タイトル:GRAY

作者:たがみよしひさ(たがみよしひさ)

出版:徳間書店


全3巻と短いですが、その中で世界観と、主人公GRAYの生き様を見事に表現しています。

この作者は特にネームと構図がうまいと感じていますが、この作品でも台詞回しと戦闘シーンが非常にかっこいいです。

やや厭世的な印象を受けますが、主人公のシブイ言動と、クライマックスの盛り上がりにしびれてください。


また、丁寧に作られた世界観は荒唐無稽でありながら、そこに生きる人々にリアリティを感じます。

ゲームに向いている設定だと思いますので、オンラインゲーム等にすれば受けるのではないでしょうか。




タイトル:うしおととら

作者:藤田和日朗(ふじたかずひろ)

出版:小学館


数多くの妖怪が登場する熱血冒険漫画です。

この人の書くキャラクターは、本当にかっこいいですね。

彼らの生き様に憧れをいただかずにいられません。

ちょっとでも影響を受ける人が増えるといいと思いました。


また、シナリオ、演出とも最高で、全編通して非常に高いテンションで楽しめるでしょう。

特にクライマックスの盛り上がりは、全身鳥肌ものですよ・

絵は好みが分かれるかと思いますが、読み込んでしまえば、何度も「熱く」なれるし、「泣ける」こと請け合いの名作です。


タイトル:めぞん一刻

作者:高橋留美子(たかはしるみこ)

出版:小学館


1980年代を代表するラブコメです。
ほんっとに面白いです。
今みても古さを感じないのは、テンポの良さでしょう。

この作者、本当に漫画の天才ですよ。
特にすごいのがテンポとキャラクターだと思います。
コマ間の絶妙な間が神業なので、漫画を生業にしたい人はぜひお試しください。


また、その2つは突き抜けていますが、シナリオ、ネーム、構図、演出どれをとっても超一流です。
私(勝手評価)の中で5本の指に入る漫画力を持っています。
その才能の恐ろしさは、週間連載の合間に発表している短編漫画のレベルの高さからもよくわかります。


デビューからずーーっと第一線で活躍を続けているというのは本当にすごいことなんです。
おそらくこの作者はすごく漫画を愛しているのではないでしょうか。
末永く楽しい作品を描いていてほしいですね。


恋愛を味わいたければ、「めぞん一刻」を試してください。
すぐに効いてきますよ。

タイトル:Dr.スランプ

作者:鳥山明(とりやまあきら)

出版:集英社


1980年代前半に週間少年ジャンプに連載されていたギャグ漫画です。
アニメ化もされたので、ご存知の方も多いかと存じます。


作者にとってのデビュー作ですが、いきなり大ヒットしました。
当時の作者は戸惑ったのではないでしょうか。


ピリッとした刺激を持ちながらも、安心して読んでいられます。

涙が出るほどの大笑いというのはあまりないのですが、ひとつひとつのギャグが非常に丁寧に作られており、読後あったかい気持ちにさせられます。


どちらかというと、構図と演出が得意な作者(私が勝手に感じてます)にとって、ネームとセンス・構成が問われるこのジャンルの連載は厳しかったのではないでしょうか。
にもかかわらず、作品自体は非常に良質で、いまなお幅広い層にオススメできます。


作者のこだわりと、当時の編集であった鳥嶋氏の力が大きいのではないでしょうか。

1980年代のジャンプは非常に充実しており、お化け雑誌として君臨していました。

その中で毎号厳しい読者アンケートで結果を出すのは並大抵ではなかったでしょう。
18巻まで連載を続けた作者は本当にすごいと思います。


タイトル:がんばれ元気

作者:小山ゆう(こやまゆう)

出版:小学館


ボクシング漫画は世の中に数あれど、私のなかで最高峰の名作です。

いわゆる「父親超え」がテーマのひとつになっていますが、どの部分をとってもエンターテイメントとして楽しめます。

主人公・元気の成長がとても丁寧に描かれ、通して読んだ後は、一人の充実した人生を見届けたような満足感があります。


恋、友情、挫折と達成感。出会いと別れにライバルと恩師。

人生のドラマが凝縮した形で楽しめますので、ぜひお試しください。


ちなみにこの作者は私のもっとも好きな漫画家の一人で、演出とアクションが秀逸です。

また、キャラクターの顔は多少クセがありますが、表情がとても豊かです。

非常に技量の高い漫画家だと思います。


タイトル:寄生獣

作者:岩明均(いわあき・ひとし)

出版:講談社


ややクセのあるアフタヌーンに連載していました。

講談社漫画賞を受賞しています。

大手の漫画賞を受賞した作品は結構外しません。


かなりショッキングなシーンも数多くありますが、素晴らしく面白いです。

最初のスプラッタで拒否反応を起こすのはもったいない。


宇宙からやってきた人食いの生物が主人公シンイチと共生します。

食うものと食われるものの共同生活はいかに?

また、真の寄生獣とは?


作品後半に登場する広川という人物の主張に考えさせられました。

田村の最後は涙があふれました。

また、クライマックスの後藤との手に汗握る戦闘に燃えました。


読者を選ぶとは思いますが、間違いなく名作と言えるでしょう。

読後、生物としての自分を考えさせられてしまいます。