今日は狩りはお休みです
あたちだってそんなに毎日、暑い所や寒い所に行きたくありません。
ギルドの連中は「休んでないで早く狩って怪物を捕獲してこい!」
と、うるさいのですが
あたちがいないと、いつアマツマガツチに襲われるか分からずビクビクしてる官僚ばかりなので
ちょっと、ムっとしてやると
「まぁ、たまには休みも必要だよね」
とご機嫌を取ろうとしてきます。
捕獲した怪物はアミューズメント施設に送られたり、市場で部位をバラバラにされ
競りに出されます。
ギルドの連中に聞くと
年末は大忙しみたいです
まぁギルドの連中の話はまた後日にするとして
今日は大きくなりすぎたぶーちゃんを野生に返しましょう。
理由としては
宝箱から生肉がしばしば無くなる
なんか部屋が豚くさい
からです。
というわけで
今日はぶーちゃん捨てましょうね
贅沢に見事コロコロ太ったぶーちゃんを抱きかかえます
重いしなんかモコモコするなぁ・・
ほんとブタかしら・・
と疑念を抱きつつ外へ・・
まずは
うちのすぐ外でネコの売買をしてるディーラー?のお婆ちゃんにご挨拶
「もうそろそろ家の前で商売するのやめて貰えますか?
なんかネコくさいし
と言うとお婆ちゃんは
「ご、ごめんよ次の場所が決まったらすぐ出て行くからね」
と愛想笑い。まったく調子のいい婆さんね
いつかひっぱたいてやる
さて次にご挨拶は
こいつ。流れの商人でこいつ曰く
「俺は独自のルートでレアな商品を入荷してんだぜ」
と村の人に嘯いてます
「ねぇ早く雷光虫やハチミツを売ってよ
バカな顔してないで」
と言うと
「きついなぁ、UBUちゃんは俺だって頑張ってんだぜ、この前砂漠に素材を取りに行ったら
HP(ハプルポッカ)がさぁ、地面から急に・・」
といつもの虚言壁が始まったので話の途中去りました
「お野菜ちょ~だい」
と大好きなほうれん草みたいな薬草を買おうかしら
値段を聞くと
え~定価なの~?
とさっきの流れの行商人の次の半額セールの日を聞いときゃよかったちっ
さてとぶーちゃんを捨てに行かなきゃ
この人は目を合わせちゃいけないんだ・・
なんかいっつもここに座ってぶつぶつ言ってる・・
きっと、あぶない人なんだ
ぶつぶつと温泉が繁盛してたあの頃は良かっただの何だの言ってる
あぶない人を通り過ぎ無事に村の入り口へ
さてさて、ぶーちゃん
ばいばいね
なによ?あんた怒ってんの?
いたっ!!
あらあら
「ばいばいねぶーちゃん
とお別れ出来ました。
でも次の日になったら
ちゃっかり帰って来てました