~凍土洞窟内
$あたちのモンハン日記


ザッザッザッザッザッザ・・




ニック「ハァハァ・・・・ここに埋めておけば安全だろう。
こいつを持って新大陸を出るのは一人じゃ危険過ぎる・・。
一旦、アカデミーに戻ってから正式な応援チームを要請しよう・・・よし」






ダッダッダッダッダッダッダッダッダsss






ニック「あの変な格好したハンターには悪いが・・
次に戻ってきた時に生きてたら報酬を渡してやるからよ!!」







「俺にも報酬をくれないか?竜水晶ってやつを」







ニック「だ、誰だ!?」




「お前ら(王立地質学調査隊)の監視人・・ってところだ」
ザッザッザ・・・




ニック「なんだと!?そうか・・びっくり
お前ら・・ギルドの・・・!!」



影だ




ニック「うわああああああああああああ!!!!!」





















「あたちのモンハン日記」
~Memory of Extinction(破滅の記憶)編~




















バッ

$あたちのモンハン日記
ボニー「さぁ!クリスタルを見つけよう!!」

UBU「ふひょーほっほっほっほっほ!HO-HO-HO!!





$あたちのモンハン日記
バラン「なんだい?お嬢さん、そのホウホウってのはよ?」


UBU「ああ、これねぽけ~HO-HO-HO!!

ボニー「もうあせるうるさいな」

UBU「これはね、サンタの正式な笑い方なのよポイント。
ギルド公認のサンタはみんなこう言うわ・・HO-HO-HO!!

ボニー「うるさいっあせる

UBU「どこぞの町ではこの笑い声の為に子供たちが泣いて怖がったそうだけど、そんなのあたちには関係ないわ・・だってここは広大なエバーホワイトの地・・そう、凍土だもの。サンタが笑うには「もってこい」の土地・・だから、あたちは笑うの・・
HO-HO-HO!!

ボニー「うるさい!!」パカーン肉球 くろ

UBU「いてえガーン

バラン「で、竜水晶を探すと言っても・・お嬢さんの言うとおり凍土は広いからな」

ボニー「大丈夫だよ。鉄平が薔薇十字のみんなにも探索令を出しに行ってくれたし、みんなで探せばきっと見つかるよ(´v`)

UBU「楽観的ね、ボニーあぁっ?!

ボニー「む・・なんだよぉ(。・`Д´・)しゃきん

UBU「いい?みんなで、と言っても搜索に出せるモンスター軍団は限られてるのよ?」

ボニー「あ・・」

バラン「そういうこった。このクソ寒さに耐えられるヤツじゃないとダメだ」

ボニー「そっか・・・でもモンニャン隊も派遣すれば平気だよぉ(´v`)

UBU「能天気なお嬢さんだことむうっ

ボニー「このっ!!」パカーン肉球 くろ

UBU「いてえガーンもうヤダ」

バラン「サムソンのオヤジもいるしな。いねぇよかマシだはぁで、どうする?」

UBU「二手に別れましょうな」

バラン「みんなで仲良く探しても仕方ねぇしな。で、どうやって分かれる?」

UBU「バランはボニーと。あたちは一人で探すわ」

ボニー「ボクらはいいけど・・一人で平気なの、UBU?」

UBU「あたちのこの撫子装備には、自マキ(自動マーキング)が付加されているのよ。むむ・・今も感じるわ。ピピっとね・・むう!?」

バラン「どうしたお嬢さん。バカみたいな顔して」

UBU「大型モンスターが二体・・この凍土に入ってきてるわね。
狩り区域よ。この近く・・・それとハンター反応もあるわ・・しかも交戦中のようね」

ボニー「そのモンスターって暗黒商会の!?」

バラン「だろうな。急いだ方が良さそうだ。
その交戦中のハンターってのも、普通のハンターだったらマズイぜ?
ほんとに暗黒商会の手先なら「マトモ」じゃないと思うしな」

UBU「そうね。あたちはその交戦中のハンターを助けに行くわ。
二人は水晶を。くれぐれも、もう一匹のモンスターに見つからない様に気をつけてね。
洞窟あたりをウロウロしてる感じだから」

ボニー「分かってるよ。くれぐれも、ねしゃきんっ

バラン「よっしゃ、頭に乗れボニー」

ボニー「はいはーい(´v`)」ぴよ~んジャンプ

バラン「よし、行くぞ」

ボニー「了解~音譜バランの頭に乗るとセントヘレナッチョ島を思い出すねぇ」

バラン「お、おうあせる」←照れてる

ボニー「じゃあUBUも気をつけるんだよ。悪い奴に見つかったら一人で戦おうとしないで「大きい声」を出すんだよ?それから落ち着いてペイントボールを投げれば、臭いでボクらがすぐに駆けつけるからね」

UBU「まるでビギナーハンターへのチュートね、それふん

ボニー「君はバカだから心配なんだよえー
じゃあ行ってくるよ」



$あたちのモンハン日記
UBU「はいよ。いってらっしゃいな」



$あたちのモンハン日記
バラン「発進しまぁ~ッス!!」


ドタドタドタドタドタドタドタドタsss




UBU「まるで雪かき機ねドキドキ
さて・・あたちは交戦中のハンターを助けに行くか。それにしても・・・
そのハンター以外にも「二人」、人型の反応があるのは気のせいかしら・・
とにかく急ごう!」


ダッsss












$あたちのモンハン日記
ヒュウウウウウウウウウ風




ぴょーんぴょんぴょーんぴょん



$あたちのモンハン日記
ザンコ「ニャーク様!川村様をお一人になさって平気かしら!?」


$あたちのモンハン日記
ニャーク「大丈夫だ。カーブーはああ見えて、やる時はやる」


ぴょーんぴょんぴょーんぴょん


ザンコ「・・ニャーク様がそう仰るならば。
でも、先程の川村様とニャーク様の関係を見て、少し嫉妬をしましたわ」

ニャーク「嫉妬?ジェラシーというやつか。だがどうしてだ?」

ザンコ「川村様ったらご自分の悪口を言われても平気なくせに、いざニャーク様の悪口を言われた途端、目の色が変わりましたのよ?あれこそ私の理想とする、ハンターとオトモの主従関係ですわ(´v`)

ニャーク「・・ザンコ。
安心しろ。カーブーはお前の悪口を言われたとしても同じ行動をした」

ザンコ「ふふ・・お優しいのですね。
それより早く先程の「怪しい水晶」を持った「変な男性」を追いかけましょう!!」

ニャーク「了解!」






「男なら捕らえたぜ」







ニャーク「!?」

ザンコ「誰ですの!?」






「ハンターさ」







ザンコ「え!?どこ!?」

ニャーク「!!(気配にまったく気付かなかった!!)」






シュンドンッシュンドンッ









ザンコ「え・・・?」

ニャーク「・・・・・」ピシッ雷



ザンコ「・・弓・・・・矢・・ですって?」チラ


ポタ・・ポタ・・・血



ニャーク「・・・とんだ・・・大失態だ」ピシッ雷ピシッ雷





バターーーーンびっくり












ヒュウウウウ・・・・・・・風

















~ユクモ・渓流
$あたちのモンハン日記




$あたちのモンハン日記
サムソン「なんと・・あの伝説の竜水晶が凍土に・・・逸話は本当だったのか」


$あたちのモンハン日記
鉄平「驚くのは無理もねぇ。だが今は暗黒商会の刺客より一刻も早くそのクリスタルを見つけないとヤバイことになる」


あたちのモンハン日記
フランソワ「そうですわね・・古の超文明を暗黒商会などに渡してはなりませんわ」


サムソン「フランソワ、ここ数日の凍土に関する情報は何かないか?」

フランソワ「数日前に「王立地質学調査隊」の二名が凍土に入る許可を頂きに、村長様の下に挨拶に来られたくらいです」

鉄平「怪しんじゃねぇか?そいつら」

フランソワ「いえ。正式な調査員でいらしたと村長様は・・。
なんでも今まで解明出来ていなかった凍土の地質を調べられると意気込んでいらしたそうです」

サムソン「ほう・・何か最新の技術機器でも取り入れたのかのぉ」

鉄平「なぁ、まずくねぇか?」

フランソワ「と申されますと?」

鉄平「そいつらが竜水晶を発見しちまったら大騒ぎになるどころか、竜水晶を狙った暗黒商会をはじめ、金儲けを企んだ連中に狙われちまうぜ?」

サムソン「なるほどな。だからこそ、大禍津はお主らに竜水晶を守れと言ったのだろう」

鉄平「だったら!」

サムソン「ほむ。分かっておる。
え~と、凍土というと・・誰の管轄だったかのう、フランソワ?」

フランソワ「ゼノン様です。が、今のところ特別な報告はありませんわ」

サムソン「ほむ・・とにかく凍土に行くしかないか。モンニャン隊も派遣しよう」

鉄平「よし。そうとなれば、マクシにも伝えよう!」



「それには及びませぬ、鉄平様」




シュッ煙

あたちのモンハン日記
マクシミリア「今しがたゼノンの部隊より凍土にて異変ありとの報告を受けました。それと妙な目撃証言も得られました」


鉄平「構わん、申せ」

マクシミリア「ハッ。渓流の賊アイルーが怪しいハンターを見たと」

フランソワ「何か特徴は?」

マクシミリア「ギルドナイトの正装をした者であったと」

サムソン「なに!?」

鉄平「おい、ギルドナイトって・・あのギルド公認の「片付け屋」か!?」

フランソワ「ギルドナイト・・ギルド直属の「ギルドナイツ」に所属する影の隠密集団。表向きはそういう肩書きですが・・」

サムソン「特殊訓練を受けたいわば・・・対ハンター用ハンター」

鉄平「なっ・・・!?」

フランソワ「でもそれは反ギルド組織が流した風評操作ともお聞きしますが・・どうなのですか、サムソン様?」

サムソン「ほむ・・確かによくある噂話しではある・・。
それにその噂話しから派生した、ギルドナイトの正装の「レプリカ」も多数ある。
ユクモの鍛冶屋でも作ってくれるくらい有名ではあるが・・・伯爵、そのハンターが着ていたのは何色だったとか聞いたか?」

マクシミリア「青銀、であったそうです」

サムソン「ほむ・・・シルバー・・か」

鉄平「何か服の色が関係あるのか?」

サムソン「うむ・・私が聞いたギルドナイツの噂では、なんでも連中はカラーでその得意属性を表しておるそうだ。中でも金色の者がメンバーのリーダーであり、一番の凄腕とも・・」

フランソワ「では銀色というと?」

鉄平「普通に考えたらナンバー2ってとこか?」

サムソン「そうだな・・・。
よし!とにかく急ごう。伯爵はモンニャン隊の出動を頼む」

マクシミリア「ハッ!」シュッジャンプ小

サムソン「フランソワは念の為、ユクモ周辺の上空をジェットドラゴン部隊と共に警戒してくれるか?もちろんエリーゼと劉珍はおぬしの好きに使ってよい」

フランソワ「かしこまりました。この命ある限り」

鉄平「よし!行こうぜ!!待ってろ、UBU!!」













ヒュウウウウウウウウウ風







UBU「ううううう・・・・」






$あたちのモンハン日記
UBU「とんだ大失態ね・・またホットドリンクを忘れちまった・・」





「ほんとに、とんだハンターだな」






$あたちのモンハン日記
UBU「はえ・・?」



「こっちだ。おてんばハンターさん」



UBU「!!」






スッ・・・・・
$あたちのモンハン日記
「あんたが最近、新大陸で有名なおてんばハンターか」



UBU「うるせえ、お前誰だぷんぷん
(こいつ・・あたちの自マキに引っかからないように、気配を消していた)」


「そうだったな。UBU、あんたは礼を重んじるんだったな?いいだろう。
俺の名前はシリウス・ハント。ご覧の通り、ギルドのハンターだ」



UBU「よく言うあぁっ?!その正装はギルドナイツのメンバーのものでしょ?
レプリカとは「品」が全然違うわふん


シリウス「ほう・・あんた俺たちの事知ってたのか。
なるほど、噂通りのアンチギルド主義のハンターってわけかい」


UBU「そんなことよりギルド公認の暗殺者が何の用なわけ?」


シリウス「おいおい、アサシンとは言い過ぎじゃねぇか?これでも俺たちはな・・」


UBU「安心してギルドにとって邪魔なハンターを殺せるアサシンハンター。
でしょ?このハンターの面汚しが」


シリウス「そうでもねぇさ。仲間の他の連中は知らねぇが、俺はこれでも元ハンターだぜ?それに俺たちギルドナイトはモンスターの討伐だって軽くこなせば、要人との交渉も行う。軍のリーダーやってるあんたと何が違う?世間様から見た「危険性」は・・あんたの方が高いんだぜ?」


UBU「まったく・・こんな非常時に暗殺されろって?冗談じゃないわ」


シリウス「こんな非常時だから・・だろ?」


UBU「え・・」


シリウス「あんたの仲間の獣族二匹と、王立地質学調査隊員を一人、計三人を人質にしている。今から俺の言う「トレジャークエスト」を時間内にこなさなければ人質は全員殺す。これが証拠だ」



ドサッ煙



UBU「!!」


シリウス「その兜と武器はあんたの仲間の猫のものだろ?見覚えあるはずだ」


UBU「くっ・・・(ザンコさんの兜にニャーク君のフォーク・・ということは凍土にカーブーも来てる。それとコイツ・・狙いはあたち達と同じ!!)」


シリウス「そう、ドラゴンクリスタルを持ってこい


UBU「・・・あんた達がクリスタルを手にしてどうするつもり?」


シリウス「そいつは俺の任務外の質問だ。
知りたきゃてめぇでギルド本部に来たらどうだ?」


UBU「この野郎・・・!」


シリウス「と言っても、どこを探せばいいか分からない物をじっくり待つほど、俺は気が長くない。それに、あんたの仲間が「ウヨウヨいる」このフィールドで、暗黒商会の間抜け共みたいに正攻法で正面から当たるつもりもない。そうだろ?」


UBU「クリスタルがどこにあるのか知ってるのね?」


シリウス「なぁに・・暗黒商会のクソモンスターから逃げる研究隊員を助けただけだ。で、水晶はどこかと聞いたら、逃げる道中に隠したなんて言うもんだからな」


UBU「可哀想に・・拷問をかけたのね」


シリウス「拷問なんて時代遅れなセリフだ。いいか?これは正当な尋問さ」


UBU「聞いたことあるわ。あんた達ギルドナイツは任務遂行の為なら手段を選ばないクズ集団だってね。おおかた、ギルドの開発部にもらった非公認のアイテムもたくさん使ってるんでしょ?いい気なもんね」


シリウス「フッ・・少しだけ両太ももにマヒナイフを刺してやっただけだ」


UBU「第三大陸の古い手段ねふんどっちが時代遅れだか。
で?なんで自分で取りに行かないのさ?」


シリウス「俺が行けば簡単にミッションはコンプリートだろう。
もちろん、暗黒商会のクソモンスターなんざ目もくれてやらねぇ。
だが、あまりにあっけない結果じゃ面白くないだろ?」


UBU「なっ・・・」


シリウス「ギルドが警戒してる最重要人物がどんなもんか・・お手並み拝見ってわけだ」


UBU「随分悪趣味なのねふんギルドナイツって」


シリウス「さて、お喋りはここまでだ。
それで、俺のクエスト・・受注する気になったか?」


UBU「断ったら?」


シリウス「その選択の余地はない。こうやって無駄なお喋りをしてる「フリ」をして、ユクモからあんたの仲間が来るのを待ってるんだろ?悪いが俺も「自マキ」が付加しててね。おっと、それはあんたら新大陸の人間が言うところの「お守り」ってやつの恩恵だけどな」


UBU「分かってるなら・・ここであたちとひと勝負・・してみる?」


シリウス「お喋りの時間稼ぎの次は挑発か。
別にやってやってもいいが・・人質のタイムリミットも無くなってるんだぜ?」


UBU「!!びっくり


シリウス「なぁに・・あんたの言うとこの「古い手段」さふん
睡眠瓶で眠ってる人質三人の目の前に、通常の倍以上の破壊力を持った時限爆弾をセットした。そう、さっきあんたが言った非公式のアイテムってわけだ」


UBU「てめぇこの野郎!!」バッ


シリウス「早まるなよ、お嬢さん。
爆弾の解除方法は俺しか知らない。それと仲間を使って人質を探そうなんて思うな。
お前らの仲間の動きは俺の自動マーキングで察知出来る。
さっきも言ったが、人質の目の前にセットした時限爆弾の威力は絶大だ。
下手なことをすれば仲間の命は・・・「フィールドごと」、ドカーンだ



UBU「悪魔どもめ!!」


シリウス「正しくない表現だな。悪魔はクソ共の暗黒商会の連中さ。俺たちはいわば、理想社会樹立への人身御供。おお、可哀想なギルドナイツ・・」


UBU「ギルドに告訴してやるわ!!いくらあんたが認められた裏稼業のハンターでもこれは任務外のあんたの個人的な悪趣味!!査問委員会にかけられればいいわ!!」


シリウス「クリスタルを取ってくれば後は好きにしろ。
それに・・ギルドの役員だって、俺とあんたの証言・・どっちを信じるかな?」


UBU「人質の証言がある!!」


シリウス「そうだ。俺の任務は竜水晶の奪取。
そして、「それを阻むもの」への処遇は俺に科さられている・・ということだ」


UBU「とんだサイコ野郎がギルドナイツにもいたもんね・・・・クソー!!」ガンッ


シリウス「どうだ、クエストを受注する気になったか?」


UBU「爆破までの時間は!?」


シリウス「怒るなよ?爆発まであと30分を切った・・・あんたの無駄な抵抗のせいで人質の寿命は短くなったということを肝に銘しろ。いいな」


UBU「人質はどこにいる!!」


シリウス「そうだ、いい子だ・・その調子だぜ?」


UBU「ぐぐぐぐぐっ・・・・!!」ギリギリ


シリウス「そうだ、怒りを抑えろ。その感情は任務遂行に一番邪魔な要素だ」


UBU「クリスタルと人質の交換・・・いいわね!!」


シリウス「急に飲み込みが早くなったな?
噂じゃ、ずいぶんあきらめが悪いみたいだが・・どうだかな」


UBU「クリスタルを取ってきてやる!早く場所を教えろ!!」


シリウス「おいおい、それが人へのものの頼み方か?
あんた・・礼を重んじるタイプなんだろ?」


UBU「ぐぬぬぬぬぬぬ・・・・・!!」


シリウス「さぁ。言うんだ。
「クリスタルの場所を教えて下さい」ってな」


UBU「このっ・・・・・!!」


シリウス「安いもんだろ?人の命の対価がこの程度で済むんだからな」


UBU「くっ・・・・・!」


シリウス「さぁ、言うんだ」


UBU「この・・・・!」


シリウス「言うんだ」


UBU「・・・・・・・・」


シリウス「どうした?つまらないプライドを守るが故に人質を殺すか?」


UBU「どうか・・」


シリウス「フン?」


UBU「どうか、クリスタルの場所を・・教えて・・・下さい」


シリウス「シリウス様だ」


UBU「!!」キッ


シリウス「シリウス・・様、だ」


UBU「・・・・シリウス・・・様・・・・」


シリウス「OK!エクセレント!!」パンパンパンぱちぱち


UBU「・・・・・・・・」


シリウス「そうだ。クエストのクライアントの言うことは聞くもんだ。
さて・・・肝心のクリスタルの場所だが、隠した張本人の話しでは、この凍土にある洞窟内の採取ポイント・・のいずれかにあるらしい。そしてもうひとつ、時限爆弾の爆破まで・・あと25分だ。クリア目標は、たかが水晶ひとつの納品。一流のハンターなら余る程の時間だろう。だが、フィールドには暗黒商会のモンスターもいるってことを忘れちゃならないぜ」


UBU「水晶の納品と人質交換の場所は?」


シリウス「凍土マップでいうところの7番地帯。
爆破五分前になったら、そこに人質を運んできてやる。それと、くれぐれも仲間を使って余計なマネはするなよ?クエストの人数制限は「ソロ」だ。条件を破れば人質は殺す。いいな」


UBU「約束するわ。そのかわり、必ずみんなを連れてきて」


シリウス「ああ。お前が水晶を持ってきたら・・無事に返してやるさ。
もっとも、時間内に見つけて来れたらの話しだがな。仲間の爆死姿は見たくないだろ?
と言っても、遺体の跡形もなく消し飛ぶほどの威力だがな」


UBU「その前に万が一でも、人質に何かあったら・・」


シリウス「なんだ?」


UBU「ギルドに乗り込んででも必ずあんたを殺してやる」


シリウス「クックックック・・・いいセリフだ。
優秀なギルドナイトになれると思うぜ?保証してやろう」


UBU「ふん」


シリウス「さて・・これ以上にないスリリングなクエストの開始といこうか」


UBU「ちっ・・・!」


シリウス「さぁ、走れ!!仲間の命の為に!!
そして正当たるハンターのプライドとやらを存分に見せてみろ!!




To Be Continued..













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