$あたちのモンハン日記
まさこ「じゃあニャーク君、頼んだわよ」


$あたちのモンハン日記
ニャーク「了解。ニャーク、買い物に出発」




今日も「任務」に忠実なアンドロイドオトモ、ニャーク君流れ星
今回はそんなニャーク君とそのご主人たちのちょっぴりあったかいお話をお届けいたします・・虹
「あたちのモンハン日記」ひゅる~り風スタート





~万屋さん
$あたちのモンハン日記

ニャーク「あとこんにゃくを四つ下さい」

万屋のおばさん「はいはい。今日は川村さんちはおでんかい?」

ニャーク「そうだ。カーブーはいつも言っている。
「俺の母ちゃんの作るおでんは天下一品だ」と」

おばさん「カーブーはなんでも美味しいって言うからね。
それよりニャーク君もおでんは好きかい?」

ニャーク「俺はアンドロイドだからな。正直味の事は分からない。
だが、作り手の「手間」と「愛情」は理解しているつもりだ」

万屋のおじさん「へぇ~。ニャークは下手な人間より味があるねぇ」

ニャーク「味?俺は料理ではないぞ」

おばさん「またあんたは混乱させるようなことを・・。
ニャーク君は人間味があるって意味よ」

ニャーク「情か・・特別意識したことはない。
俺はアンドロイドだからな。デフォルトの状態で、そうインプットされているのかもしれない」

おばさん「デフォ・・?なんだか分からないけど・・はい、これお釣りね」

ニャーク「ん?計算よりお釣りが多いぞ」

おじさん「お駄賃だよ。いつも川村さんには買ってもらってるからな。
今日は「おまけ」だ。」

ニャーク「これも「情」か?」

おじさん「はっはっはっは。そういうこった」

おばさん「なにか好きなものでも買ってお帰り」にこ

ニャーク「・・・・・」






~ユクモ商店街
$あたちのモンハン日記


テケテケテケ・・足跡


ニャーク「好きなもの・・か・・・・・ん?」



てくてくてくてく足跡

$あたちのモンハン日記


ニャーク「やぁ、ボニー。こんにちわ」

ボニー「おや、ニャークじゃない音譜なにしてるの?」

ニャーク「お買いものの帰りだ。お前こそ商店街で買い物か?」

ボニー「奇遇だね。ボクもUBUに買い物を頼まれたんだよ」

ニャーク「あんまんか?」

ボニー「それが違うんだよふん粘土さ」

ニャーク「粘土?また妙なものを」

ボニー「だろう?ほら、年末のユクモの催し物の中に「泥団子選手権」っていうのあっただろう?UBUは無類の「まあるい」もの好きだから出場するって大騒ぎなんだよちううっ

ニャーク「泥に粘土を混ぜるのか?」

ボニー「その方がより美しい「まあるくてピカピカ」した泥団子が出来るんだってえーほんと、UBUったらいくつなんだって話だよ。今の所、大会に出場するのは村のちいさい子ばかりだよ?」

ニャーク「石塚さん(気弱)も出場すると言ってたぞ」

ボニー「石塚さんってお爺さんじゃないえー
ねぇ、話は変わるけど、なんでお爺さんって「野球帽」を好んで被るんだろうねぇ?
それはさておき、きっとUBUは、ちいさい子やお爺さん相手にむきになるよふん

ニャーク「家で泥団子を作る練習をしてるのか?」

ボニー「そうふん部屋の中泥だらけでお掃除をするトンコさんにここのとこ毎日怒られてるんだよ?ほんとヤダふんねぇ、ニャーク!それより最近は川村さん、何かへんなことしてないの!?ねぇねぇ!!」

ニャーク「そうだな・・最近は寒くなってきたから家の中で寒さ無効の装備を着て漫画を読んでるくらいだな」

ボニー「だっさふんつまんないのむぅ
だからあの人嫌なんだ」フンはぁ

ニャーク「まぁそう言ってやるな。
カーブーはみんなが思ってる以上に堕落した生活を送っている」きっぱり

ボニー「やぁね、不潔な感じむぅ
じゃあボクは粘土を買ってくるね音譜あ、そうだ。お釣りが余ったら何かUBUが喜ぶものを買って行ってあげよう(´v`)やっぱりアマンダの「あんまん」かな」

ニャーク「そうか・・そういうお駄賃の使い方もあるのか・・」

ボニー「??」

ニャーク「いや、こちらの話しだ。じゃあボニー、気をつけてな」テケテケテケsss

ボニー「うん。バ~イ(´v`)」フリフリ肉球 くろ




テケテケテケ・・足跡


ニャーク「そうか、何も自分が欲しい物を無理に買わなくていいのだ。
主人の喜ぶ物を買っていってやればいいのだ・・ん?」







てくてくてくてく足跡
$あたちのモンハン日記


ニャーク「やぁ、ゲルハルト。こんにちわ」

ゲルハルト「ニャーニャ(ようニャーク。買い物か?)」

ニャーク「ああ。それが終わってこれからカーブーが喜ぶものを買おうと思ってるのだ」

ゲルハルト「にゃあ~( ゚Д゚)ぽかーん
(へぇ~偉いな、お前。それで、何を買っていってやるんだ?)」

ニャーク「まだ未定だ」

ゲルハルト「にゃんにゃ(なんだ決まってないのか)」

ニャーク「カーブーの喜ぶものが正直、ピンと来ないのだ。
例えばお前の主人のサムソンなら何が喜ぶ?」

ゲルハルト「にゃあにゃむぅ(酒か寿司だな。要するに親父の喜びそうなもので十分ってことさ。絶対に買っていってやらないけどな)」

ニャーク「俺もそれがいいと思う」

ゲルハルト「にゃんにゃね~むぅ(お互いに主人には苦労するっていうことさ。ま、あんまり考えないことだな。人にも俺たち(猫族)と同じ「情」を持つ奴もいる。つまりそいつの為に何かを奉仕してやるという行為自体に感動するっていうのが筋ってもんさ。それを読みとれない輩はよほどの無知か暴君のどちらかさ。お前の主人はそのどちらでもないから安心して買い物をするんだな)」

ニャーク「かたじけない。お前にはいつもいろいろ教えられる」

ゲルハルト「ニャーむぅ(ベテランオトモのつまらん老婆心だよ。
さて・・じゃあな、俺は行くぜ)」

ニャーク「ああ。気をつけて」






テケテケテケ・・足跡



ニャーク「俺がカーブーの為に買っていけばカーブーは喜ぶ・・さて、そうは言うものの何を買っていくか・・・・ん?」


ヨッコ「あらニャーク君じゃない、なにしてるの?」

ニャーク「陽子、こんにちわ」

ヨッコ「ふふ。こんにちわにこ
分かった、また川村のお母さんにおつかいの「代役」を頼まれたんでしょ」

ニャーク「正解だ。ところで陽子はカーブーの好きな物が何か知ってるか?」

ヨッコ「川村の好きな物・・?」

ニャーク「何か買って帰ろうと思うんだ」

ヨッコ「あんたやさしいのね」

ニャーク「やさしいという感情はアンドロイドの俺にはよく分からない。
ただ買い物で得たお釣りを遣い、主人の好きな物を買って帰り、主人の喜ぶ顔が見たいだけだ」

ヨッコ「あいつにはほんともったいないオトモよ、あんたは。
あたしも「猫」飼おうかしら」

ニャーク「陽子がハンターになるのか?」

ヨッコ「冗談ふんで、川村の好きな物だけど予算はいくらあるの?」

ニャーク「50Zだ」チャリ¥

ヨッコ「ま、お釣りならそんなもんかふん
50Zじゃあ、ブーメランも買えないじゃない・・50Zねぇ・・
あっえ゛!双眼鏡なら買えるよ!!」

ニャーク「ほんとうか?そして双眼鏡はカーブーが好きそうか?」

ヨッコ「あはははは。買っていってやって渡す時にこう言いな?
「これは水中メガネか?」ってね音譜

ニャーク「・・・分かった、やってみる。
ありがとう、陽子。早速、ストアに行って買って帰るとしよう」

ヨッコ「良かったわねニャーク君にこ

ニャーク「ああ。ありがとう。それでは陽子も良い一日を」テケテケテケsss

ヨッコ「ふふ・・急いじゃってまぁ・・・。
そっか・・ニャーク君のあの丁寧な挨拶の言い方・・川村が教えてるんだっけ。
ほんっと・・中学時代によく聞いわね」







「よお!アンジェリカにヨッコ、こんにちわ!!」

「こんにちわ。川村君にこ

「あんた、不良のくせして挨拶だけは丁寧よね」

「まぁなふん礼儀はきちんとしろって親父に叩き込まれてるからな」

「ふぅ~ん・・で、昼休み早々にお弁当抱えてどこ行くのよ?」

「これから部活だからなふん
よく食ってからいかねぇとバテちまうよはぁ

「へぇ、不良のあんたが部活入ってたなんて初耳~!アンジェリカ知ってた?」

「ええあせるうん・・たしか水泳部だったよね、川村君?」

「おうよ!もうすぐ「水没林自由形決勝」だからな!気合いれねぇとな!!」

「それって他校も出場するの?」

「あたりまえだろ!?ダービーマッチだぜ!?
我がバ中(バベル中学)の永遠のライバル、マグマ三中と決勝戦だ!!」

「どんな大会のシステムなのか知らないけど・・まぁ頑張ってね」

「私は応援に行くわにこ頑張ってね、川村君」

「えあせるお、おう!!全員俺がぶっちぎってやるぜ!!なはははははははは!!」

「なに?あんた、アンジェリカが応援に来てくれんのがそんなに嬉しいんだ?」

「え・・そうなの?川村君・・」

「ば、ばか言うんじゃねぇよあせる
俺はだな、その学校を代表して出場する責任からの意気込みをだな・・」

「どうだかふんね、アンジェリカ~」

「う、うん・・」

「そ、そんなことより・・なぁ、ヨッコ!これいいだろう」スチャオペラグラス

「なによ、それ。水中メガネ?」

「ちげーよ、双眼鏡っていうの。ハンターズストアで昨日買ってきたんだぜ!
なんでもガンナーハンターが使う「ぼうがん」っていうのと同じスコープの体験が出来るらしいんだ!見ろよ、このフォルム!!くぅ~・・シビれるぅ~!!」

「バッカみたいふんそんなもんで子供みたいに喜んじゃって。
だから男の子って幼稚なのよ」

「うっせぇやいむっ女に男のロマンが分かるかっつーの」

「川村君、中学生なのにハンターなの?」

「いやーそのなんつーか、いずれは偉大な大陸中を代表するハンターになる!!
予定・・なんつって。はっはっはっはっはっは・・波!!

ぽよ~んsss(なんか「気」みたいのを出した)


「バッカみたいふんハンターなんて野蛮人のすることじゃない。
あたしだったらこういう命知らずのバカ相手に物売って、気軽にお金を稼げる道を選ぶわ」

「夢がねぇなぁ~ヨッコはよぉ。なぁ、アンジェリカ」

「え・・うん、そうだねにこ」にこりん

「なによ、あんた。やけに川村の肩もつじゃない?
はぁはぁ~んびっくりさてはあんた、川村のこと・・」

「ちょっあせるそんなんじゃないわよ!私はただ・・」

「冗談よふん秀才のあんたがこんなバカ好きになるわけないもんね。で?ただ・・なに?」

「川村君ならユクモのハンターチャンピオンズ決定戦で優勝できるかなぁと思って・・
ふふ音譜

「アンジェリ・・カ・・」ポッドキドキ

「あー!川村、あんた今赤くなったでしょ!!」

「なっ、なってねぇよあせるなぁ!?アンジェリカ!?」

「ふふふふにこそうかもね音譜

「なんだよそのリアクションはぁ~あせる

「川村!!いいこと、よくお聞き!!」

「あんだよぉ~?」

「アンジェリカはねぇ、あんたみたいな不良・・
ずうぇ~~~~ったいに好きにならないんですからねぇ!!







ならないんですからねぇ!








いんですからねぇ







からねぇ







ねぇ




















ヨッコ「ほんっと・・人の未来なんて分からないわよね。
中学卒業してから数年後、あの二人が再び出逢ってユクモ史上最高のカップルになったんだからね。でも・・運命なんてただ残酷なものでしかない・・。
そうでしょ・・・・・・アンジェリカ・・」






ひゅうううううううううううううう風






ヨッコ「わっあせる





ひゅうううう~るりん
風




ヨッコ「・・・・なにこの風・・冬なのに・・・あったかい・・」





ひゅ~るりん風





ヨッコ「・・・・・・・・」








しーーーーーーーん








ヨッコ「おっと、もうこんな時間だっあせる
さぁて、今日も命知らずのハンター相手に物売って金、稼ぐかぁ~!おー」


テテテテテテテ・・sss













~カーブーんち・庭
$あたちのモンハン日記


$あたちのモンハン日記
カーブー「はっはっはっはっはっは!!
どうだ、母さんのおでんは天下一品だったろ!?なぁ、ニャーク!!」

ニャーク「そうだな。食べ物以外の「あたたかさ」を感じた」

カーブー「それが料理の愛情ってやつさ!お前もそれが分かれば一人前、なんてな!」

ニャーク「そういうものか」

カーブー「ああ、そういうもんだ!
さて!!今日も「適当に」太刀の素振りをさっさと済まして、温かい風呂に入るかな!!そいっ!せいっ!あちょー!!」


シュッシュsssぽへ~んはぁ



ニャーク「カーブー、今日買い物の時、万屋にお駄賃を貰ってな」

カーブー「へぇ!あの万屋のオヤジがねぇ~!しょっ!しゅっ!あちょー!!」


シュッシュsssぽへ~んはぁ


ニャーク「それでな。そのお駄賃でお前に渡す物を買ってきたんだ」

カーブー「ええ!?なんだって!?嬉しいな!!ええ!?ハッ!ホッ!波ーーー!!


シュッシュsssドワーーーーンドンッ


カーブー「おっと、いかんな・・嬉しさあまりに太刀の「気」で、親父が大切に育ててるトマトの苗を燃やしてしまった。これは困った。でもまぁ、いいか。それで、ニャーク?何を買ってきてくれたんだい?」

ニャーク「これだ」サッオペラグラス

カーブー「ん・・双眼鏡かい?」

ニャーク「そうだ。水中メガネじゃないぞ」

カーブー「・・・・・・・」

ニャーク「・・・・・・・」

カーブー「ぷっ・・・ははは・・・あっはっはっはっは!!」

ニャーク「喜んでくれたみたいだな。さすが陽子だ」

カーブー「ハッハッハッハ!そうか!やっぱりヨッコにそう言えって言われたのか!!
ああ!!最高に嬉しいよ、ニャーク!!ありがとな!!一生大事にするぜ!!

ニャーク「お前が喜んでくれて俺も嬉しいぞ。そうか、これが歓喜というやつか」

カーブー「そうだよ、ニャーク!!そしてこういう時は笑うんだよ!!
心の底からな!!なぁ!?ニャーク!!」すりすりsss

ニャーク「なんだカーブー、顔をこすりつけるなんて・・フフ」

カーブー「そうだ!もっと笑え、こいつめ!!このこの!!」すりすりすりすりsss

ニャーク「あはははははは。あはははははは」

カーブー「ハッハッハッハッハ!!
今日のユクモの夜も最高だな!!なぁ、ニャーク!!」

ニャーク「ああ・・


そうだな・・」





この時、アンドロイドの俺には人間の感情は分からないが、主人は双眼鏡を渡すと、まるで若返ったかの様に、その雰囲気と言葉遣いまでもが変わっていた。




$あたちのモンハン日記
カーブー「見ろよ!ニャーク、今宵も月が綺麗だな!!」



俺が出逢う前のカーブー。
俺の知らない頃のカーブーの片鱗を垣間見れた夜・・。
俺はアンドロイドだけど、このユクモで、カーブーやみんなといることで少しずつ成長してる気がする。それが進化というものだと麻生博士は言うけれど、俺にはそんなプログラムはデフォルトの状態ではないはずだ。




ニャーク「なぁカーブー」

カーブー「ああ?なんだ、ニャーク」




俺のシャーク君二号としてのAIという遺伝子に組み込まれた絶対的な想い・・。




ニャーク「これからもよろしく」

カーブー「・・・それは俺のセリフだぜ、ニャークチョキ




その想いは、この主人と共に彩る未来を築き上げていくこと。
例え、それが過酷な狩りの戦場であるフィールドであったとしても・・







$あたちのモンハン日記
俺はカーブーと共に戦い続ける







~一生大事にするぜ!!の巻・完







$あたちのモンハン日記
よかったね、ニャーク君ラブラブ