～とあるホットなイベントスペース「あたちの農場」
わいわい・・ガヤガヤ
フランソワ「まさひこさん、スープの煮込みの火力はこのくらいで良いかしら？」
まさひこ「イイヨ」
いいよって・・軽いね、まさひこ君
さぁ！クリスマスパーティーの準備真っ盛り☆
意外と準備の方が楽しかったりするんですよね
「あたちのクリスマス
」編まさひこ「イイヨネ？バラン」
バラン「いいよ」
一也「ジングルベ～ル
ジングルベェ～ル猫がぁ～いるぅ～
」
キザ夫「あれ？そんな歌詞だったけかい？」
一也「俺の育った地域じゃそうだったニャ」
鉄平「俺の地域じゃ、ジングルベ～ル
ジングルベェ～ル夢みぃ～てたぁ～
だぞ」キザ夫「ＯＨ
それじゃクリスマス自体が夢か幻だったっていう悲しいエピソードになるね」鉄平「そうかな」
グレンジャガー「よう。こんばんわ」
ズイっ
一也「遅かったニャ。グレン」
トンコ「ありがとうニャ、グレン」ぴょん
鉄平「なんだ。トンコの買出しに付き合ってたのかグレン」
グレンジャガー「まぁな。しかし村はすげぇ人だな
観光客をビビらせないで大人しく歩くのも気ぃ遣って疲れるぜ
」トンコ「でもいい子にしてたニャ
お年寄りを乗せてあげたり見直したニャ
」グレンジャガー「こっちはいい迷惑だぜ
それより何の歌を歌ってたんだ？」
一也「クリスマスの歌だニャ」
グレンジャガー「おう。それなら俺も知ってるぜ！
ジングルベ～ル
ジングルベェ～ルまた消えたぁ～ってな」
トンコ「にゃんだか物騒な歌詞だニャ
」バラン「おう！グレン来たかい。どうだい！？やってんのかい！？」
グレンジャガー「お、おう・・（パーティーだって料理や何だの準備でテンション上がってんだな）」
まさひこ「ＵＢＵハ マダカ？」
グレンジャガー「そういえば・・姫姉はどうしたんだよ？」
トンコ「ＵＢＵにゃんはまだクエストをやってるんじゃないにょかな
」鉄平「なんだよ。トンコ、たまご運搬のクエストを一緒に行ったんだろ？」
トンコ「あたちは途中で帰ってきたニャ
お前たちの料理を作らないといけにゃいからニャ」
鉄平「それはご苦労さまです」
一也「みゃあ、そのうち来るにゃよ
」フランソワ「きゃああああああ
」バラン「おっ
どうしたんでぇ！？局長さん」フランソワ「このスープの大きいお鍋の中にカンタロスが入ってしまいましたわ
」まさひこ「イインダヨ ソレデ」
フランソワ「え・・？」
バラン「そのイビルジョーラーメン「死痕風味（しこんふうみ）」は俺たちモンスターしか食えないからな。カンタロス一匹入ったとこで、もやし食うのとそんなに大差ねぇよ」
鉄平「俺たち猫族や人間がそれを食ったらどうなるんだ？」
まさひこ「シヌ」
鉄平「あ・・そう」
一也「ニャンて危険なものを煮込んでるニャ・・
」トンコ「しゃて（さて）、あたちもお料理をしゅるかニャ！」
鉄平「よっ！待ってました！」
一也「俺たちも飾りつけを全部終わらせるニャ！グレンも手伝うニャ！」
グレンジャガー「へいへい」
バラン「おっしゃ！みんなが来る前に最後の追い込みと行こうぜ！」
おおおおおおおおお
～凍土
ビュオオオオオオオオオオオ
「・・・・・全く嫌な吹雪だ・・・
・・ユクモの美しい景色が・・これでは見えないじゃないか・・
それと・・・この悪天候では来ないんじゃないかい・・？」
アイスクラッシャー「来るさ、必ず。このブタ野郎を探しにな」
ブタ沢「うううううう・・・」←猿ぐつわをされてるのだ
アイスクラッシャー「大方俺たち二人を普通のモンスターと勘違いして
同等に戦えるとでも思ったのか？ブタ野郎が。なぁ、スターマグナム」
スターマグナム「・・・・・・・君は・・
君の事を闇に堕とした猫さんとその仲間のハンター・・・どちらを殺したいんだい・・？」
ブタ沢「むぐううう（やっぱりそうだ！こいつら狙いはＵＢＵちゃんなんだ
）」アイスクラッシャー「任務上はハンターの女。私怨ではクソ猫だ」
スターマグナム「・・・・・僕には・・どうでもいいけど・・・
この忌々しい吹雪・・やまないかな・・・せっかく景色が美しいユクモに来たのに・・
これじゃあ見えやしない・・・」
アイスクラッシャー「遊びじゃねぇんだぞ。組織の任務を忘れるな」
ブタ沢「ムームームー！（離せぇ！くそぉ！）」
アイスクラッシャー「クククク・・もがけ。用が済んだら殺してやるよ」
スターマグナム「・・・それは駄目・・・・この人は僕が・・分解するんだから・・・」
アイスクラッシャー「ケッ・・悪趣味な野郎だぜ」
ブタ沢「もぎーーーーー
（やばいよ！やばいってコイツら！ＵＢＵちゃ～ん）」
ウサ美「じゃあＵＢＵちゃん、あたしは先に農場に行ってるね」
ＵＢＵ「ＯＫ～
あたちは一回お家に帰ってクリスマス試用の服に着替えてから行くよ」ウサ美「ええ
ＵＢＵちゃんコスプレするのぉ？ズル～い！きいいい」
ＵＢＵ「ウケケケケケケケケケケケケケ
あんたとは、女としてもハンターとしても格差が有りすぎなのだよ。ウサ美ちゃん」
ウサ美「ぶうう
ＵＢＵちゃん嫌い」ＵＢＵ「さぁ、早くお行きなさいな
さ、さ」ウサ美「もう
何よ、まったく。じゃあ先に行ってるからね」テケテケテケテケテケ
ＵＢＵ「はいはーーい
」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ＵＢＵ「で、何の用かな？むねみっちゃん」
シュッ
宗光「ハッ。すみません」
ＵＢＵ「いいよ
それでどちた？」宗光「ハッ。例の連続殺人の件です」
ＵＢＵ「・・凍土でハンター及び、害のないモンスターが殺害されたっていうあの事件？
遺体は全てバラバラ
それもまるで最新鋭のレーザービームで綺麗に切断したかの様な断面だったて言うじゃない。
サイコな医者の仕業だって話しも出てるんでしょ？」
宗光「ハッ。
それと凍土に見慣れない「ふた組み」のモンスターが最近うろついていた様です。
地元のバギィから聞いた情報なので信じていいかと」
ＵＢＵ「ギルド本部も動いてるって聞いたけど？
近々、ギルドの特別捜査官がユクモに来るんでしょ」
宗光「はい。すでに向かっているとのことです」
ＵＢＵ「ふ～ん・・。
どっちにしたってあたち達はできる限り村と近郊の住民を守るのよ。
その異常殺人モンスターの魔の手からね」
宗光「ハッ。
現在もジョー様、ブランゴ三兄弟が捜索していますがなにせ現在、凍土は物凄い吹雪でしてとても捜索できる状況ではないそうです。なので、きりのいい所でそちらに合流すると申しておりました」
ＵＢＵ「その見慣れないモンスター・・・って言ったっけ？
繋がりはありそうなの？」
宗光「前回の砂覇羅との騒動でこちらが浮き足立ってる時に潜入したと思われます。
ですがそのふた組みのモンスターが暗黒商会であるとの確証はありません」
ＵＢＵ「その件は引き続き調査を頼むよ。まったく・・クリスマスだってのに・・・。
ねぇ、むねみっちゃん。ついでって言っちゃなんだけど今日、凍土で迷子になったハンターなんていなかったかい？」
宗光「行方不明ですか・・いえ、今の所その様な捜索依頼は集会浴場にも届いておりません」
ＵＢＵ「そう・・。アモンは今も警戒中？」
宗光「ハッ。アモン様はユクモ近郊を見張られております」
ＵＢＵ「今日くらいみんなと一緒に楽しめばいいのに・・まったくアモンらしい。
でもそのおかげであたち達はパーティーだの何だのって出来るんだけどね
パーティーが終わったらごちそうの残りを持って伺うよってアモンに伝えておくれ」
宗光「ハッ。お伝えしておきます」
ＵＢＵ「むねみっちゃんもね。良かったら後で顔を出しなさいな
」宗光「その誠意のこもったお言葉だけで十分でございます。では」
シュッ
ＵＢＵ「さてと・・・
あたちはお着替えしなきゃよぉ～
」テテテテテテテテテ・・
ブタ沢「凄腕のスーパーハンターで僕らの誇りだブー！」
ＵＢＵ「ジングゥ～ベェ～
ジングゥ～ベェ～」ブタ沢「君の完璧なまでのハンティングで僕らのユクモを救っておくれブー！」
ＵＢＵ「鈴がぁ～なるぅ～
」ガチャ
ＵＢＵ「お着替えしてからクリスマス～
」ぬぎぬぎ
ウサ美「そうなの。ウシ山と三人でジンオウガを一頭討伐したあとブタ沢がね、ＵＢＵちゃんのかんざし探しを手伝うんだって凍土に行ったんだけど・・やっぱり一緒じゃないんだ」
ＵＢＵ「だって・・今日は・・・たのっしぃ～い・・・」
ブタ沢「ＵＢＵちゃん、大変だブー
はぁはぁ」ＵＢＵ「クリスマス・・・・・」バサッ
宗光「行方不明ですか・・いえ、今の所その様な捜索依頼は集会浴場にも届いておりません」
バン
ＵＢＵ「あ～！もう！！
気になって仕方ない！！」
バッ
ＵＢＵ「ただの迷子だったらタダじゃおかないからね！ブタ沢！！」
やっぱり気になるお友達のこと。
クリスマス試用装備で凍土に捜索だ！
でも無事には済まないかも・・・！？
