ザッザッザッザッザッ・・
$あたちのモンハン日記


「んん・・なんだ、あのアイルー二匹?」


ザッザッザッザッザッ・・

$あたちのモンハン日記


「見ない顔だな。ネコバァんとこの新人じゃないの?」

「あれ、あの二匹・・なんか素材持ってんじゃんか」


ザッザッザッザッザッザッザッザsss


鉄平「なんか・・注目浴びてる?俺ら」

一也「気にするニャ。どうせ村で見慣れない猫だから見てるだけニャ。しかしドボルベルグというのもそんなに大したことはなかったニャむぅ

鉄平「まぁな(´v`)公式のクエストじゃなかったからな。俺らの好き放題に出来るし、ハンターに気を遣わずに済む。俺の猫爆弾連発も凄かったが、お前の怪力も大したもんだよ。元薔薇猫騎士団隊長っていうのは伊達じゃないな」

一也「みゃあなむぅなかなかのコンビネーションだったんじゃニャいか?俺たち」

鉄平「あはははは!違いねえ!!(こいつとなら・・やれるかもしれねぇ!!)」


「おい!あれ尾槌竜の素材だぜあせる
なんでハンター抜きのオトモがモンスターの素材持ってんだよ!?」

「主人に頼まれたんじゃねぇの?見ろ、加工屋の方に行くぜ・・おい、それよかよいいこと思いついたぜ。耳かせよ」

カキーンびっくりカキーンびっくり

$あたちのモンハン日記
加工屋「ふひぃ~。もうちょい叩いてから休憩にすっかなぅ~!」


カキーンドンッカキーンドンッ


鉄平「おう、おっちゃんaya

加工屋「あぅ?なんだぁ~オトモの武具ならまずは隣のモミジィん所で何を作るか決めてから来てくんなぅ~」

一也「にゃんだ。面倒なんだニャむぅ


「おいあせるマジかよ!?あのオトモたちの素材を盗むって・・」

「声がでけぇよむかっ平気さ。主人は一緒じゃねぇんだ。あいつらがモミジィんとこで武具の相談をしてる間によ・・」




$あたちのモンハン日記
「つまらんことはやめとけ」


「げっ・・川村さん汗

「ちぃっすあせるカーブーさん!!」

カーブー「力が有り余ってるなら俺の欲しい素材を採るのを手伝ってくれよ」

「え?何が欲しいんすか?」

カーブー「古代鮫の皮さ」










「あたちのモンハン日記」外伝
~BlueCat's Revenge












$あたちのモンハン日記
モミジィ「この絵面のマスクがおぬしらの持ってきた素材で作れるものでごニャるよ」

鉄平「かっけぇ・・ドボルSマスク萌~ッッ
ヒールレスラーのそれみたいだぜDASH!

一也「俺もマスクを見るのは初めてだニャむぅ

鉄平「おい一也・・」

一也「にゃんだ?」

鉄平「これに・・しようぜ!」

一也「みゅうう?」

鉄平「このマスクを被って・・過去の憂いを断ち切るんだ!」

一也「・・・・・」

鉄平「俺はこれにするぜむぅ

一也「分かったニャ、鉄平。お前とはこれもニャにかの縁ニャ。俺も同じ物にするニャ」

鉄平「よっしゃ!!」

モミジィ「決まったでごニャるか?」にっこり

鉄平「ああ!ジイさん!このドボルSマスク二つと鎧をひとつだ!!」

モミジィ「分かったでごニャる。基本的にはそれがしがデザインを考案して、隣の加工屋が作るでごニャるよ」

一也「素材は足りてるニャか?」

モミジィ「これだけあれば二人分の装備一式でも十分足りてるでごニャるが・・おぬしら主人(ハンター)と一緒じゃないでごニャるか?」

鉄平「え・・ああ、そうそうあせる頼まれたんだよ」

モミジィ「ほう・・ユクモ村は狭いでごニャるしぃ~?それがしの様な商売をやっておれば村に住在する大方のハンターの顔は覚えているでごニャるが・・はて、おぬしらどなたのオトモでごニャるか?」

一也「ええとええと・・ああ!ほら、あそこに見える家のハンターのオトモニャあせる

モミジィ「ほう。なんじゃニャ~おぬしら、UBUのところのオトモか」

鉄平「あ、ああ。そうだよ。その、うぶって奴のオトモさ。へへへへ汗

一也「それより早く鍛冶に入って欲しいニャあせる

モミジィ「分かったでごニャるよ。加工屋にはそれがしが頼んでおくから、また後日来るといいでごニャる。転ばぬ先のオトモ武具。いつでも見にくるでごニャるよ」

鉄平「ありがとよしゃきんっ


ゴロゴロゴロゴロ・・sss



モミジィ「ぬう・・また雷雲でごニャるな」

一也「この辺は多いのかニャ?」

鉄平「ちげーよ」

一也「ニャ?」

鉄平「大いなる厄災の龍・・なんてこたねぇ、ただのクソ古龍の一種だ」

一也「ニャニャ??」

鉄平「行こうぜ、一也。それじゃ頼んだぜ、ジイさん」

モミジィ「任せておくでごニャるよ」








$あたちのモンハン日記
ザーーーーーーーーーーーーーーー


一也「結局、鉄平の言うとおり本降りになったニャえー」ブルブルブルあせる

鉄平「雨宿りして正解だったろ?」

一也「そうだニャ。でもニャんでこんニャに天候が分かるニャ?」

鉄平「なぁに・・俺はユクモ村出身じゃねぇけどこの辺は地元なんだよ」

一也「ニャるほど・・それはそうと、鉄平は親御さんはいないニャ?」

鉄平「ちっさい集落育ちでな・・おとうもおっ母も俺が赤ん坊の頃に病気で死んじまったからな。顔も知らねぇよ」

一也「そうだったニャ・・俺も戦地で育ったからニャ。両親は戦争の犠牲になって死んだニャ」

鉄平「ははは。なんだおんなじ様な境遇じゃねぇか、俺たち」

一也「にゃははは。そうだニャ」



ザーーーーーーーーーーーーーーーーーー



一也「降りが強くなったニャ・・」

鉄平「・・・・来やがるな」

一也「ニャ?」

鉄平「見てみろ・・あの空だ」

一也「みゅううう!?」



ピカッ

$あたちのモンハン日記



一也「ニャんだ!?あの大きいモンスターは!?」

鉄平「嵐龍、アマツマガツチ。この辺の伝承じゃ「大いなる厄災の龍」なんて呼ばれてやがるが・・ただのクソ古龍だ」

一也「ニャるほど。噂では聞いたことがあったがニャ・・しかしこの丁度いい洞穴があって良かったニャ。みゅう?どうした鉄平?」

鉄平「ちっ・・やっぱりあいつじゃねぇ。殺気をまるで感じねぇし、ただの老龍だな、あれは」

一也「ニャんだ?あの龍の同種に知り合いでもいるのかニャ?」

鉄平「知り合いも何も・・・・嵐龍は俺の敵(かたき)だ」

一也「・・誰を・・・失ったニャ?」

鉄平「この洞穴によく来ては、朝までどうでもいいことを語り尽くした連れをさ」

一也「恋人・・だったニャ?」

鉄平「嫁さんになるはずだった・・猫だよ」

一也「・・・・・・・辛いニャ、鉄平」

鉄平「ああ・・」





ザーーーーーーーーーーーーーーーーーー












ちゅんちゅんへーちゃんちゅん
$あたちのモンハン日記
鉄平「なんだ、知らねぇのか?このユクモ近辺は喋るモンスター種の・・え~っと、なんつったけかな」

一也「知的生命体種かニャ?」

鉄平「そうそう。それそれ。それも多いんだよ」

一也「ニャるほどニャ~。旧大陸で迫害された知的生命体種がこっち(新大陸)に集まってくるというのは聞いたことあるニャ。まだ新大陸が未開の地だっていうことニャね」

鉄平「そりゃギルドから見た世界観だよ。地上の支配者になりたがってるくせに嵐龍一匹に各大陸のハンターをこの小さいユクモに要請するなんてよふん無駄金を使うのもいいとこだ。最も、その金の出処だってハンターたちから巻き上げてんだろ?やってるこたぁマフィアのそれと何一つ変わりねぇよ」

一也「みゃあな・・・んんむぅあれは・・?」

鉄平「迅竜だな」



$あたちのモンハン日記
ふぁ~あはぁ


鉄平「なんだアイツ。あくびなんかしやがってえー

一也「話しかけてみるニャ」

鉄平「普通の迅竜だったらぶっ飛ばして素材取るのか?あんまり派手な動きをするとギルドにバレるぜ?」

一也「知的生命体種ならニャにか嵐龍のことを知ってるかもしれないニャ」ザッザッザッ

鉄平「一也・・・・。待てよ、俺も行くよ」ザッザッザッザッザ


「ふぁ~・・クソみてぇに退屈だな」


一也「おい、君」

「おう?なんでぇ・・猫かよふん
俺はキャットミートを食うほど雑食じゃねぇんだ。消えな」

一也「この辺で嵐龍を見なかったかニャ?」

「んだよ唐突に。弁当屋の轟竜なら知ってるけどな」

鉄平「悪いけどこっちは真剣なんだ。デコに傷のある嵐龍で、あんたの様に喋ることは出来ねえ原種だ」

「嵐龍ねぇ・・そういや最近、霊峰を独り占めしてるっていう嵐龍がいるらしいな。なんでもそいつのせいで霊峰にいたジンオウガの犬っころ共が渓流に降りてきちまってるってな。村が専属のクソハンター共を各地から呼び寄せたのもそれが原因らしいぜ。最も、そいつがお前らの探してる嵐龍っていう保証はねぇけどな」

鉄平「ありがとよ。早速村に戻って聞き込みをしてみるよ」

一也「邪魔したニャ」


テテテテテテテテテ・・


「なんだぁ?あの猫共は・・。
ふぁ~あはぁそれにしてもクソ暇だぜ。なんかどえらい戦いでも起きねぇかなぁ」







~数日後

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モミジィ「ほれ、被ってみるといいでごニャるよ」


鉄平「お、おう・・・」おそるおそる





カパッドキッ
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鉄平「この重量感・・湧き出る闘志・・!!なんてカッコイイんだ!!うおおおお!!」


あたちのモンハン日記
一也「みゅううう。確かにこのマスクはがっちりしていていいニャね音譜


モミジィ「強度も十分な強さでごニャるよ。フルフェイスだから女子ハンター等には人気がないでごニャるがね。顔も隠れてしまうのもファッション性に欠けてると言われるでごニャる」

鉄平「そこが一番気にいったんだよ」

モミジィ「??」

一也「過去の自分への決別・・ニャ」

鉄平「そういうこと!怒りってのは静寂の中に隠せば隠すほど、その激情は激憤へと変わっていくんだぜ?さぁ行こうか、一也!!」バッ煙

一也「おうニャ!」ダッ煙

鉄平「憂いは行動で断ち切る!!
いっちょこの装備で嵐龍殺しと行こうぜ!!




To Be Continued..お花。







$あたちのモンハン日記
ボクのシーフだった頃のお話もやっておくれよぉ~はーと。