ職員室だよ」あたふた（まさか職員室でも「おっぱじめる」とは思ってもみなかった常識人）
熊田「やれやれ・・。どうしてお前たちは喧嘩ばかりするんだ？それに、喧嘩の仕方が過激すぎる。クラスのみんなもドン引きだぞぉ～？」むしゃむしゃ（机の上に置いてあった「玄米パン」を食べる）
権堂（体育教師）「熊田先生。どうですかな？今日も一杯・・って、なんだ。またお前たちか」
ザンコ＆トンコ「・・・・・・・・・」ちっ（シラを切ってる）
権堂「二人共、同じユクモの自警団の一員なんだろ？仲良くしないと駄目じゃないか。俺と熊田先生みたいにな。ガッハッハッハッハッハ」パク（熊田の「玄米パン」を勝手に食べる）
ザンコ「・・・・（「アオアシラが大変です×２」の青熊獣って、この二人なんじゃないですの？）
権堂「どうですかな、熊田先生。この二人の仲直りも含め、例の件を任せてみてわ」
トンコ「ニャンだ？例の件って」
熊田「うーん。なんでもな、最近「農場部」の畑が何者かに荒らされているようなんだ」
ザンコ「のうじょうぶ？なんなんですの？そんなもの、うちの部活動にありましたっけ？」
リカ「校舎の裏庭に畑があるでしょ？それが農場部で育ててる畑なんだよ
」にこにこ
トンコ「しょの畑荒しの犯人を捕まえればいいのかニャ？」
権堂「お。流石は自警団の一員のトンコだな。やる気になってくれたか？」
トンコ「ミャあニャ（まあな）。困っているちと達（人達）を助けるのに理由なんていらないニャ」
リカ「かっこいい、トンコちゃ～ん
」
ザンコ「フン。なんなんですの。そんな不逞の輩、高家である私にとってはノブレス・オブリージュの一貫。先生方、安心してくださいまし。畑荒らしの犯人はこのザンコ・フォン・ベルフェーゼが必ずや捕らえてみせますわ。オ～ホッホッホッホッホッホ！！」
トンコ「しぇいじぇい（せいぜい）あたちの足手まといにならないようにするニャ」
ザンコ「むきー！あなたの方こそですわ！！」ぷんすか
リカ「まぁまぁ二人共・・」
権堂「そうだ。細谷（リカの姓）。お前、二人が仲良くするように付き添ってやれ」
リカ「え～～～～～～～～～～～～～
」（心底嫌な顔＆声）
トンコ＆ザンコ「・・・・（そんなに嫌なのか）」
～バベル中学「農場部」部室
農場部部長・三年生のタケル（坊主頭の人型。学ランを着てる）「本当かい！？犯人を捕まえてくれるのかい！？」
トンコ「任せるニャ今日からあたち達三人が畑に張りこんで犯人を必ず捕まえてやるニャ」
リカ「え～～泊まり～？畑に～？嘘でしょ～ヤダァ～」（心底嫌そうな顔＆声で）
ザンコ「・・・それで部長様。今までの被害状況を教えて頂きたいのですが」
タケル「うん。一週間前からなんだ・・畑に植えてあるシモフリトマトやペピポパンプキンと言った野菜が、何者かに食い散らかされてるのが見つかったのは」
トンコ「人型の仕業にゃのか？」
タケル「食べ残された野菜の「歯型」を科学部に検証してもらったんだ。そしたら犯人は人型だろうと結果が出たんだ」
リカ「・・・・（そんな鑑識みたいなこと出来る人たちがいるなら、別にあたし達が捜査しなくてもいいじゃん）」
ザンコ「許せませんわね・・その人型。部長様、何か犯人に思い当たることは？」
タケル「いや・・なぜ犯人が、僕ら農場部員が手塩をかけ、愛を込めて育ててきた命の次に、家族同様に育ててきた可愛い野菜たちにそんな真似をするのか・・理解不能だよ」
リカ「・・・・（そんなに大切なら自分たちで張り込めばいいじゃん）」
タケル「頼むよ！！これ以上僕ら農場部の可愛い野菜たちの被害を出さないようにしてくれ！じゃ、頼んだよ！僕、これから後輩部員とデートなんだ！時間に遅れちゃう～！！」ぴゅううううう
ザンコ「あの・・ちょっと、お待ちを
」
トンコ「行ってしまったニャ」
リカ「・・・・
（毎日デートしたいもんだから畑は放っておいてるんだわ）」
トンコ「しゃて、どんな内容であれ、一度引き受けてしまった依頼（クエスト）を無下にリタイヤするわけにはいかないニャ。しゃて、夜を待つニャ」
ザンコ「それまでは教室ででも待機していればいいですわね」
リカ「え～～～～～～～～～～
」（心底嫌そうな顔＆声）
トンコ＆ザンコ「・・・・（やっぱり嫌なのか）」
～それから数時間後・・
～農場部の畑
ガサガサ・・（なにやら動く茂み）
ザンコ「いいですわね。怪しい人型が来たら、まずは私のブーメランで牽制しますので、そこで犯人が怯んだらトンコさんの包丁でめった刺しにする・・それでいいですわね？」（頭に葉っぱつけてる）
トンコ「了解ニャ」（同じく葉っぱ（大根の）をつけてる）
リカ「・・・・（犯人・・野菜食べただけなのに・・なんだか可哀想）」（ペピポパンプキン素材のハット（魔女みたいの）を被ってる）
ザンコ「しっかし遅いですわねぇ」イライラ
トンコ「ほんとニャ。早く来るニャ」もんもん
リカ「・・・・（時間どおりに来るなら苦労しないわよ）」
ガササササササ・・・・
トンコ「みゅううう！怪しい足音ニャ！」
ザンコ「きっと犯人ですわよ！皆さん息を潜めて茂みにお隠れになってですわ！」
リカ「うっそ、ほんとに来た」ひょーん
（茂みに隠れる）
コソコソ・・・・
ブチッ
トンコ「・・・（シモフリトマトをもぎった音ニャ）」
ザンコ「・・・（あとはその場で食べれば・・現行犯ですわ！）」
ワシャシャシャシャシャシャ
トンコ「食べたニャ！ザンコ、制裁開始ニャ！！」
ザンコ「薔薇十字の名に懸けて、聖なる裁きを与えてあげますわぁ！それぇ～～～！！」ブーーーン（ブーメランを投げる）
ヒョルルルルルルルルル
「！！
」
ゴチーーーーン
「いてえ！！」
ザンコ「ヒットですわ！」パシッ
（戻ってきたブーメランをキャッチ）
リカ「犯人が怯んだよ！！」
トンコ「任せるニャ！畑荒らしめ・・こりゃーーーーーー！！」ガサッ
（茂みから勢い良く飛び出してベリオＳネコ包丁をブン回しながら特攻していく猫）」
「なにぃ～！？」
トンコ「こりゃーーーーーー！！」ブンブン
「なんの！川村流猛虎回転術！！」ぽいっ
（バナナの皮を投げる）
トンコ「わにゃ～～～～～～～」すってーん
（見事に転ぶ）
ザンコ「何をしてるんですの！？リカさん、ランタンで犯人の顔を照らして下さいですわ！！」
リカ「うん！！」バッ
「うおー！ま、眩しい！！」
ザンコ「さぁ！その間抜け面を拝ませて頂きますわよ！！」
トンコ「いててて・・・みゅううううう！？お、お前は！！」
バーーーーーン
トンコ＆ザンコ「はぁ？」
玄竜「ぶわっはっはっはっはっは！！バレてしもうたなら仕方ない！！そうだ！私こそ、畑荒らしなおじさんこと、川村玄竜じゃ～～～～！！ぶわっはっはっはっはっは！！」
ザンコ「川村のおじさま・・どうして・・ですわ」
トンコ「こりゃー！幻竜！！（呼び捨て）なにをちてるニャ！！」
玄竜「うーむ。最近ここの野菜が熟れたと聞いてな。是非とも・・是非とも食べてみたかったのだ。それがどうだ・・一度食べたら病みつきになるこの風味！！畑荒らしなどという賊名を受けようが、もはや私の食欲は抑えられんのだぁ～！！」
ザンコ「やめとけ！！」ペシーン（ブーメランで頭をひっぱたく）
幻竜「いてえ」
ザンコ「全く・・主人共々・・情けないですわ・・」とぼとぼ
玄竜「な・・？」
トンコ「いいかニャ？村のみんなには黙っててやるから、もう畑荒しは止めるニャ。いいニャ？今度やったら村長さんや教育委員会に提訴してユクモ追放にするからニャ。じゃあニャ」テテテテ
玄竜「なんと！」
リカ「あのぉ・・・」
玄竜「なんだ？メラルーのお嬢さんや」
リカ「どうして農場部の野菜が熟れたっていうことを知っていたんですか？」
玄竜「いい質問だ。それはなぁ、ワシがここの学校の・・」
トンコ「リカ！行くニャ！バカが移るニャよ！？」
リカ「あ～ん、待ってぇじゃ、川村のおじさま、もうこんなことしないで下さいね」ぺこ
テテテテテテ
玄竜「うーむ。お詫びに謎に包まれたバベル中学の校長が誰か教えてやろうと思ったが・・・まだその時ではないようだな。だが、いずれ知るだろう・・天命が導くその機会を待つが良い、生徒諸君らよ！！とりゃ～～～～～～！！」
バッぴよ～～～～～～～ん
（すんごい飛んでいく）
～次の日、バベル中学
トンコ「お前の主人のお父しゃんは犯罪者ニャ！！しょーもないニャ！！親子揃ってポンコツの極みニャ！！恥を知るニャ！！こりゃ～～～～！！」
ザンコ「なんなんですの！？その口の効き方はぁ！！今日こそ決着をつけてやりますですわ！！」き～
リカ「はぁ・・・」
熊田「よわったなぁ。全然仲良くならないなぁ」
リカ「ほんと・・せっかく協力したと思ったのに・・」
熊田「そうだ？細谷。お前、あの二人専属の担任にならないか？はっはっはっはっは」
リカ「最悪の冗談です」
ザンコ「この幼稚でお下品な猫め・・ですわぁ～！！」ブーン（ブーメランを投げる）
トンコ「この猫の皮を被った悪魔め！！」ひょい（ブーメランをしゃがんで交わす）
リカ「はぁ・・でも・・・なんだかんだで仲良しっぽいから、いいのかな」
ザンコ「皮をひっぺがして砂漠で日干しにしてやりますわ！き～～！！」
トンコ「やるならやってみるニャ！こりゃーーーー！！」ブンブン（ベリオＳネコ包丁をブン回す）
玄竜「喧嘩はいかんぞぉ～」むしゃむしゃ（野菜を食べながら窓から覗いてる）
リカ「おじさん・・また野菜食べてるしかもこの教室・・二階なのに・・・どうやって」
玄竜「ぶわっはっはっはっはっは！！」（はしごをかけてある）
ザンコ「またやりましたですわね！！この村の恥さらし！！」ブーン（ブーメランを投げる）
玄竜「いてえ！！」かちーん（顔面に「縦」にヒットする）
グラグラッ（はしごが揺れる）
トンコ「地獄の底に堕ちるニャ！玄竜！！」
玄竜「おわーーーーーーー」ひゅうううううう（落っこちて行く）
リカ「はぁ・・・頭痛い・・今日は早退しよ」とぼとぼ
ザンコ「学校の秩序を乱すものは許しませんですわ」
トンコ「そうニャ！しょんな悪い奴は・・・こうしてやるニャ！！
こりゃ～～～～～～～～～～～！！」ブンブン
おしまい
ボニー「ランキング参加中だよ！みんなの一票でボク達を応援しておくれよ！
さて次回７/２５（木曜・大安）〇時更新予定はロージーの仮ピスト日記だよ。
更には次週からのストーリーモードは新章がスタート
もう「あたモン」から目が離せない
よろしく頼むよ ね
ユクモ村出身の多極生命体共存共栄主義である名家、資産家達が出資する新大陸社会福祉法人が支援する教育施設。特に知的生命体種モンスターの子供も通学可能であるのが最大の特徴（教師にも卒業者の者が多くいる）。これにより人型（人類、竜人族の総称）、獣人族（獣人猫族、奇面族らの総称）、知的生命体モンスター種（広義には人型と同じ言語の発達使用と思考能力、理性、知性、共存共栄を持つモンスター種）からなる「三種共存」を大陸史上初めて可能とし、地元民（ユクモ村民）に対しても当たり前の通念として定着させた（多極生命体シェアシステムの確立）。生徒はユクモ村民をはじめ、通学可能であるのならば区域は問われないものの、生徒として認められる面接の審査（書類選考）は厳しく行われる。理事長は寄付者の大元であるベルフェーゼ家（ユクモ鉱山を所有する獣人猫族の名家）の現会長ゾンゴ・ドルッチェ・ベルフェーゼが務める。校長はユクモきっての快男児、バベル三郎が務めるも、その姿は生徒はおろか、理事会員も見たことがないという（学校行事などは基本的には教頭が務める）。学校名の由来は「大陸創世記」で有名なバベルの塔から引用。その概要は次の様である。「もともと三種族は同じ１つの言葉を話しており、その力を合わせ、来るべき大陸の終焉（これには諸説あり、最も有力視されているのが大洪水説である）に備えるため、天をも貫く塔を立てようとしていた。これを天空から眺めていた龍の祖は、地上にいる三種が自分に挑戦しにくるのではないかと思い込み、三種の言葉を異なる言語、発声に変える。すると彼らは混乱し、塔を創るのを止め、それぞれ大陸に散っていったという～（大陸創世記第７章「バベルの塔」より抜粋）このように大陸創世記のバベルの塔の物語は、三種が元は共存していたという理由を説明するための物語であると考えられている。また「大陸創世記」は、多極生命体共存共栄主義者の聖典であることも名前の由来に大きく関係していると考えられる。こんな謎と魅力に満ちたバベル中学。是非、君も通ってみてはいかがだろうか？
～バベル中学・二年Ｂ組、教室
ザンコ「なんなんですの！？もう一度仰ってみなさいですわ！！」き～っ
トンコ「何度でも言ってやるニャ！お前の主人は能無しのポンコツだってニャ！！」
メラルーのリカ「二人共、喧嘩はやめなよぉ～
」おろおろ（二人の間に入ってる）ザンコ「確かにポンコツはポンコツですが他人に言われたくありませんですわ
」ぷんすかトンコ「ポンコツニャ！ポンコツニャ！お前の主人はポンコツの極みニャ
」ザンコ「もう許しませんですわよ！！その汚らわしい口をカッさばいてあげますわ！！」ジャキーン
（肉球から鋭い爪を出す）トンコ「この猫の皮を被った悪魔め！前々から、お前の変な匂いのするネイルを切ってやりたかったニャ！！このあたちの愛用お料理包丁でニャ！！」シャキーン
（ベリオＳネコ包丁を出す）リカ「きゃあああああああ
刃物は駄目だよ！トンコちゃん！！「ただの事件」になっちゃうよぉ～」ザンコ「リカさん！おどきなさってですわ！！」
トンコ「リカ！どくニャ！！あの陰険高飛車女を滅多刺しにしてやるニャ！！」
リカ「だからそれだとただの「刃物殺傷事件」になっちゃうよぉ～
」ザンコ「さぁ！おどきになってですわ！！」ズン
リカ「ひーーー
」トンコ「どくニャ！リカ！！こりゃーーーーーーー！！」ブンブン
（ベリオＳネコ包丁をブン回す）トンコ「もうやだぁ～うわぁ～～～～～～～ん
」「あたちのモンハン日記」
～3rd Stage
～放課後。バ中、職員室
熊田（二年Ｂ組担任）「それで・・お互いの主人の悪口が原因で喧嘩になったのか？」
ザンコ＆トンコ「・・・・・・・・・
」ちっ（シラを切ってる）リカ「先生。でも二人共、手は出さなかったんです。そうよね？トンコちゃん、ザンコちゃん」
ザンコ「ですわ。もしも私が攻撃していたら、今頃「貧弱な」トンコさんなんて、ネコタク行きになってますものね。おっほっほっほっほっほっほ」
トンコ「お前こそ、あたちのお料理包丁（ベリオＳネコ包丁）で「三味線」にされなくて良かったニャ。もっとも、お前の鳴らす三味線の音なんて、臭くて聴けたもんじゃないけどニャ」
ザンコ「なんなんですの！？臭い臭いって！！
これは「アニャスイ」の香水の匂いですの
」ぷんすかトンコ「中学生のくせに「おませ」な真似にゃんかするニャ。こりゃーー！！」
リカ「ちょっと、二人共、ここ職員室だよ
」あたふた（まさか職員室でも「おっぱじめる」とは思ってもみなかった常識人）熊田「やれやれ・・。どうしてお前たちは喧嘩ばかりするんだ？それに、喧嘩の仕方が過激すぎる。クラスのみんなもドン引きだぞぉ～？」むしゃむしゃ（机の上に置いてあった「玄米パン」を食べる）
権堂（体育教師）「熊田先生。どうですかな？今日も一杯・・って、なんだ。またお前たちか」
ザンコ＆トンコ「・・・・・・・・・
」ちっ（シラを切ってる）権堂「二人共、同じユクモの自警団の一員なんだろ？仲良くしないと駄目じゃないか。俺と熊田先生みたいにな。ガッハッハッハッハッハ」パク（熊田の「玄米パン」を勝手に食べる）
ザンコ「・・・・
（「アオアシラが大変です×２」の青熊獣って、この二人なんじゃないですの？）権堂「どうですかな、熊田先生。この二人の仲直りも含め、例の件を任せてみてわ」
トンコ「ニャンだ？例の件って
」熊田「うーん。なんでもな、最近「農場部」の畑が何者かに荒らされているようなんだ」
ザンコ「のうじょうぶ？なんなんですの？そんなもの、うちの部活動にありましたっけ？」
リカ「校舎の裏庭に畑があるでしょ？それが農場部で育ててる畑なんだよ
」にこにこトンコ「しょの畑荒しの犯人を捕まえればいいのかニャ？」
権堂「お。流石は自警団の一員のトンコだな。やる気になってくれたか？」
トンコ「ミャあニャ（まあな）。困っているちと達（人達）を助けるのに理由なんていらないニャ」
リカ「かっこいい、トンコちゃ～ん
」ザンコ「フン。なんなんですの。そんな不逞の輩、高家である私にとってはノブレス・オブリージュの一貫。先生方、安心してくださいまし。畑荒らしの犯人はこのザンコ・フォン・ベルフェーゼが必ずや捕らえてみせますわ。オ～ホッホッホッホッホッホ！！」
トンコ「しぇいじぇい（せいぜい）あたちの足手まといにならないようにするニャ」
ザンコ「むきー！あなたの方こそですわ！！」ぷんすか
リカ「まぁまぁ二人共・・
」権堂「そうだ。細谷（リカの姓）。お前、二人が仲良くするように付き添ってやれ」
リカ「え～～～～～～～～～～～～～
」（心底嫌な顔＆声）トンコ＆ザンコ「・・・・
（そんなに嫌なのか）」～バベル中学「農場部」部室
農場部部長・三年生のタケル（坊主頭の人型。学ランを着てる）「本当かい！？犯人を捕まえてくれるのかい！？」
トンコ「任せるニャ
今日からあたち達三人が畑に張りこんで犯人を必ず捕まえてやるニャ」リカ「え～～泊まり～？畑に～？嘘でしょ～ヤダァ～
」（心底嫌そうな顔＆声で）ザンコ「・・・それで部長様。今までの被害状況を教えて頂きたいのですが」
タケル「うん。一週間前からなんだ・・畑に植えてあるシモフリトマトやペピポパンプキンと言った野菜が、何者かに食い散らかされてるのが見つかったのは」
トンコ「人型の仕業にゃのか？」
タケル「食べ残された野菜の「歯型」を科学部に検証してもらったんだ。そしたら犯人は人型だろうと結果が出たんだ」
リカ「・・・・
（そんな鑑識みたいなこと出来る人たちがいるなら、別にあたし達が捜査しなくてもいいじゃん）」ザンコ「許せませんわね・・その人型。部長様、何か犯人に思い当たることは？」
タケル「いや・・なぜ犯人が、僕ら農場部員が手塩をかけ、愛を込めて育ててきた命の次に、家族同様に育ててきた可愛い野菜たちにそんな真似をするのか・・理解不能だよ」
リカ「・・・・
（そんなに大切なら自分たちで張り込めばいいじゃん）」タケル「頼むよ！！これ以上僕ら農場部の可愛い野菜たちの被害を出さないようにしてくれ！じゃ、頼んだよ！僕、これから後輩部員とデートなんだ！時間に遅れちゃう～！！」ぴゅううううう
ザンコ「あの・・ちょっと、お待ちを
」トンコ「行ってしまったニャ
」リカ「・・・・
（毎日デートしたいもんだから畑は放っておいてるんだわ）」トンコ「しゃて、どんな内容であれ、一度引き受けてしまった依頼（クエスト）を無下にリタイヤするわけにはいかないニャ。しゃて、夜を待つニャ」
ザンコ「それまでは教室ででも待機していればいいですわね
」リカ「え～～～～～～～～～～
」（心底嫌そうな顔＆声）トンコ＆ザンコ「・・・・
（やっぱり嫌なのか）」～それから数時間後・・
～農場部の畑
ガサガサ・・（なにやら動く茂み）
ザンコ「いいですわね。怪しい人型が来たら、まずは私のブーメランで牽制しますので、そこで犯人が怯んだらトンコさんの包丁でめった刺しにする・・それでいいですわね？」（頭に葉っぱつけてる）
トンコ「了解ニャ」（同じく葉っぱ（大根の）をつけてる）
リカ「・・・・（犯人・・野菜食べただけなのに・・なんだか可哀想）」（ペピポパンプキン素材のハット（魔女みたいの）を被ってる）
ザンコ「しっかし遅いですわねぇ
」イライラトンコ「ほんとニャ。早く来るニャ
」もんもんリカ「・・・・
（時間どおりに来るなら苦労しないわよ）」ガササササササ・・・・
トンコ「みゅううう！怪しい足音ニャ！」
ザンコ「きっと犯人ですわよ！皆さん息を潜めて茂みにお隠れになってですわ！」
リカ「うっそ、ほんとに来た
」ひょーん（茂みに隠れる）コソコソ・・・・
ブチッ
トンコ「・・・（シモフリトマトをもぎった音ニャ）」
ザンコ「・・・（あとはその場で食べれば・・現行犯ですわ！）」
ワシャシャシャシャシャシャ
トンコ「食べたニャ！ザンコ、制裁開始ニャ！！」
ザンコ「薔薇十字の名に懸けて、聖なる裁きを与えてあげますわぁ！それぇ～～～！！」ブーーーン
（ブーメランを投げる）ヒョルルルルルルルルル
「！！
」ゴチーーーーン
「いてえ！！」
ザンコ「ヒットですわ！」パシッ
（戻ってきたブーメランをキャッチ）リカ「犯人が怯んだよ！！」
トンコ「任せるニャ！畑荒らしめ・・こりゃーーーーーー！！」ガサッ
（茂みから勢い良く飛び出してベリオＳネコ包丁をブン回しながら特攻していく猫）」「なにぃ～！？」
トンコ「こりゃーーーーーー！！」ブンブン
「なんの！川村流猛虎回転術！！」ぽいっ
（バナナの皮を投げる）トンコ「わにゃ～～～～～～～
」すってーん（見事に転ぶ）ザンコ「何をしてるんですの！？リカさん、ランタンで犯人の顔を照らして下さいですわ！！」
リカ「うん！！」バッ
「うおー！ま、眩しい！！」
ザンコ「さぁ！その間抜け面を拝ませて頂きますわよ！！」
トンコ「いててて・・・みゅううううう！？お、お前は！！」
バーーーーーン
トンコ＆ザンコ「はぁ？
」玄竜「ぶわっはっはっはっはっは！！バレてしもうたなら仕方ない！！そうだ！私こそ、畑荒らしなおじさんこと、川村玄竜じゃ～～～～！！ぶわっはっはっはっはっは！！」
ザンコ「川村のおじさま・・どうして・・ですわ
」トンコ「こりゃー！幻竜！！（呼び捨て）なにをちてるニャ！！」
玄竜「うーむ。最近ここの野菜が熟れたと聞いてな。是非とも・・是非とも食べてみたかったのだ。それがどうだ・・一度食べたら病みつきになるこの風味！！畑荒らしなどという賊名を受けようが、もはや私の食欲は抑えられんのだぁ～！！」
ザンコ「やめとけ！！」ペシーン
（ブーメランで頭をひっぱたく）幻竜「いてえ」
ザンコ「全く・・主人共々・・情けないですわ・・」とぼとぼ
玄竜「な・・？」
トンコ「いいかニャ？村のみんなには黙っててやるから、もう畑荒しは止めるニャ。いいニャ？今度やったら村長さんや教育委員会に提訴してユクモ追放にするからニャ。じゃあニャ」テテテテ
玄竜「なんと！」
リカ「あのぉ・・・」
玄竜「なんだ？メラルーのお嬢さんや」
リカ「どうして農場部の野菜が熟れたっていうことを知っていたんですか？」
玄竜「いい質問だ。それはなぁ、ワシがここの学校の・・」
トンコ「リカ！行くニャ！バカが移るニャよ！？」
リカ「あ～ん、待ってぇ
じゃ、川村のおじさま、もうこんなことしないで下さいね」ぺこテテテテテテ
玄竜「うーむ。お詫びに謎に包まれたバベル中学の校長が誰か教えてやろうと思ったが・・・まだその時ではないようだな。だが、いずれ知るだろう・・天命が導くその機会を待つが良い、生徒諸君らよ！！とりゃ～～～～～～！！」
バッ
ぴよ～～～～～～～ん（すんごい飛んでいく）
～次の日、バベル中学
トンコ「お前の主人のお父しゃんは犯罪者ニャ！！しょーもないニャ！！親子揃ってポンコツの極みニャ！！恥を知るニャ！！こりゃ～～～～！！」
ザンコ「なんなんですの！？その口の効き方はぁ！！今日こそ決着をつけてやりますですわ！！」き～
リカ「はぁ・・・」
熊田「よわったなぁ。全然仲良くならないなぁ」
リカ「ほんと・・せっかく協力したと思ったのに・・」
熊田「そうだ？細谷。お前、あの二人専属の担任にならないか？はっはっはっはっは」
リカ「最悪の冗談です
」ザンコ「この幼稚でお下品な猫め・・ですわぁ～！！」ブーン
（ブーメランを投げる）トンコ「この猫の皮を被った悪魔め！！」ひょい
（ブーメランをしゃがんで交わす）リカ「はぁ・・でも・・・なんだかんだで仲良しっぽいから、いいのかな
」ザンコ「皮をひっぺがして砂漠で日干しにしてやりますわ！き～～！！」
トンコ「やるならやってみるニャ！こりゃーーーー！！」ブンブン
（ベリオＳネコ包丁をブン回す）玄竜「喧嘩はいかんぞぉ～」むしゃむしゃ（野菜を食べながら窓から覗いてる）
リカ「おじさん・・また野菜食べてる
しかもこの教室・・二階なのに・・・どうやって」玄竜「ぶわっはっはっはっはっは！！」（はしごをかけてある）
ザンコ「またやりましたですわね！！この村の恥さらし！！」ブーン
（ブーメランを投げる）玄竜「いてえ！！」かちーん
（顔面に「縦」にヒットする）グラグラッ（はしごが揺れる）
トンコ「地獄の底に堕ちるニャ！玄竜！！」
玄竜「おわーーーーーーー」ひゅうううううう（落っこちて行く）
リカ「はぁ・・・頭痛い・・今日は早退しよ」とぼとぼ
ザンコ「学校の秩序を乱すものは許しませんですわ
」トンコ「そうニャ！しょんな悪い奴は・・・こうしてやるニャ！！
こりゃ～～～～～～～～～～～！！」ブンブン
おしまい
ボニー「ランキング参加中だよ！みんなの一票でボク達を応援しておくれよ！さて次回７/２５（木曜・大安）〇時更新予定はロージーの仮ピスト日記だよ。
更には次週からのストーリーモードは新章がスタート
もう「あたモン」から目が離せない
よろしく頼むよ ね