カーブー「そうですか!モジ子さんもサメ好きですか!!
よかったな!張虎!!アッハッハッハッハッハッハ!!」
張虎「まったくだぜ!!ガハハハハハ!!」
モジ子「ふふふふふ」モジモジ
ヨッコ「・・・・(疲れる・・こいつらといると異常に疲れる早く帰りたい)」
カランコロンカラ~ン
ヨッコ「・・・・?」
「あ~お腹が空いた!なにを食べようかしら」
ヨッコ「!!(あの下品な声は・・!?)」
カーブー「あれぇ~UBUさんじゃないですかぁ。ん?男の人と一緒だな。誰だろ?」
UBU「あらぁ~んそこにいるのは誰かと思えばヨッコじゃないのさぁ~
それにカーブーちゃんも一緒なんて奇遇ねぇ~」
カーブー「カーブー・・ちゃん」
張虎「ちっ・・(また邪魔なやつがきやがった)」
モジ子「ド、ドキ雄!!」
ドキ雄「や、やぁモジ子・・」ドキドキ
それぞれの恋の思惑渦巻く喫茶「アマンダ」
果して想いが叶うのは一体誰なのか
そしてそれを裏で操る「ヨッコ」VS「UBU」の恋の神算鬼謀がアマンダを駆け巡る
「あたちのモンハン日記」今週も懲りずにスタート
UBU「しっしっしっしっしっし・・
奇遇ねぇ・・あんたたち」
ヨッコ「ちょっとUBU、あんた遅れて来てなによ?」コソコソ
UBU「しっしっしっしっしっし・・
あたちは寝返ったのよ。そう、野望に満ちた恋のフィクサー・・それは・・あたち!!」
ヨッコ「どういうことよ!!」コソコソ
UBU「しっしっしっしっしっし・・
あたちはあのドキ雄さんとモジ子ちゃんをくっつける方に回ったの」
ヨッコ「なんですって!!」
UBU「ええい!しつこいわよ、ヨッコ」(そんなにしつこくはしてない)
ヨッコ「どうせ目先のお金や食べ物につられたんでしょう!!」
UBU「うるさい!!こっちの方が割がいい!!」
ヨッコ「裏切り者!!」
UBU「あんたについても何もないもの!!このケチんぼ!!」
ヨッコ「うるさい!!ずぼら!!」
UBU「ケチ!!」
ヨッコ「ずぼら!!」
カーブー「なんだぁ~?なにやってんだ、あの二人」
張虎「さぁな・・(そのまま俺とモジ子ちゃんを残して全員どっかに行け)」
モジ子「ドキ雄・・どうしてここに?」モジモジ
ドキ雄「い、いやぁ~、そ、そのぉ~偶然店の前を通ったらモジ子の姿が見えてね」
カーブー「なんだ、モジ子さん。知り合いかい?」
モジ子「え?あ、はい」
ドキ雄「真底ドキ雄って言います(こ、この「野蛮人」みたいな人がモジ子の好きな男か・・・く、くそぉ~!絶対にモジ子は渡さないぞ!!)」
ウェイター「お客様。お知り合いでしたら合い席に致しましょうか?」
UBU「はいはいはーーーい」
ヨッコ「なっち、違います、こんな変な娘知りません!!」
ウェイター「??」
UBU「こらクソボケウェイター!!ボケっと見てないでとっとと「くっつけるテーブル」と「フカフカ」の椅子を二つ持ってこんかぁーーーい」
ウェイター「は、はい!た、ただいまぁーー!!」
ぴゅううううううう
ヨッコ「ちっ・・(いいわ、UBU。あんたの好きには絶対にさせないんだから!)」
UBU「しっしっしっしっしっし・・
(あんまんはあたちのもの)」
しーーーーーーーーーーーーーーん
ヨッコ「・・・・・・」イライラ(ヨッコ、窓側)
モジ子「・・・・・・」モジモジ(その隣、ヨッコ)
カーブー「ハッハッハッハッハ!大勢でランチとは実におかしい!!」(川村、ヨッコの対面)
張虎「ちっ・・・」(張虎、川村の隣)
ドキ雄「・・・・・・」ドキドキ(ドキ雄、モジ子側のお誕生日席)
UBU「にょっほっほっほっほっほ」(バカ、サメ側のお誕生日席)
ウェイター「あ、あのぉ・・ご注文はお決まりですか?」
UBU「あんまん!!」
ドキ雄「えっと・・僕は何にしようかな」あたふた
モジ子「もうドキ雄はどうせユクモリンコーヒーでしょ?」
ドキ雄「あ、ああ。そうだね。じゃあ、ユクモリンをホットで」
ウェイター「かしこまりました」
カーブー「ドキ雄さん、ご挨拶おくれました。
川村って言います。カーブーって呼ばれてます。幼少期はリトルカーブー、そして青年期はヤングカーブー。現在はカーブーです。この場合、リアルカーブーとでも言った方がいいでしょうか。あ、それと隣のサメは俺の相棒の喋る魚眼ランスで弟分の張虎です。正確には「シャーク君三号」って言いまして、その兄貴分であるのがこれまたおかしい世界初のアンドロイドアイルーでして、シャーク君二号のAIを搭載した・・」ブツブツペチャクチャ
UBU「こら、カーブーや
そんな訳の分からない説明じゃドキ雄さんが分からないじゃない。
もっと端的に説明なさいな」
カーブー「ウッス、俺カーブー、これ張虎」
張虎「よろしくな。顔色の悪い兄ちゃん」
ドキ雄「は、はい(噛まないだろうな・・)」ドキドキ
UBU「ねぇそれよりモジ子ちゃんとドキ雄さんて許嫁なんでしょ?
あら、羨ましい」にやりん
モジ子「えっまぁ・・はい」モジモジ
ヨッコ「え、そうなの?それ聞いてないよ」
UBU「しっしっしっしっしっし・・
(うすのろヨッコめ。恋の神算鬼謀は情報量がものを言うのよ。
どうだ!あたちの出鼻をくじく先手必勝!!気まずいだろ!!)」
カーブー「へぇ、許嫁ですかぁ。なんかすごいっすね」
張虎「・・・・(奪ってやる・・あんな顔色悪いヤツなんかにモジ子ちゃんは幸せにできねぇ!!そうにちげーねぇ!!)」
カーブー「ところでドキ雄さん、お仕事は?」
ヨッコ「・・・・(なんだこいつ、急に「大人みたいな」会話しやがって
それよりモジ子とあのドキ雄さんが許嫁っていう話は驚いたけど・・モジ子にその気はないみたいね)」
ドキ雄「あ、はい。僕は父が経営するバリスタの製造工場で働いています」
ヨッコ「ばりすた?」
カーブー「はっはっはっはっは。ヨッコ、あれじゃないぞ?
コーヒーとかを「あれやこれや」する職業のことじゃないぞ」
UBU「にょっほっほっほっほっほそりゃおかしい!!
バリスタってあたちたちハンターがお世話になってる「据え置き式の大型弩砲」のことよ」
ヨッコ「要するに兵器ってことね
凄いわね、ドキ雄さん」
ドキ雄「とんでもないです。僕は開発部で毎日頭を抱えてるだけですよ」
モジ子「そうよね。あなたはあんな恐ろしい兵器にいつも夢中ですものね」
ドキ雄「え・・いや・・その・・」
カーブー「確かに恐ろしい兵器かもしれないけど、俺たちハンターはいつも凶暴なモンスターから身を守ってもらっているんだよ、モジ子ちゃん」
モジ子「・・・・・」
ヨッコ「あれ?モジ子の職場ってどっかの工場の受付って言ってなかったけ?」
モジ子「うん・・。ドキ雄の工場と同じ」
ドキ雄「僕の父とモジ子のお父さんはハンター時代の戦友なんです。
父はハンター引退後、バリスタの研究に勤しみ、モジ子のお父さんに投資をしてもらって工場を建設したんです」
UBU「へぇ投資ってモジ子ちゃんのお父さまもよくそんな資金があったね」
モジ子「父のハンター時代はモンスターを相手にするよりもトレジャーばかりしていたそうなんです。なんでも「金の卵」ばかり集めていたそうで」
UBU「金の卵とな!!そりゃ羨ましい」
モジ子「現在はドキ雄の工場の筆頭株主で、ぬくぬくとお家で隠居生活してるんです」
ヨッコ「へぇ~。うすうす気づいてたけど、あんたいいとこのお嬢さんだったんだ」
モジ子「そんなことないわよぉ」
カーブー「ヨッコとは大学の知り合いなんですか?」
モジ子「そうです。ユクモ女学院の」
UBU「うっそヨッコ、あんた秀才だったんじゃんか」
ヨッコ「うるさいわよ」
カーブー「なんにしても仲良しが一番いいことっす。はっはっはっはっは!波!!」
ぽわ~ん(なんか「気」みたいのを出した)
UBU「ねぇバリスタ野郎」
ドキ雄「あ、はい(僕のことだろうな)」
UBU「モジ子さんとは親同士の決めた許嫁なんでしょう?
でもほんとのところはどうなのさ・・あんたたち?ええ?」
ドキ雄「えっ」
モジ子「UBUさんったら、ヤダ」
UBU「どうなのさ・・ええ?」
ドキ雄「い、いや・・」ドキドキ
モジ子「・・・・・」モジモジ
UBU「どうなのさ!?ええちみこら!!」
ヨッコ「やめいっ」ひゅっ(フォークを投げた)
UBU「いたい!!」プス(フォークが手に刺さった)
ヨッコ「親同士の決めた許嫁なんてねぇ~・・
関係ないわよねぇ?モジ子、ドキ雄さん」
モジ子「う、うん・・」
ドキ雄「・・・(モジ子・・)」
カランコロ~ン
サムソン「ふ~い。さむさむ。ゲルハルトよ、ここで少し休憩していこうかな」
ゲルハルト「にゃー(そうだな)」
UBU「あっ、サムソンだ
ゲルちゃんも一緒だ。呼ぼうよ。おーい」
ヨッコ「すなっ」ひゅっ(スプーン投げた)
UBU「いたい!!」こちーん(デコに当たった)
サムソン「おお、さむさむ・・ほむ?なんじゃ、ありゃUBUたちではないか?
なんだUBUのやつめ。「お誕生日席」に座りおってまったくしょうもない・・」
ゲルハルト「にゃん(ヨッコたちも一緒だな)」
ヨッコ「ギン(来るな)」
サムソン「ぬっ」
ゲルハルト「にゃー(なんだヨッコの凄まじい眼力は・・)」
ヨッコ「ギラギラギラギラ(キタラ・・コロス)」
サムソン「おおそうじゃった、急いで家に帰らないといかんのだった
のう?ゲルハルトよ」
ゲルハルト「にゃー(そうだな。やっぱり帰ろう)」
カランコロンカラ~ン
カーブー「あれぇ?
サムソンたち、こっちに気付いたっぽかったのに行っちゃいましたね」
ヨッコ「さ、さぁなんでだろうね、あれじゃない?バカなんじゃない?」
カーブー「そうか・・バカなのか・・じゃあ仕方ないか」(納得した)
ウェイター「あんまんとユクモリンコーヒー、お待たせいたしました」
UBU「イェーイあんまんイェーイ!!」
ぱくりん
UBU「あちい」
ヨッコ「ばーか
(それより参ったわね・・)」ちら
モジ子「・・・・・」モジモジ
ヨッコ「・・・・(モジ子はUBUとドキ雄さんが来てからあんまり喋らなくなっちゃったし・・元々人見知りだもんね・・あの娘。それに・・)」ちら
カーブー「はっはっはっは!UBUさん、あんまんを食べる時は少し「ふうふう」してから食べないと口を火傷しますよ!?知ってましたか!?はっはっはっはっは!!」
ヨッコ「・・・・(こいつは大勢でいるのが楽しいだけだし・・でも諦めちゃ駄目!川村にもそろそろ新しい恋に目覚めてもらわないと!頑張るのよ、ヨッコ!!)」
張虎「ち・・(邪魔なやつばっかりだぜ・・モジ子ちゃんと「ツーショット」になる為の作戦を「サメなり」に考えねぇといけねぇな・・なんつったって・・
ホオジロにも恋の権限はあるんだからな!!)」
ドキ雄「ドキドキ(あのサメ・・なんだか僕たちをにらんでる・・恐いなぁ
それとUBUさん・・本当に僕のことをアピールする作戦を考えてるのかなぁ・・)」
ちら
UBU「あんまん!!ザッツ最高ほけけけー」
ドキ雄「・・・(駄目かもしれない)」
この、とある田舎村の喫茶店で繰り広げられる若者の、恋の野望渦巻く珍騒動。後にこれがユクモ村で語り継がれる「アマンダ攻防戦」であるとは・・・・
誰も知らない
UBU「つづくのだ」
カーブー「はっはっはっはっはっはっ波!!」ぽわ~ん
~To Be Continued..
今回の私の出番はもうおしまいだって!?うそーん