![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120205/21/comingsu/a3/c8/j/o0550035511776906908.jpg?caw=800)
男の名はカーブー。
真のハンターとして世界の徳を極めんとする勇気ある男だ。
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/f9/69/j/o0500037511840463932.jpg?caw=800)
我々は皆、この男の名を知っている。
だが、長い歴史の間に我々は記憶を失い、そして男の名を忘れてしまったのである・・。
ハンターとして再生し、この男の名を遺伝子の持つ記憶の奥底から呼び戻した者は幸福である。
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120210/11/comingsu/f3/1e/j/o0550037511785194387.jpg?caw=800)
なぜならば、男の伝説となる武勇伝は
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20111031/21/comingsu/ca/c6/j/o0647032011582480025.jpg?caw=800)
今も尚、進行中なのだから・・・・
カーブーモガ列伝序曲・第四章
「宇宙(そら)を翔る」
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/c0/92/j/o0500030011840444648.jpg?caw=800)
男はいつもの様に、夜空を見上げていた。
男は星空を眺めるのが好きだという。
この世界における限りない矛盾を、このひとときだけは忘却させてくれるからだ。
そんなある時、男は宇宙(そら)から声を聞いた。
「汝、昇天せよ」と・・・
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/ab/87/j/o0500033311840444649.jpg?caw=800)
その声を聞いた男は、相棒であるサメの槍と共に月夜に向かって走り始めたのである!下半身が下着であるのも忘れ、夢中になって駆け出したのである!
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/ac/d7/j/o0500037611840444650.jpg?caw=800)
その時、奇跡が起きたのだ!
天に願いが届いたのか、男とサメは空をかけ登ったのである!だが喜ぶ間もなく、男とサメは大気圏突入を余義なくされたのだ。今まで数々の恐ろしいモンスターと戦ってきた男とサメも、この「重力」に逆らうという、神のみぞ許された行為に怯え、そして体は大気圏突入の熱により焼ける様に熱くなる!
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/8b/d3/j/o0500037611840444995.jpg?caw=800)
男の自慢の体も大気圏の前ではもろすぎる「ただの分子」に過ぎなかった。このまま焼け散り跡形もなく滅びるのか・・そう男とサメは思った。だが神は・・
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/6e/e4/j/o0500037511840444994.jpg?caw=800)
男を見捨てなかったのである!
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/f4/b8/j/o0500037511840444993.jpg?caw=800)
生まれて初めての宇宙。
だが男とサメに不安を感じさせる「違和感」は何一つ無かった。懐かしい記憶・・。
そう・・男は帰ってきたのである。本来あるべき場所に・・。
二人は、この終わりのない空間をどのくらい飛び続けたのだろうか?ここには時間などという概念は通用せず、距離などという立証も気にする必要はない。男とサメは、もはや言葉を喋るという事も忘れていった。そう・・自分達は「無」なのである。
「カーブー」
誰かが男に呼びかけた。
「カーブー。カーブーよ」
どこか懐かしい声・・。
男は忘れていた「思考」を思い出し、いつからか必要となくなった言葉を発する。
「私に呼びかけるのはどなたでありますか?」
「私はお前達、人間の、そしてこの宇宙の母である」
「おお・・母よ・・・全ての・・・偉大なる母君よ。
貴方は何処に・・・?」
「目を開いて見よ」
男は光を追う必要の無くなった今や網膜と化した目を開けてみる・・。
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/3b/fe/j/o0500037511840446113.jpg?caw=800)
そこには今だかつて見たことのない眩いばかりの、それはそれは美しい光があった。
「おお・・母君よ・・・。
見えますぞ・・・貴方の姿が!」
男はもはや忘れていた涙を流す。
「カーブーよ。汝は何者であるか?」
「偉大なる母君よ。私は今も昔も何者でもありませぬ。
未来永劫。変わらぬカーブーなのであります」
「ならば時空(とき)を超えてみせよ」
「申せのままに・・・」
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/2a/ad/j/o0500025011840445309.jpg?caw=800)
男が時空(とき)の渦にのまれてからどのくらい経ったのだろうか・・。10年・・100年・・100万年・・いや100億年・・。時空(とき)を超える?果たして自分にその様な事が出来るのだろうか。だがここには恐怖などない。なぜならば・・
私は無であるのだから
カッ
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/29/dc/j/o0500025011840445308.jpg?caw=800)
ドガーーーーーーーーーン
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/73/f5/j/o0500037511840445644.jpg?caw=800)
見事なり。カーブーよ。
汝は欲望の渦を立ち払い、無の心を燃焼させ、ビッグバンを起こしてみせた。
汝は生まれ変わったのだ。この母と同じ存在に・・。
もう悩む必要などない。
安らかにただただ・・感じていればいいのだから。
さぁ・・カーブーよ・・・母と共に・・・・・
「OH!GOD!!」
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120309/00/comingsu/c7/2b/j/o0600036011840445311.jpg?caw=800)
男は宇宙(そら)となった
カーブーモガ列伝序曲・第四章
「宇宙(そら)を翔る」
完
SpecialThanks: Ka-boo&Samusung
![$あたちのモンハン日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20111216/17/comingsu/b7/a3/j/o0240013111674983818.jpg?caw=800)
何よ・・これ
![汗](https://emoji.ameba.jp/img/user/bl/blue-pearl66/18668.gif)
お話が大きすぎて簡単に受け止められないわ・・。
![ペタしてね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_18.gif)
←再生・停止はこちら♪