半島のはずれに
あばら家

数件
並んでいた

ぼくらは
おんぼろ車で
やってきた
霧深い日に

一番
はずれの家には
石原さとみが
ひとりで
済んでいた

その隣の家

ぼくたちは住むことにして
タバコを
ぷかぷか
すった

やっと
住む場所が
見つかった

山深い
街からにげだして
たどりついた


ぼくは
さとみちゃんと
海岸の見物に
でかけた

そこでは
なにかの
観測をしていて
50メートル
ほどの
沖合いに
ブイが並んでいた

そして
たどりついた
はずれの
場所は
汽水湖

流れのある場所

二人は
こどもに
戻ってしまう
貝堀などを
して遊ぶのだが

砂の中から
いろいろな
奇妙な
生き物が
現れては
消えた

そのあいだ
さとみちゃん

ずーっと
歌を
唄ってくれた