~凍土MAP7(セブン)

$あたちのモンハン日記
ヒュウウウウウウウ・・・・






ニック「うう・・・ううう・・・」


$あたちのモンハン日記
ザンコ「お気を確かに。大丈夫、大丈夫ですわ
(とはいうものの、両腿からのこのひどい出血量・・早く止血しなと危ないですわ)」


$あたちのモンハン日記
ピシッぎくっピシピシッぎくっ


ザンコ「・・・(ニャーク様はあいつに矢を放たれショートしたまま。おまけに私とこの怪我をした方はロープで拘束状態)」

ニック「はぁはぁ・・・・」

ザンコ「・・・(非常によろしくない状況ですわね)」




$あたちのモンハン日記
シリウス「よう、お目覚めかい?さすがにお前ら三人をここまで運ぶのは苦労したぜ。しっかり人質としての役割を果たして貰わないと割に合わないぜ?」



ザンコ「あなたの目的は今は聞かないでおいてさしあげますわ。その代わりに、この方の治療をしてあげて下さい。どうせあなたが傷つけたのでしょう?」


シリウス「駄目だ。もうすぐ用が済む。それが終れば好きにしろ」


ザンコ「その前に死んでしまいますわ!!」


シリウス「どの道、俺の用事が達成されなきゃお前たちは死ぬんだ。
これで跡形もなくな」


ドスン大タル爆弾


ザンコ「爆弾・・?フン。なんのマネかしら」


シリウス「コイツはそこいらの「正規」のものとは違う。王立武器工匠の試作品でな。こいつが一旦火を吹けば、このエリア諸共お前らなど一瞬で消える破壊力だ」


ザンコ「それは凄いことでふん
それより、王立武器工匠からそれを盗んできたのかしら?あなた・・盗賊?」


ニック「ギルドの犬・・だ・・・はぁはぁ・・・」

ザンコ「なんですって!?」


シリウス「死にぞこないが。まだしゃべる元気があったのか」


ニック「はぁはぁ・・・こいつらは最初から、ある物が目的で俺たち王立地質学調査隊に新開発のボーリングマシン(採掘機)を渡したんだ」


シリウス「ほう・・面白い推測だ。聞いてやろう」


ニック「お前は最初から俺たちを見張っていた。俺たちに凍土の「底」を調べさせ、竜水晶を発見させる・・そして隙を見て水晶を強奪する為にな・・・うっ!」

ザンコ「大丈夫ですか!?」


シリウス「続けろ」


ニック「はぁはぁ・・だが、思わぬ邪魔が入った。俺たちを襲撃してきたモンスターは、お前と同じ目的の暗黒商会の手先だ。違うか?」


シリウス「ギルド所属の俺が、宿敵であるあいつらを正式に討伐しに来た・・とは思わないか?」


ニック「ふざけるな・・・お前の計算外だったのは、俺たちがあまりにも早く竜水晶を見つけたこと。そして同じく水晶を奪取しに来た暗黒商会の登場だ・・はぁはぁ」

ザンコ「もう喋らない方が・・」

ニック「どの道コイツは俺たちを殺す」

ザンコ「え・・?」


シリウス「フフ・・」


ニック「コイツはあのギルドナイトだからだ」

ザンコ「なんですって・・!?」

ニック「はぁはぁ・・ギルドの影といわれるコイツらの任務は、非公式なクエストのみ。アンチギルド体勢のハンターや、権力を持ちすぎた要人の暗殺。そうだろ?」


シリウス「響きが悪いな。ギルドから抹消命令が出るハンターというのは、生態系も気にせずに「ただモンスターを狩る」だけの快楽者のみだ。知性の欠片もなく、クエストという「正当さ」に身を包み、ひたすらに「殺し」だけを楽しむ快楽者共・・。あいつらはクズだ。絶滅種や保護条例付きのモンスターが未だ増え続けるのは、あいつらハンターの仕業、だろ?消されて当たり前だ」


ザンコ「な・・・」

ニック「たいした正当防衛だな・・お前が普通のハンターをやめた理由はそれか?そんなことはどうでもいい。竜水晶をギルドが手にしてどうするつもりだ」


シリウス「そこは任務外だ。俺たち(ギルドナイツ)は任務を完遂させる。ただそれだけだ」


ニック「俺に拷問をかけ、ハンターのオトモであるこの子達を犠牲にしてまでか!?」


シリウス「そうだ」


ニック「この・・・・うう!!」

ザンコ「動かないで!本当に死んでしまいますわ!!」


シリウス「さて・・・」チラ



チッチッチッチッチッチ・・・



シリウス「そろそろ約束の時間なんだが・・・」


ニック「君だけでも逃げろ・・あの爆弾は時限式だ」

ザンコ「傷を負った方とお仲間を置いていくなど私の主人の意に反しますわ!!」



チッチッチッチッチッチッチ・・・・



シリウス「お前らの救世主(メシア)は・・どこかな」





「あたちのモンハン日記」
~Memory of Extinction(破滅の記憶)編~






シリウス「いるんだろ?出てこいよ」


ザンコ「え・・?」






スッ・・
$あたちのモンハン日記
UBU「なんだ。バレてたの」




ザンコ「UBU様・・・」



UBU「ザンコさん、すぐに助けてあげるからねにこ


ザンコ「フッ・・期待しないでおきますわ」

ニック「はぁはぁ・・・・ハンター・・?」

ザンコ「一応・・ですけどね」




チッチッチッチッチッチッチ・・




シリウス「いいだろう。時限爆弾は解除してやろう」




カチッ




ザンコ「・・・・・・・」

ニック「はぁはぁ・・・・・」





・・・・・・・・・・・・





シリウス「これで爆発はしない。
それで・・・クエストの目標物は入手したか?」




UBU「人質の解放を」




シリウス「ふざけるな。水晶の納品が先だ」




UBU「ふん。せっかくサンタさんから頂戴したと思ったのに」




シリウス「気にったプレゼントはそうそう手に入らないものだろ?早く見せろ」




UBU「男ってほんと横暴ねふん
今日はイヴよ?少しは雰囲気を楽しんだら?」




シリウス「時間稼ぎはいい加減にしておけ。言ったはずだ。俺にもお前同様、自動マーキングが付加している。当然、お前の仲間も探知している」




UBU「それで暗黒商会の連中が消えたのも感知したわけ?
あたちたち(薔薇十字)に目障りな暗黒商会の刺客を倒させ、更に竜水晶をも奪取して万事解決?とんだシナリオに付き合わされたもんだわ」




シリウス「お前らの推測には付き合い飽きた。早く水晶を出せ」




UBU「いいわ・・よ」スッ




フィーーーーーーーーンスワロフスキー




シリウス「エクセレント。クエスト、完了だ」





UBU「まぁね」





ニック「だ・・駄目だ・・!竜水晶を・・・渡しては・・・」




UBU「仕方ないわ。あなたたちの命を救う為ですもの。
さぁ、人質を解放なさい!!」




シリウス「いいだろう。さぁ、立て。縄を切ってやる」


ザンコ「間違っても・・ですわよ?」

ニック「はぁはぁ・・・・」


シリウス「安心しろ。俺はこう見えても紳士だぜ」スパッキズ


ザンコ「・・・・・」パラッ

ニック「はぁはぁ・・・・」パラッ


シリウス「二人でその故障してる「おもちゃ」を運んでいってやれ」


ザンコ「この・・・・!」


シリウス「早くしろ」


ザンコ「くっ・・・!さぁ、ニャーク様」

ニャーク「・・・・・」ピシッぎくっピシッぎくっ

ニック「俺が抱いていこう・・うっ・・」


シリウス「人質をこの爆弾の前に行かせる。そしたら俺の合図と同時に、お前は俺に向かって水晶を投げろ。それと同時に人質は走れ。いいな?」




UBU「ほんっと・・偉そうに。了解したわふん




シリウス「よし。歩け」



ザンコ「私の肩に手を。ゆっくりで構いませんわ」ザッザ・・

ニック「はぁはぁ・・・すまないな」ザッ・・・ザッ・・・




UBU「・・・・・・・・」




シリウス「よし。止まれ」




ザンコ「・・・・・・」

ニック「はぁはぁ・・・・」




シリウス「水晶を投げろ。それと同時に人質は走れ」




ザンコ「後ろから矢を放つなんて卑怯なマネ・・ごめんですからね」




シリウス「安心しろ。俺の目的は水晶だけだ。
さぁ!投げろ!!」





UBU「いいわよ」





シリウス「・・・・・・・・」





ザンコ「・・・・・・・・」


ニック「はぁはぁ・・・・・」


ニャーク「・・・・・・・・・・」ピシッぎくっピシッぎくっ






UBU「いくわよぉ~・・・イ~チ、」




シリウス「・・・・・・・・」




ザンコ「・・・・・・・・」





UBU「ニィ~~イ、」




ニック「はぁはぁ・・・・」






UBU「・・・・・」チラ





ザンコ「!!」






UBU「サァ~~~ン!!







ブンスワロフスキー







ザンコ「走って!!」ダッ

ニック「!!」ダッ











ヒュウウウウウウウウンスワロフスキー











シリウス「ようし・・・いい子だ・・・・・ん?」








UBU「バーカあっかんべー」んべー





シリウス「!?」












ぴょーんDASH!
$あたちのモンハン日記










シリウス「なにぃ!?」






UBU「キャッチよ!!ギギちゃん!!」



ギギ「了解でちゅ!!」











ヒュウウウウウウウウンスワロフスキー









シリウス「ええい!!」ダッ





ギギ「ふんにゅううううううう!!」ぴょーん










ドッド・・









UBU「・・・・・・・!」











ドッド・・











シリウス「・・・・・・・・!!」

















パシッびっくり













シリウス「!!!!」







ギギ「キャッチでちゅ!!」シュタッ煙




ザンコ「やりましたわ!!」


UBU「今よ!ゼノーーーーーーン!!






シリウス「なんだ!?」








バッ
$あたちのモンハン日記




シリウス「なんだと・・毒怪竜!!いつの間に!?」バッ煙





シャッ煙
$あたちのモンハン日記
ゼノン「おっと!!動くなよ、俺の腹の下にはお前さんの仕掛けた爆弾があるんだぜ!?下手な真似をしてみろ。俺と一緒にドカーンだぜ」





シリウス「答えろ。
いつから「俺の上」にいた?そしてなぜ自動マーキングにかからない?」



ゼノン「俺の分泌するアルビノエキスはちょいと特異でな。そいつのおかげで一定時間、姿を消せるってわけさ。例の古龍みたいな擬態じゃなくてな。だから完全に気配を殺すことが出来るんだぜ」



シリウス「なるほど・・特異体質か。やはりお前ら(知的生命体種)は面白い・・。
それで?自ら盾になってあいつらが逃げるまで時間稼ぎか?泣かすな」







ザンコ「さぁ!早く!!」ダッ

ニック「はぁはぁ・・・感謝するぜ・・ハンター」ズルズル

ニャーク「・・・・・・・・・・」ピシッぎくっピシッぎくっ

ギギ「おとうちゃま!!頼むでちゅよ!!」ぴよーんはぁぴよーんはぁ





ゼノン「おうよ!任せておけ!!
さぁ、これで形勢逆転ってわけだ!」



シリウス「人質など興味はない。俺が欲しいのは・・」




UBU「これでしょ?」サッ



フィーーーーーーーーーーンスワロフスキー



シリウス「フッ・・つくづく面白い女だ。人質と水晶を持って逃げるくらい出来たろ?」




UBU「そうねふん
でも、お腹にあんな危ないものを抱えたゼノン一人を残していくほどあたちは薄情じゃないわ」


ゼノン「姐さん・・・」じーーーん


UBU「それにね、これ(水晶)の使い方を知りたいのと・・」



シリウス「・・・と?」





ジャキーーーーン
$あたちのモンハン日記
UBU「あんたをぶっとばすためよ!!



シリウス「フッ・・・さて、予定通り最終クエストといくか」



To Be Continued..つづく







$あたちのモンハン日記
明日いよいよシリーズ完結イェイ