~とあるあたちの世界の宇宙
$あたちのモンハン日記
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・







ババーーーーン!!
$あたちのモンハン日記
・・・・・・・・・・



「カーブーよ。目を覚ますのだ」



「・・・・・」



「カーブーよ。今こそ目を覚まし、貴様の本当の力を世界に思い知らせよ」



「誰だ・・俺に呼びかけるのは」



「貴様の分身・・・とでも言おうか」



「分身・・・何を言う。私は既に実体を持たぬ「無」。
ようやく徳の極みを得、そして本来あるべき姿になったのだ。
何人足りとも私の眠りを妨げる事は許さん」



「フフフフ・・・。これでも・・か?」



「む・・?」










$あたちのモンハン日記





「これは・・・UBUさん・・それにブーちゃんじゃないか・・・こんなビジョン(幻影)を私に見せ、一体どうしようと言うのだ」


「フフフ・・・驚くなかれ。
この者達は貴様の母親が貴様の為に用意した「肉まん」を、貴様が不在をいいことに全部食べてしまったのだ」


「な、なに!?」


「この愚か者共は、貴様の母親がユクモに中々帰って来ない貴様を見かねて、貴様の母親が貴様の為に作っておいた肉まんを貴様を差し置いて食べたのだ」


「な、なんだとぉ!?やけに「貴様」の多い話しだが真実なのか!?」


「真実だ。しかもこいつらの貪欲は限りを知らず、最近では貴様が帰って来ない事に多少なりとも寂しさを覚えた貴様の母親の情につけ込み、勝手に貴様の家に転がり込み、貴様のお気に入りの漫画を読み散らかし、更に貴様の母親が作るごちそうを、さも「我が母親の手料理」感覚で食べているのだぞ!!」


「バ、バカな!!」ガーーーーーン


「更には貴様の母親はこのけったいな娘とブタを「我が子」の様に思い始めているのだ!!」


「なんと!!」ガンガンガーーーーン


「この愚か者達の大罪はそれだけではないぞ!
甲斐性なしの貴様がセコイ金をコツコツ貯めて買った漫画を、ポテチで汚れた「ペチョペチョな手」でめくり、そして貴様の部屋には到底不似合いな暖かいコタツを勝手に使ってぬくぬくと食っちゃ寝てるのだぞ!!」


「ぐぬぬぬぬぬ・・・・!!」


「いつまでこんな愚か者共を好きにさせておくのか!?
バカか貴様は!!


「むむむむむむむむ!!!」


「私は貴様の心から分離した「邪」!
名は、横島非道(よこしまひどう)!!
さぁ!カーブーよ!!再び我と合体するのだ!!」


「邪な心・・横島非道・・!
わ、私が切り捨てたはずの欲望、煩悩・・・
道理で口が悪いのか・・・!」


「ゴチャゴチャ言ってないで合体しろ!バカ!!


「口が悪いぞ!横島!!」


「ええい!!俺は悪いんだ!!
悪いからこうやって貴様を「そそのかしてる」んだろうが!!」


「ごもっとも!!」ガーーーーーン


「俺と合体すれば新たなる力を貴様に与えよう!!」


「新たなる・・・力!?」


「そのわざとらしい芝居や口調も五倍増しになるのだぞ!!」


「ご、五倍増しとな!?」ガガリーーーン


「さぁ!合体して地上に帰るのだぁぁぁぁ!!」


「おわぁぁぁぁぁぁぁ!!や、やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」








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クワッ









「さぁ!地上で大暴れするのだ!!」




「うわぁぁぁぁぁ!!やめろぉぉぉぉぉぉ!!」




「今こそこの絶大な邪悪な力によって目覚めるだぁ!!」




「お、お、俺は・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」




「さぁ!目覚めよ!!


バイオレンスカーブーよ!!











・・・・・・・・・・・・・・・













・・・・・・・















シーーーーーーーーーーーーーン
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・・・・・・・・・・・





「・・・・・・地上か・・懐かしいな・・
しかし・・・なんだ・・・この溢れんばかりの邪な力は・・・!」



「感じるか?カーブーよ」






バッ
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「そ、その声は・・横島非道!!
どこだ!?どこにいるのだ!?」


「ここだ」





$あたちのモンハン日記
「なに!?近くから声がするが!?どこだぁ!!横島ぁ!!」



「俺様はここだ!!カーブーよ!!」










バーーン!!
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「フォッフォッフォッフォ」


「ゲェェェェェ!!よ、鎧が喋っているではないかぁ!!」



「クククク・・・さすが、その大げさな小芝居や口調も五倍増し・・・・よりわざとらしくなったな・・バイオレンスカーブーよ!!」


「バ、バイオレンス・・・カーブー・・・!?」





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「そうだぜ!兄貴ぃ!!(甲高い声)」



「なんだ貴様は!?
バ、バカな・・チャンピオンベルトが喋っただと!?」



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「バカはてめぇだよ!バカ兄貴!!
イ~ヒヒヒヒヒヒ!!(甲高い声)」


「なんなんだ!コイツは!?」



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「コイツは俺たちの弟分である
羽尻チビ蔵(ぱしりちびぞう)だ!!」


「ぱしり・・ちびぞう!!」


「イ~ヒヒヒヒヒ!!
永遠のパシリたぁ、俺のこった!
よろしくな!バカ兄貴!!」


「どうだ。邪な危ない力を感じるだろう」


「感じる・・・危ない力が・・俺を欲望の渦に引き込むのを!!」


「さぁ!抑えきれないセコイ欲望を解放するのだぁ!!」


「う・・うう・・・・・!」


「抑えるな!!解放するのだ!!」





$あたちのモンハン日記
「に、に、肉まんが食べたい!!」


「ハッハッハッハッハ!!
恥ずかしがることはないぞ!カーブーよ!!
もっとだ!もっと欲望のままに力を解放するのだ!!」


$あたちのモンハン日記
「イ~ヒヒヒヒヒ!!
もっとバカみたいに叫べよ!バカ兄貴!!」



「うおおおおおおお!!肉まんが食べたい!!
無性にぃぃぃぃぃ~!!」


「肉まんが食べたいか!?」


「食べたい!!
先っぽが「ちょこん」ってなってる所から食べたい!!」


「ならばユクモに行くぞ!!」


「ユクモ・・・俺の・・こ、故郷!!」


そうだバカ!
そこで貴様抜きでブログ一周年記念のプロムパーティーをしている愚か者共に貴様の力を見せてやるのだ!!」


「俺抜きのプロムパーティー!?
準主役と言ってもおかしくない俺を差し置いて・・・!
ゆ・・許さん・・・許さんぞぉぉぉぉぉ!!」








ジャギーーーーーーンびっくり
$あたちのモンハン日記
「我が名は煩悩の邪神・バイオレンスカーブー!!
肉まんをよこさぬ者はサメの餌食にしてくれるわぁぁぁ!!」






$あたちのモンハン日記
「イ~ヒヒヒヒヒ!!」






ついにその本性を現した邪神カーブー!!
一周年記念のパーティーは血の海と化すのか!?







$あたちのモンハン日記
平気なの?この展開で・・汗




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