高原にある
温泉
に出かける

おめあては
あるご婦人

瀟洒な別荘に
住んでいいる

彼女に
以前会ったのは
樺太

港町
そのときは
独身の彼女

いまは
友人である
軍人の
妻だ

しばらく
そこにやっかいに
なるつもり
彼女は
ますます
綺麗になっていた

友と乗馬に出かけ
僕は
君の細君に
惚れているよ

いったら
そりゃそうだ
彼女は
魅力的な女だからねと
笑っていた

温泉街の
客が絶えてしまった
食堂で
僕は
飯を食いながら
彼らの
幸せ

反芻する

高原は
もう
晩秋だった