NANA あのさ ハチ
NANA 8巻は、ナナのモノローグで始まり、終わる。
ナナが抱くハチへの想いが語られている。
いつの間にか『台風並の勢力を持った』大きな存在となり、
寂しい時にはレンよりもそばにいて欲しい、と言っている。
でも、付き合うことも、独占することも、
どうすることもできないハチに、
もどかしさを感じているナナ。
普通の友達として、どうしていいのかも分からない。
同性の友人が少なそうなナナ。
地元の高校でも一人浮いてて、
唯一できた友人が男のノブ。
新幹線で上京し、
これから新しい環境で夢に向かって邁進しようとする矢先。
昔からの顔馴染のメンバーと別れ、
恋人のレンにも頼らず、独りで道を切り開こうとしていた。
生来、孤高と形容するに相応しい人生を歩んできたナナにとって、
この選択は当然だったのかもしれない。
そして、ハチに出会う。
両親、姉妹、暖かい家庭、
高校からの同性の親友、
仲良しで大切な恋人、
明るくて可愛い性格。
自分に無い物を持っているハチ。
無いから、欲しい。
理由は嫉妬か、羨望か、憧憬か。
誕生日に偶然出会ったハチ。
その出会いは、ナナにとって
神様からのプレゼントだったに違いない。