その宿は
木造の古い建物で
わたしは
裏口から入った

とても天上の低い
次の間を
通ると
広い部屋に出た

そこには
二十四
になる
この宿の娘が
臥せっているのだ

仲居

ばあさんが
その
娘の
因縁について
話してくれた

とても
嫌な
ところ

わたしは
その
娘を
つれて
出た

海辺の
漁港に働きに行くため


半島を
はさんで
二つの

があり
そこは
おおきな
トンネルでつながれようと
していた

わたしと娘は
バスに乗ろうと
急いだが
遅れてしまう

泥まみれの
道を
下って
番屋のようなところに
着く

港へ行くと
網本と漁師たちが
現れ
海に
飛び込んだ

昨日も
人々は海の
藻屑
だったね