ゲバゲバゲバ～・・・・
カーブー「・・・・・・・」ゆら～り
ゆら～りＵＢＵ「完全にカーブー自体がお化けになっちゃってる
」和尚「あの虚ろげな危ない表情・・玄竜の息子は完全にガーグァの呪いに侵され、完全無敵の絶対霊になったしもうたのじゃ！！」
ミッチ「・・・・・・・
」（気絶中）カーブー「ホ～・・・ホ～・・・・」ゆら～り
ゆら～りＵＢＵ「ひーーーーーーーーー
」ついに完全無敵の絶対霊と化してしまった元ハンター川村カーブー！果して除霊することは出来るのか出来ないのか！？ジャパニーズハンターホラーのルーツ。
それは・・「あたモン」
今日もゲバゲバスタート
カーブー「ホ～・・・ホ～・・・・」ゆら～り
ゆら～り
ＵＢＵ「お化け和尚！ゆっくり変な息吹と共に近づいてくるよ
」ガタガタぶるぶる和尚「ええい、ガタガタぶるぶる震えるでない！あの息吹は「禁忌の邪吹き」！！
ホーホー言いながら霊力をチャージしておるのじゃ！！」
カーブー「ホ～・・・・ホ～・・・・・」
スオーーーン
スオーーーンＵＢＵ「あ、ほんとだ
スオンスオン言いながら体の周りに変な闘気みたいのが上昇してる」
和尚「おぬしらハンターが常用しておる「肉体補助薬」と同じじゃ」
ＵＢＵ「鬼人薬とか飲むと体から出る「あれ」と一緒ね
なるほど・・そういうシステムか」
和尚「関心しておる暇はないぞ・・・むっ！？」
カーブー「コケラーーーーーーー！！」
ＵＢＵ「うわぁーーーーーー
」すてーん和尚「な、なんて邪気じゃ！！ぬおーーーーー」すてーん
ころ～ん
ごち～ん
ＵＢＵ「おばけ和尚が悪霊の邪気に吹っ飛ばされた挙句に、近くにあった木魚に頭をぶつけた！！なんて威力なのかしら・・ガーグァの邪気！！」
和尚「いててて・・ワシのやられ様の詳細を説明せんでもいい
それよりおぬし、射影機はどうした！？」
ＵＢＵ「あっ・・・」ちら
ミッチ「みゅうう・・・・
」ＵＢＵ「気絶したミッチが大事に胸に抱えてるよ。
ほら、見てごらんよ。黄色い肉球でしっかりと取られちゃいけないからカメラをギュってやってるよ。なんだか可愛い絵だね
」ほっこり
和尚「ほっこりしとらんで猫族の坊主を起こしてこんか！！」けりーーん
ＵＢＵ「いてえ！！仮にも徳の高い和尚様に蹴られた
ミッチを起こしてきま～す
」ぴゅううううう和尚「ふう・・さて・・・・どうしたものかのう」
カーブー「ホ～ホ～・・・ホッホ～」ゆら～り
ＵＢＵ「ミッチ！起きて！！」
ミッチ「みゅうう・・・にわとりコワイ・・
」ＵＢＵ「この・・
せめてカメラだけでも離しなさいよ」むんず
ミッチ「みゅうう・・
これは雨音殿より授かった大事な大事な射影機・・これは渡すわけにはいかねぇッス・・・」ぎゅっ
ＵＢＵ「この野郎
だったら起きろ」ポカリ
ミッチ「はっ
しまった！あまりのお化けの恐さに気絶してしまっていた！！」
ＵＢＵ「そういう想いは心で処理しなさいよ
それよりミッチ！早く射影機でカーブーを撮るのよ！！
今もおばけ和尚が一人で時間稼ぎをしてくれているけど、いつまでもつか・・
」和尚「うげー」ぱたり
ミッチ「あっ。やられたッスよ
でも一度死んでるから平気か」
ＵＢＵ「だらしない
」和尚「能書きはいいから、はよう助けに来んかいっ
」カーブー「コケー・・コッコッコ・・・コケコッコ」
ＵＢＵ「あ、カーブーがなんか喋ってる
変なの」ミッチ「おい、そこのジジイ。お前がひよこ寺の和尚だな。って言ってるッス
」ＵＢＵ「凄いねミッチ。「鳥語」が分かるんだ
」和尚「むむ・・如何にも。ワシがおぬしを鍋にした張本人じゃ」
カーブー「コケーコッコ。コッコ、コッコ、コケコッコ」
ＵＢＵ「なんて？
」ミッチ「やい、ジジイ。お前が墓で美味しい落雁（らくがん）を食べてる俺を変なハンターを使って捕えさせた張本人だな。クソジジイめ。って言ってるッス
」和尚「最後のクソジジイはおぬしが付けたしておらぬか？
まぁよい・・如何にも！おぬしの恨み・・それだけか！？」
カーブー「コケーコッコッコッコッコ！！コッコッコ！！コケラーコケッコ！！」
ＵＢＵ「あっ「コケラー」って言った。へんなの
」ミッチ「やい、ぼんくら和尚！！てめぇは俺を鍋の出汁に使った挙句、俺の顔を面打ちしてマスクにしやがったな！！この屈辱・・・今こそ晴らしてやろう！！変態和尚め。って言ってるッス
」和尚「変態和尚は嘘っぽいが・・そうじゃ！ワシがおぬしを面打ちしたのじゃ！！
じゃが、聞けぃ！！それはあまりにもおぬしの顔がせいかんな顔立ちじゃったからじゃ！！」
カーブー「コケー？」
ＵＢＵ「なんて？
」ミッチ「ほんと？って言ってるッス」
和尚「ああそうじゃ！おぬしの顔が近年稀に見る「お面にしたら人気のあるガーグァベスト１０」に入っていそうな顔じゃったからだ！！」
カーブー「コーコケ？」
ミッチ「じゃあ何位？って聞いてるッス」
和尚「うーん・・そうじゃな。四位くらいかな」
カーブー「コケーコッコッコッコ！！」
ＵＢＵ「なんて？
」ミッチ「そこは一位って気を遣え！って怒ってるッス
」和尚「ワシが嘘がつけんでのぉ。ホッホッホッホ」
カーブー「ゴケー！！コケッコ、コケコケ！！」
ＵＢＵ「コケコケって・・カーブー？あんたバカみたいだよ
あっ、昔からか・・」
ミッチ「全員呪い殺してやる！そしてこの変なハンターの息子の肉体は俺のものだ！！って言ってるッス
」ＵＢＵ「あ、それで気が済むならそれでいいよ
どうぞどうぞ。是非どうぞ」
カーブー「コケ・・？」
ミッチ「え？って言ってるッス」
ＵＢＵ「カーブーの体であんたの気が済むならいいわよ、と言っている
」和尚「そうじゃな。玄竜の息子には悪いがそれで気が済むのなら・・。
それにおぬし、その人間の体があれば、また美味しい落雁も食べれるぞ？」
カーブー「・・・・・・」
ＵＢＵ「そうしなさいよ
今時、呪い殺すなんて流行らないよ？さ、一緒に村に帰ろう」
和尚「ああ、よかったよかった。これでワシも安心してあの世に昇天できるわ」
カーブー「コケラーッチョ！！コケコケ！！」
ＵＢＵ「わっ
何よ、大声急に出して」ミッチ「お前らみたいな軽薄な人間は生かしておくべきにはあらず！
徹底的に悪の呪いの力で三代皆殺しだ！！って言ってるッス
」和尚「くそ！説得失敗か！！」
カーブー「コケラー」
ＵＢＵ「なんて？
」ミッチ「つづく・・って言ってるッス
」ＵＢＵ「うそー
」