$あたちのモンハン日記
ザーーーーーーーーーーーーー




バシャバシャバシャバシャ

あたちのモンハン日記
「こっちだフラワー!早く!!」

「待って!!」




ピカッ



あたちのモンハン日記
「!!」



ドシャーーーーン雷



「きゃあああああ!!」

「ただの落雷だ!気にすんな!!」

「けど!!」

「くそ・・思ったとおり天候が荒れてきやがった・・奴が近くに来てる証拠だ!!
走るぞ、フラワー!!」

「待ってあせる



ゴオオオオオオオ



「今度は何!?」

「マジかよ・・・!」

「なに!?」

「竜巻だ!!ちきしょーーーー!!」

「どうするの!?」

「あそこの木に掴まるんだ!!」バッ




ゴオオオオオオオオオオ



「奴がいなくなればこの暴風雨やツイスターも消える!それまでの辛抱だ!!」

「わかったわ!!」




ビュオオオオオオオオオオ


「離すなぁぁぁぁ!!フラワー!!」

「だ・・・だめ・・体が・・・浮いて・・・・!!」ブワッ


ビュオオオオオオオオオオオ


「俺の手に掴まれ!!」バッ

「うん!!」タシッびっくり

「手を離すなよぉぉぉぉぉ!!フラワーーーー!!」

「きゃあああああああああ!!」

「!?」



$あたちのモンハン日記
ビュウウウウウウウン!!


「嵐・・龍!!」

「きゃああああああああ!!」


ゴオオオオオオオオオオオオ


「うおおおおおおおお!!」

「もう・・・だ・・・め!」ググッ

「頑張れぇぇぇぇ!!フラワーーーー!!」

「このままじゃ二人とも吹き飛ばされてしまうわ!!私の手を離して!!」

「ふざけんな!!そんなこと出来るわけないだろ!!あきらめるなぁぁぁぁ!!」


ビュウウウウウウウン!!


「くぅっ!!」ゆるっ

「あなただけは・・・・・・生き延びて」ググッ

「!?びっくり

「・・・・」ニコ

「よせぇぇぇぇぇぇぇ!!フラワーーーー!!」












好きよ・・鉄平










「!!」












パッ













フラワーーーーーーーーーー!!

























「あたちのモンハン日記」外伝
~BlueCat's Revenge










































~薔薇猫騎士団・本部
$あたちのモンハン日記


「よし!じゃあ行くニャ」

「ほんとに・・・本当に除隊しちゃうニャ?冴島中尉」




$あたちのモンハン日記
一也「猫族同志の長い長い戦争にやっと終止符を打てたんだニャ。俺の役目はもう終わったんだニャ、朱妟(しゅあん)軍曹」


朱妟「そりゃそうですけど・・正式な解散まで待てないニャ?中尉」

一也「暗黒マタタビ地獄団は滅びたニャ。あとの仕事は上官たち、お偉いさんに任せればいいニャよ。それにこのニャンコ百年戦争ではあまりにも多くの同族たちが散っていったニャ。これからは軍人としてではなく、違う猫の道を見つけようと思うニャ」

朱妟「まさか・・この辺境の島を出て、大陸に行ってギルドに属するニャ!?」

一也「ハハハハ(´v`)それはありえない話しニャ。俺が次に軍人として戦場に出るのは・・きっと同じ志を持った仲間を強大な敵から守る時だニャ」

朱妟「だったら自分も・・!」

一也「駄目ニャむぅお前は正式な解散まで軍にいるニャ。そして次に生まれてくる新しい世代の先導者になるのニャ。お前にはその才能があるのだからニャ」

朱妟「そんな・・自分には無理ですニャ・・」

一也「お前には誰よりも勝る文才があるニャ。これからの時代は力だけじゃ駄目ニャ。この長い戦争で死んでいった賢者の猫たちに習い、その猫たちが記した書物の注釈をしろニャむぅそしてそれをまとめ、新世代の猫たちの教本とするニャ。二度と、同族同志で争うことがないようにニャ」

朱妟「冴嶋中尉・・・。分かりましたニャ」キリッ

一也「わがままを許して欲しいニャ。それと、お前の名が近いうちに大陸中に響き渡るのを楽しみにしてるニャ(´v`)

朱妟「・・自分が今まで生きて来れたのも冴嶋先輩がいればこそ。あなたの武勇伝も伝えましょうニャ。どうか・・どうかご武運を」ビシッ(敬礼した)

一也「ニャ。最後に仲間たちへ黙祷ニャ」ビシッ

朱妟「はいニャ!」

一也「・・・・・」

朱妟「・・・・・」

一也「・・・じゃあ・・行くニャ」バッ

朱妟「あ、冴嶋中尉!!」

一也「にゃんだ?」

朱妟「噂では中尉は、ネコサレムからの帰路、ニャンパーニュで獣族の歴史を覆す物的証拠を見つけたと聞きましたが!?その逸話こそ伝承すべきでは!?」

一也「いや・・いいニャ。
全ては世界の平安のため・・俺は黙秘する必要があるニャ」

朱妟「・・・・フフ・・実にあなたらしい。お気をつけて!!冴嶋中尉!!」

一也「ニャ!!またいつか逢えるその日まで!!」バッ













~ユクモ村
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ネコバア「ええ~っとぉ・・りゅうの・・てつやさんだっけかのぉ?」


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鉄平「てっぺいだよむぅ鉄に平和の平。で、もう行っていいのか?」


ネコバァ「鉄平っとぉ~」かきかき鉛筆

鉄平「おい、ばあさんむぅもう登録すんだんだろ?俺は行くぜ」

ネコバァ「待ちんしゃ~い。行くって、あんたどこに行くんだえ~?」

鉄平「知れたこと。俺の部下が見つかるまでその辺のフィールドを探索しておくんだよ」

ネコバァ「部下って、ハンターちゃんの事を言ってるのかぁい?」

鉄平「そういうこったむぅ
ばあさん、凄腕のハンターに知り合いはいねぇのか?」

ネコバァ「凄腕ねぇ~。このユクモ村専属のハンターちゃんを各大陸から要請する様になったのは最近だからねぇ~。あ、そうだ。このお家に住んでるハンターちゃんならすぐに紹介出来るよぉ~」

鉄平「ふんふんこのへんちくりんな家の?
で、そいつ強いのか?」

ネコバァ「さぁねぇ~。あたしはハンターちゃんに憧れて来る「見習い」のあんた達、ネコちゃんをギルド公認のハンターちゃんに紹介するのが仕事だからねぇ~。腕まではよう分からんわぁ~」

鉄平「言っとくけどな、ばあさん。俺はそこいらの猫共と違って「ハンターに成りたい」からここに来たんじゃねぇ。俺には俺の目的があるんだ。共に戦ってくれる同志が欲しいんだよ」

ネコバァ「なんだあんたぁ~、腕っ節には自慢があるのかえ~?」

鉄平「まぁな。そこいらの連中よかなむぅ
俺が憧れるのはWWNのBBB選手だけだ。むん!」

ネコバァ「ほえ~。よう分からんがあんたが変わった子だって事は分かるわぁ~。あんたみたいな今時の「猫語」もよう喋らん子が、未来の獣族を支えるんかもなぁ~」

鉄平「よせやい。俺は英雄になりたい訳じゃねぇ。ただ・・」

ネコバァ「ただぁ~?」

鉄平「復讐したいだけだ」

ネコバァ「・・・・・・」じーーー

鉄平「なんだよ?」

ネコバァ「あんたが発する気は「怨」の力じゃったかぁ。でもなんでだろうねぇ~。その強い気で覆った鎧の中身から、たまに感じる悲壮感はぁ・・・ねぇ~」

鉄平「何が言いてえんだ?ばあさんよ」

ネコバァ「まぁどちらにしても、そのあんたの着てる「どんぐり鎧」じゃ、この新大陸のモンスター相手には厳しいやねぇ~」

鉄平「ちっ・・わかってらぁ。素材を取って来て、あの鍛冶屋のモミジィって爺さんに渡せばいいんだろ?簡単じゃねぇか」

ネコバァ「ほえ~。たいした自身じゃねぇ~?素材が欲しいならそれこそハンターちゃんが雇ってくれるのを待った方がいいやねぇ~」

鉄平「公式のクエストなら、だろ?ばあさん」

ネコバァ「ほえ?」

鉄平「まぁ見てろって。じゃあな、ハンターから声が掛かってきたか見に、また来るぜ」

テテテテテ・・


ネコバァ「なんとも・・」


「こんにちわ、おばあしゃん」


ネコバァ「おやぁ・・・」



$あたちのモンハン日記
ネコバァ「トンコちゃんかい~」

トンコ「しゃっきの雄猫はにゃんだ?ちんじん(新人)か?むぅ

ネコバァ「そうじゃよぉ~。また変わった子が来たもんじゃよぉ~」

トンコ「しょうなのか。みゃあ変わってるのはうちの主人も同じだけどニャ」

ネコバァ「UBUちゃんは狩りに行ってるのかい~?今日はやたらとお家の中が静かだからねぇ~」

トンコ「純平がいるニャむぅ

ネコバァ「トンコちゃんの後に雇われた子かい~?そういえばあの子も少し変わった子だねぇ。あたしの所に登録をしに来た時には既にあの物騒なお面を被っていたしねぇ~」

トンコ「あいつもすぐにどっかに行ってしまうニャえーUBUにゃんのオトモはあたちと純平しかいないっていうにょに・・主人といい、みゃったくちかたのない連中ニャふん

ネコバァ「トンコちゃんも大変だねぇ~。学校も通いながらオトモアイルーの仕事もせにゃならんのだからねぇ~」

トンコ「しょうニャむぅ学年も、もうしゅぐ二年しぇいになるにょだ。二年しぇいは大変だってUBUにゃんも言ってたニャ」

ネコバァ「どうしてだい~?」

トンコ「中学二年しぇいっていうのは人生を一番楽しく感じられる時、と言ってたニャ。だからしゅきな事にたくちゃん時間を使えと言ってるニャむぅ

ネコバァ「それは忙しいやねぇ~。ほっほっほっほっほ」

トンコ「だからおばあしゃんも残りわずかな人生を悔いのない様に生きるニャ」

ネコバァ「ほっほっほっほ。まったくそうじゃねぇ~」


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キザ夫「HEY!ミストンコ~!ミーと孤島でデートなんてどうだぁ~い!?」

トンコ「行かないニャむぅ帰れ、しっしsss

キザ夫「OH~GODあせるそんなクールなこと言わないでプリ~ズ」

ネコバァ「あんたも弱ったねぇ~。今の所、誰も契約の予約がないよぉ~。変な外来語みたいな言葉を喋るネコちゃんは嫌だって、依頼人のハンターちゃんからよく聞くしねぇふん困ったもんじゃ~sss

キザ夫「SHIT!ミーの魅力が分からない様な凡ハンターはリッパー・ザ・ジャックに喉を掻っ切られるといいぜ!ツェッペリンでも聞きながら最後の晩餐を過ごすといいのさぁ~!!ア~、ハァ~ン!?

トンコ「まるできち〇いニャえー
間違ってもUBUにゃんにコイツだけは雇わない様に言わないと駄目ニャ」













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ドカーーーーーーーーーーン



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鉄平「うるせぇな・・火山って所はよ」


ボゲーーーーンメラメラ


鉄平「あああせるうるせぇなぁ!
素材の取れそうなモンスターもいねぇし・・別の所に行くか」


「にゃんだぁ~!?新大陸の火山だっていうから来たのに何もいないニャ~!」


鉄平「ん・・賊の猫連中か?」




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一也「ニャ!猫がいるニャ!おーい!!」テテテテテsss


鉄平「なんだ・・ただのオトモ猫か」

一也「失礼ニャむかっ
これでも俺は元薔薇猫騎士団、ネコサレム前線基地の第一部隊隊長ニャ!」

鉄平「軍人か。なっがい紹介で覚えれねぇよえー

一也「冴嶋一也ニャむぅ

鉄平「龍之鉄平だ。獣族弁はとっくの昔に捨てちまったが気にしないでくれ」

一也「別にそれで反感を覚えるなんてないニャ。今の時代、人間と同じ様に喋れるように訓練する猫も多いニャ。俺はずっと戦地で育ったから関係なかったニャ」

鉄平「さっきネコサレムって言ったな。ずいぶん遠くから来たんだな・・ってことは噂の百年戦争が終結したのか」

一也「そうニャ。多くの死んでいった仲間の魂を弔う為にも、俺は旅に出たんだニャ。それはそうと・・君はユクモ出身の猫かニャ?」

鉄平「違うよ。俺もあんたと同じような理由でここにいるのさふん

一也「なるほどニャ。ワケありってことかニャ」

鉄平「そういうことふん
それよりあんた・・一也でいいか?」

一也「ニャ。鉄平、なにかニャ?」

鉄平「うん。一也の着てるその鎧・・強度が強そうだな」


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一也「ニャ。これかニャ?」

鉄平「ああ」

一也「これはこの新大陸にいるドボルベルグっていうやつの端材で生産されたとネコサレムの防具屋から聞いたニャ。にゃんでも正規品っていうことでニャ、大金をはたいたけど、それなりにコイツには命を沢山救われたニャ」

鉄平「そっか。じゃあやっぱり強度は高いんだな・・なに、俺も今鎧が欲しくてな」

一也「確かに今の鉄平の着てる「どんぐり鎧」じゃ、戦場では厳しいニャ」

鉄平「だろ?それにその格好・・悪役レスラーの入場コスみたいでいいなぁ萌~ッッ

一也「にゃんだ?これが欲しいのかニャ?」

鉄平「決めた!!そいつを俺は作る!!」

一也「いいんじゃにゃいか?」

鉄平「そうとなったらそいつに必要なモンスターの素材を取りに行こうぜ!!」

一也「にゃははは(´v`)鉄平、君はおかしな猫だニャ~。
よし、行くニャ!!ドボルベルグを倒しに行くニャ!!」




それぞれの悲哀を胸に、こうして永遠のコンビ、鉄平と一也は出逢った・・。果たしてドボルベルグの鎧(ドボルSネコシリーズ)は作れるのか!?そして鉄平の嵐龍(かたき)は倒せるのか!?次回に続くニャはーい





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あたちはこのおはなちの頃はまだ赤ちゃんにょ赤ちゃん哺乳瓶