15の春、手首の痛み。15の春に付き合っていた人と、放課後、部室で過ごす日が続いていた、そんな記憶があるのだ。ある日、彼が私の両方の腕の手首を掴んでいた。すごい力だった。私は、『いたい、いたい。』と、涙を流して、泣いていた。そんな私に気づかず、彼はしばらくしてハッとして我にかえったのだ。こわい、いたい。いつからか、その時の手首の痛みが蘇るようになったのだ。