今回紹介するのは95年12月の集英社のコミックスニュース171号for girlsです。

3枚目に坂井久仁江先生の架空の園が載っています。これは花盛りの庭というシリーズ物の2作目で主人公の過去編ですが、私にとってはこれこそが本編と言えます。主人公とその父親の関係が切ないんですよね。父親は主人公にとっては加害者ではあるんですが、彼もまた自身の父親の被害者でもあるという複雑な物語でした。憎みながらも愛がある二人に心を強く揺さぶられました。