茅沼
をあるいて
山のふもとにたどりつく

みんな
ロープリフト

つかまり
登っている

父母と
ぼくもそうして
頂上にたどりつ

仲居さんが
迎えに出ていた

気づくと
友人が一緒に
温泉への
道を
歩いていた

しばらく
切通の林を
ゆくと
平たんな場所につく

硫黄のにおいが
鼻を突き
煙が漂う
古ぼけた宿がたくさん並んでいる

どれも
しまっている

僕たちは
しばらく
その
こうりょうとした
景色を
眺めていた

こだかいところから
向うを
みおろすと
その下に
鉄道が
見えた

記憶がよみがえる
僕はまえに
いちど
ここに来ていたのだ