「刈り取れぇぇぇ！！
フランソワ隊の兵の首という首を刈り取れぇぇぇぇ！！」
ジャック隊「シャアアアアアアアア！！！！」
ズシャアアアアアアアア
鮮血の軍団ジャック隊がフランソワ隊に襲いかかる！
前後方に分断してしまった聖猫騎士団！！
これをしんがりで迎え撃つは天才影猫の風魔ニャ太郎！！
影の底力！見せてやるんだ！！
「ぜりゃあああああああ！！」
スパスパスパスパ
ジャック隊「ぎゃあああああああ
」ニャ太郎「ハァハァ（さすが白兵戦で容赦のない殺戮を繰り返してきたジャック隊！個々の兵の殺意に躊躇はない・・・だがここで我が隠密隊が食い止めねば後方のフランソワ隊はやられる！）」シュタッ
影丸「ニャ太郎様！お逃げ下さい！隠密隊、我ら二人を残して全滅です！！」
ニャ太郎「なにを言うか！一人でも多くの敵を倒すのだ！！」
スシャアアアアアアアアア
影丸「おおおお！！（さ、さすがは風魔猫族の次期頭首となるお方！）」
ニャ太郎「この下衆な殺戮集団を一匹たりとも我らが太陽に触れさせるな！！影の維持！！ここで見せるぞ！！
ジャック隊「ジャック様！敵隠密隊、風魔ニャ太郎が単騎、獅子奮迅の活躍！
我が兵は風魔猫忍法に戸惑っております！！」
ジャック・ルー「笑止！！」
ブン
ジャック隊「ぎゃああああああ
」ジャック・ルー「そのようなつまらぬ伝令はこの王者の軍には必要ない！！
ニャ太郎とな！？影の猫が恐れ多くも表舞台に立ち、我が軍に立ち向かおうというか！？
否！！猛豚！！」
ドオオオオオオオオオオオオン
猛豚「よ、呼んだか・・」
ジャック・ルー「我が隊に歯向かう敵がいなくなるほどの恐怖と後悔を徹底的に敵に刻みこめ！」
猛豚「ぎょ、御意・・！！」
ニャ太郎「風魔猫忍法！マタタビ返し！！」
ポワァ～～ン
ジャック隊「わんにゃ～
」ふらふら影丸「さ、さすがでございます！ニャ太郎様！！」シュタタタタ
ニャ太郎「褒めすぎだ、影丸！まだまだ敵は多いぞ！！」シュタタタタ
影丸「ハッ！（この方の下で忍びの道を歩めたのは我が人生の誉！！たとえどんな劣勢でも影の術で覆す！それこそが風魔猫忍法の極み！この影丸！その極みをこの窮地にてニャ太郎様と共に存分に分ちあおうぞ！！）」
スパスパスパスパスパ
ジャック隊「わにゃああああああ
」ニャ太郎「きれておるな！影丸！！」スパスパ
影丸「とんでもござらん！拙者などニャ太郎様の足元にも及びません！！」グサ
ニャ太郎「謙遜だな影丸！俺と共に次期頭首の座を競おうぞ！」ズシャアア
影丸「恐れ多いお言葉！ありがたく頂戴致します！！」
シュタタタタタタタタタタ
影丸「ニャ太郎様！敵は後退しております！このまま一気にジャック・ルーの首を取りにいきますか！？」
ニャ太郎「待て！」
影丸「！？」
ドオオオオオオオオオオオオン
ニャ太郎「うおおおおおお！！」
影丸「くうっ・・！！なんという凄まじい気迫の闘気！！」
ズン
猛豚「か、影はしょ、しょせん影！！わ、我はりゅ、龍豚！！」
影丸「・・猛豚！！貴様ごときが影を語るなぁぁぁぁ！！」
バッ
ニャ太郎「猛豚を推し量るな！
そいつが生み出すのは殺戮と破壊のみ！！忍術で交わせ！！」
影丸「御意！！
風魔猫忍法、シビレ爆弾！！」ポイポイ
ドガーーーーン
ビリビリ
猛豚「ぽぎいいいいいいいいいい・・・！！」ビリビリビリビリ
ニャ太郎「でかした！この隙にジャック・ルーの首を取る！！」
影丸「ハッ！・・・ニャ太郎様
後退した敵軍勢がこちらに向かってきます！！」ニャ太郎「！？（なんだ地なりが前後に・・！）」
ドドドドドドドドドドド・・・
影丸「ニャ太郎様！後方よりフランソワ隊です！！
援軍に来てくれたのでありましょう！」
ニャ太郎「なんだと！？（なぜだ！！なぜこちらに援軍をよこしたフランソワ！？）」
ドドドドドドドドドドド
ジャック隊「うおおおおおおおお！！！」
ニャ太郎「馬鹿な！
こちらも混戦になってしまってはマクシミリア隊の逃げ場がなくなる！！」
影丸「ニャ太郎様！猛豚のシビレが切れます！！」
ニャ太郎「ええい！！急いでフランソワ隊に合流するぞ！！」
「ぽげええええええええ！！！！」
影丸「猛豚の麻痺が解除されましたぞ！！」
ニャ太郎「くそぉ！こんな時に！！」
「ニャ太郎！下がるにゃーーー！！」
ニャ太郎「！？」
一也「ほにゃーーーーーーーー！！」
ニャ太郎「一也様！！」
猛豚「あ、新手か！」
一也「猛豚ーーーーーーーー！！」ブン
ガシーーーーーーーン
一也「久々に暴れるかにゃ！！」
猛豚「むぬぬぬぬぬぬぬ！！」ググググ・・・・
ニャ太郎「一也様！！猛豚めは我々に・・！」
一也「心配するにゃ！！
それより二人はフランソワを守るニャ！！早く行くニャ！！」ググググ・・・！
影丸「御意！！」
ニャ太郎「戦況をみてすぐに加戦致します！それまでご辛抱をば！！」
一也「わかってるにゃああああああ！！！！」
ブン
猛豚「ぼぎいいいい
」ズデーーーンニャ太郎「おおお！！（なんと！あの猛豚を片手でお投げになった！！）」
一也「剛力はお前だけの特権じゃないニャ！！
俺の力、見せてやるにゃん！！」
いいぞ！一也！！
あの猛豚も驚愕のパワー！！
その勢いで一気に戦局を覆せ！！
～ニャンコの歴史がまた１ページ・・☆
