長いアーケード街

ずんずん
と登って行く
これはまるで
産道
めぐりみたいなモンだなぁ

思いながら
登る
沢山のひとが
ぞろぞろ
そのなかに
ひとり
綺麗なご婦人

だれだったかな
なんだか
なつかしい顔
なのに
彼女は
冷たく
通り過ぎた

登りきると
出口
なんだけど
そこに待っていたのは

やっぱり
かんじんあところは
わすれてら

明日から
三月
ようやく冬も
おわり