こんにちは、久田和弘です!では、今回も前回に引きつづき、『under the rose』の魅力をまとめていきます。
キング兄弟の父親を名乗るロウランド当主アーサーには、他に4人の男子と、そしてふたりの「庶子」がいました。
「庶子」とは、正妻以外の女性との間に生まれた子どもを指します。つまり、アーサーには事実上「3人の妻」がいることになるのです。
ここで、主要登場人物をざっとご紹介しましょう。
既に登場済みのキング兄弟、ライナスとロレンスについては、シリーズ一作目「冬の物語」以降、物語の都合上あまり目立った描写はありません。ちなみにこの兄弟が再度メインで活躍するのは、10年後を描いた『Honey Rose』ですが、あんだろのライナスとは(色々な意味で)別人になっているので、この間に彼に一体なにがあったのか、妄想がふくらみますね・・・・。
次に、アーサーの嫡子(正妻の子)で長男のアルバート(19歳)。
明るく面倒見が良く気さくな性格で、正直貴族の長男には見えません。普段はロンドンの寄宿学校にいるためあまり姿を見せませんが、長期休暇中に帰宅しては、嫡子・庶子隔てなく弟たちと接する、まさに「良いお兄ちゃん」。
その反面、手癖が非常に悪く、好みの女性は手当たり次第口説きまくるものの、その背景には、じつの母親との確執や、アーサーを守ろうとするあまりの行き過ぎた感情が見え隠れしているのが伝わってきますが、この感情がどこで爆発するのか、それともこのまま起爆剤を抱えつづけるのかどうかが、この物語の肝でもあります。
(久田和弘)
