猫暦年７８９年１２月の勢力図を説明していくぜ！
今回は聖猫騎士団近衛隊隊長のアランさまが説明していこう
まずは先月同様に戦いの中心になっている猫牢関からだが新討伐隊のアーモンドラッシュって野郎は前の総司令官と違って戦争慣れしてる感じでやっかいだ。前の総司令サムソンって野郎もタフな戦術で苦労したが今度の総司令はなかなか狡猾なことをしてきやがる。採算にわたるヤツの挑発を乗り切ったと思ったらいきなりの全軍攻撃を仕掛けてきやがった！見透かしちゃ～いきなし燃やしてくる感じが腹が立つぜ。
で、やつ等が仕掛けてきた理由のひとつに新勢力の「暗黒商会」がからんでいやがるんだ。まぁいわゆる戦争で一儲けしようっていう下衆な連中さ。うちの軍にも討伐軍にも兵器売買をけしかけてきやがったんだからな。
まぁその辺は宰相であるロベスニャエール様の想定内ってことでうちら現場の兵士は与えられた戦略の下、戦術レベルでの対応をするまでよ！ただ「暗黒商会」は自軍も所持してるってのがひっかかるんだ・・・。
鈴木の野郎も「暗黒商会」の「ハンス」ってやつの名前を聞いた途端に顔色が変わったしな・・。なにか因縁があるのかもしれねぇな。
そして次はついに本格的にこの戦に参戦してきたユクモ薔薇十字軍だが、まだ統率ままならない討伐軍のニャスティーユ拠点をあっという間に奪いやがった。なかなかここの丞相さんもやるようだ。なんでもマクシミリア隊と軽くやりあったなんて噂がうちらの耳にも届いてきたぜ。その話では旧討伐軍総司令官のサムソンが数名の部下を率いてユクモ薔薇十字に傘下したらしい。おまけにそいつらとあの飛翔迅竜グレンジャガーが猫牢関より南東で遊軍となっているジャック・ルー隊を襲撃した模様だ。ジャック・ルーってのは自軍でも評判が良くねぇんだよな。あいつら確かにつえーが無駄な殺戮をし過ぎる。その強さゆえの単独遊軍抜擢なんだろうが宰相はそれ以外にも何か考えがあっての配置だと俺は睨んでるぜ。まぁ最前線で毎日のようにドンパチやってる者からすりゃあどうでもいい話だけどな。
それとギルド帝国軍本部だが今のところ新しい増援は考えていない様子なんだ。どうやら「暗黒商会」と何か話をつけたみたいだな・・。
なんにしてもこのアラン様と優秀な戦友である部下が守るこの猫牢関は絶対に落とさせねぇぜ！！
・・・！？
なにぃ！！「暗黒商会」の連中が討伐軍に加戦しただとぉぉぉ！？
うすぎたねぇ戦争屋がぁぁぁ！！絶対に許さねぇぇぇ！！！
鈴木！！ボニー！！絶対にここを通すんじゃねぇぞ！！
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