$あたちのモンハン日記
~ニャンガス城



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鉄平「ついに猫牢関で戦闘が始まったか・・」


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Rニャエール「まずは五分の開戦、予想どおりです」

鉄平「うむ。ギルド帝国軍からの大袈裟な兵器の補充で息巻いているサムソンの哀れな姿が目に浮かぶわ・・。これも貴君の狙いどおり・・だな?ロベスニャエール」

Rニャエール「この戦いでギルド帝国軍の化けの皮を剥がし、全世界に露見させてみましょう」


鉄平「恐ろしい男だ、貴君は。俺などしょせん君の傀儡にすぎん」


Rニャエール「何を申されるのです!私がこうして才気を奮えるのはあなたの下だけです!」


鉄平「うれしい限りだ、ロベスニャエール。出来れば俺もこの様な仰々しい格好を脱ぎ捨て、皆と同じように甲冑を纏い戦闘に出たいのだがな」


Rニャエール「ご期待に添えず申し訳ございません。ですが我々忠誠を誓う家臣としては万が一でもこの革命の主導者である総帥に何かあってはならぬと・・」


鉄平「分かっている。
貴君やフランソワ、そして一也をはじめ、猫軍兵士の手厚い奉公・・。
俺はこの革命で貴君らにその答えと猫の新たな未来を世界に示さねばならない」


Rニャエール「はい。総帥は我々、猫族の誇りなのですから」


鉄平「して、猫牢関での次の手はうってあるのかな、軍師殿」


Rニャエール「ハッ。初戦はアラン率いる近衛隊が予想を上回る成果を上げ敵の主力である大砲、武器をわずかですが奪取することが出来ました。これによりギルド本部は更なる兵器の補充をしてくるでしょう」


鉄平「その補給隊から強奪・・か?」


Rニャエール「はい。先の兵器補充により補給隊の進軍ルートをフランソワが割りだしました」


鉄平「ハハハハ!恐ろしく諜報に長けたご婦人だ。貴君も下手なマネは出来んな」


Rニャエール「ご冗談を・・」


鉄平「それで補給隊を襲う部隊はマクシミリア隊か?」


Rニャエール「はい。彼の電光石火の行軍であれば例え相手がルートを変えたとしても追尾は十分可能です」


鉄平「では猫牢関の右翼からの奇襲は誰が?」


Rニャエール「はい。ジャック・ルーに任せます」


鉄平「ジャック・ルー・・・あの荒くれ者がここで初陣を飾るか。だが俺はやつの苛烈極まりない残酷な気性はどうも好きになれん」


Rニャエール「その荒さも戦地で使い馴らしてこそ真の軍師たる者・・。お任せを」


鉄平「うむ。貴君を信じておる。して、川村朝は何をしておるか?」


Rニャエール「後方からの援護の件ですが進軍を始めたようです」


鉄平「そうか・・」


Rニャエール「それとユクモ薔薇十字軍ですがいずれ姿は消したまま」


鉄平「ハハハハ!あのフランソワをしてもUBUの気配はつかめんか。
まぁよい、今は捨ておけ」


Rニャエール「よろしいのですか?薔薇十字は総帥が最も警戒している相手」


鉄平「予想も出来ず、姿も見せぬ。ましてや手なずけることなど皆無。
そのようなものをどうして戦略の内に入れることが出来ようか」


Rニャエール「仰るとおりです」


鉄平「・・・(今は雄大にこの戦を眺めてるがいい・・UBUよ)」





~猫牢関
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ドガァーーーーーン爆発

ババババババばくはつバババババババばくはつ


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サムソン「ええい!猫兵めぇ!うろちょろ煩わしい!!」


劉珍「司令官殿!どうかお下がりくださいあせ


サムソン「遊軍の出現に討って出たスミスにそう言えば私が下がるとでも教わったか!?」


劉珍「い、いえ、そのようなこと少佐は・・あせ


サムソン「安心しろ劉珍大尉!私はこんな所でやられはせんよ!
そりゃああ!ファイヤー!!

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ズガァァァァァァァァン爆発


猫兵「わんにゃぁぁぁん汗」←やられると地面に潜っちゃうあれ


劉珍「オオ!すごいあせ


サムソン「大尉!戦術の書物や論理を書くのもいいが、こっち(戦場)もいいものだぞ!ワハハハハハ!!」


劉珍「は、はい!(スミス少佐は私にこの方を見て学べと言っているのだ!)」


サムソン「さぁどうした!猫軍!!私はここだぞ!!」


劉珍「司令官殿!私も戦いますぞ!!(このお方を死なせてはならない!!)」



伝令「総司令!!た、た、大変です!」



サムソン「どうしたぁ!!」



伝令「遊軍迎撃に出たスミス少佐の軍が壊滅!少佐の生死は確認できず!!」



サムソン「なんだとぉぉぉぉ!!!!









ブスブスブスブスブス・・・煙





・・・





・・・・・・






・・・・・・・・・・







スミス「・・・ま、まだ・・だ・・・!」フラフラ・・







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ジャック・ルー「しつこい軍人さんだsss」ブンDASH!



グシャア血


スミス「ぐわぁぁぁぁ!!!!」



「ルー様、そいつどうします?捕虜にして敵を揺さぶりますか?」



ジャック・ルー「揺さぶる?ぬるいな」



スミス「く・・・(わ、私は・・またしても・・猫軍を・・いや・・猫族を甘く見ていた・・こんな化け物が・・存在した・・とは・・・・)」



ジャック・ルー「我がジャコバン派に仰々しい戦術や戦略など必要ないわ!王者とは血の海と無限の屍を渡る王道の上を行くのだぁ!殺せぇ!!



「ハッ!」



スミス「・・・サムソン司令官。私はあなたの様な英雄には慣れなかった・・
だからこそ、あなたの行く道を照らし導きたかった・・・」




ジャック・ルー「首を斬れぇ!その首級を敵司令官に送りつけよ!!」



「さぁ!観念しろ!!」



スミス「これでオサラバです!サムソン殿!!
あなたの真の王道!天より拝見致しましょう!!!!




その軍略の才気、瞬く光る蛍の如し刹那の閃き。その偉大な謙虚さ、広大なユクモの山脈の如し。我が生涯があるのは貴君の功績あってこそ。戦から離れ清らかな天にて安らかに眠れ。~サムソン戦記第15章より抜粋

猫軍討伐隊・軍事参謀、アラン・スミス少佐
猫牢関にて没す





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