孤島に現れた双頭のジンオウガ～ロージーの仮ピスト日記

ふぁ・・口の中にお水が入っちゃってますよぉ。おーい。

こんばんは

ローズダンテです。あたし達がいる各大陸も梅雨が明け、夏真っ盛り

皆様の「ちじょう」はどんな感じでしょうか。暑い？ジメってる？紫外線の対策は？生ゴミが臭くない？変な虫は出てない？え？うるさい？そんなわけで写真上のジンオウガさんも暑さのあまり、ダラダラしてるんですね。口をだらしなく開けて「勝手に入ってくる水」を飲んでるんですねぇ～

孤島は海に囲まれてるので「みずぶそく」というのにはならないと思いますけど、だからといって捕食のターゲットが目の前にいるのに水遊びばかりしていてはあたしのお兄ちゃん（カーブー）みたいにあほになってしまいますよぉ～

さて今日の「仮ピスト日記」なんですが、「ゆうま」特集です。ＵＭＡっていうやつです。あほのＵＢＵちゃんが大好きなやつです。それもこれも、あたしが写真上で担いでいるとてもカッコイイ狩猟笛「ブリッツワークス」を持っていることでもお分かりのように最近はめっぽうジンオウガ狩猟祭りなのです。最初はひとりぽっちで頑張って狩っていたのですが、なんだかそれに腹が立ってきたのでＵＢＵちゃんに賄賂（喫茶アマンダの「あんまん」）を提供するということで一緒に雷狼竜を狩ってもらっているのです

適当に笛を吹いてあげるとＵＢＵちゃんは「ぱわーあっぷ」するので、喜んで一人で倒して来てくれます。あたしはその間に採取やたまごを運んだりと、とっても仲良く狩りを楽しんでいる今日この頃なのでした

そんなある日、またあたしが適当に笛を吹いてあげて「ぱわーあっぷ」したＵＢＵちゃんが元気でバカみたいにジンオウガのいるエリアに行った時のことです。あたしが平和なエリアでハチミツをのんびり採取していると隣のエリアからＵＢＵちゃんがあほな顔して走って来ました

ＵＢＵ「ロージー、大変だよ！ＵＭＡが出た！！」

なんて、顔を「あんまん」みたいに丸くして言うので、一緒に着いて行ってみたのです

そしたらなんと本当にその「ゆうま」というやつがいたのです・・・

ぼべーーーーーーーーーーーーーん

ロージー「ふぁ・・あたまが二つあるね。この子」

ＵＢＵ「ね、ね、ＵＭＡでしょ！すごいでしょ！？ええ！？」

確かに双頭のジンオウガなんて見たことありません。と、あたしが興味津々に見ていると、捕獲したモンスターを運搬しに来るギルドの掃除屋（通称クリーナー）のおじさん（所帯持ち）が来ました。そしてその双頭のジンオウガを見るやいなや

掃除屋「ありゃ～？なんだぁ～こりゃ～？」

なんて言いながら双頭のジンオウガをジロジロ見ています。それに対しＵＢＵちゃんが

ＵＢＵ「なぁ、すごいだろ？これ、あたちが捕獲したんだぞ。なぁ、この希少種を持って行っていいから、それなりの「お金」をおくれ

」

なんてゼニゲバなＵＢＵちゃんが報酬金を要求するとおじさんは渋い顔をして

掃除屋「またやったな、ＵＢＵちゃん。何度やったって騙されねぇぞ」

ＵＢＵ「な、なんのことかしら

」

と、なにやら「あやしいやりとり」をしているので、不思議に思ったあたしはおじさんにどういうことか聞いてみました。

ロージー「ねぇ、おじさま。ＵＢＵちゃんが何をしたっていうのぉ？

」

掃除屋「なぁに、簡単なことさ。このジンオウガは一見、双頭の希少種に見えるが、実はそうじゃねぇ。同じ場所に落とし穴を仕掛けて、二体を捕獲しただけなんだよ。嬢ちゃん、よく見てごらん」

ロージー「ふぁ・・あ、ほんとだ。ぎゅうぎゅう詰めになって二体が重なってるだけだね。それがたまたま後ろ前になって双頭に見えてるんだ。なぁ～んだ

」

ＵＢＵ「ちっ・・

」

掃除屋「というわけだ。じゃ回収していくぜ」

ＵＢＵ「黙って金置いてきゃいいものを・・余計な

」ぼそ

掃除屋「聞こえたぞ！！このあんまん女！！違法狩猟でギルドに訴えるぞ！！」

ＵＢＵ「うるへえ！！やれるもんならやってみやがれ！！そしたらあんたの頭を大剣でカチ割って双頭にしてやるわよ！？それを見たら、家でゴロゴロと食っちゃ寝ぇ～のモスみてぇに丸々太ったてめぇのワイフもさぞ喜ぶだろうよ！！ああ！？