すでに1週間以上が過ぎてしまいましたが(更新遅くてすみません)
18日に講演会を無事終えました。
今回はかなりカタイお話しでしたが、皆さんとても真剣に聞いてくださり、
短いながら有意義な時間をすごせました。
講師の萩原得誉(はぎはらのりやす)先生は、主に障害児の学校入学の際に
本人や親が入学を希望しても学校側から断られるという問題に対して
永年取り組んでいらっしゃったので、今回もそのような内容になりました。
実は私も経験があり、その辛さは本当に思い出すのも嫌なくらいで、
人知れず多くの障害児や親たちが孤立無援で八方ふさがりになりながらも
何とか子どもの幸せのために頑張ってきたという歴史があります。
ただ入学さえすればいいというものでもなく、先生もおっしゃっていましたが、
学校とのコミュニケーションが本当に大事です。
教員をやっている友人に経験談を聞くと、「何の準備もなく障害児をクラスに受け入れて本当に大変だった」
という話ばかりが出てきます。
一応私も教員免許は持っていますが、実地で教えるという練習ができるのは実の所
教育実習の時だけなんですよね。
後はOJTみたいな感じで、現場で経験を積みながらその学校の先輩の先生に教えてもらうしかない。
でも今は先生もコミュニケーションの苦手な世代になってきているし、そもそも教えてくれる先生が少ない
(教員採用が一時極端に少ない時期があった)ため、もっと大変なのかもしれません。
それでもクラスに入ってみると、子どもは何の先入観も持たずに接してくれるので、
問題は大人の側にあるとも言えます。
学校はただでさえブラックとか言われるほどの長時間労働と
モンスターと呼ばれてしまう保護者への対応などで疲弊しています。
その上経験のない子どもを受け入れろと言われても困る、という気持ちも保護者は理解した上で
お互いに子どもの為に何ができるか、事前に予想される問題があれば、それに対してどう
準備するか等をしっかり話し合う事が重要です。
その為には保護者にもコミュニケーション能力が必要になりますが、もしなくても萩原先生のように
活動してくださる方もあるので、あきらめずにチャレンジしてもらいたいと思います。