~ニャンパーニュ遊軍撃退部隊陣営
$あたちのモンハン日記

ザアアアアアアアアアアアアア



$あたちのモンハン日記
サムソン「・・・・・・・」




スミスの復讐を誓い自ら軍を率いてきたサムソン
沈黙の中、雨音だけが響く戦場・・
私怨にとらわれ勝てるのか・・?





エリーゼ「司令官・・どうか兵舎にお戻りください。お体が冷えます」



サムソン「・・確か・・・中尉はスミス少佐と同じ仕官学校、卒業だったな・・?」


エリーゼ「はい・・・少佐は同期である私たちの誇りでした」


サムソン「すまぬことをした。私の油断が招いた敗北をスミスに被せてしまった」


エリーゼ「司令官・・・」


サムソン「更に私怨で軍を動かしてはならぬことも十分承知。だがこればかりは私の手で仇を討ってやらねばならぬのだ」


エリーゼ「存じております。その司令官の頑な姿勢」


サムソン「フッ・・中尉には迷惑をかけるな」


エリーゼ「と、とんでもございません!
この少佐の弔い合戦に傘下できただけでも光栄です!」


サムソン「フフ、私怨で軍を動かしたのがギルド本部にバレたら軍法会議ものだぞ?」


エリーゼ「構いません!私たちの手で少佐の仇が討てれば!」


サムソン「仇が討てれば種族の違いも関係ない・・か・・」


エリーゼ「え?」


サムソン「いや、なんでもない。さぁ中尉!貴君の描く戦術を夜通し聞こうじゃないか!」


エリーゼ「ええ。でも兵舎の中で、ですよ?」


サムソン「ハハハハハハハ!つくづく私は部下に恵まれておるな!」




猫暦年789年11月
聖猫騎士団ジャック・ルー率いる遊軍撃破に失敗し処刑された討伐軍参謀アラン・スミス少佐の仇を討つべく司令官サムソンは自ら軍を率い遊軍撃退部隊に加わった。猫牢関と戦闘中である本隊は新たな参謀に抜擢された劉珍(りゅうちん)大尉が指揮を執ることとなった。また本隊には新たなギルド帝国軍からの応援兵「神殿の騎士団」が加わることになっていた。





サムソン「なるほど・・元囚人猫の吹き溜まりの軍隊か」


エリーゼ「はい。敵軍宰相のジャン・フランコ・ロベスニャールという男はよほどの男ですね。こんな荒くれ者の軍を大事な局面で使用してくるなんて大した裁量の持ち主ですわ」


サムソン「荒くれ者ゆえの大抜擢だ。この局面で遊軍として泳がすには丁度いい、ということだ」


エリーゼ「・・なるほど。最前線の猫牢関の戦いを長引かせられればいい・・ということですか」


サムソン「そういうことだsss
してこの遊軍に対する中尉の策を聞こうか」


エリーゼ「はい。松、竹、梅とございます」


サムソン「ほう、面白いな。ではまず上策、松から聞こうか?」


エリーゼ「はい。敵はしょせん力づくの戦略と聞きます。兵力こそ劣る我が部隊ですがこの天候を利用し敵陣営を奇襲します。その際、司令官には囮になっていただきます」


サムソン「ふむ。面白そうだな」


エリーゼ「少数軍で囮になって頂き敵を引っ張りあげます。その隙に本陣を叩きます」


サムソン「いい策だが天候次第・・ということか」


エリーゼ「そうです」


サムソン「中、竹の策はいかに?」


エリーゼ「ユクモ薔薇十字の風評を利用します」


サムソン「ほう・・」


エリーゼ「少数精鋭で名高いユクモ薔薇十字が援軍に来ると敵陣営に振れこみます。おそらく本隊から軍を多数切り離し散り散りに警護させるはずです」


サムソン「なるほど。兵力差で劣るも多数の少数の部隊を叩くのは容易・・ふむ」


エリーゼ「最後に下策、梅ですが帝国軍からの援軍が来るのを待つ・・です」


サムソン「梅は消えたな」


エリーゼ「ふふ。そう仰ると思ってました」


サムソン「松竹、合策でいこうか中尉!この私を好きな駒として使え!」


エリーゼ「ありがたきお言葉ですわ」






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ジャック・ルー「なにぃ・・ユクモ薔薇十字・・?」


伝令「ハッ・・きゃつらが現れたとの噂が陣内で広がっております」


ジャック・ルー「薔薇十字・・しょせんコソ泥の成り上がりの集団よ。我が部隊の王道の妨げにもならぬわ・・・デスクラッシャー!クソ丸!


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デスクラッシャー「ハッ!!

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クソ丸「ここに!!


ジャック・ルー「それぞれに200の兵を与える!!
必ずや薔薇十字などと名乗る大うつけの首を苦痛と共に刈り、二度とそのような真似をする愚か者が現れぬよう、その五体を切り刻み、皮を剥いだ頭にその臓腑を喰らわせ、さらし首とせよ!!



デスクラッシャー「御意!!」

クソ丸「申せのままに!!」



ジャック・ルー「我らに歯向かうことが地獄への第一歩であると思い知らせてやるわ!
ムハハハハハハハハ!!!!ウケケケケケケケケ!!!!!」






~サムソン軍陣営

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ザアアアアアアアアアアア




伝令「中尉、予想どおり本隊より切り離された敵遊軍隊は二班の模様。血眼になって偽りのユクモ薔薇十字を探しています」


エリーゼ「雨天もここ数日変わらず・・スミス少佐がこの雨を降らせて下さっているのです・・
して、サムソン司令官は?」


伝令「奇襲隊100を率いて敵遊軍に近づいているとのこと」


エリーゼ「奇襲まじか・・初戦勝利の伝令もまじか・・というわけね」







ザアアアアアアアアア





ブランチュール「総司令、遊軍隊の斥候を発見。追尾しますか?」


サムソン「うむ・・本陣を離れてからこんなに早く見つかるとはな。敵さんめ・・よほど薔薇十字を捕まえたいようだ」


ブランチュール「恐るべしはエリーゼ中尉の策です。見事に的中してますね」


サムソン「軍曹、しかと上官の命をまじかで聞き、そのものの考え方を盗むのだ」


ブランチュール「ハッ。戦がこんなにも楽しく感じたことはありません。この調子ならばスミス少佐の無念もすぐに晴らせましょう」


サムソン「そうあって欲しい」


ザッザッザッザッザッザッザッザ・・sss


サムソン「止まれ・・・ブランチュール見えるか?」


ブランチュール「ハイ・・・斥候が遊軍本隊と合流。数は・・・・おおよそ200」


サムソン「200か・・こちらが100・・奇襲とこの悪天候を考えればどうとでも逆転できる数字だ。一気に行くぞ・・軍曹」


ブランチュール「ハッ。いつでも号令を・・」


サムソン「ハァsssハァsss



ザアアアアアアアアアアアア


ブランチュール「・・・・・・・ん」



ドドドドドドドドド・・・・



サムソン「・・・・?」



ドドドドドドドドドド!!




ブランチュール「何の音だ・・!?」


サムソン「とんだ邪魔ものだ・・・」


ドドドドドドドドド!!



ブランチュール「!?」


サムソン「黒角竜ディアブロス!



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ドドドドドドドド!!!!





ブランチュール「総司令!あのモンスター、敵陣に突っ込んでいきますぞ!」


サムソン「静かにしろ・・こちらに気付かれたら元も子もない」





ドガァーーーーーンびっくり




猫兵「うわあああああ!ディアブロスだぁ!!」


猫兵「ぎゃああああ!!」


クソ丸「何事かぁ!?な、なに!!」



ズガアアアアアン血


猫兵「ぐわあああああ!」


クソ丸「ちっ・・・・ハッびっくり


この隊の将だな!?


クソ丸「如何にも!貴様は!?」


$あたちのモンハン日記
我が名はユクモ薔薇十字軍、黒魔王のアモンなり!!
我が主の命により貴様を葬りに来た!!




クソ丸「現れたか!薔薇十字めぇ!皆のものかかれぇ!!」


うおおおおおおおお!!




サムソン「なんと・・誠に薔薇十字のものが現れおった!?」


ブランチュール「総司令、どうしますか?」


サムソン「待機だ・・クソ・・・UBUめ!」





アモン「我が暗黒の力の前に
その程度の膂力で歯向かうかぁ!!



ブーーーーーーーーーーーン




「尻尾・・・!?ぐぎゃああああああ血

「うぎゃあああああああ!!」






ブランチュール「なんて力の差だ・・みるみるうちに猫兵が倒されていく・・
総司令・・黒角竜とはあれほど凄まじいものなのですか・・?」


サムソン「中でもアイツは格別だ・・!
全くとんでもない化け物を手なずけおったもんだわDASH!





アモン「ギャオオオオオオオオオオオ





クソ丸「クソォォォ!死ねぇい!!」

アモン「そうか死を選ぶというか・・ならば!」


ズン!!






サムソン「なんと・・」

ブランチュール「角で・・串刺しに・・!」






クソ丸「ば、ばか・・な・・ジャック隊の・・この俺が・・」


アモン「どうということはない。我が力が超越してるだけだ」



クソ「ブバッ血痕2




猫兵「あわわわわわわ・・・・・」






$あたちのモンハン日記
アモン「将は死んだぞ!!
無駄死にしたくなければ我が軍門に降れぇ!!







怒涛のごとく現れた黒魔王アモン!
圧倒的力でジャック隊を撃破!!
ユクモ薔薇十字軍の目的とは一体!?





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