毎度、お騒がせしやぁ～ッス！の巻

ズドドドドドドドドド・・・・

ジョー「だいぶ振り切ったぞ！」　ズドドドドド・・・・

ＢＢＢ「ううううう・・・ガチガチ

逃げ切ったのか？」

ＵＢＵ「うん・・・親方のおかげでね・・・」

「・・・・もう大丈夫です」「皆さん、ご心配おかけしました」

ＵＢＵ「素敵な親方だったね」

「はい。親方の体を張った善意に応える為にも」
「ぼくらはこの島を脱出しなければなりません」

ＵＢＵ「うん。君たちを世界に羽ばたかせるのがあたちと親方の約束だからね

」

「はい。お願いします、ＵＢＵさん」

ＢＢＢ「・・・ぶるぶる（こいつら親方の死を完全に受け入れ、そして乗り越えやがったな。この短時間によくもまぁ・・嫌いじゃねぇけどな。そういう前向きなバカは）」

ジョー「どこまで行くんだ！？ＵＢＵ！」

ＵＢＵ「監獄に向かおう！あたちの大剣を探しに行ったボニーが心配だ！」

ジョー「よし！みんなしっかりつかまってろぉ

」

ズドドドドドドドド・・・・・

・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・

スタッ

サササササササ・・・

ボニー「うーん

よわったなぁ・・獄内には簡単に忍びこめたけど監視員室（故ジョン・健一の部屋）の場所が分からないなぁ

早く見つけないとみんなが心配だ

」

ドスン

ドスン

ボニー「！！

まだ見張りがいたの！？」

「弁当いかがすかぁ！熱々の轟竜弁当！
「ＧＯＧＯ！轟竜弁当」を食べて君もダッシュ！
え～！？誰もいないのぉ～！？ねぇ！！」

ボニー「・・・・お弁当屋さん？

」

「おう！そこの可愛いアイルーのお譲ちゃん！ひとつどうだい！？」

ボニー「君は？」

「おう！俺かい！？俺は突撃宅配弁当、「ご注文から30分以内に猛ダッシュであなたのお宅に突撃します！」でお馴染み「ＧＯＧＯ！轟竜弁当」のバラン様だ！」

ボニー「宅配・・？」

バラン「ちぃす！おうよ、週一でここの監視員どもに弁当を売りにくるのさ！でもおっかしぃなぁ・・今日は誰一人いねぇや

監視員室も行ったんだけどよぉ、人っ子一人いやがらねぇ！いつもならよ、あのウサギの監視員が真っ先に買いに来んのによぉ

」

ボニー「ウサギの監視員・・・・あ

それってジョン・健一っていう名前の監視員じゃない！？」

バラン「おお～、確かそんな名前だったかな・・？」

ボニー「ねぇ君！監視員室の場所を知ってるの！？」

バラン「おお、知ってるぜ」

ボニー「ボクをそこに案内してくれたらお弁当買ってあげるよ！」

バラン「毎度、ありやぁ～す！！」

どすん

バラン「なぁアイルーのお嬢さん、ここに居た連中はどこにいっちまったんだい？」

ボニー「うーん、まぁいろいろあってね

みんな外出中なんだ」

バラン「あれぇ～？じゃあ所長さんも留守なのかい？」

ボニー「所長って・・・ゼルベスのこと？」

バラン「おお、そうそう！そんな名前だったな。一応、所長室にも寄ってみるかぁ」

ボニー「君、所長室も知ってるの！？」

バラン「あたぼうよ！商売の為ならどこだって突撃だぁ！」

ボニー「あとでそこにも連れてって！そしたらもう一つお弁当買ってあげる！」

バラン「毎度、ありやとぅございやぁ～す！」

バラン「っと

ここだぜ監視員室は」

ボニー「よし！入ろう

」

ガチャガチャ

ボニー「カギか・・よぉしボクの開錠スキルで・・」

バラン「入りたいのかい？」

ボニー「うん。でも大丈夫だよ。こんな鍵、ちょちょいと・・」

バラン「下がってな！可愛いアイルーのお嬢さん

」

ボニー「え

」

バラン「お客さまの為ならどこへでも突撃猛ダッシュ！
いくぜぇぃ！轟竜式マッハダッシュ全快！うおおお！」

ワシャシャシャシャシャシャシャシャ

バコーーーーーン

バラン「へへん

どんなもんでぇ！」

ボニー「わぁ

」

バラン「まぁたまに、お客さんの家をぶっ壊しちまって怒られるけどな

」

ボニー「ふふふ。君って見た目より誠実でいい人・・いい轟竜だね

」

バラン「毎度、お騒がせしやぁ～ッス！」←少し照れてる

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

ガサリ・・・ゴソリ・・・ガサガサ・・ゴソゴソ・・・

ボニー「うーん・・おかしいなぁ・・大剣、しかも
煌黒剣アルレボなら、すぐ分かると思うんだけどなぁ

」

バラン「大剣？そんな物騒なもの探してんのかい？ありゃいてぇ！ありゃ駄目だ！駄目な武器だ。溜めて頭をすぐに狙ってきやがる。ありゃいてぇ！」

ボニー「ねぇ例えば、囚人が所持していた武具なんかを没収して保管するとしたらどこかなぁ？」

バラン「大剣なんて物騒な武器を保管するとしたら絶対に誰も入れない所だな・・・とすると・・」

ボニー・バラン「所長室だ！！」

ひゅうううううううううううううう