正当化は視野が狭い。=2016.2.14 vol.125= | proudfoster

正当化は視野が狭い。=2016.2.14 vol.125=

おはようございます。星寿美です。

今日は正当化の別の例。

とある30代半ばの社員に

「最近、どうですか?」

と聴くと、
決まって上司の文句と悪口。

もちろん、
その社員は仕事ができない(爆)

そりゃ、そうだ。
影で、人の文句ばっかり言って
いい仕事ができる訳がないものね。
10000歩ゆずって
本当に酷い上司であったとしても
できる人は
その状況で
どうしたら、よくなるか
考えようとする。

もっと状況把握してみたり
もっとトライ&エラーしてみたり。

たまには
文句や弱音は言ったとしても。

その状況でやるべき事は
たくさんあるから。

できる人は文句言うより
どうしたら?と
アイデアを出そうとするだろうね。

そして、
その社員にももちろん
言い分はある。

だから、いつも1時間も2時間も
話を聞いてみる。

すると、
やっぱりここでも
「自分を正当化する」
ということが行われている。

正当化って
本当に一つもいい事ないなぁ(笑)

自分が正しくて
相手が悪い

という構図を作ってしまうと
目の前の事実が見事に
見えなくなり

相手を悪くする為の証拠集めを
し始めちゃうの。

だから、
どんどん視野がせまくなるし。

周りが普通に見えている事を
自分だけ見えなくなるから
裸の王様になりやすい。

「自分は悪くない!」
「自分はこんなに頑張っている!」

ということを証明したくて
正当化が始まるんだけれど。

だーれも、
その人を悪く思う人はいないし
頑張っている事は誰もが認めているから
悪循環の自作自演なんだよね。

でも、なんと!!!

若い頃の私にそっくりだから
あははー。

無意識の正当化も
その人の気持ちも
手に取るように分かるよ。。。

私は、どうやって
その小さな正当化という洞窟
から抜けたんだろうか?

うーん。うーん。
もしかしたら・・・。

無条件で誰かを愛することを知ったから、
かなぁ?

子どもを生んで。。。

存在しているだけで
幸せだなんて。

私、それまで
ちーーーっとも知らなかったもん。

その感覚って
正当化する必要がないじゃん!

というキッカケに加えて、

一番いいタイミングで
いろんな経験を積んで気づけたんだろう。
たくさんの出会いのおかげで。

だから、その社員も
きっと、一番いいタイミングで
いろんな経験を積んで
世界が広がっていくんだろうね。

キッカケも経験も
きっとひとそれぞれに
一番いいプレゼントが用意されている!

余談だけれど
プレゼントという言葉は
贈り物、という意味の他に
現在、という意味もある。

プレ+セント=前もって贈られる。

それが「現在・今」って
なんて素敵な語源の言葉だろうね!

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■今日のまとめ

 無意識の正当化は視野が狭くなる。
 目の前の事実も見えなくなる。

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