誰がために戦う～その十二・「革命の終焉」

シャキーーーーーーーーン

張虎「しゃああああ！！斬れ味全快！！」

カーブー「よし！頼むぞ張虎！」

張虎「だいたい、てめぇが俺を頭から地面に突き刺すから斬れ味が悪くなったんだろぉが！」

猫兵「でもおかげで助かったニャ！」

猫兵「そうニャ！鮫肌にしっかり掴まっていたから、あの風圧にも耐えられたニャ！」

張虎「ヘン

おかげでこっちは、お前らの爪痕で擦り傷だらけだよ」

猫兵「へへへへ

」

カーブー「さぁ、みんな！本当の談笑は戦いを終わらせてからだ！」

猫兵「おおーー！！」

「オラオラオラオラオラオラオラ！！」

工作兵「うおおおおお！なんだぁ！！」

ズドドドドドドドドドド

工作兵「ぐわああああああ！」「は、早い！！」

アモン「我らも続くぞ！バラン！！」

バラン「いいねぇ！俺らの突進で敵の陣形を崩すってか！！」

アモン「ゆくぞ！！」

バラン「お騒がせだぁぁぁ！！」

ワッシャッシャッシャッシャッシャッシャ

工作兵「ぐわあああああああ！！」「うわあああああああ！！」

アモン「さぁ！皆、続け！！共に勝利への雄叫びをあげようぞ！！」

ウオオオオオオオオオオオオオオ！！

鉄平「種族を越え、共に生きながらえようぜ！！
聖猫騎士団！！最後の大戦だぁぁぁぁ！！！！」

ミッチ「みんな！総帥に続くっすよぉぉぉぉ！！」

一也「未来は自分達の手で創りあげるニャ！！
今日、この日この時を歴史に刻みこむニャ！！」

ニャーク「その通りだ！過去も未来も、そして現在も全て俺らの手で塗り替えろ！」

キザ夫「トンコ！君は回復笛で援護してくれ！いいね！」

トンコ「やるニャ！あたちも薔薇十字の立派な戦士ニャ！！」

おおおおおおおおおおおおお！！！！

ヒュオオオオオオオオオオオオオオ

サンダーソニック「軍師！浮岳龍へのフレア発砲の合図はお前に任せる！」

劉珍「へへへへへ

」

サンダーソニック「聞いているのか？」

劉珍「へへへへ・・だって銀竜さん、俺のことを軍師って呼んでくれたから

」

サンダーソニック「また「小僧」に戻りたくなければ、頭の回転と目の動きを絶やすことなく戦場を掌握することだ！」

劉珍「御意！！」

アルテミス「エリーゼ！フランソワは大丈夫かしら！？」

エリーゼ「彼女なら大丈夫！この短時間で全てを乗り越えたわ！
この戦場で今一番、誰よりも「革命の終焉」を想っているのは彼女よ！」

アルテミス「そうね、女は未来を創る為にいつでも強くなきゃね！
それはそうと、女といえば・・お姫様はどこにいったのかしらね」

エリーゼ「そういえば・・・・あ！あれは！」

ヒョオオオオオオオオオオ

ゼルベス「金火竜！大変だ！！」

アルテミス「どうしたの？炎王龍ともあろう者がそんなに慌てて」

エリーゼ「丞相に何かあったのですか！？」

ゼルベス「あの浮岳龍に吸い込まれた！！」

エリーゼ「えええええええ！？

」

ジャキーーーン

ジャキーーーーーン

ガザミ艦長「おい！子タラバ！！もう一度言ってみろ！！」

子タラバ通信兵「何度でも言ってやるよ！ここから出てけ！！」

ガザミ艦長「それが艦長にむかって言う言葉か！！」

子タラバ通信兵「偉そうにしてんじゃねぇ！俺は偉そうな奴が一番嫌いなんだ！！」

ガザミ艦長「お前は子供か！どうかしちゃったなら、まだ！まだ、許してやってもいいぞ！」

子タラバ通信兵「キレたゆとり世代の毛ガニを、なめんじゃねぇぞ！！」

シャキーーーーン

ガザミ艦長「うおおお

なんてことするんだ！あぶねぇな！！」

子タラバ通信兵「もうキレたぞ！！この世に悔いなんてありゃしねぇ！！」

ガザミ艦長「や、やめなさい！！そ、そうだ！ご両親にはどう説明するんだ！？」

子タラバ通信兵「とっくに漁師に殺されたよ！！ちょえええええええ！！」

シャキーーーーン

ガザミ艦長「うぎゃああああああ

」

子タラバ通信兵「見たか！俺の実力！この資本主義のブタめ！！」

ガザミ艦長「くそぉぉぉ！ブタじゃねぇ！！俺だって立派なカニだぁぁぁぁ！！」

プウウウウウウウウ

子タラバ通信兵「うわああああああ！！なんだ！この泡は！？」

ガザミ艦長「バカめ！その泡に触れた者は溶けて死ぬのだ！！クォーッ！クォックォッ！！」

子タラバ通信兵「バカはてめぇだ！てめぇもその吹いた泡に触れてるぜ！！
鏡で見てみろ！ヨダレがべったり顔にくっついてるぜ！！」

ガザミ艦長「しまったぁぁぁぁ！！泡を「吹き切れなかった」かぁぁぁ！！」

子タラバ通信兵「クククク・・・てめぇも・・・俺と一緒に地獄行きだぜ・・・」

ジュウウウウウウウウウウウ・・・・

ガザミ艦長「バ・・バカな・・・まさか・・・こんな形で・・・闘いに・・・
闘いに絡んで死ぬんじゃないのか・・・・・・クソ・・・」

ジュウウウウウウウウウウウウウウウ・・・・

子タラバ艦長「それが・・・てめぇの・・・傲慢罪・・・だ・・・・ざまぁ・・みろ・・・」

ジュウウウウウウウウウウウウウウウ

タッタッタッタッタッタッタッタッタ