~猫暦年789年12月ニャンガス城
$あたちのモンハン日記


$あたちのモンハン日記
鉄平「そうか・・カーブーが・・・」



$あたちのモンハン日記-ニャエル
ロベスニャエール「残念です。私からもお悔やみを申し上げます」


鉄平「よせ!ロベスニャエール!これもすべて貴君の策略どおり!!
尊い犠牲はこの革命が始まったときに覚悟はしている!!」


ロベスニャエール「総帥・・・」



伝令「失礼します!」



ロベスニャエール「何事か」



伝令「ハッ!討伐軍よりこのようなものが猫牢席に送られてきた模様です」



鉄平「む・・なんだその包み箱は?」


ロベスニャエール「安全の確認はしたのだろうな」


伝令「ハッ。中身は兜でございます」


鉄平「兜・・・?もうよい。開けてみよ」


伝令「はい。では・・」




ガサガサ・・・・



鉄平「こ、これは!!??」






$あたちのモンハン日記





ロベスニャエール「・・ドボルヘルム?」


鉄平「カーブーのものだ」


ロベスニャエール「なんと!?」


伝令「それと手紙が入っております」


鉄平「かまわん、読め」


伝令「ハッ。・・・・・



愚民の集い猫軍よ。貴君らが目的達成の為に囮につかった英雄の遺品をここに贈る。先の川村朝との大戦にて貴君らは成してはならない成功と同時に女神の怒りを買った。貴君らの望み通り、我が軍は川村朝との戦いで兵力だけではなく「仕掛けられた」英雄の死に対し精神的にも大打撃を喰らった。我々と川村朝は貴君らの策略にかかったいわば被害者である。そしてこの重大な過失を犯した貴君らは必ずや闘いの女神率いる軍勢に滅ぼされるであろう。こたびの戦にて我々討伐軍はニャスティーユ地区及びニャンパーニュ全線より撤退することを決意した。よってここに猫軍討伐隊は解散を宣言する。また、戦う相手がいなくなっても貴君らがまだ戯けた革命なるものを続けるようものならば必ずやその報いは訪れるだろう。貴君らの軍解散を我らは心より望む。~猫軍討伐隊総司令官サムソン







鉄平「なんだと・・・・戯けた事を言っているのは貴様だ!!サムソン!!」


ロベスニャエール「総帥、落ち着いてください。
伝令、して誠に討伐隊は陣を退いたのか?」


伝令「はい。だがギルド帝国軍より増援された神殿の騎士団が討伐隊の引継ぎをしたそうです」


ロベスニャエール「ふふふふ・・・これこそが望んだ結果。ギルドの兵力を根こそぎ引き出し、我ら聖猫騎士団の軍門に降す!!そうですな総帥!?」


鉄平「・・・・そうだ。だがとんでもない敵を我らはつくったぞ・・」


ロベスニャエール「・・ユクモ薔薇十字・・ですか?」


鉄平「貴君の異常の数倍だと思え。そして帝国軍もまた覚悟をするべきだ」


ロベスニャエール「私恨の軍勢がそれほどまでと?」


鉄平「サムソンの表現は正しいかもな・・。闘いの女神率いる軍勢・・・やつらの怒りがここまで伝わってくる」


ロベスニャエール「総帥・・」


鉄平「案ずるな!引き続き貴君の描いた軍略を実行する!!未知数のユクモ薔薇十字は捨て置け!計りしれぬものを方程式に入れては計算などできん!それに我らの勝利は目前!まずは帝国軍を滅ぼす!!」


ロベスニャエール「ハァ!!」





猫暦年789年12月
討伐軍は先の川村朝シャーク軍との領土争いに決着をつける。この戦いはニャンパーニュ地区とニャスティーユ地区の狭間で戦われたことからそれぞれの地区を略して「パーニュ・ティーユ間の戦い」と歴史に刻まれることとなる。この壮絶な領土争いは川村朝の討伐軍拠点への進軍に始まり、ニャスティーユ地区を再び手中にした討伐軍が最前線で交戦中の川村朝本軍を滅ぼす形で終結する。その最終決戦は川村朝棟梁カーブーが単騎でその武勇を奮い、数的優位で圧倒的に有利であった討伐軍精鋭隊を壊滅寸前までもっていったことで全土に知れ渡る。壮絶な死を遂げた川村朝棟梁カーブーの最期は精鋭部隊の怒涛の猛攻の後、大砲部隊による一斉射撃の大爆発で終わったと記された。あまりの凄まじい攻撃にカーブーが立っていた場所は焼け野原に変わり果てそこにはカーブーの愛マスク「ドボルヘルム」しか残っていなかったという。精鋭部隊一番隊長アルフォートは武神カーブーに敬意を払いこのマスクを総司令官サムソンに首級代わりに送る。これを見て愕然としたサムソンはこの武神の遺品を「解散状」と共に猫牢関に送るのであった(サムソンは手紙の中で皮肉交じりに「贈与」の意を込め「贈る」と記した)。一方このカーブーの死をきっかけにユクモ薔薇十字軍は川村朝の生き残った将兵を傘下に加え、さらに反乱分子を増加し復讐戦をギルド帝国軍・聖猫騎士団に誓うのであった・・・・。










$あたちのモンハン日記
サムソン「・・・・・・・・・・」




エリーゼ「・・・・・」


劉珍「・・・(ちゅ、中尉ぃ~なんか声かけてみてくださいよ)」こしょりaya


エリーゼ「む・・照れる」ギロ


劉珍「し、しぃましぇ~ん汗



「にゃむぅ

$あたちのモンハン日記


劉珍「ゲルハルト中尉・・」


エリーゼ「ゲルハルト中尉、なにか?」


ゲルハルト「にゃーにゃにゃ、にゃーにゃ(俺に任せろ。ああいう時のサムソンの扱いには慣れてる)」


エリーゼ「まぁ。お任せしますわハート


ゲルハルト「にゃんにゃ(ふむ)」



テテテテテテテ・・・・sss



劉珍「あのぉ~・・エリーゼ中尉?ゲルハルト中尉はなんて・・?」


エリーゼ「まったく、あなた猫語も勉強せずによくこの隊で少尉にまで成れたわねふん


劉珍「へへへ寂笑解散寸前まで総司令抜きの最前線の指揮を守りぬいたんすよぉ~。そりゃあもう~」


エリーゼ「静かにむかっ


劉珍「しぃましぇんあせ5(ちぇ。自分で聞いてきたのにさ)」





サムソン「・・・・・・・・・・」


ゲルハルト「シャアアアアアアアイヒヒ・・・


サムソン「いっ!?」




ガブッ流血



エリーゼ「ええ!?あせ

劉珍「はぁ!?え゛!



サムソン「いったぁぁぁぁぁぁぁいあせる


ゲルハルト「シャアアアアア!!にゃん、にゃにゃにゃん!
(いつまで軍人面してるんだ!このバカクソ親父!!今や過去の実績や名誉にすがり、それを惜しむなんてするわけじゃあるまい!?だったら、とっととユクモの自分に戻れ!!今度は「モンスターハンター・サムソン」としての名前を歴史に刻むんだろ!?)」



エリーゼ「・・・・・・わお!!」ポカァ~ン

劉珍「なんつったんすか??汗




サムソン「いててて・・・・ふむ・・ゲルハルト・・」←実はサムソンも猫語はそんなに分からない

ゲルハルト「にゃにゃ!ど~ん!ビシッ」

サムソン「ふむ・・」

ゲルハルト「にゃんにゃ!(討伐軍が解散した今、お前の居場所は他にあろう)」

サムソン「・・ふむふむ」



エリーゼ「・・・・(司令官も猫語・・あんまり分からないんだわ・・汗)」

劉珍「ねぇ、なんつってんすかぁ~汗



サムソン「よし!



劉珍「ねぇ中尉~あせる」あたふた

エリーゼ「やめなさい汗気持ち悪い・・あっ司令官!?」



サムソン「あのじゃじゃ馬を助けてやれと言うておるのだな?」

ゲルハルト「にゃあ~(^ω^)




エリーゼ「司令官、あのじゃじゃ馬・・とは?」


サムソン「ふむ!ユクモ薔薇十字の私の教え子みたいなヤツのことじゃなふん

ゲルハルト「にゃ~むちううっ(お前だけだろ。そう思ってるの)」


エリーゼ「では薔薇十字に・・」


サムソン「貴君らにはすまないと思っておる。このとおり、

すいませんごめんなさい


劉珍「し、司令官汗おやめくださいって!」

エリーゼ「司令官・・・」


サムソン「私の一存で勝手に解散したんだからな。ラインハルト公と旧知の仲でなければ死罪決定のところだ。まぁいわば私もギルドの敵みたいなものだしなsss


エリーゼ「そんなことありません!司令官は最後までご立派でした!!」

劉珍「そうっすよ!自分が昇級できたのも全部司令官のおかげですよ!?」


サムソン「貴君らのことは忘れまい。私には出来すぎる部下だ。私からも現討伐軍総司令アーモンドラッシュに貴君らを軍に戻せるよう書状を送っておこう」


エリーゼ「そのような書状要りませんむっ」きっぱし

劉珍「そうそう!要らないっす!!」


サムソン「ふむ・・困ったものだな。この不況じゃ再就職先は難しいぞ?」


エリーザ「ですから!!」


サムソン「ほう。激した顔も中尉は綺麗だな」


エリーザ「もう吃驚ちゃかさないでください!」

劉珍「司令官!俺たち「サムソン軍」は離れないっすよ!!」


サムソン「サムソン軍?」


エリーゼ「そうですわ!例え隊は解散になってもこの戦が終わるまで・・いえ!永遠にサムソン軍は解散しません!!」


サムソン「中尉・・」


劉珍「一度、司令官に預けた命!責任とってもらいますよ!」


サムソン「劉珍・・・」


ゲルハルト「にゃあ(どうすんだ?朴念仁?)」


サムソン「よいのか・・二人とも。私と来れば二度とギルド帝国軍には戻れんぞ」


エリーザ「承知の上ですわ。覚悟は出来ています」


サムソン「劉珍もせっかくの昇級が無くなるのだぞ」


劉珍「自分はサムソン軍で昇級したんす!!それにまだスミス少佐の弔い合戦は終わってないんすよ!?これじゃあ死んでも死にきれねぇ!!」


サムソン「私とユクモ薔薇十字に降れば当然、討伐軍とも戦うことになるぞ。それにユクモ薔薇十字には川村朝の同志も加わったという。元討伐軍の総司令の私を殺しにくるかもしれんのだぞ」


エリーゼ「当然それも承知のうえです。司令官は私たち二人がお守りいたします」

劉珍「そうっすよぉ(ほんとはモンスターは怖いけど・・)」


サムソン「二人とも・・・」


ゲルハルト「わんにゃ~ん(決まりだな。司令官)」


エリーゼ「さぁ参りましょうにこ」にこ

劉珍「よっしゃ!ユクモかぁ!俺行ったことないんだよなぁ~」


サムソン「・・・全く・・誠に出来すぎた部下じゃわい・・」グスンがんばります


劉珍「なにしてんすかぁ~!司令官!」

エリーゼ「日が暮れてしまいますわよにこ

ゲルハルト「にゃにゃむぅ(おいてけばいい)」


サムソン「こりゃあ~むかっ総司令をおいていくバカどもがおるかぁ!!」


$あたちのモンハン日記
「あたちのモンハン日記」
フニャンコ革命編~第一部完





にほんブログ村 ゲームブログ モンスターハンターポータブル3rdへ