和室に
机と椅子がある
とても狭い部屋
続の部屋には
仏壇と神棚
が
あって
奥には
玄関がある
続き部屋も細長く
三畳ほど
しかない
一匹の猫
:
そんな場所に
黒服で正装した男たちが
四五人
このものたちと
応対している
家のもの
らしき
ひと
婦人と青年
そして
中年男
:
どうやら
男たちはその中年男と
話が
あるらしいのだが
彼は
次の間で
相手にしない
婦人と青年が
聞き役を
つとめていた
:
ひとつだけ
おぼえているのが
彼はどうやら
不倫
を
しているらしく
そのことで
批難されている
どうやら
彼らのうちの
一番恰幅の良い男が
その相手の良人
らしかった
:
外では
数人の外国人が
家の前から
荷物を
どこかへ運んで
いるのだが
彼らは
どうやら
不倫相手の良人の
配下
らしい
:
結局は
何の結論も得られぬ
まま
彼らは帰って行く
そのあとで
その家の者たちは
安堵
して笑っていた
中年男は
仏壇に
拍手を打って
これまた
にっこり
:
わたしが見たかったのは
その不倫相手の
ご婦人
ですねぇ
こんな騒ぎを
起こした
当人
どれほどの
美人
なのかってね