先日、息子が6年間通っていたミニバスの

グループランに

「明日来られる方は体育館に来ませんか?」

と久しぶりにラインが入る。


正直もうグループでは絡みたくない。



他のチームがどうだかわからないが、

親と常に行動する少年団は

子どもより親が主体となりやすい。

「自分の子がレギュラーになって欲しい」は

まだみんなが思うところだが、

「あの子よりうちの子の方がシュート入るから、

うちの子を使うべき」

「あんなシュートの打ち方じゃ、

高学年になってからあの子使われなくなるよ」

という親の主観や私情が渦巻く。


上の学年は、他学年でもわかるほど

それが表に出ていた。

しかし息子の学年は幸いにも

影では聞いても、表に出ることはなく

「仲良し学年」と言われていた。


息子も10人のレギュラーには常にいたので

それなりに親子とも楽しくしていた。


しかし、仲間がいることに心強さを感じながらも

仲間の送り迎えの問題や

「ついで」精神旺盛なママに

うまく利用されたり

常にストレスを抱えていた。



中学1年までは飲み会や

子どもたちがOBでミニバスに行く時

集まっていたが、

息子は中1途中から

部活内でのミニバス仲間との亀裂で

足が遠のく。


それを機に私もミニバスのママたちとの

やり取りから遠のく。


私は基本的に団体行動が好きではない。

いつも自分の息子とうちの子を

自慢を隠しながら比較してくるママや、

自分の息子が中学でどれだけ人気者かを

話してくるママたちと

やっと距離を置くことができた、と感じた。


息子がミニバス仲間からとの

集まりに足が遠のき、

始めこそ不安に思ったが、

関わりたくなければ関わる

必要がないことに気づく。



それから、要所要所で連絡はあるものの、

私は基本的に仲の良いママさんとだけしか

連絡を続けてなかった。



高校卒業にあたり、冒頭のラインが入る。

もちろん私はノーコメントで、吹き出しの下に

いいねのスタンプだけ押してやり過ごした。

息子も「別に行きたいと思わないから

後期(大学受験)がある」と言って断ったという。



集まった日は、その子たちの集合写真が

ラインにものすごい量で送られてきた。

それも見るだけでやりすごした。


翌日。

当時から情報屋のママからラインが入る。

「息子 と 娘 ちゃん、かわいい〜💕」


このママは、いつも唐突だ。

ん?何がかわいい??なんのことを言ってるか

始めわからなかったが、

私のラインのホーム画面が現在子どもの

幼かった頃の写真にしていて、

それを見ての言葉だと気づく。


彼女は初対面の印象は、面倒見のいい人だった。

人見知りをしなく、新しい生活で

ママ友作りをするのに

とてもありがたい存在だと思っていた。


しかし付き合っていくうちに、

色々な情報を握り、

それをネタに人に近寄る要注意人物と

いうことがわかった。

それから距離を置くようにしていたが、

たまに上記のようなことがある。


このタイミングで3年ぶりの

個人ライン…

恐らく、優秀な自分の息子の

進学先の報告と、

息子の進路について

聞いてこようとしてるのだなと

すぐに察した。


「お久しぶり」や

「昨日来なかったけど、最近どう?」

など冒頭の言葉もない。

聞きたいことが聞けると、

急に返信が無くなるような人だ。


彼女にどう返信するか…


結局

「ありがとう」のスタンプだけ送ったら

その後何かを察してか

それ以上ラインが続くことはなかった。


子どもは十分育った。

もう気の合わないママ友と

無理に付き合うこともない。


久しぶりにラインをくれたママに

少し罪悪感を感じつつ、

これでいいと自分に言い聞かせた。













春用にほしいものたちラブ