BlueCat's Revenge～vol.5「爆砕王アングリーアッシュ～その二」の巻

ジャキーーーーーン

ＵＢＵ「ほいじゃいってみようかぁ！！」

ドッドッドッドッドッド

ＡＡ「死んで詫びよ！！我が大器の爆槌でな！！」

鉄平「あいつが俺たちに相応しいハンターか見させてもらうぜ」

一也「見定めるには丁度いい相手ニャ？」

鉄平「過ぎるかもな

」

「あたちのモンハン日記」外伝
～BlueCat's Revenge

アングリーアッシュ（以下ＡＡ）
「一瞬で終わらせてくれるわ！！」

ＵＢＵ「！！」

グワッ

一也「にゃんだ！？頭を振りかぶったニャ！！」

鉄平「あのでけぇ「顎」で叩きつける気だ！！」

一也「にゃんてモンスターだニャ

」

ＡＡ「砕け散ろ！！」

ブーーーーーーーーーーーン

ＵＢＵ「あたち真剣ガード強化+10ぅ～！！」

鉄平「！？」

ガッシーーーーーーーーーーン

ＡＡ「！！」

ＵＢＵ「ふぬーーーーーー

」ズザザザザ

（衝撃でガードしたまま後退してる）

一也「あの大きい顎の一撃をガードしたニャ！！」

鉄平「ほう・・やるじゃねぇか

」

ＵＢＵ「フフフ・・どんなもんだい

（とはいうものの・・大剣を持つ手が・・しびれて痛い

）」←やせ我慢

ＡＡ「ほう・・少しは見込みのある狩人ということか。だが・・」

ＵＢＵ「ん・・？」

ＡＡ「大剣など、威勢だけのなまくらにすぎん。よく刃を見てみろ」

ＵＢＵ「・・・・

なんじゃこりゃーーーー！！

」

ボロ・・ボロボロ・・・

一也「さっきの顎のスタンプを一度ガードしただけで斬れ味が落ちたんだニャ」

鉄平「さぁ・・・どうする？」

ＡＡ「我が力は原種の数倍！！貴様のなまくらなど何の役にもたたわんわ！！」

ＵＢＵ「うう・・せっかく・・・まさひこ君に・・貰ったのに・・

」

一也「にゃにをしてるニャ・・？」

鉄平「さぁな

よほど大事な大剣だったんじゃねぇの？」

ＡＡ「貴様もその大剣の刃諸共、粉々にしてくれるわ！！」

ＵＢＵ「うるせぇぞアゴ！！
この大剣はな、まさひこ君が自分の素材を削って造ってくれたまたとない・・否！世界でひとつだけの「まさひこクレイモア」なんだぞぉ～

」

一也「だからにゃにを言ってるのはさっぱり分からないニャ

」

鉄平「おーい！女ハンター！！
それより、この「暑さ」は平気なのかぁ！？」

ＵＢＵ「はっ・・

」

ＵＢＵ「そうだった・・・あちぃ・・

」

ＡＡ「愚かなり狩人よ！！この灼熱の火山地帯で貴様ら「人型」がその文明の補助無しで生きられるとでも思ったかぁ！！」

ＵＢＵ「うっせぇーっつーんだよ

アゴ！！
クーラードリンク忘れたんだい！！」

鉄平「仕方ねぇな

」ザッ

一也「にゃんだ？もう助太刀かニャ？」

鉄平「目の前で人が死ぬのを見て平気でいられる訳ねぇだろ？」

一也「そうだニャ

」

ＡＡ「余が手出しするまでもない。そこで悶え死ぬがよい」

ＵＢＵ「え～へぇ～

あちぃ～」

鉄平「選手交代はありかい？火山の独裁者さんよ」ザッ

ＡＡ「なに・・？」

一也「おい、ハンター

回復薬は持ってるニャ？」

ＵＢＵ「ぼってる（鼻が詰まってる）

」

一也「俺たちが時間を稼いでやるニャ。その間に十分回復をするといいニャ

」

ＵＢＵ「どうぼ・・・って、あんた達

大丈夫！？」

一也「猫族を見くびって貰っては困るニャ

ハンターに憧れ従属しているオトモアイルーしか見てきていないハンターのお前たちに、過酷な境遇と運命によって育成された猫の本当の力を見せてやるニャ！」ズン

ＵＢＵ「ほえ～・・・カッコイイ

」

ＡＡ「笑止！！獣族ごときが余と渡り合おうというか！？」

鉄平「それがてめぇらモンスターのおごりだ

俺たちゃ例え古龍種が相手でも一歩も退けを取らないぜ？」

ＡＡ「よく言った！勇ましい獣族よ！！だが、蛮勇と無謀は紙一重！！即座に思い知らせてくれるわ！！」

グワッ

鉄平「またその「顎」かよ！！さっき見させて貰ったぜ！！」

ＡＡ「散れ～い！！」

ドシャーーーーーーーーーーン

ＵＢＵ「鉄平ちゃーーーーん！！」

ＡＡ「たわいもないな」

ＵＢＵ「鉄平ちゃんが・・・！」

一也「大丈夫ニャ。あいつの頭の上を見るニャ」

ＵＢＵ「え・・・ああ

」

鉄平「ここは見晴らしがいいな

」

ＡＡ「なっ！？いつの間に！！」

ＵＢＵ「いっけーーー！！」

鉄平「言われなくても・・・だぜ！！」ブン

ガチーーーーーーーーーーーン

一也「やったニャ！！鉄平のドボルSアックスが決まったニャ～

」

ＵＢＵ「むう！？待って！！」

一也「にゃんだ？もっと仲間の賛辞を言わせて・・みゅうう！！」

鉄平「い・い・い・・・て、手がしびれ・・る

」ブルブルブルブル

ＡＡ「その程度の膂力で余に傷を負わせるとでも思ったか？」

一也「にゃに！？」

ＵＢＵ「ハンター愛読書、月刊誌「狩りに生きる」（ギルド発行）で読んだことがあるわ！ウラガンキンはその体に岩石を張り付けて異性への求愛を行うって！！それ以外にも非常食として食べたりするんだって！！なんて気持ちの悪い！！」

一也「すると鉄平の手がしびれているのは、その硬い岩を叩いたからということニャ！？」

鉄平「コクコク

」ブルブルブルブル

ＡＡ「狩人ならば肉質数値くらいは知っておろう」

ＵＢＵ「もちろんよ！ハンターの武器による攻撃がどのくらいの割合で効くのか識別する割合のことでしょ！！どうだアゴめ

」

ＡＡ「ならば教えてやろう。我が種族は硬い岩石で出来た「甲羅」とも言うべき甲殻により外的から身を守る。更に余は、その甲殻の硬度を高めることが出来るのだ！」

一也「にゃに～

」

ＵＢＵ「なにか能力向上となる処置を施したのね？」

ＡＡ「察しがいいな、女狩人。余はギルドの爆破工作員であると共に、ギルド司法省「ＡＴＦ（アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局）」にも在籍していた」

一也「にゃんだ？それ

」

ＵＢＵ「ＡＴＦ。それはアルコール・タバコ類の違法な流通に関する犯罪の予防及び阻止、それと火器や爆発物の違法処理・使用に関する犯罪事件の捜査も行うギルドの役所のことよ」

ＡＡ「ＡＴＦ時代にある事件に関与してな・・そこで余の体内にある「紅玉」が覚醒したのだ」

ＵＢＵ「なるほどね・・モンスターの紅玉は今だ解明されていない、いわば神秘の秘宝。なにが起きても不思議じゃないけど、その力の恩恵であんたは原種より強くなり、岩石の甲殻の強度を強く出来る特殊能力を手にした・・そういうことね」

ＡＡ「己の論理に満ちた創造力と、過去の実績しか見ない傲慢なアカデミーの愚かな科学者どもよりは理解力があるのだな、女狩人よ」

ＵＢＵ「そりゃどうも

大した賛辞のお言葉で」

鉄平「ベラベラ喋ってんじゃねぇ！！」ぴょーーーん