ザックザック
「ふぇ~毎日毎日、屋根の雪かきじゃ腰が悪くなっちまう一休みすべぇ~。
はしごを・・・よっこらせっと・・」
「わっ」
「なんだぁ」びくりん
すてぇ~ん
「いちちち・・・・こらぁ!誰だァ!」
「にょほほほほほ
その高さから落ちても平気なら、まだまだ元気な証拠よ」
「ああ!?・・・って・・・・あんた・・・!帰ってきたのかい!?」
「ちょっとしたバカンスよ帰還じゃないわ。
でもハンティングはするつもりだから、集会所でハンター登録書を探して貰わないと
もちろん・・ここ(ポッケ)にいた頃のねじゃね」ザッザッザッザ
「・・・・・・・・・。
っと!こうしちゃいられねぇみんなに知らせねぇと!!
こいつぁ~楽しくなりそうだぜ!!
おーーい!みんなぁ~!
ムーアが帰って来たぞぉ~!!」
懐かしのスノーホワイト・・それはポッケ村。
今日から新企画!?題して・・
ポッケ村☆珍遊記
いきなし始めて大丈夫なのか!?ですって!?
はい!早速いってみましょうやってみましょう
~中は意外と暗い集会所
「え~と・・キャロル・ムーアさん、ムーアさんと・・」
「ねぇ・・まだぁ?」
「すみませんまだ私たち三人とも入ったばかりで」
「すぐ登録書を探しますので」
「どうかお座りになってお待ち下さい」
「別に怒っちゃいないわよ
ねぇ?それより前の受付け嬢だった娘達はどうしたのさ?」
「はい。前のお三方は、皆さん寿退社したんですよぉ」
「それは皆さん素敵な結婚式でしたわぁ」
「そうそう!元B組の明子ちゃんなんか大泣きしちゃってさ!
せんぱい辞めないでぇ~なんて大変だったものね」
「そこにさぁ、また野村のバカが顔出してきてさぁ~
「だったら俺と式上げるかぁ~」なんて、クソつまんないジョーク言うもんだからさ、みんなカンカンだったもんね」
「あのぉ・・・」
「きゃははははは
あとさぁ、権堂先生のスピーチ覚えてる!?」
「あれヤバイ!!例の「ハゲヅラ発覚スピーチ事件」でしょ!!」
「そうそう!!あー思い出しただけでもお腹痛い」
「あのぉ・・・登録書・・は・・」
「ついでにもう一つ思い出した!
お色直しの時のくっだらないカラオケ大会!!マキコが酔っ払って!」
「あー!あったあった
マイク片手に学生時代にフった男の名前、全員叫んだのよねぇ!」
「そうそう!その名前の中にミツル君が入ってたのには驚きぃ~!!」
「結局あいつも面食いだったのよ」
「ちょっと・・・あんた達・・・」
「あ、はい。なんです?」
「勤務中のガールズトーク禁止でしょ!!」
三人娘「ひいーーーーーー」
ごちーんごちーんごちーん
(左から、下位の娘、上位の娘、G級の娘)
「まったく・・
とんだ新人研修ね」
「いててて・・あ、すみませんすぐに探します!!」
「えーとキャロル・ムーアさん・・とな」ペラペラ
「これでもないあれでもないー!ひーー」
「そうよ。仕事というのは汗をかいてするものよ」
「え~と、すみません三年前の登録書ですよね」
「そうよとっとと探しなさいな」
「あっ!これかしら!!」
「え~と・・ポッケ村でのギルドカードはお持ちですかぁ?」
「ご確認させて頂きますぅ」
「ほらよ」
ぺーーーーい
「あ、ありがとうございます
(なにも投げなくても・・)」
「え~とぉ・・・どれどれ・・」
「mooaさん・・っと」
「わぁ・・すごぉい勲章全部揃えてる」
「暇だったのね」ぼそ
「絶対そうよ・・まだ若そうなのに可哀想・・」
「きっと狩りしかしてきてない娘なのよ」
「おい!!おもいっきし人の個人情報見ながら、聞こえる程度の声で悪口言うんじゃないよ!!」
ごちーんごちーんごちーん
(左から、下位の娘、上位の娘、G級の娘)
三人娘「ひーーーーー」
「まったく・・ギルドの人事部はどうなってんのさ
で?証明出来た?もう帰っていい?」
「あ、はいお預かりしていた装備品及びアイテム等のお荷物は借家の方にただちに運ばせて頂きます!」
「それと、ご指名頂いたキッチンアイルー五名もすぐに現場に派遣します!」
「ようこそ!ポッケ村へ!!
どうぞ、素敵なハンティングライフをご堪能してください」
「うるせぇ登録書あったからってお調子にのるんじゃないよ!!」
「あははは・・すみません
えと・・今回はどこからお戻りになられたのですか?」
「あー!それあたしも気になる!!」
「男よ!きっと男よ!!」
「あんた達・・さぞや毎日幸せでしょ」
「すみません
現在は、ポッケ村のハンターの数が激変してまして、どうして今回戻られたのか知りたくて・・」
「観光地としてのポッケ村再興のマーケティングになればと思って・・」
「村長さんなんかこの前、もう誰もクエストの受注に来ないから引退しようかなんて言うんです・・」
「・・・・そんなこと言われたら答えない訳にいかないでしょ」
「わぁ~ありがとうございます!」
「で?で?やっぱり元彼を探しに!?」
「違うわよ!きっと狩りで亡くなった幼馴染の婚約者を弔いにきたのよ!」
「なにそれ!?
今どき幼馴染なんて「あたモン」ブログの「紫の暁編」でそんな様な話をやってんでしょう?」
「だっさーい。「あたモン」だって」
「バカな感じよね。レギュラー人、全員」
「もういい。帰る」ぷんすか
「ああごめんなさい」
「今度は真面目に聞きますから」
「・・・(今までは分かってやってたのか)」
「それで?どうしてお戻りに?」
「なんてことないわ
人を探しに来たのよ」
「ここ(ポッケ村)の所在の方ですか?」
「ユクモから・・いえ、モガから来た・・
というか流されて来た・・と言った方が正しいかな」
「あー!それぇ!!」
「なによいきなしぃ~」
「また頭をコツンされるわよ」
「なに?今の説明で誰か心当たりあるの?」
「はい!先日、密林地帯の海岸に漂流されたハンターがいます!」
「あ!それって、あの人の事!?
えーと・・なんだっけ?名前?」
「ケーブーとか言う人じゃない?ほら、いっつもニヤケ顔でクエスト受注してくる、すごくいやらしい目つきの人」
「あー、アイツかぁ
ぜんっぜんっ・・・・イケてないよね」
「・・・・(どこ行っても気の毒だなぁ・・)」
「あ、そうそう、川村さんよ」
「カーブーって呼んで下さいって言ってるアイツかぁ。
絶対に呼んでやんないんだから。一生、他人行儀で貫いてやるわ」
「それいいね。村の女の子全員に後で報告しようよ」
「・・・・(愛情の裏返し・・ということで)」
「カーブー・・川村さんとはお知り合いなんですか!?」
「ま、まさか・・・恋人・・」
「バカやろう!!」
三人娘「ひーーーー」
ごちーんごちーんごちーん
(左から、下位の娘、上位の娘、G級の娘)
「いちちち・・・そうですよね恋人なんてそんなねぇ」
「じゃあ、どういうご関係なんですか?」
「ユクモ村での後輩というか組織の部下というか、なんちゅうか、本中華よ」
「本中華ですかぁ?」
「そうよ本中華よ」
「カーブー・・川村さんならつい先ほど狩りに出かけましたよ」
「そうそう。着てる鎧が臭くてたまらないから新しいの作るんだって」
「フルフル退治に」
「フルフルとな!?」
「はい。フルフルです」
「歯がギザギザして、ツルンとしたフォルムの!?」
「はい。歯がギザギザで、ツルンとしたフォルムで亜種だとなぜか真っ赤な」
「うひょーうれちい~なぁっと」
「早速、お探しに行きますか?クエストの手続きしますよ」
「いかない」
「え・・?」
「せっかくポッケ村に短期間とはいえバカンスに来たんだから、こっちの本場雪国のハチミツでも採取しに行くわ。それと、こっちの「あんまん」も久しぶりに食べたい」
「はぁ・・」
「じゃあね」
「はぁ・・またのご来店を・・」
「あムーアさん!?」
「あによこっちにはもうあんた達に用事はないわ」
「あの、カーブー・・川村さんが戻ってきたらムーアさん来たって伝言しておきましょうか?」
「あ、だったらこう伝えてちょうだいな」
「??」
ズベーーーーーン!!
「あたち、UBUが来たってね」
やっぱり謎の美少女!?ムーアはUBUだった!
「あたモン」人物紹介を読んだことのあるお友達ならピンときたはず!?今後の展開でUBUの過去が明かされる!?え!?
そういうのはストーリーモード本編でやるって!?
じゃあ、これからどうすんのさ!?
え・・先は考えてない・・?やっぱり・・。
そんなこんだでつづくのであります
どぼぢて、あたちの名前は二つあるのかですって?
それはいずれストーリーモード本編で・・。
いつか・・・いつか・・・・忘れなければ